今日は「なちゅらる らいふ ふぇすてぃばる in 寺泊」の日です。晴れて海も煌めいて、遠くでブイが波にゆられるたびきらっと光り
ます。そんな中、出店業者も26店舗となり少し規模が膨らんだようです。是非お遊びにきて頂ければ、ゆっくりとした時間を提供できると思います。この写真は今朝の海です。http://naturallifefestival.blog.drecom.jp/
家の地盤改良の説明(メリット、デメリット)は受けましたか?
この写真は、現在の当事務所の前の風景である。大きな重機が入ってこれからビルの杭を打つのではないかと思う風景。しかしこれはれっきとした解体風景なのだ。既に建物本体は綺麗に片付いている。しかし何でこんなに大きい重機があるのかというと・・・
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そう、地中にある杭を抜き取る作業をしているのである。直径600φ位のコンクリートの杭が地中8mくらい迄埋まっているので、それを引き抜く作業をしている。これは2階建ての事務所の解体風景である。しかし最近は住宅でも地盤改良が増え下の写真のようなコンクリート杭が埋められる「柱状改良」が多く施工される。柱状改良は軟弱地盤には優れた改良方法であるが、撤去時に結構大掛かりな機器が必要。なぜ撤去が必要かというと、不動産の取引の法律が数年前に改定され、地中内に工作物(杭など)があってそれを告知せずに売買した場合、売主が撤去費用を負担することになったから。だからこの現場では、撤去してから売買しようとしている。
そこで家造りで重要なことは、仮に柱状改良が必要だったとき、他にも改良の選択肢はあることや、撤去時の費用がかかることを、説明を受けたかが大事。柱状改良は他の改良方法(砂利で柱状形成する方法や、軽量材で土に置き換えて改良する方法が撤去時コストがかからない)よりイニシャルコストがかからないので、建設業者はこれを進めることが多い。納得して施工すれば後悔はないと思うが、説明がないままということはあまりよくないから。
写真は地中から引き出されたコンクリートの杭。引き上げたら砕いてダンプで処理工場へ。
WindowsのVISTAにしました。その2 と米問題など
私のPCはWin_Vistaになったことは先回お伝えした。その後運用していると様々な不具合、不都合がおき、やはりVistaはだめか?という感じになっている。せっかく4Gの高価メモリーも買ったのにいまさら6年も前のXPにしなければならないか?
そこで数年前から話題になっているバーチャルソフトでVista上で使い慣れたWin2000を動かすことにしてみる。Vistaで動かないものをWin2000上で動かせば、とりあえず2台のパソコンを起動しなくてもよいだろう。少しの間このバーチャルで試してみよう。
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・ もういやというほど多くの報道がされている、「事故米偽装」。ずいぶん前から、一般に販売されている「当年度コシヒカリ100%商品でも、ほとんど古米が混じっている。」といううわさが多く聞かれる。DNA検査や厳密に検査しないといつ収穫米かはわからないそうだ。だから横行している米偽装。その行き着いたところが今回の事故米偽装となったのではないか?いったい日本人はどうなってしまったのか?昔はまじめで几帳面さが世界の人から絶賛されたことのある民族性。そうでなくとも約束を守ることが法治国家の基本であるはず。一人のヒトだけが関わった「うそ」と違い多くのヒトが、うそとわかって販売した形跡がある。何かがおかしい。昨日事務所に折込チラシが入っていた。中堅建設会社のチラシだが、ロフトが標準でつくらしい。ロフトが直下の床面積の1/8以上であると、耐震壁の割り増しが法律で決めrられている。本当に守っていいるのだろうか?このような安全性に関わる重要な瑕疵であると、10年を超えて損害を請求できる可能性がある。数年後また建築業界に「偽装」という激震報道がON_AIRされなければいいが・・・。
なちゅらる らいふ ふぇすてぃばる in 寺泊
寺泊みなと公園で「なちゅなるらいふ ふぇすてぃばる in 寺泊」が9月20日、21日に行われます。今日のラジオ(BSN)でも朝8時45分頃10分間くらい説明しておりました。とても楽しみで私も行こうかなと思っております。詳しくはhttp://naturallifefestival.blog.drecom.jp/です。
今回の催しには私の妻も「小さな星の会」で出店します。主に「手仕事でゆっくりらっくりとした時を大人も子供もすごす」事を体験していただけたらな~。とのことと聞いております。
会場の寺泊みなと公園は私のホームグランドで自転車でよく行きます。海風があり夏でも涼しく、また海岸近くなのにしっかりと緑があるのが◎です。目の前には大きな海とどこまでも続くような砂浜。また隣には寺泊漁港があり、この付近でファミリー釣りができます。今の時分であれば「サヨリ」、「アジ」の子供が入れ食いになることもあります。また近くの新島崎川河口では「ハゼ」がよく釣れる場所です。時間があれば(なくとも)お越し下さい。
ようやくWindowsのVISTAにしました。
事務所にはWindows系8台のパソコンがあるが、内2台がXP、2000が5台、98(なんと古い)が1台。私のCAD用パソコンは2000であり、数年間もよく働いてくれている。しかし1カ月まえからフリーズをよく起こし始めた1日何度も立ち上げなおし、だましだまし使っていた。
もう一度OSからクリーンインストールすれば直る可能はある。けれど、トリプル画面のドライバーがうまく入らないと、ブルーバックや、真っ黒な画面となる。(2000ではまだマルチディスプレイが安定していない)4、5年前なら何とかセットアップしたが、その気力はもうない。そこで新しくPCの新調となる。通常はメーカー製パソコンを購入したほうが、安く、安定し、サポートもある。しかし私はどうしても自分用にカスタマイズしたい(一応デザイナーですから・・・)ので久しぶりに新しいパソコンをセットアップした。
CPUは数年前はAMD系が性能が優れていたのでAthionだった。今回は消費電力が少なく性能の高いINTELにした。最近の流行はQuad(4個のコアで構成されるCPU)だけれども、私のCADソフトはシングルコアのCPUでしか使ってくれないので、Duo(デュアルコアのCPU)で周波数の高いもの(3.2GHzをチョイス・・・ってどんな周波数?)をチョイスした。 ビデオカードはチップセット内蔵は使用せず、PCI-Eカードを2枚新たに購入し使いトリプルディスプレイとした。そのディスプレイは、数年前から使っているナナオの17インチIPSの液晶。やはり古くてもナナオの発色、見え方に慣れているため。ナナオは高くてもよいディスプレイと改めて感じる。
さて、肝心のOSだが、これは互換性においてXP-Proが評判よいのだが、まあ新しい物好きなので、やはりVISTAの64ビット版とした。なんといってもエアロや4G以上のメモリー(同時にCADや、フォトショップ、IEなどを使うとすぐに2G使用する。ここにエアロを使うとあっという間意32ビット上限の3.5GMAX状態)を乗せたかったので、だめもとで購入した。皆様ご指摘のとおり、半分くらいのソフトは×。またプリンターも半分くらいはドライバーがVISTAや64ビットに対応しておらずだめ。・・・残念。まあしかしCADは何とか動くみたい(サポートはない)だし、構造ソフト、メイル、IEや画像ソフトは動くのでよしとしよう。動かないソフトは「アクロバット」、「B’sレコーダー8」、「TV視聴ソフト」、と後はユーティリティーソフト全部(引越しソフトや、バックアップソフト)。ユーティリティーソフトは痛い。
HPの大型A1プリンターはVISTA未対応で動かない。(HPさん何とかしてよ。25万もするプリンターはそうそう買い替えできないよ)が、A2プリンターは64ビットのドライバーをサポートしているので(エプソンさん偉い)何とか業務に支障は出ないだろう。・・・と思う。しかし事務所の本命はこれからもVISTAではなく互換性が高いXPでしょうな。
IHコンロとガスコンロ。どっちが水蒸気が多くでるの?答えは大体同じくらい。
赤字は2008年11月8日に加筆、訂正
最近は、2軒に1軒の割合でIHコンロを計画する。ご存知のとおり、IHコンロは、電気を熱にしてなべを温めるのではなく、電磁波としてなべ本体の金属原子を振るわせ温める(なべ型電子レンジと思えばよい)。だから炎はないし、コンロ自体に熱は発生しない。一方昔からなじみのあるガスコンロは、ガスを燃焼し炎としてなべに熱を与える。無論ガスが燃焼すると水蒸気と二酸化炭素とその他微量のガスが発生する。IHは電磁波なので何も発生しない。だからガスコンロで調理するとIHで調理した時と比べ、水蒸気の発生が多くなるとずーと思い込んできた。
ところが今日、日本空気調和衛生工学会の2008年NO.138の技術論文(第三者によって審査された論文)には、IH料理の方がガス料理で行った時よりトータルで水蒸気が多いという結果があった。両方とも同じ料理で・・・。つまりガス料理は、ガス自体の燃焼による水蒸気発生があっても、料理からは水蒸気の発生が少なくなって、トータルでもIHの方が料理作業における水蒸気発生量が多くなるらしい(代表料理3種)。一日のメニュウであってもほぼ同じくらいか少なくなる(グリル構造が違うが・・・)。
