大野町の家 解体スタート

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設計図書完了が8月12日なのだけれど着工が11月20日と3ヶ月もかかった新潟市に建築する大野町の家。

原因は・・・河川法と国有地の許可申請、更に市街化調整区域内の建築のため。

その中でも国有地の許可が二転三転してようやくおりたのが実質今月初め。その後、市街化調整地域に建てる許可を頂きようやく確認申請へ。そして敷地内のアスファルトを剥がす工事を始めることができた。今回はある役所との交渉が難航し特別長かった気がする。

駐車場だったアスファルト表面を剥がしているところ。

工事着手前に敷地内にある以前の残材を片付けようやく地鎮祭へ。
何時も現場にできる限り出向く事にしているが、今回も既存の処分に立ち会う。すると数十年経ったアスファルトの下の路盤である砕石の絞まり具合に驚く。

「砕石って時間が経過するとコンクリートみたいに固まるのだね」

建築でも砕石は基礎の一部で構造体。ただ時間が経過した砕石を見たことがなかったので新たな発見である。これと比べると・・・断熱材をべた基礎スラブ下にすき込むこわさを感じる。

まるで少し品質の悪いコンクリートのような絞まり堅さを見せる砕石転圧路盤。

ところでこの大野町の家の基礎は・・・2年ぶりの布基礎。

「えっ、べた基礎ではないの?」

との問いに、

「この高低差がある敷地では布基礎の方が同じ耐震性でも安価に建築可能」

であるため、布基礎を採用した。

玄関の入り口は床下スラブと1階床の中間くらいで、更に1階に中収納があるので、高さ方向の基準線は複雑に・・・。

大開口部の出窓式コーナーサッシを持つ大野町の家。出窓先にはSINANORiverが見える。

しかも耐震等級3を取得しつつ、いつも以上に1階はワンルーム化して・・・更に新方式コーナーサッシの採用でとても構造がシビアのため床と天井をしっかり固める。

高さ方向の重なりは間違えやすいので高さ方向の寸法線、基準線が何時もの倍書き込まれている。

そしてべた基礎の僅かな欠点だったスラブの熱橋も布基礎なら完全に押さえる事が可能なため、外断熱基礎を採用した。そのため布基礎とはいえ何時ものべた基礎以上のコストがかかっている。これをべた基礎で行ったなら・・・もっと基礎費用がアップするだろう。

さて・・・

今週は金沢、山形に伺うので天気予報を見ると山形は氷点下2度で雪!!でも金沢は普通に雨・・・。「風」のタイヤを履き替えると金沢へはかったるいし、山形はノーマルタイヤでは無理と言うより、坂も多いのでネイキッドの方が無難か?

4輪交換で25分程度。トルクレンチが有ると助かるし安心である。

ということでネイキッドにスタッドレスタイヤを履かせる。高速は全工程の1/3であるから下道重視。軽自動車でも4駆のほうが峠道にはいいだろう・・・と安全第一である。

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