まずは上の「緑の家」のブログをご覧いただきたい。この投稿では当時ほとんど語られていないルーフバルコニー下の通気の重要性をが今回紹介する報告であり、「緑の家」では20年以上前からこの仕様を標準としていた。ルーフバルコニーは屋根よりはるかに難しい納まりでだと思う。
続きを読む「 「緑の家」の重点仕様 」一覧
続・窓に原則FIXを使わない3つの理由と小さな擁壁の施工
ある築3年の「緑の家」にメンテナンスに伺った時に・・・
続きを読む今後のトイレ換気扇の候補 2
先週、COVID19のため遅れていた2年目のメンテナンスとトイレの換気扇の不具合を確かめるべく、ある「緑の家」へ伺った。伺ってみると完成当時は外構がまだできておらず、今回伺った時にほぼ外構が完成してた。
続きを読む雑談 無難な換気と通気層のこと
換気は難しいと何度もこのブログに投稿している。特にこの真夏シーズンにはいるといつもそう思う。同時に先日夏至をすぎてこれから一日ごとに日が早く沈む切なさも感じるのがこの季節。
続きを読む無難な屋根と耐力壁(筋かい)
上は一昨日「本所リバーサイドの家」の現場チェックに伺った時の写真。昨今の屋根材で最も人気があるのはこのガルバニューム鋼板(現況は実質SGL)であるが、新潟県はもう40年以上前からガルバニューム鋼板の屋根が一般的につかわれてきた。しかし新潟市では海岸に近いこともあり、上の写真でわかるとおり特にこの本所地区の屋根は、そのほとんど、というより見えるすべてが瓦屋根であった。
続きを読む10年以上超高断熱高気密住宅に住んだオーナー談。その3 引き違いは経年劣化で風が漏れる
今から13年前の2011年設計の↑の家から「緑の家」はドレーキップ窓の良さに目覚めた。
続きを読む10年以上超高断熱高気密住宅に住んだオーナー談。その2 太陽光発電パネル設置のリスク
先日ご紹介した新潟で標準的につかわれる雪止め金物を10年設置してそれを外した後に残った錆の跡。実は太陽光発電パネルを設置するときに使われる金物と同じ素材のどぶ付け亜鉛メッキである。今までこの現象を知らなかったのは、雪止め金物を外すことは30年以上経た葺き替え以外なかったため。
続きを読む無難なキッチンタイル壁の継続
まず最初にお詫びと訂正だが、先日ご案内したキッチンタイル(ミスティーパレット)は磁器ではなく陶器製だったのでお詫びする。
その代替え品となる汎用の150角タイルを探していたがないのであきらめて、キッチンタイル壁の標準仕様として他の素材を探したが、はやりピンとこない。また内装制限の緩和を受けるための「特定不燃材」としてキッチンボードが通常使用できない。そのことも悩んでいた。
太陽光発電の設置で・・・やっぱり。
先週11年目を迎えた「緑の家」の10年目メンテナンスに伺った。
続きを読む運の良さの裏付けが「無難」なのだろう。
「緑の家」は運が良い。そして「無難な」家造りを薦めている。
2004年の中越地震では液状化の起きた地域に1棟、また2007年の中越沖地震では震度6強のほぼ震源地である柏崎市で周囲の建物が軒並み「危険」の貼られる近隣の中、木造部分の被害は皆無で基礎中央部の少しのヒビがあった程度だった。
続きを読む「緑の家」の外部配管方式は 長期優良住宅標準の基礎貫通型
今日、今回の地震で「緑の家」で外構の給排水管の隆起を起こした家の精密測定をするために通った道で見た異常な景色が上の写真。116号下の県道16号でみた郵便局2つはすべて大きな液状化の影響を受けていた。
続きを読む換気で、なぜ新鮮空気を床下内へ最初に入れないのか?