凄い結果!!。
当事務所では、好んでIHコンロをお奨めした事は今までない。しかしIHコンロのメリットは?と聞かれた時には、1.掃除が楽 2.空気を汚さない 3.安全性がガスより少し高い と答えてきた。その2.空気を汚さないということが半分当てはまらなくなった。空気を汚さないという事は、燃焼がないので酸素を使わないということと、水蒸気と二酸化炭素を出さないということで説明してきた。水蒸気は料理からたくさん出るのですね。なぜガスで料理した時よりかなりたくさん出るという事は、書かれてなかった(と思う)。
この論文発表者は、ガス会社勤務の方であるので、もしかしたらガスが有利な条件が入っているのかもとも考えたが、査読された論文なので(査読はされいない論文でした)そう大きな偏る条件はないと思う。恩師の先生に伺って見ると、「ガスが有利という条件はないと考えるが、論文に記述でははっきりとしていない部分が多すぎる」とのこと。
また、グラフには一次エネルギー消費というグラフもある。一次エネルギーとは、元になったエネルギーのこと。ガスであれば、直接化石採掘エネルギーなのでこのまま。電気は、火力発電所や原発から作られるので、そこに投入されたエネルギーで換算。例えば火力発電なら、重油を燃焼させ電気を作る効率が0.45。送電ロスが0.05で合わせて0.4という効率で換算しなければならない。一次エネルギーの比較でも、ガスが少なく効率が良い。こちらは少し前から業界では良く知られた話である。
昨日の常識は今日の非常識という言葉がちらついた。研究者は面白いでしょうね。下の表と図は上の論文から出展。実はこの図3がガスの燃焼時の水蒸気が入っているかどうかが明記されていない。このため図3は鵜呑みにできない。
自然素材と住宅、そして新潟での性能(設計 評価)
オーブルデザインでは、自然素材(天然素材)と性能の高い住宅を11年前からお奨めしていた。特に性能の内容は、安全性の要「耐震性」と快適性の要「高断熱高気密の性能」、長持ち住宅を示す「耐久性=劣化対策と維持管理対策」の3つが最重要である。
耐震性は、住宅性能表示で定める「等級2」が「緑の家」の最低基準としている。巷の他メーカー住宅は、以前のブログでお伝えしたとおりほとんど等級2を取ることは難しい基礎形態。「この建物は地震に強い」と口ではなんとも言えるのだろうけれど、この住宅性能評価ではごまかしは聞かない。そんな重要な住宅性能評価であるが、その新潟県での審査機関の最大手(県内ではほとんどの木造軸組み住宅がここに申請する)の窓口担当者は、なんとこの制度が始まってから数件しか申請がないと言っていた。※当事務所はたて続けに2棟申請し、当然のことながら構造の変更無しに「等級2」の評価頂いた。ちなみに等級2とは、「数百年に一度、極めて稀に発生する地震力の1.25倍によって、倒壊、崩壊しない程度」であるから、中越地震より大きい地震(震度7)が来ても倒壊しないことを指す。
快適性の指標となる高気密高断熱も、Q値2.0W/Km2と最高基準の「等級4」の更に25%も良い性能のお墨付きを頂いた。まあこれは当たり前。
耐久性は「劣化防止対策」と「維持管理対策」に分けられるが、いずれも「緑の家」の標準仕様で最高等級の「等級3」の評価を頂いた。この等級3は、3世代(90年)までは簡単な通常メンテナンスで維持可能という評価である。また、寿命が50年以下である建物配管類が、簡単に維持管理できるという評価。例えば配管類が床下で全て露出し、基礎内(下)に埋め込まれないなど。
ここで重要な事は、性能評価に申請した家が、いつもの「緑の家」であって特別な仕様ではないこと。←ここがポイント
最近は自然素材が流行しており、ネコも杓子も天然素材や自然素材を提案している。無論「緑の家」も多くの天然素材で造られるが、かといって他の性能が間引かれているわけではない。何事も先ずはバランス重視で、仮に家造りの重要性の順番をつけるなら、「耐震性」→「耐久性」→「快適性(高気密高断熱と天然素材)とコスト」の順番だろうと思う。やはりどんな建物でも安全性が一番重要。
※・・・耐震等級2で許容応力度による審査申請。
私の解釈であるが、設計の性能評価を受けると、仮に地震に強いと宣伝していたのに、耐震性の評価が「評価1」であると大変な問題となるのがわかっているため。また建て主さん側も、この工務店の社長さんが「地震に強い」と言っているのだから間違いないだろうと、良い方向に考えてしまうため。オーブルデザインでは年間10棟程度。しかし中規模以上の工務店さんは数多くの建物を建てるだろう。その中で年間にひとつ位は、性能評価を受けてもよさそうな気がする。
自立循環型住宅の講習にて その2
その1の続きのその2。その1では自立循環型住宅の講習で有意義だった内容をお伝えしたが、その2では少々?と思ったことを述べたいと思う。
それは通風。通風とは換気と区別し、涼を得るために積極的に外風を取り入れること。この自立循環型住宅のテキストでは、通風は結構エネルギー削減に寄与している。でもこれは疑わしい。昔みたいに、家の周りが舗装されていなくて、網戸もなく、ましてやエアコンの室外機がほとんど設置されていない頃であれば通風は効果がある。私も幼少の頃は建て混んだ市街地で育ち、その頃の1階は、北西の窓から涼風が入ってきた記憶はある。一方学生時代関東に住んでいた頃は、1階の窓を開けても涼風はなく、熱風が吹き込むだけ。またうるさいし治安は悪い。今の新潟県でも市街地はこの関東と同じような状況になりつつある。だから通風はなかなか難しい。だからといって通風を否定しているのではなく、ただ一般的な住宅地では使いにくいと思われる。
この写真はマニュアルの抜粋写真である。図のとおり夜間、就寝時にあける窓で上下に分かれている構造であれば、昼間はとても圧迫感のある窓ではないだろうか?ちょっと現実的ではない感じ。講習会の説明では、室内のランマの大きさで通風が決まると説明していたから、南北側(風方向)の窓は欄間付であればよいのだろう。私の恩師である環境の先生は、いつも「エアコンで涼を取るのは普通の人。裕福な人は、庭が広いし隣も見えない敷地なので、涼しい風で通風は充分取れる。これが一番贅沢。」と言っていた。そのとおりアスファルトや隣の家のトイレの窓が見えるところで、通風というわけにはなかなか出来ない。ちなみに夜間、通風で涼が取れる換気回数は10回/時以上ということらしい。
まあしかし、通風は少し考えるとうまくいく。先ずはその地域の風の方向。そして開放的な内部プランとし2面開放すれば、大体入ってくる。昨日メンテナンスに伺ったM邸は、非常に通風が良好であるとおっしゃっていた。2階リビングで窓が大きい「緑の家」だから可能なこと。
自立循環型住宅の講習にて その1
昨日、自立循環型住宅の講習へ行ってきた。自立循環型住宅とは、国土交通省がCO2の少ない省エネルギー住宅の推進(50%削減)をめざし、策定したガイドライン。法的に拘束力も強制力もなく、「こうすれば、エネルギーの少なくなる住宅になるよ」というマニュアル兼評価ツール。講師は無論南雄三氏。(持論が所々にちりばめられ、力が入るところが面白い)
そのテキスト中で、参考になる資料があったので取り上げる。まずその①は、数年前に「ふく射熱を遮れば、断熱材はいらない」とか、「ふく射熱を遮れば断熱材より効果がある」と言った間違いの認識で薦める会社や組織があったけれど、その中でも触れられていた遮熱塗料の実態について、「国」の造ったこの自立循環型住宅のマニュアルに図が載っていたので、ご覧頂きたい。遮熱塗料と言って販売される塗料の熱反射は、普通の白塗料とほとんど変わりないことがわかる。遮熱塗料を塗らなくても「白」を塗れば遮熱効果は充分と言う事。但し黒色は著しく遮熱塗料が熱を反射する。もしやむ得ない事情で「黒系」の色を選ばなければならない時に初めて遮熱塗料を検討すればよい。まあしかし、黒は暑くなる事は小学校でも習う。だから暑くなってもよいところにしか「黒」を使うことがないのでよほどがない限り大丈夫。
ちなみに、「緑の家」では黒の外壁をお選びになる人が多い。これらの家は暑くなるのではとご心配される方が多いが、実はほとんど問題ない。通気層も断熱材もしっかりしているので、内部まで暑さが伝わらない。(外壁を手で触ると大変に暑いが・・・。)
最近は、ガルバニュームの黒色系だけに遮熱塗料を使った物が販売された。なかなかメーカーも進化していますね。
左の写真は、日鉄住金鋼板のガルバニュームサンプル。
久しぶりにコラム更新
半年振りにコラム(住宅最新ニュース)を更新した。話題は、先回の住宅完成見学会にお越し頂いた方からのご質問で、「集成材は問題あるのでは・・・?無垢材の構造がいいよ!」というご質問と意見を頂いたので、それに返答する形となっている。
何度かお伝えしているが、法律的根拠もないのに、建て主に「危険ですよ。あぶないですよ。」ということは、度が過ぎると「脅迫商法」となる。以前、このブログ内でも「無添加=安全か?」とか「何もかもが昔のままが良いのではない!」とかで、根拠の薄い、脅迫商法まがいの事を、中堅ハウスビルダーがチラシに載せたり、大きな声で営業したりする事が問題とコメントしてきた。最近は大手ハウスメーカーの営業手法として「大手ですので倒産しない=安心な家。一方小さい会社は倒産するかもしれない=不安な家」と営業するようだが、「倒産しない=良い家ができる」とは限らない。注文による家造りは人の人生と同じく、「出会い=縁」であり、人と人である。会社や組織ではない。 ・・・と思うが、如何か?
