今年のインフルエンザと湿度

国立感染症研究所のHPのトップにあるグラフ「年別インフルエンザの定点あたりの報告数」。2023年は赤線であり他の年と全く違う傾向。

2023年は他のどの年とも違い8月中旬からインフルエンザの流行が始っていることがわかる。

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査読論文から 「RH(相対湿度)等とインフルエンザ」

建築学会環境系の査読論文集2017.03から

蕗の薹も既に終わりかけの3月中旬ではありますが、一昨日から本格的な冬と変わり無い天候の新潟県で、ここ三条でも既に15~20cmの積雪です。そんな中でもインフルエンザはその流行が既に終わっていますが、それでもその話題をあえて一つ・・・。

つい最近の査読論文からです(青字青線は浅間の加飾)。 続きを読む


湿度とインフルエンザウイルス

よく見るこの図。実は大事な事が抜けていた。

冬期は湿度が低くなり、インフルエンザガ流行しやすいといわれており、室内も加湿して40~60%くらいがよいと言われております。しかしサーズを始めインフルエンザウイルスは熱帯の相対湿度が相当高い地域でも流行します。これってなぜ?とずーと思っておりました。

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情報が偏らないように・・・

厚生労働省のHPには、インフルエンザワクチンによる死亡者が平成30年度の報告では年間3人(接種回数5250万回)となっているが、

https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000583992.pdf

COVID-19のワクチンが影響したと思われる死者は既に700人を超えている(ただし7月27日時点ほとんどにおいて因果関係は調査中)。下のリンクは7月21日までの死者数は660人746人。その多くが高齢者及び基礎疾患の記載がある。

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000809324.pdf

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換気・湿度対策が矛盾する冬期

最初に私自身は住宅内のRH(相対湿度)が低くても良いと思っている。例えば22度で35%などは快適で24度で30%でも良い。しかし住宅内の湿度は冬期でも40~60%が良いと考えている人も多い。乾燥肌など病気関連でやむ得なく高いRH(相対湿度)が必要である人は仕方ないが、健康な人には多少低めのRH(相対湿度)でも問題ないと思っている。

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治療薬とは?

最近「治療薬」という言葉が気になる。治療薬の定義はなんだろうと調べた。


続・新型コロナCOVID-19について もう一度軽く・・・。

1カ月、2カ月頑張って自粛すれば収束する』と盛んに言われていますが、それは間違い、嘘です。この闘いが長期化するのは明らか。一般にどんな感染症も、収束への道筋は二つのみで、集団免疫を獲得すること、あるいは有効なワクチンが開発されること以外にありません。1~2カ月という短期間での収束とは、現実逃避にすぎないと思います。

元厚労省医系技官・医師木村もりよ氏(54) FLASH Web版 5月12・19号 

いきなり引用であるが・・・一般的なコロナウイルスのワクチンは相当敷居が高く、出来たとしても長期間の免疫は持続しないことが一般的。

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今週県外へ工事監理に伺う気持ち。

地元のジャーナリストさんが発信する情報誌において、今回の新型コロナCOVID-19の対策として闇雲に「県外ナンバー」を批判するような記事があった。もしジャーナリストと思っているなら冷静な報道内容として果たしてそれはどうかなと思わざるを得ない。

私は今週工事監理で群馬県高崎市に伺う予定であるが、このようなジャーナリストまで「恐怖」によって普段の思考・判断が鈍ることを危惧する。

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マスクと出来る事

マスクは相変わらず手に入りにくい。しかも金持ちで人口も多い米国までマスク争奪戦に参加表明したような昨日のコメント・・・。もう手持ちはないし、朝からドラッグストアーに並ぶのも出来ないし、まだ私より必要とされている環境があるならそこが優先だとおもう。

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やっぱり・・・湿度は

現在東京を始め西日本と石川県でインフルエンザが流行中。特にまだ真夏の沖縄県では警報レベルとのこと。今週新潟県は秋風の吹いているが、西日本はまだ夏の湿気が残る蒸し暑い大気。こんな中でインフルエンザが流行とは不思議に思っている人も多いが、流行は季節に関係なく起こるときがある。

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過度の加湿・・・いい加減に止めませんか?

