「 「緑の家」の重点仕様 」一覧


小新西の家 基礎完了

いつもの基礎であるが、今回の基礎形態には想いがある。ハンチ部分は50KN(5000kg)の引き抜きがかかるのでM16が2本分の余裕を基礎に持たせる工夫。

「緑の家」の基礎を真上から俯瞰する。新潟市で2件の用事があったので久しぶりにこのタイミングで小新西の家の現場に伺ってきた。

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吹雪時の無難なエアコンの屋根

今朝のゴミ捨て時に見た光景。すでに運転手はおらずそのままの状態。

寒波襲来で道路は氷漬け状態で、アイスバーンの道ではこんな情景が至る所でみられる。そんな寒波の中で暖房をエアコンで行っている家では、急にエアコンが効かないとか暖かくないとかで、当ブログを訪れる方が昨日は突然多くなっている。

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新津美幸町の家 模型完成

単純な四角に家に大きめの屋根。片流れ屋根に見えるが実は切妻屋根である。

新潟県新津に計画される美幸町の家の模型が完成した。
現在事務所は欠員が出てしまい、先月から私の仕事に負荷が大きくなり業務が遅れ気味でスタッフが模型をつくるのもテンヤワンヤである。このためハローワークをとおして求人依頼を行なっているところであり、早くスタッフが入ることを期待している。

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無難な家造りはこのマニュアルから 基礎断熱編

最新版は昨年出版された2021年度版。実質国が推進する良い家造りマニュアル。

20年ほど前は住宅を建築する半数以上の人がお世話になった住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)であるが、近年はフラット35S等の特別な金利設定を望む方だけとなっている。しかし実質国が監修しているといって良いマニュアルはこれしかない。

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昨年より少ないのに高い電気代 続き
何故ペアガラスを使うのか?

近所のセルフスタンド。ハイオク179円と私にとって運転人生で最も高い価格。

誰もが感じるガソリン価格の高騰。田舎であればあるほど車移動が生活の一部。仕事に行くにも車で30分走る人も多いだろう。となると否応でも無くガソリン価格が気になる人が殆ど。

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メンテナンスから考える「無難」

Aグレードの断熱性能のため、庇が全ての窓に取り付く。これは「緑の家」の大きな特徴。

模型を無事受け取ったとのご連絡を頂いた。今回の「緑の家」は2階が1階に比べ小さいので一枚の屋根で覆うために上のような招き屋根としている。

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住宅は無難が機軸

2016年1月に訪れた「女川温泉ゆぽっぽ」。駅舎と併設されている。ピンク矢印と、裏の一カ所もガラスが割れ落下した。

2016年に訪れた宮城県の女川駅舎併設施設の女川温泉ゆぽっぽで、今年2月の震度4の地震と5月の震度5弱の地震で2回共同じ場所の大きなガラス窓が割れ駅前に落ちた・・・との記事を目にした。そのため現在原因がわかるまで休館中で、対策費用に最大5000万かかるとのこと。当然休館補償費用は別になるので、設計者又は施工者には相当な額の補償を求められるだろう。

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高性能な家の窓及びガラスには寿命がある。

ある家のペアガラス内部での結露とカビ、汚れ。

窓につかうガラスは一般的に半永久かなと思っているはず。確かに単板ガラス(真物一枚ガラス)はほとんど劣化しない。しかし・・・超高断熱高気密住宅に使うペアガラス及びトリプルガラスは劣化し、その寿命は30年から35年と考えている。実際過去には10年くらいでカビが生えたペアガラスがある。

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土地条件が90%影響するのが住宅 その2

このページの図又は文の引用元は全てこの論文から

梅雨空が多くなり豪雨注意報を頻繁に耳にする季節になった。数年前には各地で浸水の大被害がおこり、以前このブログで紹介したとおり新たな対策としてあるメーカーさんでは防水住宅等が開発されている。そんな中、建研が中心となり昨年技術論文が発表された。

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続・暑い時期到来!簾の日射遮蔽 
直達日射・天空日射と簾

2021.06.22リンクが間違っておりましたので修正しました。

モダンなガルバニューム鋼板でも簾設置を薦めるのが「緑の家」。

「緑の家」ではできる限り「簾」など外部で日射遮蔽をする。ガルバニュームの家でも上のように・・・。なぜ庇だけでは駄目なのか?

