木の外壁では庇が大事!何故か?その2

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今日伺った「緑の家」はまるでインテリア雑誌の切り抜きのようなキッチンだった。センスの良い吟味された小物に鬼のお面でその家族の暖かさも・・・。

今日の午前中・・・2ヶ月メンテナンスに伺って来た。ちょうどタイムリーで庇の雨がかりがわかる・・・。

春花が飾られて・・・そして色むらがあるこのPC板が好き・・・。

昨日の写真から5ヶ月ほど経過した「緑の家」である。

ピンク色の所をアップすると・・・

雨染みからみた雨の流れ道を白くなぞってみた・・・

こんな感じでサッシ接触面の木の外壁の木口は守られている・・・。

必ずこのように実証(裏付け)をとる事が設計者の責任・・・。

さて・・・今年の冬は昨年より2割から3割多い暖房費になっているが、その中でエコキュートまで入れたあの厳寒期の2月総電気代は

となっている。エコキュートを除くと19000円くらいか。

昨年より2から3割多い電気代とすると例年の電気代は15000円/2月となる。延べ床面積37坪(吹き抜けを入れると42坪)という大きさで家中24度で24時間の2月の暖房費としてはとても少ない(新潟という気候で)・・・。
また床下が1.4mある「緑の家」なので、簡易蓄熱的に深夜だけ目一杯暖房すればここより更に少し減ると思われます(温度が多少上下しますが)。

今度は熱画像で床下エアコン暖房の状況を見てみると、

今日は外気温が3度・・・この時の室内温度は・・・

床下エアコンの設定温度は21度から22度で夜間温まったので既にエアコンは運転を休止している。この時の床温は27度・・・。室温24度RH(相対湿度)40%と快適すぎる環境・・・。

床温が一番高い・・・これが床下暖房の実力。

気になる床下内の温度分布も・・・

「緑の家」なら気軽に床下に入られる。布団なども置いてあり一番よい環境の家の大倉庫である。

良い感じで想定通り。

中央部分は温度が十分上がって2725度・・・

周囲1mの部分は2422度(多分2~3度高く表示されている)。

これも何時もどおり・・・安定しているし来年はもっとよくなる。

わずかな悩みは・・・

「緑の家」のCFのおかげでRH(相対湿度)が高い事もあり、そのせいで2階トイレの窓下でわずかに結露がみられた時期があったこと。しかしこの時は換気量を多くするだけでRH(相対湿度)40%になり結露はなくなる。

RH(相対湿度)が高くて悩む高気密高断熱の家はCF(循環ファン)のある「緑の家」だけかもしれない。無論お風呂場はCF(循環ファン)と床下暖房で1時間で乾燥するらしい・・・

なんてうらやましい限り。

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