重要追伸 ブログの更新が楽で、掲示板の更新を3ヶ月しなかったら、サーバーのNFTYの規定により完全削除されてしまった。掲示板には過去9年の大切な足跡的内容(ジャンク投稿以外削除記事がないことが自慢)があるので、HP上で過去ログとして復活させたい。楽しみしていた方(もういらっしゃらないか・・・)にはご迷惑をおかけします。
夏の終わり・・・。
拙宅(寺泊)では、浮き輪の空気抜き作業で夏も終わりだと悟る。7月の初めから膨らませた浮き輪は、夏中家の前にたてかけてある。今年も例年どおりお盆が終わった時に空気を抜き、海水浴の終わりとともに夏の終わりとなる。この作業が少しさみしい。
海の水は今ごろが一番温かくなるが、くらげも沢山になるのでもう泳げない。(今年は8月の初めからあんどんくらげが多かった。しかも例年ではほとんど見ない水くらげも多く浮遊していてとてもびっくりした。)避けて泳げない事もないのであるが、先人の言葉どおりお盆を過ぎたら泳がないようにしている。
今年の夏は、ほとんど熱帯夜は無く、強烈に暑いと思った日は、数日もなかった。結果、不必要にエアコンも力いっぱいにがんばる事無く、効率の良いCOP運転ではなかっただろうか?ちなみに先回も書いたが7月11日から8月12日の拙宅の32坪の全館24時間冷房状態で、電気代は9千円。快適でかつエネルギーロスがなく非常に効率がよい。
夏のエアコン生活・・・悩ましい。
赤字2008.08.14に加筆
暦ではもう秋。残暑お見舞い申し上げます。が夏の暑さはまだまだ。今拙宅では24時間冷房中。8月に入ってから熱帯夜になる日は少なく、24時間冷房を止め、窓を開けようかなと悩むところではある。しかし、次の日もエアコンをつけるとわかっていると、エアコンは消せない。(拙宅の8月の電気使用料金は、約9000円。これで24時間エアコンをつけっぱなしだから効率は非常に高いと自負している)
新潟市のアメダスのデータでは、昨日は深夜0時は気温25.7度、湿度67%で比エンタルピは61.2KJ/kgであり、その時室内は26度湿度55%で比エンタルピは55.6KJ/kg。という事は、外気温が室内温度より下がっているのであるが、潜熱が大きいので、比エンタルピは室内より高く、外気を入れたとたん体感温度が上がるという状態(風は無視)。
更に温度の下がる早朝3時でもは気温23.5度、湿度75%で比エンタルピは58.3KJ/kg、朝6時で22.8度、湿度78度、比エンタルピは57.5KJ/kgと、室内の空気よりは熱がある。つまり防犯上問題が無く窓をおもっきり開け室温より冷たい外気を取り入れても、この程度の気候であればエアコン空調された部屋26度湿度55%の方が熱が少ない。ここで悩む。次の日もどうせ冷房を入れるなら窓を締め切ってエアコンをつけておいても、そう消費電力に変わりないのではと思うから。それは拙宅は、壁や天井全てが無塗装の木(シナベニヤ)で出来ているので、湿気が短時間で大量に吸湿されてしまうため。つまり体感温度に影響を与える潜熱が蓄積されてやすいのだ。木などの多孔質の吸湿は、吸湿された瞬間は問題ないのだが、窓を閉めてエアコンを始動させると、湿気の放出が始まり、この時点で蓄熱と同じ状態になり、除湿のために余計なエネルギーを使う。だから悩ましいと感じる。
番外編
有名な外断熱の基礎断熱工法で、夜は基礎についている換気口を開ける工法がある。夜涼しくなった空気を床下に導こうと言う発想である。しかし新潟県は↑記述とおり、空気のエンタルピは下がっていない。熱のある空気で折角熱の無い空気(床下空気実測では23度湿度70%で比エンタルピ54.4KJ/kg)のところに暑い空気を入れる事になる。つまりエンタルピを無視した工法である。朝、気温が下がるからその空気を取り入れることで快適などと言っているが、まったく潜熱を考えていない。まあその結果、新潟県は普及していないが・・・。薦める会社は潜熱さえもしらない環境系モグリであると言える。例えば冷房中の快適室内環境を上の26度、湿度55%で比エンタルピは55.6KJ/kgとすると、これと同じ比エンタルピは、22度、湿度80%くらいになる。新潟県では、夜から朝に掛けて22度まで下がる季節は、アメダスによると例年8月下旬ごろから。ところがその時は最高気温も28度くらいに下がるので、エアコンは使わなくても良い時期。つまり日中に窓を開けても快適性が得られる季節なので、わざわざ床下の換気口をあける必要はない。基礎断熱工法に複雑な仕組みはいらないと言う事がはっきりわかる。写真は床下温室度の実測。

住宅の契約・・・
通常、一般の建て主さんが住宅の建設にあたる契約は2つの方法があり1.設計は建築士事務所、工事は施工業者に分ける方法と、2.設計と工事を住宅メーカーや施工業者に依頼する方法です。大事な事は、どちらでも設計契約と施工契約は別々に行う事です。
設計の契約は、建築士法のに規定があり、ほとんどの住宅では、建築士が設計し、その建築士は設計事務所に所属する必要があります(業として報酬をもらう場合)。つまり設計の契約は通常省略できません。くわしくは、宮崎県(県庁)のホームページがわかりやすいです。この12月からは、契約時には、建築士の免許を提示する必要があります。
http://www.yutori-net.jp/contract/index.html
よく2.の「一括設計と工事請負だから設計や工事監理における契約はしなくてよい」と言っていらっしゃる方がおりますが、これは本来×です。「業」としないボランティアで設計や監理を行う場合は、必要ありませんが、そんなことはほとんど無いと思います。(但しボランティアと言っても、その管理や設計の責任は負いますから、進んで大きな責任があるのに無償で行う個人はいないでしょうから)
さて、2.の実態はどうか?というと、設計工事監理と施工を別に契約している事例は非常に稀で、さらに設計工事監理の契約をしていない事例がほとんどです。
ではどうして守られないのでしょうか?実は、これらの違反をしても、今現在刑事罰はありません。行政罰のみで(訂正2008.08.12)罰金20万以下です。またその罰金以外の所謂行政罰(事務所の業務停止等)も県知事が定めておりますので、身内保護といいますか、甘い取締りの社会システムが実態です。(行政の天下りもあり、何といっても選挙では、建設業界の力は影響力があるので・・・)今まで契約方法違反で行政罰を受けた事務所は聞いた事がありません。
姉歯事件以降、建築士や設計事務所のモラルアップを受けこの12月、建築士法が改正されます。しかし罰則を少し厳しくした事と、罰則を受ける該当者が、事務所開設者から管理建築士に代わっただけで、社会システムが変らない限り、この方法では実態は変わりないでしょう。逆にそれが狙いなのかもしれません。法律としては良い法律なのに、取締りが無ければ全く意味がありません。確認申請時に、設計委託の契約書のコピーを添付するになればそれ相応の効果があるかもしれません。姉歯の構造計算に騙されマンションを購入した人の多くは、罰則と取り締まりの強化と言ってますが、この実態を評価するのは、建て主さんがやはり中心でしょうか。
エアコンの水漏れの原因はカビ ②
ちょうど一年位前に水漏れをおこしたエアコンから再び水漏れ。水漏れ箇所は、室内機の冷風吹き出し口の下のところ。しかし今回は落ち着いて自分でメンテナンス。使った器具は、いつも水槽の水替えをする時に使う手動ポンプ。これを室外機近くにあるドレンホースの先端につなぎ(テープで空気の漏れが無いように固定)、手動でポンプを作動し吸い出す。するとでてくる。でてくる。写真のように直径2cmはあろうかと言うカビ球が3個くらい。
もし皆さんのエアコン室内機から水が漏れてきたら、ドレイン内のカビ球を疑って見ると良い。このカビ球を除去すればすぐに直る。ポンプがない場合は、口で吸い出す事もできるが、このカビ球を見るとお勧めできない。大事な事は水が漏れている時はそのまま吸い出せるが、無い時は室内機のドレインがたまる皿に、水を入れてから行わないと綺麗に出ないこと。もしこのような現象でお困りの時は、ためしてみて!!すぐに直るから。
新在協のQ1.0住宅 →新住協でした。
新在協と書きましたが、新住協の間違いでした。私が高気密高断熱で北海道に行っていた20年前は、新在協でしたが、10年位前に新住協に変わったようです。関係者様にはご迷惑を掛けてすみませんでした。
