笹越橋の家 再掲 紙障子で囲まれた空間

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出入り口によって切り取られた家族の間の障子。格子の間隔もスッキリしてよいし、一本足に見えるテーブルも雰囲気にあう。

昨日と同じ内容であるが、こちらは専用のコンデジで撮影した写真で、昨日アップしたものはIPhoneで撮影した写真。同じ時に撮影しているが当然コンデジの画角は35mm換算で25mmなので広く写るのでより全体像がわかる。

この大きな梁があるとどっしりと落ち着く。

奥との間仕切り戸も紙障子とのご希望であった。窓の紙障子と間仕切りの紙障子を2つ引き込みたいがどうしても障子と障子が干渉する。このため安易に壁を厚くするのではなく、戸の工夫で交差するようにした。

間仕切りの障子を閉めて、窓の障子を引き込むこのシチュエーションはほとんどないと思われるが、一応可能になっている。

こんな感じで枠を設計した・・・。できる限り紙障子戸を引き込み、ウッドバルコニーと家族の間をつなぎたかった。

一方ウッドバルコニーは「緑の家」定番のアイアンウッド。無塗装で15年経過し、まだ腐朽も全くしない実績を持つ最強の木。また昨日は一日雨であったが、1600mmある屋根の出で、わずかでも雨がかりがほぼ無い半屋外を提供する事ができた。

雨がかりを少なくする事と2階床とほぼフラットにつくる事は意外と大変。あの重なった構造梁があってはじめてこのバルコニーが可能になる。

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