「風」のハンドルスイッチからデザインを考える。

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走る為に必要な最低限の運転席廻り。音楽操作レバーはハンドルの奥で視界に無い。

事務所の車の「風」はマニュアルトランスミッション5速なのですが、一応「クルーズコントロール」略してクルコン※がついているという不思議な車です。※クルコンとは任意の一定速度維持する装置。

ハンドルにクルコンだけがつく「風」のハンドル。

国産車はハンドルに音楽操作、風量、空調などのスイッチが細かく配置されますが、「風」のハンドルにはクルコンの操作スイッチしかありません。ボタ
ンが「+」、「-」、「R」、「0」と4つの単純さです。これがとても操作しやすいのです。あっ・・・でもクルコンは殆ど使いませんが。

以前乗っていたプリウスでも


30系プリウスの標準ハンドル。細かいスイッチが親指で押す形状になっている。

細かいスイッチが円形に12個ついており、親指タッチするという操作でこれが結構大変で、小さすぎて3年乗っても目視し無ければならなく、結局シフト側にあるメインスイッチ操作しました。
「風」ハンドル右側

「風」ハンドル左側

ところが「風」のハンドル上スイッチは写真の4つのみでブラインドタッチが直ぐに出来ます。
では音楽はどうやって操作するのか・・・

このクルコンの右奥(左ハンドル車なのでつまりシフト側)にレバーがあってそのレバーで操作するのです。

これがとても快適・・・
大きな動作で確実に動く・・・
プリウスの時にイライラしたことが解決されいる・・・やってみればわかりますが、ハンドルを握ったまま親指を動かすより、中指を動かす(ハンドル裏にスイッチがある)ほうが凄く簡単、確実。だから重要な変速用パドルレバーはハンドルの裏側にあるのでしょうね。

操作デザインとはこういうもの!

流石です。この辺りが実用重視(笑)の仏車の所以です。

上から見たところ。実際見えなくとも中指動作でボタンが大きいのでこれもブラインドタッチで全く問題ない。


下から見あげたところ。大きなボタンやダイヤル、レバー等で計8動作出来る。

ホント使いやすい操作レバーで運転が楽しいのもそのせいです。
使いやすいことが一番で加えて美しい。この場合は奥に引っ込んでいるので普通はこのこのレバーは運転者から見えない所にあるのです。当たり前です。運転とは直接関係ないスイッチは奥へ・・・見えない・・・基本でしょう。「緑の家」でも見習いたいですね。

国産車はリアフォグだけがこのようなヘッドライトを消すと次回もキャンセルされるスイッチだが、「風」はフォグライトも同様になる。

また・・・フォグライトのON、OFFの扱いもちがいます。

最近フォグライトを悪天候でも無いのに点灯したまま走っている車が多くなっており、その中でも光軸修正や電球交換をしてより眩しくされる車もあり、目が痛い・視界が妨げられる・・・そんな経験ありませんか?
「風」は国産車の多くが採用する自動でフォグライトがOFFにならないスイッチでは無く、ヘッドライトを消すと次回は再び意識してスイッチをONしないとフォグライトは消えたままになっております。これで無意識にフォグライトをつけたまま走ることはありせん。と言うよりフォグライトを点けるほどの悪天候は新潟県でも数えるしかありませんので、この点けたままに出来ないスイッチには大賛成です。他の車メーカーさんも見習ってほしいところです。

元々フォグライトはホンダのHPによると
濃霧のときはヘッドライトだけでは乱反射してしまい見えづらくなるので、自車の直近の視界確保と他車からの視認性を向上するために点灯するものです。
市街地で晴天時にフォグライトを点灯してしまうと、対向車や前車に眩惑感をあたえるなど、他の運転者に迷惑となる可能性がありますので注意しましょう。」
とあります。

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