写真は故意に荒く掲載しております。興味ある方は是非購入してお読みください。
「 2010年11月 」一覧
高基礎1mのコンクリート一体(一回)打ち込みとシロアリ
Q値に関する断熱、換気の基本① 見かけの換気回数
書きかけ途中ですので後日追記があります。
以前ご紹介しているこの本が、日本における所謂「高断熱、高気密」の建物の指南書です。特別の理由、及び実測などの客観的に評価できる裏付けがなければこの本に添ってQ値や建物の温熱の性能の評価をしなければなりません。勝手な解釈では評価できません。よく国で出版されるこういった本を無視して宣伝、議論されますがそれでは井戸端会議の枠をでません。気を付けたいと思います。
最近の事務所・・・
高基礎1m 呼び強度33N/mm2の一体(一回)打ち込み
デザインと構造は一体 ⑤ 構造計算をする設計者だから・・・続・・
デザインと構造は一体 ②でご紹介した家の模型が完成しました。
2mの耐雪住宅で更に耐震等級3という住宅として最高レベルの性能を持ち、2mのハネだし(無柱)屋根の車庫。今新潟市北区で建築中のH邸に習い、外壁は「無塗装の木」・・・。北側道路が逆に窓のデザインを引き立てます。無論窓はSSプラン(標準仕様)の家なので奥まった深い陰影の窓。サッシの枠につばの付樹脂サッシながら、取り替えが外壁を壊すことなくできる仕様。床高1.4mとまさしく「緑の家」SSプランの家(標準)です。
更にオーソドックスな切妻は妻側1100mmも屋根が出ても尚2mの雪を支えるというもの。水平に伸びた長い軒線、規則性のある木製サッシ・・・シンプルな外観で質実剛健の家です。
木造住宅耐震診断者 講習会
今日は木造住宅耐震診断者 講習会に参加してまいりました。この講習会を受けると各団体に所属することで「診断者」として木造の耐震診断ができるようになります。
デザインと構造は一体④ 安全と耐久性が一番・続
第三者審査機関担当者から返却される住宅の構造計算書。200枚に及ぶ計算書に一枚一枚チェックマークが入っている。丁寧な審査機関です。
さて高基礎はどこがよいのかの2つめ 低い基礎より「安全」と言えることです。
その事を説明する前に先ずは基礎の構造計算をしていることが大前提ですが・・・。
「構造計算していない基礎があるの?」と建て主さんは思うでしょう。地震時に命を守る家の基礎の構造計算はしてませんとは「業界」では口が裂けても言えませんからね。
簡単に仕分けると
「長期優良住宅の認定を受けた家」
「性能評価(設計だけでもOK)を受けた家」
以外は基礎の構造計算をする事はまずありません(ハウスメーカーを除く)。本当です。
デザインと構造は一体 ③ 安全と耐久性が一番
オーブルデザインの「緑の家」は構造の安全と耐久性が一番です。それがそのままデザイン されるのがこの高基礎です。家の優先順位は昔も今も安全が一番、次に耐久性が2番と変わりありません。だからこそ・・・
その高基礎を優先するため、家の大きさや仕上げが二の次になることもやむ得ません←キッパリ!!
時には家の面積が2坪小さくなることもあります。しかし事務所設立以来13年間100%の全棟高基礎の家です。家の一番大事な要素は絶対に外せません。それがが設計者の誠意です。どんなに口うまい台詞を並べても高基礎は良い家なのです。
「ここはコストを押さえたいから基礎を低くしたものをお勧めします」とはいいませんし、今まで一度も提案しておりません。だって、家の一番大事な要素は絶対削れませんから。それが日本の技術者です。
今後数十年間は小氷河期? やっぱり超高断熱の家!!
びっくりしました。
今朝の朝日.COMのトップニュース
「太陽活動停滞で0.7度寒く 13年以降にミニ氷河期?」
http://www.asahi.com/science/update/1109/TKY201011080433.html
だそうです。びっくりなのが・・・それが数十年間も続く事です。
このブログをずーとお読み頂いている方は、
私が地球温暖化より寒くなる方が(氷河期)の方が怖いと
申し上げていることはわかると思います。
(決して温暖化を放置しても良いと言うことではありません)
地球上のほ乳類は寒いより暖かい(暑い)方が得意です。
暑すぎて生命の危機があるより、寒くて生命の危機があるほうが
つらく、それはDNAに刻まれている過去の地球の歴史です。
太陽も宇宙も、人も揺らぎがあり振り子のように揺れてます。
暑くなったり寒くなったりしますが、
この新潟県は、冬に日が差さない地域です。
これは小氷河期になれば尚いっそう顕著になるでしょう。
そんな時、快適に穏やかな気持ちで過ごすことができる
SSプランの家(超高断熱)がやっぱりお勧めです。
デザインと構造は一体 ② 構造計算をする設計者だから・・・
デザインと構造は一体 ①から少し日が経ちましたが、少しづつ続けていきたいと思います。
今計画している家の組み込み車庫のスケッチです。
耐雪2mで耐震等級3の条件で、片持ち(キャンティレバー)といわれる片方だけしか柱のないアクロバットな屋根です。それもそのハネだしの出寸法2500mm・・・。
これは1.1mの壁面後退規定のある地区でいかに隣地に配慮しながら条件を守り、そして格好良く(美しく)そして地震に強く、雪も2mまで大丈夫という欲張りな組み込み車庫の答えです。
家は技術者が設計して初めて安全性が確保されます(法律で規定)。そして構造設計が可能な設計者は、とても自由なデザインの発想ができます。いくら形が良くても安全性の裏付けが乏しく、耐久やメンテナンス性が考慮されていない家は、良い家とは言えないと感じますし、こんな設計は設計者である私が楽しくてしょうがありません。
そう、デザインと構造は一体です。デザインだけではいけません。
最近のオーブルデザインの基礎工事現場から
2010/11/13 緑字加筆
現在基礎工事中の防湿シートの様子です。
真っ平らなスラブ下です。多分よその現場ではあまりみられないでしょう。
最初に謝らなくてはなりません。今年は本来5月に着工する予定だった計画物件が諸条件で半年くらいずれこみようやく見積もりとなってます。ですので秋の完成予定見学会がなくなり、12月の構造見学会が2つ行われます。期待していた皆様には誠に申し訳ありません。その代わり、今後着工がずっーと春まで連続4棟近く続き、来春から夏まで完成見学会が6棟くらいになる予定です。いずれも個性的な家で、全ていまのところSS仕様の超高断熱Q値0.9の家です。パチパチ!!
さて今日のブログの内容は専門的な内容なので、苦手な方はここでおやめ頂いた方が良いかと思います。