オーブルデザインの「緑の家」は構造の安全と耐久性が一番です。それがそのままデザイン されるのがこの高基礎です。家の優先順位は昔も今も安全が一番、次に耐久性が2番と変わりありません。だからこそ・・・
その高基礎を優先するため、家の大きさや仕上げが二の次になることもやむ得ません←キッパリ!!
時には家の面積が2坪小さくなることもあります。しかし事務所設立以来13年間100%の全棟高基礎の家です。家の一番大事な要素は絶対に外せません。それがが設計者の誠意です。どんなに口うまい台詞を並べても高基礎は良い家なのです。
「ここはコストを押さえたいから基礎を低くしたものをお勧めします」とはいいませんし、今まで一度も提案しておりません。だって、家の一番大事な要素は絶対削れませんから。それが日本の技術者です。
基礎が高いと何が良いのでしょう。写真を見てわかるとおり、いかにも強そうですし、実際強いです。元々耐久性を求める建物は昔から基礎が高い事は歴史が証明してます。寺院や神社で低い基礎(低い床)はありません。しかし戦後、数寄屋という低い床で庭と一体感を高める特殊な建築物が流行し、更に基礎のコスト安をひたすら追いかけて今の低い基礎が世の中の標準になってしまいました。数寄屋はあくまでも特殊な建築物で、メンテナンスに沢山の労力がかけられる別荘建築(茶室も含む)です。
さあ、基礎(床下)が高いと何が良いのでしょうか?
それはなんといってもメンテナンスがしやすい。
上の図は普通の基礎と当事務所の「緑の家」の基礎における床の位置を表しています。普通の基礎は図のように人がはって通るしかありません。家のメンテナンスの基本は、床下です。
次に高基礎が良い点は、家の基礎が強くなる事です。これは以前ここでお伝えしてますが、デザインと構造は一体 ④でお伝えします。