新在協新住協(NPO法人新木造住宅技術研究協議会)の薦めるQ1.0住宅の講習会に参加した。このQ1.0住宅とは、高気密高断熱住宅(次世代省エネルギー住宅)の断熱性能を地域にあった方法で効果的に高め、暖房にかかるエネルギーを1/2~1/3以下にしようという住宅。講習会途中で帰ろうとしたが、ひきとめる内容がありとても有意義で参考になった。
現在、次世代省エネルギー法ではある断熱基準が定められており、それを満足する住宅造りが求められている。ある断熱基準とは、暖房に関する所では①部位毎の熱貫流率を満たす、②熱損失係数を満たす、③年間暖房負荷を満たす等の3つの基準を確認する方法がある。特に当事務所では②を標準と考え計算するが、①で確認する場合もある。これは、冬でも日射取得による暖房負荷の基準(パッシブソーラー採用基準)が複雑なため、計算では採用出来ないが、熱損失係数の計算だけでは現状と合いそうもない場合に確認に使用する。ところがこのQ1.0プロジェクト2使用するQPEXという熱計算プログラムは、元々次世代省エネルギー基準の2倍程度の断熱性能の住宅を想定しており、その超高断熱仕様の家では内部発生熱や窓からの太陽取得熱が今まで以上に、快適性に影響を与える(家具などで蓄熱できる)という経験(実測?)に基づき、計算に反映される。だから、冬でも多少でも日射があれば、積極的に南面は熱反射ガラスを使わない(庇等は必要)ことで※、暖房負荷を減らそうという計算が組み込まれる。このおかげで、冬に日射がある地方では、複雑なパッシブ仕様にする事無く、ある程度窓からの取得熱を組み込める。熱損失係数だけでは判断できないが、実際にそくした方法だと歓迎する。因みに温暖化問題から、現在の次世代省エネルギー法を更にアップさせた断熱性能が検討されているらしいが、その中に今回のような冬季日射量を加味する内容が含まれるらしい。学術的な評価は不明(プログラム結果の責任は一切取らないと記載あり)だが、実務者にはちょうど良いQPEXの開発者でこのプロジェクトのリーダーの室蘭工業大学鎌田先生に感謝するばかり。写真は計算結果。
※・・・これは「緑の家」に実際住んでいらっしゃる方からもご指摘がある。
金属類(ガルバニューム外壁)価格上昇中。
当事務所で定番の外壁で「ガルバニューム鋼板」を含む金属類が価格上昇中。ガルバニューム外壁は、安価ながら耐久性が良いのが特徴。表面色は色退行が遅く、製品寿命まで塗り替え無しで大丈夫という優れもの。特に張り替えるのではなく、上から貼っても重さが軽いため問題が少ない外壁材である(除去費用が不要ということ)。そんな優れものが、世界の金属類価格上昇を受け、値上がっている。その値上がり巾は、他の建材より大きくこのままではサイディングの方が安くなる感じである。サイディングも良い外壁材であるが、軒の出なし建物には使えないのが欠点。ガソリンも含めて現在の価格上昇には少々厳しいものがある。がしかし逆に考えれば、日本の建物の材料は建てたときが一番価格が高いのがこれままでで、このように価値が上がる材料は初めてである。つまり今後は建てた時より価値が上がる可能性があると言っても良いのではないだろうか?
住宅性能評価で耐震性は?
最近、住宅性能評価を2件を日本ERIさんにお願いしていた。その内ひとつの評価書が来た。
住宅性能評価とは、品格法で定められた客観的に住宅の性能を評価するシステム。新聞広告やチラシに「地震に強い建物」とか「地震に強い構造」とかあるが、実際はどのくらい強いか建て主にはわからない。そこで「国が一軒ごとに評価しましょう」という法律を7年くらい前に造った。その評価を受ければどのくらい強いかわかるというもの。
評価する項目は10種類。
①耐震性、耐風性
②火災時の安全性
③耐久性
④維持管理の配慮
⑤温熱環境
⑥空気質
⑦明るさ
⑧音
⑨高齢者配慮
⑩防犯対策
である。
この中でオーブルデザインが拘るのは、
①、③、④、⑤、⑦である。その他は特に最高ランクに拘らない。
全て最高ランクであれば言う事なしであるが、例えば耐震性を最高ランクにすると、明るさが最高ランク取れなかったり、高コスト化する。そこで「緑の家」では①の耐震性は等級1から等級3の真中ランク等級2とし、③、④、⑤、⑦は最高ランクを標準としている。すると「①の耐震性も最高ランクにすれば?」というご意見もある。しかし最高ランクでは「緑の家」の自由な間取りや吹き抜けが制限される。そこで数百年に一度の大地震の1.25倍の力に対しても倒壊しない家である等級2を標準としている。実はこの耐震性の項目だけ、一番低い等級1と等級2には大きな隔たりがあり、我々建築士の中では雲泥の差となる。等級1は構造計算を必要としないし、基礎の計算も不要。つまり客観的評価が事実上ない。だからもし皆さんが性能評価を受ける時は、必ず耐震性は等級2以上をお奨めする。等級1では我々建築士は特に何もしないが、等級2を取得するにはその設計裏付け費用として10万以上の経費(実務時間3日以上)がかかる。そのくらい検討するということ。
因みに日本ERIの新潟支店さんは去年開設されたが、大手メーカーの住宅以外で、オーブルデザインが初めて木造住宅で性能評価を行ったと聞いている。
NPO法人だからOK?
NPO法人は最近よく聞く。NPO法人とは「特定非営利活動法人」の事であり、NPO法 第1条は、その目的を次のように規定している。
「この法律は、特定非営利活動を行う団体に法人格を付与すること等により、ボランティア活動をはじめとする市民が行う自由な社会貢献活動としての特定非営利活動」
これを聞くと一瞬「NPOだから皆ボランティア?」と思う事は大間違い。NOPの役員、理事等に相当な高額収入者もいる。ではどこが普通の企業と違うのだろう。
そもそも普通の企業は、利益がでたら先ず株主に配分し、更に社長や役員、そして社員に配分する。しかしこれは株公開の大手企業のこと。小さな会社は、ほとんどの株主が社長個人であったり、役員の親族であったりするため、利益が出れば社長が手当てとして配当されたりする。つまり決算をして利益が出れば(勿論社長の給与、税金を払った上で)給与の他に更に手当てとして配分する。NOPはこれが出来ない。しかしNOP(非営利活動)と言っても、それはその団体の活動で利益を出してはいけないということではない。利益をたくさん出して次の活動資金にする事には全く問題ない。違いは株主等に還元するかどうか。しかし日本の小さな企業のほとんどが同族経営なため、NPOと普通企業と違いはほとんどない。
だから営利団体(普通の企業)の傘の下(出資)で特定の団体の利益を誘導するような活動をしているNPO団体もある。また、NPO企業で小さな普通企業社長以上に収入を得ている人もいる。
NPOだから正直な会社とか、庶民の味方などという決め付けは危険だ。
7月も終わりますね。
今日で7月は終了。なかなかカラッとした夏にならなくて少々不思議な気分です。朝夕は涼しいくらい。
さて、「緑の家」で夏を始めて過ごす方も、もう何度も過ごしている方もいつも考えるのが、エアコンを可動させるタイミングだと思う。私のスタイルは・・・事務所では熱帯魚がいるため24時間空調を止める事ができない。熱帯魚というと夏の温度上昇には強いと思われる方が多いと思うが、水温が30度を超えるととたんに生命の危機になる。多分35度になればほぼ全滅。これは水温上昇とともに溶融酸素濃度が低くなり、また低温やけど状態になるらしい。そこで30度以下になるように空調を掛けっぱなしにする。
拙宅の方はといえば、これまた愛犬(18歳)がいるので空調しっぱなし。愛犬は暑さにめっぽう弱く、年のせいもあって28度以上は厳しそう。だから私の生活のほとんどが空調のなかである。
緑の家に住む方の話を伺うと、男性は空調機賛成派で、女性はどちらかというとできるだけ非空調状態持続派らしい。夏の過ごし方は基本的にどのように過ごされてもOKではあるが、普通自然素材はカビが生えやすいのでその管理だけ注意してほしい。カビが生えにくいのは人工素材がの方が圧倒的多い。しかしカビといってもそう毛嫌いする事はない。多くの公園や森林は、家の中より圧倒的に空気中にカビが多い(詳しくはここ)。にも係らず、多くの人が「気持ちよい」と感じている。つまり空気中のカビや地面等のカビは、周りの他の気持ちよい風景や静寂さより優先しないものである(健康な人には問題ないということ)。まあカビ臭はご勘弁願いたいが・・・。
「節水」は環境に良いか?