何度か話題にしている「なぜ床下内に新鮮空気を入れないのか」であるが、何度も質問を受けるのでこのブログでも話題になりやすい。今回は簡単に説明したい。
続きを読む冬期のエアコン暖房と屋根
ご近所のある建物のエアコンの室外機である。新潟県は積雪地でありエアコンの室外機には屋根が必要といつも申し上げている。
続きを読むトイレ便器種類と注意
2023.11.10内容に間違いがあったため修正しました。
2023.11.13 写真追加
「緑の家」でオーナーさんが選ぶトイレの最近の傾向はこのタイプ。古く(40年以上前)からあるタンク有りのタンクと洗浄便座分離型である。理由は・・・
続きを読む長期優良住宅に電線の規定がないことの疑問と対策
電気配線は住宅建築ではほぼ100%必要な設備で、この室内配線はVVFというケーブルで施設されることが99%。しかし随分前から言われているが、このVVFケーブルの設計上の耐用年数は屋内の標準使用で20年から30年とのこと。30年経つと、シースケースの劣化で絶縁が低下し、最悪火災の原因になる。
続きを読むⅤ地区新潟以南の超高断熱住宅は全て遮熱ガラスがよいかも その2 女性に優しく
先回の続きである。私のポリシーは住宅の定説を疑って考えることであるため、10年前の提言である風呂CFと同様に、省エネを推奨する方面の方々から猛反発されそうな内容である今回の話題・・・何故遮熱ガラスが良いのか・・・の理由の2番目である。
続きを読む「緑の家」は北窓が大好き!
「超高断熱高気密でその性能を実感し住まうと、室内への直達日射は実は邪魔なのである。」
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提言16
空き家の傷みを抑えるためには換気を止め除湿する事。その3
事務所直ぐ近くに今年の春に販売し始めた建売住宅がある。既に3ヶ月だれも住んでいないが、こんな時にもエアコンで冷房すれば建物の傷みもほとんどないと思っている。
続きを読む木の外壁でシーリングレス時の法厳守
まだ暑い今週の初め(9月5日)に茨城県鹿嶋市に建築中の「鹿嶋市の家」の防水検査に行ってきた。
続きを読むⅤ地区新潟以南の超高断熱住宅は全て遮熱ガラスがよいかも その1
超高断熱高気密住宅は、冬期お日様を室内にできる限り呼び込み無暖房住宅にすることが一つのステイタスのように言われている。しかしそれは周囲景観に恵まれている家では本当にそうなのだろうか?・・・とまたエコ派から反感をかいそうなつぶやきである。
続きを読む構造最優先が「平等」と考える理由2・・・の実証
つい最近「基礎に埋め込むスリーブ(ボイド管を含む)が適切に配慮されていない」とのコメントがあった。確かに排水管のスリーブとベタ基礎の相性はとても悪い。
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提言16
空き家の傷みを抑えるためには換気を止め除湿する事。その2
2023.09.12 宣言通り外気のデータを気象庁から敷地内データに修正しそのため文章とグラフも修正した。
今回の「空き屋の傷みを抑えるためには換気を止め除湿する事」は提言16としたい。2007年から始まった提言だが既に16にもなり過去の提言には、その提言した年代をみれば既に常識になっている事もある。過去の提言は・・・
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提言16
空き家の傷みを抑えるためには換気を止め除湿する事。その1
2023.09.12 宣言どおり外気のデータを気象庁から敷地内データに修正しそのため文章とグラフも修正した。
何回がブログに上げたとおり、現在旧自宅になった寺泊の家は人が一年間住んでいない。通常人が住まないと家が傷むと言われ、20年くらい前にも5年ほど住まない時期があった。その時はしっかり第三種換気を24時間行っていたが、時折帰ると少しカビ臭があるような感じで、よい空気とは言えなかったが、今年は換気を全て止めたら全く臭わず昨夜まで住んでいたような感覚。さてどのように管理したのか。
続きを読む構造最優先が「平等」と考える理由1
昔から「過酷事故や大災害時には子供や妊婦・老人を優先して避難させる」その理由がわからなくいつも考えていた。しかしあるときにはっきりとわかった。
続きを読む厚物合板の屋根の耐久性は大丈夫か?続編
厚物(24mm以上)の合板を屋根に又は桁上に使う時の手引きとしては一度はよまれた方は多いとおもう。私はつい最近読んだが嗚呼やっぱり記載があるか・・・と改めて感じている。
