榛名の家 模型完成

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アプローチ側からみたシンプルな外観は無難の象徴。だからこそ窓の配置に気を配る。

群馬県に計画中の「榛名の家」の模型が出来上がった。

打ち合わせ前日に何とか完成し、これから打ち合わせが始まる。

旧榛名町に計画された榛名の家は、2年前から農地だった土地を建て主さんが農転を行ってスタートしている。当初この土地から数百メートルの場所だったが、インフラ整備にかかるコストが大きい土地だったので取りやめこちらになった。つまり私も2年前からこの家造り計画に参加させてもらっている。

東南側では見通しが良いので掃き出し窓を設け外部への出入りも考える。

南西側の窓は3640×4000の窓。

内部は南側に大きな吹き抜けを持つ耐震等級3の「緑の家」となる。新潟に比べ冬期日射が圧倒的に多いので、東南から南西までには開口部が並ぶ。

パソコンが発達して3Dも表現できる現代にあって、何故模型を造っているのか・・・。これは半分建て主さんへのプレゼンなのだが、半分は設計者が自分の設計が正しいかの確認である。
パッドやスマホ、タブレットがあるこのご時世でも、オーブルデザインは建物の写真をプリントアウトしてA4の写真集を何時もご用意している。何故か?
私がそうなのであるが、他人のパッドやタブレットでは落ち着いてみる事ができない。操作中に違うページや勝手にUP、パンされてしまう画面にストレスが溜まるから。やはり手で捲るだけの写真集が見やすい。実は模型も同様であり、持ち帰って頂きそれを家族全員で囲んでみる事で画面では気づかない部分が見えることが多いし落ち着く。
そして半分は設計者のためと言ったのは、今回もそうだったのであるが必要の無い窓を感じたり、逆に窓の必要な部分、また全体のデザインの不備を気づかせるのである。

さて・・・
打ち合わせにお見え頂いた時に頂いた沼田のミソパン。

その付近に詳しいスタッフNも知らないレアなパン。

私好みの生地に似合うミソは名古屋・岐阜圏のほおばミソのよう味噌だれ。一度召し上がってみてほしい。

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