8月の上旬にあるニュースが耳に入った。
それによると・・・
「ネット動画を見ることは飛行機利用で排出するCO2より多くなるので適度に控えて・・・」
という事を論文で発表した人が欧州で話題になっているらしい。そのソースを探したが、今年1月に英国ガーディアンが発表している記事が見つかった。
1月のそのソースに近い記事を見ると大手企業が努力していることがわかるが、今月見た地上波ニュースでは動画を控えるような表現であり、このように報道されると笑うしかない・・・。
多くの人がネット動画を見るためには巨大なサーバーが必要で、その冷却、運用に巨大なエネルギーを消費するとの事である。
あぁー
いつものCo2関連かなー。プラスチックNGから今度はネット動画NGか?
確かにネットの巨大サーバーは大量の電力を消費する。が、・・・
では動画を見るために映画館を建て車で映画館にいって空調の効いた空間で映画をみればよいのだろうか?地上波による編集された報道等だけを見ることになるのか?
ネットは革新的に生活を豊かにしたシステムと思っている。図書館に行かなくとも調べ物は出来るし、買い物もわざわざ車で郊外の量販店にいかなくとも注文できる。話題の映画やTVの後提供もそうである。また都内では新聞を購入し通勤車内で読む人は少なくなっていると聞く。
動画を見るためだけに巨大なサーバーが必要なわけではない。確かに動画の容量は他のデータに比べ桁違いに大きいが、もしその動画のデータ量が問題なら圧縮技術を進化させ、記録媒体の消費電力が少なくなることに力を注ぐべきという結論ではないか?なぜ飛行機の排出と比べたりするのだろう。自動車と比べればどうだろうか。
「動画を控える方がよい」のような発展性がない(退化するような)事をCo2のせいにして何かを植え付けるような感じがする。
なぜ絶滅するか?それは人が地上に現れたから・・・であり、過去の地球の歴史から見てもそれが今までの生物の歩みである。