完成された床下暖房のことは今回説明を省きます。この会津の家の完成写真その2では、普段ご紹介の少ない主要な部屋以外の雰囲気を中心にご案内します。
先ずは玄関と玄関ホール。
「緑の家」の特徴でもある地面とほぼ同じ高さから入り、室内の階段で1階床上に上がるアプローチのため玄関ホールも独特の空間になります。
天井高3.3mの玄関は伸びやかですね。
玄関上窓から見える樹木は、玄関戸をあけると上下繋がり・・・更に感じよく見えます。
その玄関とつながる2階への階段と廊下。
「緑の家」壁と天然木の組み合わせは・・・手前ミソで申し訳ありませんが大好きです。この陰影に惹かれます。そしてまず一般的に見掛けることのない廊下設置のエアコン。この配置が「緑の家」らしい・・・。普通は居室に設置が当たり前なのでしょうが、断熱性が高いので一部屋1台は過剰で快適ではなくなりますから、そこはCF(循環ファン)で・・・。お風呂場以外、ここでもCFが大活躍します。
そして書斎・・・。造り付け棚で地震時の倒れも防ぎ且つ、重量物が与える地震時の影響をあらかじめ構造計算する事で更に安全に計画します。もし本棚なら・・・住宅の中では一番重量のある因子できっとこの本棚だけで10KNを軽く超えますから、2階に設置した時は1階の耐力壁が一つ増えるくらいの影響を与えます。
「緑の家」が基礎が高く1階の床高も高いことは2階の窓にも好影響を及ぼします。
2階の窓を床から1400以上にすると隣家の窓より1.5m高くなるので視線が避けられ、レースのカーテンが不要になります。
最後に家族の間・・・。
明るさは吹き抜けがあれば保証されたことになり、曇天時でも照明のいらない明るさを確保できます。
下の写真は・・・私共が行う掃除・・・。普通は建設会社さんも行っておりますので必要がないのですが・・・
完成時のチェックには傷なども含まれますので、私共は何時も建て主さんの気持ちになってお掃除機で床を掃除します。すると・・・床の目立つ傷は殆どわかり入居前には修繕可能です。
今回は東北入谷まちづくり建設さんの気遣いで指定の節ありヒノキから無節のひのきに仕様変更されたようで、変形・乾燥度は未確認ですが設計図より高価な床材がはられておりました。
新しい家族の器を喜んで頂けたなら・・・私共も幸せです。