続きを読む「カビが家の寿命を決める」の仮説(2015年)からもう8年経過
オーブルデザインが2015年に発表した「カビが家の寿命を決める」からもう8年。当時その仮説の結果は20年後にわかると言っていたが、8年後の今、世の中はどうなっているのか。
続きを読む住宅の換気の選定 その1
ずいぶん前から何度も「換気は難しい」とブログでお伝えしている。
先に宣言しておくと換気システムは建て主さんの好みでよいと思っている。我々はその選択のため、情報を正しくお伝えするのがその役目であるとの認識。
続きを読む高気密高断熱住宅(拙宅)の31年目の樹脂サッシの取り替え その7 番外編 たかがガラスされどガラス
その7では何時ように番外編として本題から外れているが、「気になったこと」をお伝えしたい。
続きを読む高気密高断熱住宅(拙宅)の31年目の樹脂サッシの取り替え その3 気密シートで全く問題なし
築32年の高断熱高気密住宅を解体して得た結論は・・・
「一般的なポリエチレンフィルム0.2mmによる気密シートもタイベック等の透湿防風防水シートも正しく使えば、冬型、夏型内部結露も特に問題ない」
ということ。特に夏型結露に対し正しく設計・施工していれば海岸部での西日と雨漏れがあった拙宅ような悪環境でも壁内が腐ったりカビたりすることはない。
続きを読む全館空調と除湿のこと
「緑の家」では新潟県内で初めてデシカを装備した家の建築工事が5月から始まる。デシカはすでに何棟か設計しているが、新潟県内では初となる。さて今回デシカを使うのはやはり「除湿、低湿度空間」をほぼ完璧に行ないたいと建て主さんからのご要望。それでこれから紹介する過去記事を思い出したので再褐する。
続きを読む無難な透湿防水シートはあるのか。
表題の「防止」→「防水」に修正。
「緑の家」では過去殆どの家で透湿防水シートは「タイベック ハウスラップ」(以下タイベックとする)であった。ところが昨年タイベックが生産中止なりタイベックシルバーに統一された。それは良いが価格が3倍近くにもなり、現在の多くの「緑の家」では昨年からフクビのスーパーエアーテックス等タイベック以外となっている。そこで悩む・・・。
続きを読む断熱義務化にむけて危惧する事 2 無難な防湿シートとは。
4月13日10時14分 書き忘れがあったので緑字を加筆修正
9月15日 防湿(気密)シートの31年後の目視した結論を加筆
結論は・・・現時点では家の重要性能である内部結露防止用の防湿シートは、50年の実績ある別貼りポリエチレンフィルムを貼った上で気密測定を行うことが最も無難な施工であると言える。
https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/2023/06/29/post-52686/
・・・と先回申し上げた。が、超高断熱住宅を取り組んでいる方の中で最近の考え方は、ポリエチレンフィルムは過去のものとうつっているように見える。しかしあえて強く言うが可変性調湿シートを使うのはまだ早計と私は考えている。
続きを読む耐力壁検査と無難な屋根 小新西の家
先週の22日そして昨日29日に耐力壁検査に小新西の家へ2度伺った。
続きを読む断熱義務化にむけて危惧する事
ご存じのとおり2025年に新築住宅で断熱が義務化される。義務化になれば現在よりより一層断熱性が高い住宅も多く作られるだろう。そのときに危惧されることは・・・。
続きを読む土間キッチンだから・・・
「緑の家」では殆ど使われることのない引き違い戸のサッシだが、三国街道の家では使う決定をした。
続きを読む小新西の家 基礎完了
「緑の家」の基礎を真上から俯瞰する。新潟市で2件の用事があったので久しぶりにこのタイミングで小新西の家の現場に伺ってきた。
続きを読む吹雪時の無難なエアコンの屋根
寒波襲来で道路は氷漬け状態で、アイスバーンの道ではこんな情景が至る所でみられる。そんな寒波の中で暖房をエアコンで行っている家では、急にエアコンが効かないとか暖かくないとかで、当ブログを訪れる方が昨日は突然多くなっている。
続きを読む「無難な屋根」そして雪止めでわかる家の耐雪深
無難とは「難」が「無い」と書く。住宅にとって最も「難」である事象は雨漏りである。屋根の目的は雨を長期に渡ってしのぐ事だから、無難な屋根といえばまずは雨漏りがない事をさす。
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