偽装か?長期優良住宅の維持管理計画 国交省は・・・。

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Image0130 この表は昨日の「長期優良住宅の技術的講習会」で配布された資料である。その中の法律で定められた「維持保全計画」の参考例としてあったものをコピーした。

長期優良住宅は、その名のとおり、「よい家を作って上手に維持管理し、長持ちさせよう」という指針でその具体的基準が策定されている。だから性能表示の劣化防止の等級は最高ランクの等級3が条件である。

その仕様は、地面から1m以内にある腐りやすい外周部分の木には、最高ランクの防腐防蟻措置をしなければならない。

最高ランクがゆえに、 巷で自慢げに宣伝行われている「通気工法」だけでは不十分で、通気工法のうえ柱は13.5cm以上にするか、高ランクの薬剤処理が必要。薬剤処理するためには、外壁を貼る前でないと処理は不可能。と言うことは、下の写真のように、上棟後直ぐに薬剤が散布されている。Siroari22

大手の一条工務店は工場で既に注入されており、その効果は75年と紹介されているが、薬剤業界では30年が常識と言われている。これならまだ納得するが、普通の建設会社が行う一般的な現場散布では5年が保障期間で、効果は10年とされている。10年以上の効果の薬剤もあるが、効果が強いと人間にも影響があるので、10年くらい薬剤が普通である。すると10年くらいで塗布し直しが必要。だから上の参考維持保全方法では、土台や床組みには5年ごとに塗布すると書かれる。しかし、土台と床組みと同等いやそれ以上に外周壁にある大事な柱の根元、耐力壁の根元には、塗布計画がない。信じられない参考例である。これを国が薦める講習会の資料として配布するのだから驚き!!単なる間違いではなく、「意識的に」書かなかったと思われる。と言うのは、写真のとおり、外周壁にきちんと塗布できるのは、外壁がない事が条件。つまり5年ごとに外壁をはずして塗布すると言うことになる。これでは「長期優良住宅」ではない。腐りにくい部分だから再塗布必要ないのであれば最初から薬剤塗布はやめてしまえばいい。信じられないくらい矛盾している。

これは国をあげての「偽装」と言えるのではないか?

国と言うと問題がありそうで・・・一応訂正線を入れます。

もっと詳しくはオーブルデザインのホームページの最新ニュース&コラムでご覧いただけます。

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コメント

  1. 匿名 より:

    [E:coldsweats01]そこまで考えていらっしゃるとは...
    気分を害するどころか、またまた勉強になりました。

  2. 管理 浅間 より:

    23時30分様
    コメントありがとうございます。(o^-^o)
    たぶんおっしゃりたいことは、「通気工法+ヒノキだけを使用した軸組みであれば、防腐剤を使わないので問題ない」ということだと思います。
    詳細が書かれている最新ニュースのほうを見て頂くとわかるのですが、問題は2つ
    1.土台も同じようにヒノキをを使えば防腐防蟻剤を使わなくても劣化防止等級3となりますが、参考例では5年ごとの防腐防蟻処理が定期的な手入れで記載されてます。更に本来は防腐防蟻の必要のない床組みまで、5年ごとの防腐防蟻処理が定期的な手入れで記載されてます。これはとても変ですね。等級3をクリヤーするために必要な軸組みには、定期点検がなく、必要とされない床組みには定期点検が必要???仮に床組みが腐っても地震で家は倒壊しませんが、軸組みが腐ったら一発で倒壊です。阪神淡路大震災の教訓です。
    2.通気工法+ヒノキ等を使用すれば等級3は取れるのですが、このときヒノキ等は心材に限ります。白太(辺材)では、どんな耐久性が高い樹種でも全く耐久性がないためですね。そこで普通間柱、胴縁の流通材は必ずと言ってよいほど辺材が混入してます。これは木取りの習慣上小割り材は、丸太周辺から取るためですね。だからよほどのことがない限り、薬剤処理が普通です。一本たりとも辺材が混入していない監理ができれば別ですが、私には自信がありません。
    参考例とは、一般的に想定されることを載せる事が基本で、特殊例をわざわざそこだけ選んで載せる事はどう考えてもおかしいので今回取り上げました。補足ですが、雑壁を含め耐力壁に合板を使わないで地震の等級2以上を取るのも一般的では無い気がします。つまり特殊解を色々を合わせたらできると言うのは、参考例ではないと感じます。(^-^;
    気分を害するような記事でしたら謝ります。
    o(_ _)oペコッ

  3. 匿名 より:

    最近こちらのblogに出会い、いろいろと勉強させてもらっている一同業者です。
    劣化軽減等級3についてですが
    ————————————– 
    外壁通気構造かつ以下の部位ごとの措置
    【柱】
    耐久性区分D1の樹種(スギ等)の製材、集成材で小径12㎝以上の材の使用 
    【筋交い・間柱・胴縁等】
    土台の基準のaの樹種(ヒノキ、ヒバ等)の使用
    【合板】
    構造用合板等を使用し、薬剤処理
    ————————————–
    でクリアーできるはずなので、耐力壁に合板等を使用しない限り参考例で問題ないと思われますがいかがでしょうか?
    ただし、講習会の説明では”等級3+α”と言っていたので”α”の捉え方次第ではおっしゃる通りかもしれません。