環境にやさしい行為を考えた場合、「節水」はその代表格のような感覚であるというような人がが多いと感じる。しかし節水は思ったほど環境にやさしい行為ではないとおっしゃるサイトがある。
これについては私も同意。新潟県に住んでいるせいか、夏の水不足にほとんどお目にかかれないため、生活水の心配をする事が少ない。確かに4年前に三条市で水害があり、断水に近い状態を経験したが、これも普段の水を少なくする事が環境に良いと考えるに至らない。(上水は貴重であり感謝している事は間違いない)しかし環境保全に対し効果が少ない事に一生懸命するより、正しい情報で効果のある環境に対してやさしい行為を一生懸命行う方が、より良いはず・・・。
そのサイトから引用すると
「水は再生可能資源なので、その持続可能性を支配している環境問題の原理原則は、再生速度を上回る資源を使ってはいけない、というものでしかない。」
「36Lの水をお風呂程度まで温める熱量で、1000Lの水の上水供給と下水処理ができる。お湯と水では、30倍近くもCO2発生量が違う。もしも、努力して1日、30Lの水を節約するのであれば、1Lのお湯を使わないことで、同じ効果がでる。」
「水に限らないが、水を大切にしようという心が、環境を守る心である。」には同意。
等である。特にお湯の1Lが水の30Lの節約になるというのは、CO2削減からするとすごい事。そう考えると食器洗い機はなかなか優秀品と思う。まあ両方いっしょに節水すれば完璧であるが、とりあえず効果が高い方を削減する事は、環境問題解決の鉄則。
勘違いしないでほしいのは、水を汚す事と節水は別物。水は汚さないように使えば、再生速度上回ることがどんどん少なくなる。水は極力汚さない努力は大切。拙宅では使ったテッシュで皿をふき取ってから洗う。昔は理解できなかったが、今はこれをしないと気持ち悪い。
良さをアピールしよう!
先週末行われた見学会に起こしいただけた皆様、大変暑い中ありがとうございました。この場にてお礼申し上げます。
見学会の中でよく質問される事があります。それは「集成木材はだめなんじゃないの?」ということです。これについては当HPで何度かご説明しておりおりますが、再びコラムにてご案内しようと思います。
結論からいえば、「現在の木造住宅は集成材無しには成り立ちません。だから日本の国もJASという基準で厳しく管理しております。だから、良くない事はありません。」となります。
☆ここでいう集成材とは木と木を何らかの方法で接着した木。☆
我々のいたるところで集成材はつかわれています。この集成材の良い所は、「小さな木からでも大きな材料が簡単にとれ、木の性質はそのままで製品品質は安定していること」です。だから大きい材料を使う時は、接着していない木より安価で、逆に小さい木を使う時は、集成材の方が高くなりがちです。その価格を見ながら使うところを決めております。また集成材は現在全ての木造住宅のどこか一部に使われていており、逆に集成材を使わない家はほとんどないくらい普及してます。
ところがこの集成材を悪者扱いするメーカーがおり、そのメーカーによって誤解してしまうような情報が発信されております。私どもプロの建築士から見ると、その集成材を悪者扱いする会社のHP上には、。「集成材は構造材に使うと接着剤が剥がれるし、化学物質も発生してよくない」とありますが、その会社の家には合板をしっかりと壁に使って、自社オリジナル工法としてアピールしてます。この合板はれっきとした集成材の一番の親分で、且つれっきとした重要な構造材です。だからとても滑稽に見えるのですが、一般の消費者にはこれがわかるはずがありません。「集成材は構造材に使うと接着剤が剥がれるし、化学物質もでてよくないのでは」というご質問頂く事になるわけです。とても残念です。日本の確固たるJAS基準の集成材は、しっかりした品質です。建築基準法でも、無垢材の最大1.5倍の許容応力度を取る事が出来ます。このような裏ら付けのある材料を「剥がれやすい」と言って過去に起きた生産本数の0.02%以下程度の剥離事故(しかし構造上問題ないと国交省が発表)を声高らかに宣伝する不思議さ。(因みにあるメーカーの新車自動車販売台数に対するリコール数は100%。「自動車 リコール率」で検索すればわかりあます)。こういう少ない事故例を大きく取り上げてチラシや広告宣伝するのは、脅迫営業みたいな物。それより自社の無垢材をアピールすれば良いのにと思います。私も無垢材使用は賛成です。私の場合は積極的に無垢材の構造材を最初薦めないのは、その品質の不安定さからです。無垢材の構造材もJAS基準はありますが、そのJAS基準のスタンプやシールが貼られた無垢構造材を現場で見たことはほとんどありません。つまりほとんどが「JAS基準ではない」木が流通しており、JAS材使用が高価になってしまうので、標準ではお勧めしないのです。JAS材ではない木は不安定な材料です。しかし我々はその宣伝を大々的には今のところしません。同じように脅迫まがいになるからです。それより自社構造の良さをしっかりと伝いたいものです。
下の図は集成材を悪者扱いする会社にある壁の断面図を、私が手書きした物です。ここで示される合板はれっきとした構造材で集成材だと思うのですが、それともこの集成材(合板)には接着剤が使用されていないノーベル賞的製法の合板なのでしょうか?
暑い中の完成見学会
明日、明後日に三条市帯織駅付近(旧栄町)で見学会を行います。見所は・・・、いつものように新築臭のない家。と明るくて、かつすぐ涼しくでき、暖かい家。そして「防音室」がある家です。
所謂最近の家は、吹き抜けがあったり、壁のほとんどがPB(プラスターボード)下地のため、音が家の中で吸収されにくくなってます。TV番組で見たいものあっても、音が家の中で響くから止めたり、趣味の音楽を聞こうと思っても、やはり音の問題で思いのまま聞く事が出来なかったりします。そんなときにこの他の部屋と音を隔離できると言う部屋は、ありがたいです。
壁は防音素材を入れ、壁の構造のつながりを断ち、吸音材を15cm程度入れて下ります。床も防音素材をいれ、吸音材としてセルローズファイバーをなんと50cm近くいれてます。天井も同様です。窓は3枚のガラスで遮断し、換気扇も防音フードをつけております。入り口は既製品の防音扉(シアター程度級)を設置し、ピアノ程度なら音がこもって少し聞こえる程度。TVぐらいならほとんど聞こえない位です。無論家の外にはほとんど漏れないので、ご近所さんに気兼ねなく楽しめます。是非確かめに来てください。音を出して実演しております。写真は3重のガラス部分。わかりますか?
夏!暑い!
昨日は月曜日で休日と重なり、1日オフ。おとといの天気予報では曇りだったので、海水浴を諦めて娘と違う事で楽しもう!となった。そこで朝4時30分に起き、珍しく新潟西港にて釣りをした。(大物ねらいで)結果は3時間で子供の鱸が一匹、メバル2ひきとなり、ねらいのチヌは空振り。何で3時間?というのは、8時ごろから青空が出没、9時にピーカンとなりとても釣りという感じはなくなったため。いそいで寺泊に帰り、途中のアメ横にある「てんや」さんという乾物店で「エゴ」と「ところてん」を購入。このてんやさんのエゴは絶品で、他のエゴが食べれなくなるくらいおいしい。価格は約300円で手作り。是非ご自分の舌でお確かめを。
午後から家の前の海岸で泳いだ。昨日も、その前の日の夕方も泳いだがその時とは全く違う透き通るような海水に引き込まれ、延べ4時間近く潜っていた。(途中昼飯に30分くらい家に帰った。)今、凝っているのはヤスによる魚狩猟。というとかっこいいが、まあ小さな魚を浅いところで少し潜ってヤスで仕留め、食することがマイブーム。昨日は、メバル、タナゴ、キュウセン、イカ、アイナメ、石鯛(みんな小魚で10~15匹)で全てからあげにした。自分達で取った魚はおいしかった。が、・・・ いやー 45才のおじさんにはとてもハードな内容だった。
写真は3枚おろしの魚から揚げ。もうすこし量があったのだが、味見で食べられている。自分で狩りをするという事は、自然の恵みに感謝の気持ちがないとただの遊びになってしまう。食べられたお魚さんたちには「栄養になってくれてありがとう」との気持ちでご馳走様でしたといっている。
家の性能評価
新聞折込チラシ等では、「この住宅は地震に強いですよ!とか天然素材を多用しているので空気がおいしい!とか、構造が無垢材なので耐久性がある!」とか好き放題PRされている。これは憲法で保障される表現の自由があるからで、明らかに虚偽等がなければ、そのPR方法は自由である。困るのはエンドユーザーで、専門的な内容がほとんどなのでどれを信じていいかわからない。そこで国は8年前に住宅性能がもっと客観的に比較できるように品格法を定め、住宅性能表示制度を施行した(義務ではなく、表示するにはこの方法で!!というもの)。国交省は自信を持って普及すると思っていたが、現実は国交省のもくろみとかけ離れこの制度を利用する建て主さんはとても少ない。それはその評価に掛かるコストである。評価を受けるために通常の確認申請とは比べ物にならないほどの資料を集める。申請書と設計図及び資料でその厚さはA4紙ファイルに納まらない4cmを超える。これを最低3部用意する。手間が多く掛かるため作成費用は25万~50万掛かる会社もあり、その他審査機関の評価審査料金で13万~16万程度、合計で38万~66万も余計に掛かる。また施行会社も積極的に薦めない。それは評価に出してPRどおりの良い評価が得られなければ、本末転倒になるから。「地震に強いですよ。100年もちますよ。」とPRしても、評価がランク一番下(所謂建築基準法の最低レベル)であれば「強い、耐久性がある」とはいえない。そればかりか、ランク一番下も取れない家も数多く出るだろう。つまり建築基準法違反の家となる。
さて、「緑の家」はどうだろう。いま申請を2件だしているので、結果はわかり次第ご報告する(プライバシーを侵害しない範囲で)。写真は、その申請書のファイルである。紙ファイルには納まらない厚さとある。しかしどの評価でも評価するということは大変なものである。
既に夏!!