湿度に間違いがあったので修正。2月9日

最近の地上波のお茶の間ワイドショーによると・・・

「風邪の予防にうがいは効果が無い」

と医師がでてきて解説していた。

あれほど、あれほど・・・数十年前から風邪予防には

「外出後はうがいをしなさい」

的な上からの物言いで信じ込まれていたうがい・・・。

私は20年ほど前からこれは眉唾だと思い、うがいなど殆どしたことがない。

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超断熱住宅における冬の洗濯物② 新潟の自然素材の家から

昨日も前文で

設計事務所では特に理論と実践を大事にします。設計はそもそもこの世に同じ物が無いので設計する事になります(あれば前の設計図をそのまま造れば良いので設計図の必要がない)。だから今まで一度も造くられた事が無いので「理論」を頼りにし、設計段階で「理論」が成り立たなければ「実現」は困難と言う事を知っているからです。←当たりまえですね。

と書きましたが、ようやくその理論の方へ今日は話が移ります。

冬は家の中で積極的に洗濯物を干そう!と勧めて12年。その理論は今も変わりません。で、おさらいですが・・・

洗濯物が仮に10~12kg(5人家族の一日の量)とした時、その濡れている水の量は6kgありますから洗濯物からでる水蒸気の量も5~6Kgにもなります。この時濡れているこの水が気体の水蒸気になるための気化熱は586cal/g=586Kcal/kg=0.681Kw/kgです。つまり最低4kwhのエネルギーを必要とします。・・・とここまでは昨日と同じ。

この乾燥に必要な気化熱が超断熱住宅では結構な熱消費となります。

超高断熱ではQ値0.9w/m2k以下なので30坪くらいの家では真冬に一日あたり

0.9×18℃(平均温度差)×100m2(30坪)×24時間=38880wh=39kwh

あれば家中を22度で維持できます。これに対し

気化熱に対する全体の熱は4/39=0.1となり10%にあたります。洗濯物を乾かす行為は意外と結構大きな熱が室内から奪われます(超高断熱の場合は分母が小さいため)。

ところがこの奪われた熱は潜熱と呼ばれ室温から奪われたように見えますが、室内にある限り無駄にはなっていません。それは・・・
快適な湿度を維持する事になっているからです。快適な湿度とは約50%であり、湿度が低すぎると室温が22度あっても快適ではありません。ここから計算です。難しく考えないでさらっと流しても結果だけ見てもOKです。

では・・・

仮に延べ床面積で30坪家の気積(家全体の空気の量)が240m3ある家とすると

240/0.5回=120m3/h以上が換気されるように法律で最低設定されています。

この換気により外の空気が室内に入ります。
外の条件を冬のみぞれが降っている時とすると

単純に2℃の湿度100%の空気の水蒸気量5.6g/m3←外気

部屋22℃の湿度50%の空気の水蒸気量10g/m3←室内空気

法律で決められた24時間連続換気するすると考えると

一日で室内に放出される水蒸気16kg(洗濯物も含む1家族あたり)

結構多いでしょう!このくらいでてますよ。

120m3/h×24h=2880m3
120m3×5.6g×24h+16kg×1000=32128g

湿気が完全拡散であると考えると
当初部屋にあった空気の水蒸気量
120m3×10g=1200g
と発生する水蒸気の量の合計を総空気の量で割るとm3あたりの湿気となる。

