「て・こあ」でのある一日 弐百七拾四 年末恒例

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皮はパリッと中身はジューシーになる。胸肉でも皮が水分を逃がさないためかパサつかないのが丸ごと焼きの特徴。無論焼きたての時のみの事。

月曜日の「て・こあ」奉仕の日に、年末恒例のローストチキンを燻煙器でつくった。

奉仕者の一人スタッフMの希望により国産の鳥を手に入れ燻煙器で焼き上げること90分~100分。少し強めの火入れで燻煙機内温度を240度にまで上昇させ焼き目を今回は強く付ける。

香りつけのローズマリーは庭に生えていたもの。鳥によく似合う香味草である。塩は多めにすり込み一晩寝かせるのが秘訣。

なかなかの出来上がりで美味しかった。本来ならクリスマスでつくるのだが、その頃は「て・こあ」にいない予定なので前倒しとなった。

こちらが燻煙専用器。これをオーブン代わりとする。

さてこの日の奉公は「冬囲い」である。

1階の南側はほぼ全面ガラス。当時品のガラスなので厚さは2mmから3mmと極薄のゆがみが残る旧品。

冬囲いとは、ご覧通りの薄いガラス箱のような民家の1階部分を、落雪からガラスが割れないように守ること。今はサッシで割れにくくなってこのような冬囲いが巷では少なくなったが、ガラス厚2mmの「て・こあ」では冬囲いは欠かせない。

ガラスを守るために板を竹に取付ける。竹は裏山の竹林から切った物。

3時間ほどで一応完了した。同時に例の簾をはずそうと思ったが、いまだ、未だ、まだ、黄色スズメバチが巣を出入りしている。誰のために何のために出入りしているのだろう。書によると、本来新潟県のような雪国では11月一杯で活動終了とある。暖かい関東以南だと12月まで行っている種もあるというが・・・。

目視では数匹の蜂が飛び回り頻繁に出入りしていた。

ところで・・・「て・こあ」の裏庭の薪小屋で今まで見たことのないキノコの株が生えていた。

裏白樫の倒木。色は灰紫色で根元にリングはなく茎にシミもない。

なんだろう・・・なんかヒラタケ?みたいで食べられそうであるが、まだ死ぬにはちょっと早いので止めておく。この写真でわかる人がいたらご一報を・・・。

木は裏白樫で、昨年伐採した薪を雨ざらし部分に転がしておいたところに生えてきた。

「て・こあ」に関わって8年目になるが、今でも新たな発見に驚かされるそんな建物と環境である。

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