寺泊は既に夏モード。
昨日の寺泊(家の前の海岸)は、こんな感じで既に夏モードです。但しこの写真は昨日撮れなかったので去年写真ですが、ほとんどこんな感じです。で、私は午後から休みが取れたので勿論今期2度目の海泳ぎとなり、早速ヤスで魚を中1匹小3匹をとって食しました。内一匹は娘が捕りました。小5年まで全くといって泳ぎが苦手だったのに、いまやシュノーケルをつけて自分から海に潜ります。ある時期が来ると自然に泳ぐ事に興味がわき、泳ぐようになります。水泳教室や学校プールではほとんど興味なしで嫌いだったけれど、海に潜る楽しさから自然にマスターした感じ。だからクロールはまだまだだけれど、平泳ぎと立ち泳ぎはそれなりにマスター。親馬鹿ながらたいしたものだと思います。
屋上菜園も順調で家の2階ダイニングから見るとこんな感じに!!
今はトマトが一番おいしいかな?拙宅はご隠居(18歳の犬)がいるので暑さは厳禁。従って昨日のような気温は既に冷房モード。極力日射を入れないように右の大きな窓外には午後になると「すだれ」が下がります。外観だけ海の家モードですか??
重要!!メイルが不具合ですみません。
タイトルとおり7月12日(土)お昼ごろから7月14日(月)11時くらいまで、到着した全てのメイルがメイルサーバーで破棄されております。申し訳ありません。この期間にメイルをお送りいただけた皆様には大変ご迷惑かと思いますが、今一度お送り頂けるようにお願いします。(エラーメイルも表示されません。)
メイルサーバーの容量を越えたため、サーバーが受け付けなくなってしました。メンテナンス不備で申し訳ありません。
落選でした。200年住宅。
突然あるDMから、200年住宅補助金事業にに応募しようと4月に思った。5月には申し込み、半々位の確率かなと安易に考えていた。しかし昨夜メイルが届き落選を知った。申し込みにあたってご尽力を頂いたIAU様には感謝している。この場を借りてお礼申し上げたい。
落選の最大の原因は、200年メンテナンスの方法具体化不足であろう。しかし200年の長き間、計画したとおりメンテナンスができるであろうか?200年といえば最低でも6~7世代にまたがる。その間エネルギーの変革もあり、世の中の仕組みも大きく変るだろう。200年先を考えるという事は、故手塚治氏が「アトム」を執筆したような卓越した「想像力」が必要。多く人には縁がないと思う。(^o^;
しかしその想像力がなくても大丈夫な方法がある。今年3月頃のブログにも書いたが、200年住宅の最大のポイントは、「愛される家」を造る事。現在新潟県に残る都市型建物(主に住宅)で60年以上前からある建物のほとんどが、愛される建物である。それは建て主の拘りの洋館風の建物であったり、大工さんの思いがこもる町屋や民家であったりする。規模の大きい建物が多いが、たまに小さな建物が混じる。愛される家には、愛される家族が住まい、家や地域を愛する。そんな家造りが家を長持ちさせる。
基礎断熱工法と結露 その①
結露とは、湿った空気が冷たいところに触れて空気中の湿気が水の粒となったもの。これは表面結露と言われるが、通常このことをさす。空気自体冷やされる霧も結露現象といえる。
さて、基礎断熱工法内の床下は結露するかと言われれば、基礎断熱工法内に限らず空気が存在する地球上あらゆる場所で結露はする。このような問いはしっかりと条件を整頓する必要がある。先ず基礎断熱工法内の床下と比較する工法は何で、どのような条件を設定するかが最も重要。またその前に基礎断熱工法とは何かという事に触れなければいけない。
基礎断熱工法とは、「暖房する」居住空間において、熱的区画を1階の床下までと考え床下まで暖房する空間とした工法。「暖房しない」居住空間には不要。つまり亜熱帯地域の住宅に基礎断熱という工法はない(冷房をする空間にも良いかもしれないが、稀であろう)。
次に暖房とは、「熱的境界ができるような区画をある物質で作り、その区画内部を暖める事。」になるであろう。だから熱的区画内は全て暖房空間である。ところがこの熱的境界の捉え方が日本の住居には馴染みがないため、数々の問題が起こった。それが部分暖房や、短時間間欠暖房、開放型ストーブの使用である。熱的境界は主に空気が区画されている。だから計画的に換気していなければ、その区画内の空気は変らない。そんな区画内で換気もせず開放型ストーブを使用すれば、時には生命の危険さえある。また、暖かい空気はより多くの湿気を含むことができる(お湯には多くの砂糖が溶け、水には少しの砂糖しか溶けないと同じ)。だから、暖かい空気が冷たい場所に触れると、その接触部分の空気は冷たくなり、空気中から湿気を水滴にして出す。この温度が露点温度。例えば温度20度湿度50%の空気は、9.6度で露点温度になり、コップに水が7度で注がれるとガラス表面に水滴ができる。
家の熱的区画は通常家の外壁及び天井、床の内と外で分けられている。
さて話がまわりくどくなったが、ようは基礎断熱工法は、暖房する家のための工法で、その暖房する家とは、家中暖める事が前提の熱的区画となっている。暖房しない家には必要無いし、暖房方法を間違っている家には何らかの問題が生じることは当たり前という前提が先ず必要。
本題の基礎断熱工法と結露はその②で。
第一次屋上菜園改造工事終了
昨日定休日を利用して、拙宅の小さな屋上菜園に屋根や防風壁を取り付ける第一次改造工事を完成させた。少ない予算(笑)の中、趣味と実益を図って計画された改造はとりあえず終了。第二期改造は、本格的な強風の吹き荒れる冬を越してから再び悪い点を改造する。建築のプロであっても、風の巻き込みやあたり具合の詳細は、不明点が多い。通常新潟県では基準風速30m/sで、建物の高さ、形状にあわせて風の力を計算し問題ないか確認する。こういう大きな部分は大丈夫なのだが、防風壁、隣地の建物配置によって、風の巻き込みが発生し、玄関前にごみが貯まることもありえる。風の強かった次の日に、じぶんの家玄関前だけにごみが散乱している経験をされている人も多いはず。という事で様子見となる。よく風通しの良い家とかで紹介している事を聞くが、風は隣家や周囲の状況で大きく変るので、私は周囲に家がない時で明らかに風向がわかる時だけにしか言わないようにしている。
さて、改造の概要をさっと説明すると屋根は半分トーメイのポリカでつくり、西防風壁もトーメイのポリカで可動式としている。風の強くない日は、ここをあけ風を通す。右写真は、縦で撮影した時、まともに太陽が入りゴーストが出てしまった。左写真は、防風壁をあけているところ。強靭なロープで開閉する。施工は全てステンレスビス止めであおり風と錆びに対抗している。
改正建築基準法の施行の苦しみがわかります。
木造2階建て程度では、昨年改定された確認申請の問題はほとんどなかったとブログでもお伝えしました。が・・・、現在性能表示申請を2件行っており、その資料の多さと、決められた図面書き込み方法で少々ギブアップ気味です。こんな部材の認定番号までいるのという感じです。ちょっと納まりが違うだけで認定から外れ評価して頂けないつらさ(財力があれば、実験でもして認定番号が取れるのだが、設計事務所ではそんなことはできない)。まさしくこの評価申請は、大手の規格住宅向けか、評価申請をする機関の仕事を増やす事が目的のような内容です。きっと木造以外の確認申請もこんな感じなのだろうとようやくわかりました。一例として脱衣所にまで防水性能が求められる事はとても不思議です。脱衣所は湿気が出る場所だからというのが理由とされていますが、それは昔の話です。何のために換気扇があり、何のために内部結露を防ぐ計画をしているのか?冬季の湿気ならコンセントボックス程度の穴からでも充分侵入するとR2000マニュアルにあったぞー。根本的に防湿化すれば問題ないはずなのに・・・。
日本の国も他の先進国と同様に、木造住宅の構造くらい国で統一するようにしてもよいのではないかと思います。いま民間から公募している200年住宅などは、国がその骨格くらい取り決めればよいのではないかと思います
ビニールクロスは・・・匂う。
昨日、近所の整形外科に行ってきた。2ヶ月ほど前から寝ちがいが原因で首筋がはり、痛い。特に寝ている時に首筋が張る痛みで目がさめる。よくなるとほっといたが、完治しないのでついに診察を受けた。結果はやはり原因は特になく、運動不足と柔軟体操不足という感じ。
この医院はある大手メーカーが一年ほど前に建築した。外部はタイルや塗り壁でとても立派なのだが、内部はほとんどビニールクロス壁、天井とビニール床。だから内部に入った瞬間、医院臭いと言うよりは、ビニールクロスの可塑剤※の匂い。久しぶりに新築臭を感じた。(皆さんが感じる新築臭はほとんどこの可塑剤の匂い)やはりビニールクロスは所詮ビニール臭が強い。外観にたくさんのお金をかけるなら、中にいる患者、スタッフ、ご自身のためにビニールクロスは最小限度に留めたほうがよかったと思う。がしかし、医院にとって外観は重要でステイタスなのだろう。
