住宅のメンテナンスは床下がほとんど。

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先日築1年経った家のメンテナンスに伺った。特に重要視するところは、「緑の家」の床下。左の写真は床下のもの。配管や排水管が露出され、誰でも見ることが可能。加えて、お分かりの通り明るい。人は暗いところには、なかなか行きたがらない。この床下は、照明器具が配置されているので、明るく乾燥している。住宅は床下に配管や電線が集中している。加えて湿気やシロアリの害を受けやすい弱点が集中するする部分。中越地震後の被害地に建つ家のメンテナンスに行ったとき排水管が少し外れていることに気が付いた。緑の家のような家中の床下が見れる構造でなければ、気がつかなかっただろう。見逃せば、後々木が腐ったり、カビ臭が出てくる。普通の家は、床下隅々まで簡単にはいけない(ご自分の床下を見たことがない人がほとんどのはず)。

ユニットバスの下の配管を見たことがありますか?下の写真は、ユニットバスの下の配管部分。人の大きさと比べると如何に余裕を持ってメンテナンスできるかがわかると思う。光ファイバーの増設でも床下で配管すれば、設置業者さんもらくらく。勿論、1階の床面積の1/2まで床下収納にも使える。くまなく床下を動けるように計画され且つ財団法人住宅保証機構の基礎計画を守った立ち上がり人通口(人が行き来できる開口部)も重要点。最近は床下を使う家も増えてきているが、基礎の構造計算や計画はとてもずさん。本当にこれで大丈夫なの?という基礎も多くある。普段目にしない床下の構造まできっちり美しいのが「緑の家」である。

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