先週、富山県高岡市に建設中の赤祖父の家の耐力壁検査に伺った。
「緑の家」で最近最もアクセスが多いのが下のブログ。今回の耐力壁検査も同様にならなければ良いが・・・
朝7時頃出発し、新潟県に戻ったのは19時。
何故そんなに時間がかかったのか・・・
たまたま石川県の鳴和台の家のメンテナンス日と同じくなったので一日で石川県と富山県に伺ったため丸一日の出張となったのである。
最初は石川県の金沢市の鳴和台の家のメンテナンスから。
同行したスタッフMと私はどちらかというと晴れ人間なのであるが、どうも金沢市の雨パワーには負けることが多く、完成見学会の当日の朝も土砂降りで、今回も雨模様だった。
1年メンテナンスの建て主さんから情報で、
1.南西方向にあるコーナーサッシでは冬期サッシ下のカウンターに座るとおしりが冷たい。
2.冬期乾太くんから風が入ってくるのを感じる。
とのこと。
1は数値的には当初からわかっていることであるが、体感の方が数値以上の感じがわかると思われる。仮に樹脂の高性能サッシUw1.4w/m2kをつかっても「緑の家」のBグレードでさえ壁のU値0.172w/m2kの8倍も断熱性能が悪い。もしトリプル最もよい高性能サッシUw0.8w/m2kでも5倍の差があるのでやむ得ない。家族の間の足下に冷気が来ないようにスリットはあるが、このスリットの外側ではコールドドラフトにさらされる。しかしそれでもこの大開口部は魅力的である。2は乾太くんがFE式であるがゆえ仕方ない。FF式なら完全に密閉燃焼であるが、FE式は新鮮空気を室内で供給する以上、室内と外気はつながっている部分があるため必ず屋外とのつながり(隙間)は存在する。一方乾太くんの排気筒にはダンパー付きがあるとのことで一定程度の冷気防止になるはずで、次回はからそれをオプションで指定することにした(乾太くんを推奨しているわけではない)。
外構に植えた緑も大きくなりまた芝生も青くうつくしい。
地覆の草と芝生のコントラストが印象的なアプローチである。
正午には鳴和台の家を出発して赤祖父に向かう。
構造用合板による耐力壁計画をした赤祖父の家である。2時間半の検査結果は芳しくなく手直しが多く必要となった。これは赤祖父の家に限った事でなく、どの現場もオーブルデザインと初めて行う施工会社さんでは普通にある。それだけ構造用合板をはじめとする面材耐力壁はその認識が甘いということであろう。
あらかじめめり込みは注意するようにと伝えてあったが、それでもこの結果。何らかの形でもう一度耐力壁検査を行い法定仕様どおりの施工を必ず満足させる。
基礎の仕上がりは何時どおりで春の打ち込みであるためできあがり後のヒビは少ないと思われる。そういえば、鳴和台の家の基礎はほとんどヒビが入っていなかった。
コメント
乾太君つかってます。
排気の風量が凄いので、三種換気だと予想外のところから吸気が発生することがあります。
2Fリビングの我が家は1Fに乾太君を設置。
夏に入居して、冬になると時々リビングに冷気を感じるようになりました。
当初はコールドドラフトかな?という感じで、原因がなかなか把握できませんでした。
乾太君は1Fで稼働しているので、彼が原因とは思いもしませんでした。
これから新築するなら、乾太君の近くに、シャッター付きの吸気口を設置するかもしれません。
とうちゃんさん(元祖?)様
>これから新築するなら、乾太君の近くに、シャッター付きの吸気口を設置するかもしれません。
鳴和台の家では既にシャッター付きでタイマー付きの給気扇が乾太くんの真後ろにありますが、そんな感じです。