ダクト式全熱交換換気扇のススメ

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今日はある方から「魚沼食べる通信」を頂きました。

この「魚沼食べる通信」は、魚沼の特産の食べ物を季刊紙と一緒にお送りしようと言う企画で作られており、今回は魚沼では全国的に有名な「お米」がついている物でした。

なるほど・・・様々な企画が地方から発信されており、地産地消と共に地産が他地域へ羽ばたけ~です。私の家の米も無論県内の農家さんから玄米を直接購入しております。

緑色矢印はお風呂のCF。

さて表題ですが、ある家の空調設計をお願いされそれが完成したので換気風量測定を行って来ました。もちろんダクト式全熱交換換気扇+CF+高効率エアコン空調です。

全熱交換型集中換気システム。上野住宅建材さんで取扱中。

何時ものダイヤル調整。もっと低いところでの均衡も作れるが、意識して高めでのバランス。

換気量170m2/hで、ダイヤルは2/3の所です調整終了。圧損の具合はまあまあの所です。消費電力計(電流計)でもあれば、消費電力が測れたので今度は持参しようと思っております。多分50~60Wくらい?

私の後ろ姿。年相応・・・。

調整は私が行います。寒いと思って完全防備で望みましたが、エアコンが半分可動しており3階はほかほかで、汗をかきつつ2階と3階を脚立を持って往復15回・・・汗だくになって調整をしました。調整したことのある人ならわかると思いますが、1回全部調整し、その後微調整を数回繰り返さないと設定した風量にはなりません。安定性を重視するので圧力損失を出口で付けて設定するのがオーブル流で、出口の圧損をゆるめにすれば消費電力は減りますが、どこかにゴミがついたときに一気にバランスが崩れます。そこで静圧を高めに設定するためスリットは隙間はほんのわずかです。これは人それぞれの考えがあるのでどの方法がよいか・・・更に煮詰める必要有りですね。

概ね40m3/hの風量に調整中。3階寝室。

概ね70m3/hの風量に調整中。2階LDK。

この建物は「緑の家」ではありませんが、「緑の家」の空調システム・・・特にあのCFや個室循環ファンとの組み合わせは、様々のところで増殖中・・・安価で単純な効率の高い設備が支持されているようです。

循環ファン(緑色矢印)のある寝室。
換気のSA(新鮮空気吹き出し)は青矢印。

ここ数年CF(風呂循環ファン)全棟完備・・・CFは「緑の家」代名詞になりそうです。CF(風呂循環ファン)といえばオーブルデザインの「緑の家」と全国で言われたいですね。

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コメント

  1. オーブルの浅間です。 より:

    N様
     コメントありがとうございます。
    匂いについてはまだまだ発展途上です。一般の透過型全熱交換では、水分子の大きさ概ね0.4㎚と、フィルターの隙間構造、様々な匂いの分子の大きさに左右されるでしょう。よって顕熱タイプやその他タイプも選択肢に入ると思います。ただまだ例が25棟と少ないですが一度も全熱交換型の匂いでのクレームはありませんし、匂いが気になる家もありません。
    換気全般にについては様々な方式が世の中にはありそうです。澄家さんのシステムはあまり知りませんので、換気に対する「緑の家」の考え方を、ブログを「続2」として書きました。ご興味があれば引き続きお読みください。

  2. N より:

    http://www.kmac-aire.com/1.html
    写真の機種は上のサイトのものだと思うのですが浅間様の第一種換気ダクト式全熱交換器でおすすめの製品というのはあるのでしょうか。
    自分としては
    ・排気口にもフィルターが付いている
    ・臭いが広がらない
    ・給気ダクトがないので万が一の掃除の時手間が少ない。
    ・吸気口フィルターの位置が屋外のため吸気口から換気扇までのダクトが汚れにくい
    ・中間期のバイパス機能
    上記のメリットから澄家がいいと思っています。