※ビニールクロスは塩化ビニールが基材になっている。塩化ビニールそのものは非常に硬い物質。これを柔らかくするために可塑剤を使う。この可塑剤が揮発性物質なので、ビニールクロスが柔らかい間(10年くらい)は可塑剤の匂いがする。そして可塑剤が匂わなくなったころ、つまりビニールが硬くなった頃、剥がれやすくなる。これがいやでオーブルデザインではエマルションペイントを使う。価格はビニールクロスの1.5倍するのですが、10年もあの可塑剤の匂いをかかなくて済む。
名義貸し・・・。
先日このブログでご案内した工事監理アドバイスしている家(法律上の工事監理ではない)の事で今日とても驚いた。
建て主Xさんは、Y工務店と一括請負契約(設計も施工もする)を結んだのであるが、この家の法律上の工事監理者はA設計事務所のBさんと確認申請書に記載されている。そこで建て主Xさんは、施工に疑義を抱き、このBさんのところに「施工は大丈夫でしょうか?」というつもりで事務所に伺った。そこで工事監理者Bさんは、建て主さんに向かって「名前だけ貸しているだけで実際の工事監理はしていないよ。オーブルに管理させるのであれば、うちに工事監理を依頼すれば対応したのに。」と言ったそうだ。びっくりした。Bさんは正規の工事監理者になっているのに、全く認識していない。姉歯の耐震偽装があって工事監理者の名義貸しの厳罰化となり、昨年数十名の建築士が見せしめともいえる免許剥奪処分を受けたというのに、全くお構いなし。同じ職責をになう者としてとても残念。人の命を預かるともいえる建物を設計・工事監理する建築士には、「人間性」のチェックの必要があると思われる。いくら技術的、営業的に優れた建築士であろうが、建築基準法の骨格を成す部分での違法性は、もっと厳重に取り締まる必要がある。しかし取り締まりはしないで、確認申請そのものを細分化してすまそうという意識が業界や国にあるように感じる。現法律が守られないのは、取締りがなく、また罰も軽いところに問題があり、入り口が問題ではない。出口の問題。ここが厳しくなければ所謂「ザル法」となる。
確認申請の書類をいくら細分化し厳しくしても「取り締まり」や「罰」がないなら意味はない。確認申請が厳しく不必要なまでに細分化されたコストを善良な建て主さん、建築士にまで要求されるのだから。そして一番問題なのは、これが特別の事ではない(普通にある)ことだ。
南雄三さんの講師は面白い。CASBEE講習会から
昨日、いつもお世話になっている、見附市の上野住宅建材さん主催で、CASBEE講習会※を受けてきました。3年程前から興味があったのですが、機会がなくこの度初めて講習会に参加しました。何しろ講師があの高気密高断熱で有名な「南雄三」氏だったので、きっと面白いと思い楽しみに出かけました。
やはり過激なトークとジョークで、「こんなのくその役にも立たない」という言葉を3回も発せられて、ここで笑いだろうと思ったのですが、会場は「しーん」という感じでした。私は最前列で小声で笑っていました。この真面目さが新潟県人なのか、中水を使った事がないのでピンとこなかったのか不明ですが、どこが役に立たないかというと、CASBEEの評価では中水利用で80L程度のタンクを設置すると評価があがるのです。しかし、南講師を含む我々中水実務者は、80Lのタンクでは役に立たない事を良く知ってます。普通2000Lくらいは必要です。なぜなら中水(雨水貯蔵)を庭の散水用に考えると、雨の適度に降るときは、この中水は必要ありません。この適度な雨でも80Lを超えると全て雨水を捨てます。しかしいざ雨が降らなくなった盛夏に、庭が散布用としてこの中水を使うと、80Lでは1回散布用もありません。庭散布は、少し小さい庭でも、車の洗車でも100~200L/回くらいは必要です。そして盛夏の雨がない時は10日くらい平気で晴れが続きますので、10日で中水はなくなってしまいますからね。せめて中水が効果を発する盛夏くらいは使えないと意味がないでしょう!(だって他の季節では庭に水散布はほとんど必要無いからね。プランターが多くある家は効果あるかも。またトイレ用に使う中水システムは効果あり。この中水を使うという意識が負荷を減らすのだね。きっと。)
さて、CASBEEが役にたたないかというと、これは 現在の良い評価システムです。日本での建物の20世紀のキーワードはあたらいい構造や生命の安全性、後半でゆとりと快適性でした。しかし今世紀はとにかく「環境」がキーワードです。その環境性能で評価するCASBEEは、世界的にも注目を集めており、評価分母に「環境負荷」が来るという今までにない環境評価手法です。これを世にお送り出すためにご尽力された方に拍手します。
早速拙宅をこのCASBEで評価して見ました。ちょっと甘めの解釈で評価すると最高ランクのSです。拍手!!拙宅では環境負荷を大きく低減する「太陽光発電、太陽光給湯、エコキュート」はありませんが、大きな木の植樹や、植え込みの木の多さ、雨水利用(屋上菜園)でよい評価となります。
※CASBEEとは・・・建物を環境性能で評価しランク付けする手法。2001年に国土交通省の主導でIBECが委員会を設置しまとめた。委員会委員長は、元建築学会会長の村上周三博士。評価方法はQ/LでQは建物の質、Lは環境負荷。この評価で大事な事は、昔みたいに暖房我慢、冷房我慢、お風呂は週2回という我慢生活といわれる行為だけで環境負荷を減らすばかりでは良い評価とならない。今の快適性を維持しながら、環境負荷をできる限り減らそうという現実性が伴うところに価値がある。
浅間邸のCASBEE評価。たいした家ではありませんが、環境との調和、緑地や植樹の多さ、外壁の自然素材や塀も新潟県産の石を積み上げて造っている擁壁が、環境負荷を減らすとCASBEEでは評価されます。
たばこ
このブログは2008年の1月9日に書いてあったのであるが、手違いでアップされていなかった。昨日ニュースでタバコが1000円/箱になるという極端な値上がりを聞いたので、過去のニュースを思いだしアップされていないこのブログがあることに気づいた次第。
今日報道で東京都内タクシーの完全禁煙が開始されたと聞いた。とても歓迎したい。私はタバコをやめてから早21年たつだろうか?最初の5年くらいは、夢の中で吸ってはっとしたものだ。(吸いたい願望のせいだろうか?)今はタバコの匂いでもとてもいやな気持ちである。というのは、ホテルに泊まった時、深夜にタバコの匂いで目が覚めそれから寝むれなくなるから。どうも私の泊まれるホテルクラスは空気質が悪く、家の寝室が一番快適と思う。特におきている時や仕事をしている時は問題ないのだが、リラックスしている時や数時間眠り込んだ後、眠りが浅くなったときとても気になる。そこでホテルの部屋に一歩足を入れた瞬間タバコの匂い(ヤニ臭)がすると一気に帰りたくなる。仕事柄空気質には、とても敏感になったようだ。
タバコの害を論じる時によく引き合いに出される話題は、今初めてタバコが発売されるという仮定をした時、厚生労働省にタバコの販売の申請?をすると間違いなく発売禁止物品となる。それほどタバコの害は認知され間違いのないところ。(そんなものが今も販売できること事態が不思議であるが・・・。)人類が酒と付き合っている時間より歴史の浅いタバコは、「100害あって一利なし」といわれる物質。しかし私はタバコを発売中止にする必要はないと思っている。タバコは嗜好品。危険とはいえそれを承知で服用するのであるから、たとえると危険な冬に山登りする登山家と同じこと。個人の自由。だから喫煙を禁止することはよくないとおもう。但し、登山者が遭難したときに、その遭難救出に掛かった費用を請求されるように、タバコが原因で癌になったり、高血圧、心筋梗塞になったときは、その医療費をタバコを吸わない人より高くするようなリスクを背負わせることが必要ではないかと思う。※実は喫煙者のほうが喫煙による病気で早死となり、長生きスル人より医療費がかかっていないかも?ここらの統計を知っている人がいたなら教えてください。※それが健康保険制度の精神にそった平等というものであるような気がする。嗜好品であるタバコが原因による病気の治療費を、タバコを吸わない人までが負担することは不公平であるということ。そうであればタバコの販売、喫煙は今後もずーとOKだ!勿論タバコの喫煙者が喫煙しない人に配慮することは大前提。匂いはキツイシ、最近の研究では吸っている人より周りの人のほうが害を受けやすい時もあるらしいことがわかっているので、分煙化は絶対必要。(ホテルも禁煙室が増えるとありがたい。)
