赤丸で設計図書に記載された一言・・・
「一部吹き出し穴」
この一文字で・・・
カテゴリーをリノベーションから築100年の「て・こあ」に変更しました。
4週間ぶりに「て・こあ」の活動です。
とは言っても今回は家族だけの・・・「燻し」大会です。
2016年3月9日22時に緑字加筆修正
引き続き300万円以上する熱画像カメラを巧みに操る東京大学の前先生の写真です。
この話題はいくつでも書けるほど面白く現状把握に最適です。
最高性能木製サッシからもコールドドラフト。
こちらは日之出町の家の家族の間の大きなサッシを写したものです。
見事に・・・ほんと綺麗にコールドドラフトを防いでいますね。
予めお断りしますが・・・
300万円以上のサーモグラフィーシリーズで取り上げている家は全て普通に暮らしている家で、特別の事をした展示場とかモデルハウスといった特殊な建物のデータではありません。また住まい手さんが自分に合った独自の温度設定などを行っており、実際の生活上の測定です。
引き続き300万円以上する熱画像カメラを巧みに操る東京大学の前先生の写真です。
一階床面裏がほぼ同じ温度であることがわかる。大引きのとの温度差は大引きから床上に熱が移動し難いから。逆を言えば赤いところが熱が逃げないところ。
「緑の家」である旭町の家の床下の熱画像です。この大引き部分は木の厚さが120mmあり熱が床上に伝わり難いのでこのような分布になります。熱が逃げる周囲は温度が低くなる・・・。床裏面も上部床に逃げて(伝えている)おりますね。つまり一階床面が暖かくなる・・・となります。
暖かい空気は一階の床裏を這うように横移動し、最終的にはスリットやコンセントボックス、床と壁の予期せぬ隙間から一階へでます。
上の図のように米ヒバはヒノキに比べ全て圧縮・曲げの機械的性質が上回っている事がわかります。また耐久性、防蟻性もヒノキよりワンランク上で格付けされる事が多い、優れた樹種です。が・・・
昨日日曜日は群馬県高崎市で「高崎の家」工事請負契約の立ち合いに伺ってきました。
途中の関越道三国トンネル前のPAの写真・・・
雪がありません。例年この時期は3mぐらいあるのに0.5~1mもない積雪。先回のときも話しましたが大変珍しい光景です。
無難・・・
意味を調べると
「欠点がないこと、とりたてて非難すべき点もないが、さしてすぐれてもいないこと。危険の無いこと。また間違いのないこと」
とあります。
これって・・・凄い良いことではありませんか。
取り立てて優れていなくとも、間違いないとか欠点がない事はそれだけで優れている事だと私は思います。
よって・・・これからは無難な「緑の家」と呼び、さらに無難を極め愛される家を目指します。
「緑の家」は真夏の通風は実は事務所設立から止めております。海の真ん前の自宅では25年間そのように暮らしてきました。
そのことでこの度・・・更に自信を深めることがありました。
皆様から支えられている「緑の家」ブログ・・・
少し訳あってもっと穏やかな表現が必要だと考えております。詳細はまたあとで・・・
でもこのブログの面白さは変わらないように・・・と期待を裏切らないようにします。
最初に・・・時と共に常識がいつの間にか変わっている事・・・
その一つにレーシングカーは前輪のトレッドが後輪より広いのですね(間違いでこれはアングルのせい)前後はほぼ同じ。これは全く逆の事を想像しておりました。これは子供の頃のスーパーカーの代表機種のポルシェなどがリアトレッドが広いスタイリングに洗脳されたからでしょう(今もそうなのかな?)。確かに紡錘形を考えれば後ろは小さくなりますし、パワー量やハンドリングも変わった・・・その結果なのでしょう。
今回の完成見学会では暑すぎること無く(笑)丁度よい温度になりました。
完成見学会2日目・・・
昨日より気温が下がり外気温2℃と何時もの新潟の気候です。
現在商品チェック中・・・
事務所のこの環境では全数誤差無しレベル・・・。
流石です。私が取り寄せた大手メーカー品は10個取り寄せると数個エラーが出ます。
なぜ米国で取り扱う温湿度計は国内品と違うのか・・・そこがわかりません。
2016年02月17日緑字加筆
今日は足利市にコンクリート打ち込みの工事監理行くはずでしたが、手配の行き違いで明日なりました。ご覧の通り新潟県平野部は多めの積雪で明日になってよかったです。
そこで今日は西裏館3丁目の家の完成気密測定に立ち会う事ができました。
結果はC値0.4cm2/m2です。
高性能住宅の換気として人気があるのが第一種全熱交換型換気扇ですが、これは潜熱を考えないと、とても効率の悪い換気システムです。
上の図は「緑の家」の換気にる損失熱を1とすると2.6倍も熱を捨てている換気システムで、最もよいのは顕熱換気システムの0.85です(潜熱分は無視)。
床下エアコン暖房については先回の説明で、
とても快適・・・
加えて簡単・・・
コストも最小(イニシャルコスト)
と説明しましたが、
床下エアコン冷房は新潟および北陸地方、関東以南の沿岸部ではとても難しい冷房方式です。これは床下の高さが低い高い事とは関係はありませんし、空気と蒸気の特性ですから解決するには、ある程度のエネルギーが必要です。
床下エアコン暖房については過去、
とても快適・・・
加えて簡単・・・
コストも最小(イニシャルコスト)
と説明しましたが、
同じエアコンで床下冷房することは大変な危険を一つ持っております。それが・・・先回も説明した
ドレン管のつまりです。
特に外壁より離れてエアコンを設置する場合に注意が必要です。
誤解のないように改めて申し上げますが、
「建て替えは理由はカビ」
はまだ仮説です。
温暖多湿地での基礎断熱住宅は軒並みかび臭くなるのか?
この結論は時が示してくれると思います。
20年後・・・浅間が間違っていたのか、それとも正しかったのか。