蓮潟の家 模型完成

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巾2.6m高さ5mの窓で耐雪2.5mで耐震等級3を計画。無理な組み合わせであり自身でもびっくり。

またまた凄い性能の「緑の家」が計画されている。

耐雪2.5mで耐震等級3を条件に進めている蓮潟の家。

その模型がお盆中にできあがった。

耐震等級3で耐雪2.5mを満足させる事になると・・・どきどきである。

無論超高断熱高気密で床下エアコン暖房と床下1.4mの住まいとなる。

ハウスメーカーは当たり前のように耐震等級3相当と説明するのに「緑の家」は弱いのか?

と思う人もいるが、ではその家は耐雪2.5mであるのか?多分多くの家は積雪2.5mでは設計しない。耐雪2.5mの雪荷重は「半端ない」から・・・。

しかも・・・写真のとおり窓の大きさ、開放感も何時も「緑の家」である。

一般的に耐震等級3にもなると面白みのない窓の配置が一般的であるが、今回の蓮潟の家では何時ものコーナーサッシより更に進化したコーナーサッシをプランニングしている。

何時もの大きなコーナーサッシ。
平らに近い屋根が耐雪住宅の証。ファイバーシングル以外は1.5から1寸勾配が無理がない。

もっと凄いのは・・・

実はこの基本設計は建て主さんがスケッチしたのである。それを専門家である私が主に構造的に問題ないか確認して2階を少しいじっただけ。

自分の暮らし方、住まい方がしっかりイメージでき且つ空間把握能力があれば、自身である程度考えた方が、理想に近づくのかもしれない。

1階の間取りは建て主さんがほぼ書いたスケッチ。そういえば、堺市の家も同様だった。住宅設計では様々なアプローチがあると思う。

・・・

いつも申し上げているが家というものは、奇抜でなくても木々が配置され外構が整えばそれだけで素敵になる。

樹と庭は家と社会を結ぶ絆であり、ここがしっかり手入れできれば私がどんなに一生懸命考えた家単体の意匠など吹き飛ぶくらい素敵な家になる。だから玄関前の樹は特に大事にしたい。

地面と同じ高さの玄関と広い幅のウッド階段。「緑の家」がよく行う親しみある家のアプローチ計画。

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