(1200+32128)/2880=11.6g/m3・・・空気約1kgに含まれる水蒸気量

するとこの11.6gの飽和素蒸気量である空気が22℃の時は
湿度51.6%であり、当初の空気の湿度とほぼ変わりない。
と言う事は

結果

洗濯物を室内で干すと・・・

22℃の室内の空気は湿度約50%で安定する事になる。

実際は水蒸気の発生場所は排気用換気扇に近いので、湿気の完全拡散は無く湿気の多い空気は早めの排出されるので乾燥方向になります。そこで第三種換気システム(排気のみファンを使ったシステム)や第一種熱交換型換気扇(顕熱タイプ)を使った家では洗濯物を室内に干しても湿度40%くらいになります。 数日前にご紹介した全熱交換の換気扇を使用したA邸の室内の湿度。人間の活動と室温の変化で湿度も数パーセント変わる事が見て取れる。

一方、第一種換気システムでも潜熱交換をする熱交換型換気扇タイプでは、湿度50~55%になる傾向があります。インフルエンザのビールスはこの50%以上の湿度では長く存在できないとされていると言うことと、体力の衰えた時には湿度を高めにする事で体内の無駄なエネルギー消耗(呼吸による気化熱)が少なく、だから湿度50%がよいとされてます。

 熱交換型換気扇  この画像は三菱電機さんから※外気温度 0℃、室内温度 20℃、温度交換効率75%の場合。

オーブルデザインのSSプランではこの第一種換気システムでも潜熱交換をする全熱交換型換気扇(ダクトレス)を現在使っています。理由は、冒頭の洗濯物乾燥に使った熱を捨てない事による冬期の高湿度維持と、夏期のエアコン除湿の時、非常に効率が良いからです。この理由は次の③でお伝えします。

ここから先は追加事項ですが実は・・・

寒冷地の超高断熱住宅やパッシブハウス等では結露対策をした顕熱タイプの換気システムが推奨されています。これは全熱交換型換気システムでは、

1.湿気交換時に臭気等まで移動する←トイレは別系統になる

2.お風呂排気は高湿度でふさわしくない←風呂は別系統になる

3.高断熱先進国では顕熱タイプが当たり前

であるからです。

これについて私は

1.別系統で問題なし。(3分でOFF。消し遅れスイッチだけでOK)

2.床下暖房の家は2時間で浴室は乾く。(タイマースイッチでOK)

3.高断熱先進国(欧米)は日本みたいに冷房期間がない

と考えてます。

実は20年ほど前(1991年)、以前の職場で新大と一緒にこの全熱タイプ換気扇が浴室に使えるかどうか実験をしています。すると結果は、瞬間的には湿度が高くなるが全体的に考えると影響はないという結果となりました。よくよく考えると欧米では浴室は部屋の片隅にあったりして、殆ど換気扇が無い状態もあります。拙宅浴室でも冬期は換気扇は2時間でOFFで問題なく乾きます(床一部除く)。20年間実績もあり、湿度が50~55%で安定する全熱交換型換気扇でも支障は無いと私は現時点では結論付けています。

全熱交換型換気扇の夏の優位性とは・・・次の日に!


無農薬、無肥料、無耕起の畑。自然の中での芋掘りと芋料理

畑には今期初の氷がはっているほど寒い早朝の金山海岸です。
海からまさしく今雲が造られてます」。すごいですね。理科の教科書よりこの風景を見れば、冬型の気圧配置で雪がふる理由がわかります。

さてそんな中、芋掘りが行われました。

天候は晴れ!!
最高の日よりです。
突然のインフルエンザでキャンセルがありましたが、それでも20人弱の人出で芋は1時間で掘り上げる事ができました。
ありがとうございます。

その後は早速芋尽くし料理で・・・

ごちそうさまでした。
みなさん遠いところから、ありがとうございました。

 


新潟での高気密高断熱 緑の家はそのままの素材。

今日の医療ニュースで次のような事が報道されていた。

以下Yahoo Japanニュースから引用

「将来、子どもが花粉症で苦しまないようにするためにはどうすればよいか―。理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターの谷口克センター長が「花粉症にならないための9か条」を紹介した。

