新潟市 白山浦の家の断熱材チェック

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迫力ある大柱と梁、周辺のツイン梁の接合部。

白山浦の家では内部の充填断熱の施工が行われている。そのチェックに伺った。

マダニが私の耳付近にいた。左はホチキスの針だからその小ささがわかる。これではなかなか発見できない。

白山浦の家の前に、

先日私的に管理している自宅そばの畑でタラの芽を取った次の朝、耳がくすぐったいので手を当てるとなんと・・・マダニが手に付いた。

「ええーなんで」・・・

マダニは感染症を媒介する昆虫であり私にとってはCOVID-19より身近な怖い感染症である。かみつかれる前に発見できて運が良かった・・・。なるほど、胴体部分では感じないマダニのわずかな動きがわかる耳の産毛(触点)は、ダテではない。

ほぼ全て赤みで出来た大柱。一点豪華主義は好みではないが他の柱の40本分以上の金額となったがその価値はあると感じさせる存在感。

さて白山浦の家であるが、大柱の杢目は何度見ても美しい。赤色の芯材はやはりいいものだ。

さて本題の充填断熱材であるが・・・

「緑の家」Bグレードの断熱施工の充填断熱部分。30年前からよく使う太陽SUNの高断熱GW。

一般の住宅の1.5倍の太さの間柱内に充填される高断熱用GW(λ=0.035)。柱も120角なので若干寸法が大きいのだが、特に問題なく綺麗に設置している。当然厚さも120mmと厚い。Bグレードの場合はこの120mm+外貼り断熱λ=0.020の樹脂板断熱材が60mmとなる。

いつも「緑の家」より窓数は2/3となり少なめで心配したが、現地で確認して必要十分な明るさかな・・・と実感した。

上の写真を見るとわかる人にはわかるのであるが、壁に取り付く黒い箱はスイッチにしては低く、コンセントにしては高い位置。実はこれがスイッチでありコンセントである。「緑の家」ではスイッチは床からの高さは980mm程度でこの20年間変わらない。通常は1200mm程度だろう。この高さの拘りについては過去のブログでその理由があるので読んで頂ければと思う。今回はコンセントも一般部分は980mmでスイッチと同じ高さにして統一した。これはしゃがまなくともコンセントの抜き差しが容易にできるとのことで、建て主さんが希望された。

準防火地域に建築中の白山浦の家の外壁は可燃物である木板である。過去何回か準防火地域で木の外壁を採用しているが、その時の防火仕様がこの写真のとおり、金属板+PB12.5の告示仕様に木を貼り付けたもの。これで防火基準を満たす。一方防水性能は木の外壁で一次防水し、金属の板で二次防水、通気層をとおしてタイベックで三次防水と非常に強固な外壁となる。施工をみていてもこれで突破されることはないだろうと思わせるような重なりだが、問題は開口部廻りである。

その開口部廻りも今回はBグレードにAグレードの窓取り換え枠を採用しており、全窓に庇が取り付く仕様で、こちらもぬかりない防水仕様となる。

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