大野町の家とアイアンウッドの箸

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こちらは勝手口側。高低差1700ある階段はアイアンウッドで計画。

U値0.21w/m2Kの超高断熱高気密である大野町の家は、
完成気密C値が0.16cm/m2四捨五入→0.2cm2/m2となった。
中間気密からほとんど変わっていないのでこれは立派である。

こちらは5年前に設計した矢代田の家玄関。アイアンウッドの階段が斬新であるが、シロアリ予防観点から利に叶った計画である。

大野町の家ではまだ施工中であるが玄関床はアイアンウッド(ウリン又はイタウバ、イペ、ジャラ)である。これは上写真にあるとおり以前から「緑の家」の定番の仕上げ。アイアンウッドとは世界一腐りにくい木材であり、この木が育った微生物活動が盛んな暖かい東南アジアでも20年ほど維持できるとの実績がある。

そんなアイアンウッドを新潟県では多分いち早く標準採用しているのが「緑の家」である。

既に14年経過しているがノーメンテでも全く腐らない。

設計2005年の「緑の家」に採用されたアイアンウッドのバルコニー。この写真時点で11年経過している。

そんな水に強く、堅いアイアンウッドで作られた箸がある。

こちら↓。

名称も「鉄木」とダイレクト。

しかもうれしい無塗装である。

仕上げは磨きのみ=無塗装らしい。

価格も超安価・・・そのれもそのはずで100均で3膳で1セット108円での販売。
アイアンウッドとは「鉄のよう堅い木」の意味があり、そのため一般の箸より繊細な形状でも堅さに不安がないところが凄いし、逆にそれが嫌いな人もいるだろう。

2mm以下の先端でもたわまない強いF値、E値のアイアンウッドの特性を生かしている。

色はウリンというよりイタウバかイペっぽい。持ち手も細く5~6mm。

あまりに細い箸は大きい手の人には嫌われるが、私にはちょうど良くこの先端の繊細な感じもよいし色も良く思わず18膳分を購入した。高強度の材であるため多分1年使っても問題ないと思われる。

ただ購入後は水に数時間漬けて防かび剤などを除去した方がよいかも。輸入されるほとんどの木材製品は船倉でカビないように必ず何かの薬品をかける事が多い。

だから「緑の家」の床板は輸入品ではなく、日本国産しかあり得ないヒノキの縁甲板が標準である。

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