今朝、トラックで薪ストーブ用の羽材を頂いてきました。
この羽材は何時もお世話になっている燕市のステンレス磨き、加工等を専門にしている会社さんから頂いております。ありがとうございます。
特に今冬は薪の予備がなかったのでとーっても助かりました。また・・・3.11以降、東北や県南部の薪は、放射性物質が薄く付着しており、これを薪ストーブで燃やすと200倍に濃縮されます。従って燃える前は食品と同じ100Bq/kg以下であっても、燃焼後の灰は8000Bq/kgを超える事もあるようです。この8000Bq/kgを超えると放射性物質としてしかるべく処分が必要となります。
それに対しこの羽材は、ステンレス製品を開包した時に発生するもので、殆どが海外の松や南洋材ですからその心配はいりません。また製材してからかなり時間が経っているものばかりですから、薪の一番の条件である「乾燥」がしっかりとされています。
広葉樹に比べるとデメリットもあるが乾いている+安全性が高いというメリットがそれを上回る。
ラワン系もある。この木は燃やすと油がにじみ出てくるのが多い。
本来の役目を終えて最後の役目・・・「熱エネルギー」になる木達。この木たちを頂ける事はありがたいですね。こういった木を薪ストーブに使う事は無駄がなくて大変よい事です。
コメント
ちーすけ様
コメントありがとうございます。
>そして現在、汚染に無頓着に薪を入手し燃やしているご家庭
>が沢山あるのではないかと心配しています。
おっしゃるとおりです。
以前からこのブログでも発信しておりますが、
「薪ストーブ」は環境に対し決して優れた暖房機ではありません。最近天気予報にも出てくるPM(粒子状物質)も薪ストーブはガスストーブ、灯油ストーブより桁違いに多く大気中に放出します。今、仮に灯油ストーブを使っている人が全て薪ストーブに換えたら、林・森はなくなりますし、空気中にPMが漂います。財政破綻したギリシャでは灯油が急騰し、薪ストーブが増えた結果、大気汚染が深刻になりました。あくまでも都市の薪ストーブは「趣味的な暖房機」であり、環境よいとかエコとかと言って誇れるものではないでしょう。
よって生活必需品ではなく趣味的暖房機なら、廻りの人に迷惑を掛ける事は少し控えたり、気を遣ったりする事は普通の感覚です。
>近所の薪ストーブの排煙も気になる今日この頃です・・・。
御意。せめて何らかの心配を解消する発信などがあるといいですね。例えば薪は全て九州産ですを表示するとか・・・(*^-^)。
・・・無知は罪な場合があると思います。
安全安心な良い燃料を入手されましたね。
住宅購入を検討し始めた頃は薪ストーブが結構気になったものでした。私も薪ストーブの揺らぐ炎は非常に魅力的に感じます。
しかし、震災後は薪燃料の放射能汚染問題でハードルが非常に高くなってしまいました。そして現在、汚染に無頓着に薪を入手し燃やしているご家庭が沢山あるのではないかと心配しています。皆さんが先生のように薪の汚染に注意してくだされば良いのですが、とてもそうはいかないでしょうから、、、。
チェルノブイリでは「暖炉は小さな原子炉」と言われていたそうです。日本の薪ストーブもそうならないように、使用される方々には薪の汚染と灰の処分には十分注意していただきたいものです。近所の薪ストーブの排煙も気になる今日この頃です・・・。