デシカのある「緑の家」完成見学会

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赤字 追加記載

カーポートは悪天候のため本日施工されブルーシートで覆われておりますが、その横から建物の玄関部分へ階段を上がって入って頂けます。尚、降雪が予想され手おりますので足下に気をつけてお越しください。

日時: 令和6年1月13日(土)14日(日) 
場所: 新潟市秋葉区美幸町  場所はご予約時にお伝えします。
駐車場:見学会会場敷地専用駐車場内のみ(道を挟んで前の砂利敷きの敷地)

予約方法:メール→mimoza@arbre-d.sakura.ne.jp(日本語部分を消して送付)又はお電話で
※メールの場合は一両日中(休業日の場合は翌営業日)にご案内のご連絡をさせていただきます。
(日曜日・月曜日休業)
※当日のご連絡はお電話でお願いいたします。

現在の状況(1/12現在)

9時~10時30分11時00分 ~12時30分13時30分~ 15時00分15時30分 ~16時40分17時00分 ~18時00時
1月13日(土) - △  ○  × -
1月14日(日) ○ △  △  ○ -
○、△はOK ×はNG -は応談
道路状況から入れ替え時間を30分と余裕を持たせました。

閑静な住宅地です。道路上には駐車出来ませんので専用駐車を借りております。このため一枠あたり1~2組様が標準で駐車は敷地外の指定部分限定です。十分注意してお越しください(駐車場はご予約の際、お伝え致します)。

特徴

・新潟県では初の「デシカ」導入した設備(「緑の家」において)。

・長期優良住宅で積雪1.3mで耐震等級3を取得

断熱等性能はUA値0.17w/m2k認定当然等級7と最高値

完成気密測定結果 0.2cm2/m2

・内外無難な思考論理で計画

・平屋であるが33坪とゆったりした空間

まずなんと言っても内外とも最も無難な「緑の家」となっている。今回は建て主さんから多くの無難さを勉強させていただいた。新潟県初のデシカもそのうちの一つ。事情がありデシカでないと安心して湿度管理をできないとの結論になり、少し湿度管理以外の無難さ(コストやメンテ)から離れることもあるが、迷わず当初から計画されていた。

当然断熱のグレードはA。しかも日射や手軽さ安全性の面から電動シャッターを採用している。このシャッターはブラインド機能もあるので、写真の通り日射遮蔽は無論、光の調節もできる。当然電動ブラインドではなく基本は電動シャッターだから台風が来た時には、ブラインドとは違い下げて窓ガラスを守ることが本来の役目。つまり保安面でも確実に機能する無難な外部遮蔽となる。

一方内部は平屋にもかかわらず勾配天井にはあえてせず(勾配天井は掃除の問題がおおきい)、年を重ねてもメンテナンスが自身で行える空間づくりを基本としている。このため外部外観もいままでの緑の家では見たことがないような「無難」な意匠となる。

見える全ての窓に電動シャッター(ブラインド機能あり)が取り付き、四角い、一般的な屋根勾配の外観。外壁はALCを採用し30年間メンテナンスフリーを確保する無難さ。

エアコンも脚立がなくともメンテナンス(フィルター掃除)ができやすいように、低い位置にセットされる。この思考は50歳を過ぎた方には必須の検討事項であると思われる。私自身も含めいつまでも若い機動力はないことをしっかりと認識する自己分析力が必要。

しかし無難だけではつまらない。時には自身に必要なことなら常識ではないことも積極的に行うことも家には必要。それがこのキッチンの天蓋。

以前の作った天蓋は木のイメージを押し出し設計したが、今回は繊細で空間に主張しないデザインとしている。

少し力強く木の雰囲気を意識して計画した三条S邸の天蓋。(2006年竣工)

そのため天蓋の吊り材はできる限り繊細に細く計画し、壁と同様の白い色となる。それと併せてレンジフードも白色として、システムキッチンと喧嘩しないように色を抑えている。この白いレンジフードも良い感じである。

美幸町の家の天蓋は材も細く壁天井に溶け込むと同時に浮遊感を強調(黒い棒は天井と同じ色になる)。
天井からつり下がる細い最小限度の部材2本でたたみ一枚の格子を吊る。

写真のように華奢に見えるが、人がぶら下がることができる強度がある。それに木の繊細な格子を取付ける。

中央の面板の木目が美しい。この木目に穴をあけて照明を設置すると思うと勿体ない。留めで四角枠をしっかり作るのが大変難しい。

このくらいに細く部材が少なくなるとなると建具屋さんでしか出来ない仕事となるが、担当して頂いた大工さんが「宮大工」の経験をもつ親方さんだったので、現場で手加工で作った天蓋となる。天蓋で難しいのは通常天井に照明器具を設置してできる陰の処理であるが、これらは天蓋に埋め込むこことで解決する。ペンダントライトでもよいのだが、そこは折角の浮遊した天蓋なだけに無駄なものは取り去るということで、埋め込みを選択している。

さて無難な外観の玄関側は下の通りである。玄関が一目でわかる位置ではないが、これで外構が完成すれば玄関ポーチの雰囲気も無難に仕上がる。

玄関側からみた美幸町の家。階段で10段上がってから玄関となる。

基礎が高い事と少し大きめの屋根のため、平屋ではあるが高さは2階建てとほぼ変わりないくらいのボリュームとなる。また外観はALCで超高耐久塗装によりシーリングを含め30年間のノーメンテナンス(色変わりも最小)で、30年~40年後に再塗装(シーリング)で再び同様の期間のノーメンテナンスを予想している。現在想定しうる無難さの集大成が「美幸町の家」である。

出来るだけ軽快な軽い感じで設計した美幸町の家の天蓋。

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