仕事がら、家の換気計画には明るいつもりである。断熱性能が高い家の冬の暖房のエネルギーロスの約1/3は換気によるロスである。つまり換気しなければロスエネルギーの1/3はなくなる。しかし人間は息をするのでその換気量が最低必要であり、その時のロスが全体の1/3となるのである(換気には水蒸気および他の揮発性物質の希釈もある)。そこでタバコを吸うとなんと最低換気量の3倍以上の換気が必要である。おわかりだと思うが、タバコからは皆さんが有害な物質として認知しているホルムアルデヒドも発生している。よって高気密高断熱の家のなかでタバコを吸うことはまったくもってナンセンスである。エネルギーは3倍ロスするし、タバコの匂いまで希釈することを考えると10倍近くの換気が必要だとも言われる。やはりタバコを吸うときは暖房や冷房している空間から出て、屋外空間などででふかす事が懸命である。シンガポールではずいぶん前から空調が施された空間、及び特定道路(バス停等)での喫煙は全面禁止である。
屋上菜園の改良
昨年から始めた、拙宅の屋上菜園。夏は写真のとおり絶好調。しかし秋以降の木枯らしに、かぼちゃやサツマイモトが塩もみ状態。初冬には植えたてのブロッコリーも塩分たっぷりの潮風で見事漬物状態!!しゃれになりません。海の近くの恐ろしさを改めて知りました。そこで今年は囲いを造ろうと決意。定休日の月曜日を利用して、久しぶりの日曜大工(実は趣味)を始めました。完成は夏頃。ゆっくりとつくります。このまま見事に屋上家庭菜園が問題なく継続できれば、皆様にもご提案します。2階リビングの逆転プランで、2階に菜園があると、とてもなごみます。なんたって2階の窓外にすぐ土があるのはいいよ~。しかしまだ実績(数十年という期間過ぎていない)がないので、支障があった時に対処しやすい車庫の上などがお勧めです。
三菱の電気自動車
今日のニュースで三菱の電気自動車(軽クラス)が来年市販されるとアナウンスされていた。意外と早く市販化される事でびっくりした。価格は400万。但し国や自治体からの補助があり、最も補助が多い所(神奈川県らしい)は、150万の補助金が頂け(すごい金額)、400-150=250万という事。これであれば、プリウスより安い。思わずほしい!!と思ったが(先立つ資金があれば)、満充電における航続距離は160KM(10・15モード?)であり、高速道路は燃費がおち、航続距離が少し下がるとの事。うーーむ。満充電で160km(10・15モード?)は厳しい。多分、満充電は通常、バッテリー寿命を著しく縮めるはずだから、80%充電が普通と考え、勿論エアコンを使えば更に航続距離は短いだろう。また気になる表記(10・15モード?)がある。となると実情100km以下か?買い物であれば充分であるが、仕事やレジャーにはちょっときつい。やはり航続距離は短くても200km以上っほしい(バッテリー交換所があったとしても)。残念だがはやりバッテリーが課題でこれ以上はコスト的に無理なのだろうか?すると純粋な電気自動車はもう少し先で、今後10年くらいハイブリッドが主流なのだろう。(しかしいくら先導的車とはいえ、航続距離が100km以下でクレームにはならないのだろうか?)
残念なのが、TVの司会者やコメンテーター。エコカーに乗った事がないらしく、車のスイッチを入れて音が全くしない状態をびっくりしていた(視聴者のためにわざとか?)。当たり前だが、プリウスも(ハイブリッド車)モーター単独で動くので、エンジン音がしない時がある。地球温暖化がこれだけ叫ばれている中、首都東京では、電車が主なのでエコカーはあまりマスメディア(芸能人)には興味がないらしい。そういえば放送局は、エコには無縁のようなスタジオライティングや機器設備なので電気使用量が半端ではないよね。「エコに興味もってね」といっても無理なのかも。
近隣にも迷惑をかける法律違反
何度かブログやHP上のコラムで「建築基準法違反の小屋裏」をお伝えしている。この小屋裏(ロフト)の中で一番多い違法部分は、最高天井高1.4m以下の厳守が守られていない事。この最高天井高が1.4mを越えると階数(3階建て)になる。1.4mでは居住するのには不都合。頭をいつも曲げていなければならなくなるので、居室にはならない。だからここで天井高を高くしたくなる。だから違法がわかっていながら作ってしまう。でもこれでは、先日の大阪であった、申請上は9階建てなのに実際は10階ある建物と全く変わりない。数年前の姉歯偽装建物と50歩100歩である。
さて、どうして小屋裏に天井高1.4m以下の規制があるのか?というと、先ほどの理由と反対で「常時人がいる空間としたくない」からだ。これは、2階建より3階建の方が緊急時に(火災等)、逃げ出す事が難しくなるから。3階建てには折りたたみ非常梯子や、消防隊員非常用侵入口の設置義務があるが、2階建はない。この差は大きい。火災や地震は忘れた頃にやってくる。違法建築であったため大きな事故になったではすまない。1戸建て住宅の場合、住居人がそれを承知しているならこれは仕方ない。しかし・・・
小屋裏(ロフト)が違法で3階建てとなる事で、近隣に迷惑をかけるとなると、「住居人がOKだから良し」ではすまない。特に第一種、第二種低層住居専用地域にある違法小屋裏が3階建になると、建築基準法の日影規制対象建物となる。日影規制とは、良好な都市(町並み)をつくるため、背の高い建物が近隣の建物や敷地に必要以上の日影を作らないようにする規制。関東ではこの日影をめぐって訴訟にまで発展する基本的居住性能である。特に第一種、第二種低層住居専用地域内では、字のごとく低層建物をつくる地域にすることで、皆がなるべく日があたるようにという規制が強い地域。だから3階建住宅にすると無条件に日影規制対象建物になる。これは他の住居専用地域や第一種中高層住居専用地域と違うところ。更に3階建ての方が地震時の揺れや建物挙動が大きくなるため、外壁の落下、倒壊の恐れが高くなるので、技術的施工要求も高く求められる。外壁の落下で歩行者や付近の人が怪我をしないようにという近隣配慮規制のため、法律を守らなければならないはず。このような法律を無視し違法する業者(設計者)は、他にも重大な違法性がその建物にはあるとといって差し支えないと考える。
かみ合わない高気密の議論。
5月22日のブログに「インタ-ネットの記事から」という題で、業界大手の問題提起コラムで私はコメントをした。その後2つのコメントが書かれていた。そのコメントはそれぞれかみ合っていないように見受けられる。
まず元々のコラム記事は、「もっと気密化を推進するべきである」と結んでいる。そのことに積極的に賛同しているのは私だけ。1.のコメントは、高気密化の方向を直接コメントしているのではなく、高気密化により、換気が不足が発生する期間があるため、24時間換気扇が義務つけられた事への疑問の提示である。このコメントの最後には、24時間換気ををするとエネルギーの消費拡大があり問題という、現実無視のようなとんでもないコメント。気密化をしない建物での空調エネルギーロスがどのくらいになるか、調査(計算)した事が無いのだろう。3つ目のコメントは、気密化に積極的に賛成しているのではなく、消極的賛成するという感じ。(しかし賛成には変わりないからOK)4つ目のコメントは、防湿層による高気密化も問題視しており、その延長線上での24時間換気に否定的コメントがある。更に否定的コメントをしておきながら、換気の制御には問題があるとのこと。何が言いたいのやらさっぱり不明。そもそも換気の制御とは、閉じた空間の話のこと。開かれた空間に換気などというものは必要無い。また、空気中の温度と湿気の関係について、まったく勉強されていないため、ビニール素材による防湿層の重要性がわからず高気密(防湿)のを否定されているのであろう。少しは結露と防湿の事を勉強していただきたい。もしこのこの方が建築に携わる方であれば、はっきり努力不足であると言いたい。また、換気のために開いている外壁の換気口が、コールドドラフトのために塞がれている。だから24時間換気はむずかしいので、違う制御方法が必要と主張されている。これもご自分の携わった建築物全てで、その建物の使い方をご説明されることが正しい使い方をしていただく第一歩。説明も使い方注意点の明示もその建物にしないで、住居人のせいにするのは、責任転嫁である。もっと正しく建物が使われるように啓蒙活動してから、こういったコメントをしないと説得力がない。因みに左の写真は、当事務所の緑の家の住まい方を説明しているパンフレット。緑の家にお住みになっている全ての建物において、換気口が塞がれていた建物は無い。(今のところ)