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なぜ再生回数が増えないのか

以前ご紹介したJJJ Channelで斉藤先生と対談する上のシリーズは大変面白いが、再生回数を見るとネットアップ後2年で116回とほぼ身内のみでは無いかと思われるほど少ない。しかしこの回は大変参考になる。多分一般ユーザーも当ブログの読者さんなら「そうそう」と相づちすると思う。

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少し無難?な「緑の家」の玄関戸

築28年経過時の拙宅。木の外壁、トーメイの玄関戸にしてから既に14年が経過して、理想的なシルバーグレーとなっている。またインターホンもなくノックで来客を知りトーメイなガラス越しで確認する。

「緑の家」で標準使用している玄関戸は25年間同じ上のスニッカルペールである。数年間ガデリウスも使ってはいるがこのスゥエーデン製のスニッカルペールが圧倒的に多い。

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無難とは「難がない」という凄い事。
屋根の架構方法とプランの関係

5年前に「『緑の家』は無難な家を目指す」と宣言している。

周りの人に無難な家を造るというと、皆さん怪訝そうな顔になる。無難とはさして優れておらずありきたりな物という印象のためである。しかし茶の世界にも「無事」という言葉があるそうで、これは平穏無事ではなく・・・

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石綿(アスベスト)報告義務化22年4月からとガルバニュームの屋根

対象は延べ床面積80平方メートル以上の建物で、石綿が含まれていないかどうかを調べ、結果を都道府県などに報告しチェックを受ける。政令ではこのほか、石綿をセメントで固めたスレートなども21年4月から規制対象の建材に加えるとした。

共同通信

との報道が先月流れた。アスベストは発がん性があり、建物の解体時に飛散し、吸い込むことで健康被害が予想される。住宅には20年くらい前まではセメントでアスベストを固めたスレートも多く使われていた。このためリノベーションや解体時の取り扱いが厳重になり益々空き家が増えることになるかもしれない。

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厚物構造用合板の勾配天井は危険かも。 補足編

小屋裏は振れ止め・筋かいで和小屋らしく一体空間化させ、桁下地回りは2階と明確に分けると構造計画が明確になる。赤ラインが厚物合板の位置で、青ラインが防湿気密シート。

前回の内容では一般ユーザーさんでは図もなくわかり難かったであろう。補足では図を紹介する。上は厚物合板を貼ったときに最も無難な構成で設計した図である。

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たかが電球、されど電球・・・

最も多用する照明器具のブラケット。陶器で出来ておりとても安価。

ここ数年間最も多く利用した照明器具の「電球」が廃番になる。器具の廃番を悔やむ事は多いが、電球の廃番で残念なのは初めてである。上写真のとおり「緑の家」では灯具と電球が一体のデザインとなる箇所が多い。

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お勧め!定番のトーメイなガラスの玄関戸

古の日本家屋は内外をトーメイなガラスで仕切ることが普通に行われていた。私はトーメイのガラスで囲まれた「て・こあ」のこの写真がとても好き。

私の中での家の玄関戸は・・・

トーメイなガラスの戸である。日本の集落は治安がよかったので、つい最近まではトーメイなガラスでできた玄関戸が多かったが、最近はガラスがあれば曇り(型)ガラスであり、ガラスの入っていない戸も多い。しかし・・・

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床下エアコン暖房11年目でわかる事

2020年の「緑の家」での床下エアコン暖房の設置写真。

床下エアコン暖房を全棟標準採用してから早11年目
この年月が過ぎると床下エアコンの設置で無難な設計をしてよかった事がわかる。現在まで私の所に届いている「緑の家」の床下用エアコンの修理、交換の情報は4件(57例中)である。

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提言15 お風呂、トイレに窓は要らない!

「緑の家」では最近半数の家でお風呂場に窓がない。トイレの窓無しは半数以上になる。

お風呂及びトイレの位置として一戸建て住宅では9割くらいの確率で外周付近にプランされ窓を設ける。一方マンションではお風呂に窓がある割合はほぼ1割以下であろうし、多分トイレに窓があるのはほぼ0%ではないか。ある程度高級なマンションでもお風呂、トイレに窓が設置されることはないが、売れ行きに問題はない。お風呂やトイレに窓があるよりも他の部屋が明るくなった方がよいと考えるからである。 続きを読む







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