 2月23日に横浜市の理研横浜研究所で報道関係者を対象に開かれた「製薬協プレスツアー」(主催=日本製薬工業協会)で、谷口センター長は「スギ花粉症ワクチン開発」と題して講演。この中で、▽生後早期にBCGを接種させる▽幼児期からヨーグルトなど乳酸菌飲食物を摂取させる▽小児期にはなるべく抗生物質を使わない▽猫、犬を家の中で飼育する▽早期に託児所などに預け、細菌感染の機会を増やす▽適度に不衛生な環境を維持する▽狭い家で、子だくさんの状態で育てる▽農家で育てる▽手や顔を洗う回数を少なくする―の9か条を紹介した。」

引用終わり

なかなか勇気のある提言である。生後早期のBDG接種と託児所に預けなくても、集団の中で育てるということでもOKだと思うが、そのほかの内容は説得力がある。まあ簡単に言うと「現代社会は綺麗すぎる。もう少しルーズの方がアレルギーになりにくい」ということ。

確かに住宅業界でも、手に触れるところすべて「抗菌仕様」といっているハウスメーカーや、設備機器などが主流。特に建材製品は殆どが何らかの抗菌がセールスポイントになっていたりする。壁紙といわれるビニールクロスでは、抗菌や抗ビールス等というものもあったりする。

「緑の家」は手に触れるところの殆どが「天然木」だったり「ステンレスそのまま」がほとんど。そういえば「抗菌仕様」ということで、PRした事がないなー。ほとんど事象があてはまると思うけれど、「やりすぎ」はよくないということかな?自然素材だって現代生活の中で使いすぎると思わぬ(湿気の放出)デメリットを生じることになるし、熱帯夜のエアコン除湿が快適だからって、一夏中していると子供の汗腺の発達に悪い(拙宅で実証済み)ということもある。
あと大事なことは、楽しく行っているうちは平気だが、苦痛で神経質になるような行動はよくないという事ではないだろうか?

今年は新型インフルエンザ流行してもいないのに、高性能マスクをつける行為が見られたし、子供に手を洗え洗えと神経質に指導する親も、この提言では「人間は風邪はひくことで抵抗力つけているのに、これを拒むのは非健康的、花粉症体質になりやすい」と言っていることになるのかな。


悪体調・・・。

2日朝突然寒気、悪寒、間接の痛みと虚脱感に同時に教われ、その日の夜は幻覚に近い状態の精神状態で、更に昨日から今まで食欲などまるっきり無い状態で寝込んでいた。まるで二日酔いの酷い状態が2日間続いた感じである。原因は、気の緩みと日ごろの運動不足。多分28日に行われた講習会で、インフルエンザ菌をもらい一気に増殖したためか・・・?その講習会には酷く咳き込む人が前後左右にいたため多分・・・。それでも免疫機構が確実に働けば問題ないはずなのに、日ごろの不摂生がたたったため。反省・・・。

さて、平成21年10月から新築住宅の引渡しに、資力確保(保険への加入又は保険金の供託)が義務づけられる。簡単にいうと、「新築を請け負った会社は、保険に入ることで仮に会社が倒産しても、その後にその家に瑕疵が発見されれば保険会社が代わりに保証するよ」というもの。オーブルデザインでお手伝いした家の98%(過去に一件だけ未加入)は、この保険に10年前から加入している。だから姉歯偽装事件の時、なぜ大手なのにこういった保険に入っていなかったのかということが不思議。加えて設計した事務所も同様の保険があり、建築士(設計者)が設計を間違えた時には、それを保証する保険も当然ある。勿論、当事務所も設立後まもなく加入し、年々増える金額に今は億円単位で加入している。皆さんも21年10月以降とは言わずに、家の火災保険のような感覚で直ぐに加入しておいても損は無いと思う。しかし義務になる事から、入っていない請負会社はほとんど無くなる。入らなくても良い条件は、行政から建設会社登録を受けていない、小規模金額の請負会社であるため。