「緑の家」の大事な事 築20年経た時

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さて

これからは超高断熱でないと・・・と改めて思い知らされます。

先日、12年以上前に当事務所の「緑の家」を造られたところへ伺う事も出てきました。この時大体言われる事が「更に断熱性を高める事が簡単にできないか?」なのです。

当時の緑の家は今のSプラン家の仕様とほぼ変わりません。違うのは樹脂サッシがアルミと樹脂の複合サッシというものでしょうか?Q値は2.0程度です。つまり今現在の大手ハウスメーカーの建てる家(主流はQ値2.4~2.1)よりまだ上の断熱性能なのですが、それでも暖房費が高く感じられるようになって来ました。

何度も何度も申し上げますが、

超高断熱という仕様はただの手段。目的は家中暖房する事で、暖房時の結露を防止する事です。つまり暖房(快適)はあたりまえで、暖房(快適に)すると必ず結露を考えなければならない・・・。その結露を根本的に防止する方法として「家中暖房」があるのですね。この事は何時ものこのコラムで。

電気代が今の1/10だったら・・・いや1/5で継続するなら超高断熱住宅は必要ない・・・と言えます。

昨今のエネルギー費が12年以上前より相当高くなって来ております。12年前は灯油70円くらいでガソリン110円/L、電気代が今より若干やすかったのです。これ以上エネルギー費が上がると、「快適我慢生活」が始まり、全室暖房をしなくなってしまう事になります。

20年後・・・最低20年後を目指して断熱性能を決め、60年を簡単なメンテナンス※だけでできる家・・・それが「緑の家」です。

※基礎立ち上がりの背が高く、コンクリート強度が30N/mm2ある80年耐久性基礎と、ポリエチレンフィルムによる長期気密性維持、サッシが簡単に単独変更が可能な設置方法等。

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