「 耐雪住宅、雪、寒冷地 」一覧





アルミ既製品カーポートの事

1月10日13時 以下と未満が間違っていたので修正

「アルミの既製品カーポートを囲ってガレージっぽくしたいのですが、問題ありませんか」

のような質問があった。そこで返信メイルで書けなかった詳細説明をする。

下の写真矢印がよく見るアルミ既製品カーポート。

新潟県では新築建物の99%以上がこのような屋根がスチールで平らになったこのタイプ(折板の耐雪型)でないと法的に建てる事ができない。

わかり易くする為に一言で答えると・・・

アルミの既製品カーポートを壁を取付けて囲ったり太陽光パネルを屋根に載せることはNG。法的に問題がある(構造的に問題がある)。

安価なアルミの既製品カーポートを構造体として使えば確かにコストダウンできるような錯覚に陥るが、それは構造的、法的裏付けがない。

なぜか?

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西裏館3丁目の家 屋根の雪止めでわかる積雪量

Dscf8492足場とネットで覆われる西裏館3丁目の家

西裏館3丁目の家の現場打ち合わせがありました。

そういえば・・・超高断熱仕様を設けたのはもう6年前なのですね。私共にとってもうそれが当たり前の性能なので、巷の家(大手ハウスメーカー等)の断熱性能より2倍も高い事を忘れてしまいそうです。

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冬の風

2014.01.8午後 青字を加筆しました。

333黄色は10分間平均の最大風速が5m/s以上で赤丸は10m/s以上の日。紫は瞬間最大風速が10m/s以上の日。台風並の日もある。

昨日に続いて・・・今度は風です。

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新たな試み・・・積雪地にソーラーパネル

Dsc00529模型は車や人型でスケール感がでる。こちらは人にピントを合わせた写真(コンデジで撮影)

「緑の家」は・・・

オーソドックスな外観・・・

凸凹が少ないプラン・・・

流行に左右されないデザイン・・・

性能は最高レベル・・・

そして今度は積雪1.8m地域にソーラーパネル(太陽光発電パネル)を設置します。

実は三条市でもソーラーパネルはなかなか無いのですが、旧中之島町にソーラーパネルを前提にプランを作成しました。

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積雪と建物

Sdim0808 先日雪の重みで倒壊した倉庫。当時積雪1.5m位。

今日は小千谷に行きトンボ帰りで、先日の積雪による倒壊現場と今月中旬に行われる講習会の講師として使う写真を撮りにいいきました。所要時間2時間・・・。

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エコな電気自動車は雪国ではダメか? パート2 2012年冬

2018年緑字加筆

Dsc04954

タイトルとは関係有りませんが・・・

久しぶりに昨日氷点下を脱しましたが、その夜からお昼まで氷点下だった三条市です。

新潟県は概ねそのような天候でしたが、今日も土手通りから4駆が一台スピンアウトしておりました。怪我は無いようなのでそれが何より一番。

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景観をいかすための特別な手すり・・・

Dsc04503積雪期間が3ヶ月にもなるため、いつもの棟換気が機能しなくても安心なように軒裏換気口(黒い四角)を多めに計画する

さあー 「片貝の家」も終盤です。

バルコニーに手すりが取付けられて、外見は屋外フードと設備を残すのみとなりました。

当初杉だったのですが、施工中に外壁として最もふさわしい米杉をお選びになり、またバルコニーからの景観をいかすため、手すりはSUS304のフラットバーで完全オリジナル。トーメイ感を最大限引き出します。

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雪が多い時に思う。家に一番大切な事は耐震性!

Dsc00698

知ってますか?

新潟で建てられる木造2階建ての多くが雪のない関東で建てられる耐震性と同じだって事を・・・。

「あたりまえじゃないの?」

と思われる方。

ではなぜ阪神淡路大震災後、瓦の家は屋根が重いので地震には不利と言われたのでしょうか?雪の1mの重さは瓦(引っ掛け桟瓦)の7倍以上もあるのに・・・ 

と言うことは雪のない関東の家と同じ基準で建てると地震に弱いのでは・・・

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新潟の家 太陽光発電パネル設置の注意

201101171302081_3

町で見かけた風景

多分後付け太陽光発電パネルの設置だと思います。

太陽光発電パネルは表面がガラス質。

よって大変滑りやすく上の写真のように雪は滑り落ちます。

きっと住人は雪の落ちる「ドスン」という音で結構驚いたと思います。

落下場所がこのように下屋であっても、赤丸のように積雪量が1mを超えると危険です。普通の家の設計は均等積雪1mで考えてますから、固まった雪で偏った積雪は、大変重く、バランスが崩れ思わぬ事故を招きます。

設置には十分注意しましょう。


雪の降る新潟の家 預言者ではありませんが当たります。

本当に当たります。
昨日まで新潟市を中心とした大雪で積雪45cmと25年ぶりの降雪。さらに昨日から長岡市では雪が降り続け現在70cm。12月としては最近珍しい量です。
地球温暖化は、気温が上がるだけでなく、このように気象の変化が大きくなると予想されてます。降る時はたくさん、降らないときはまったくと・・・。

忘れたころにやってくる天災の対策は重要です。ですので当事務所では雪の少ない時から「耐雪住宅」には真面目に取り組んできました。
過去長岡市内に建設した緑の家は4件中3件が耐雪住宅で、一軒が雪下ろし住宅です。雪下ろし住宅では、屋根勾配は緩く雪下ろししやすい配慮がされてます。また三条市でも耐雪住宅は3件あります。
これは雪の少ない時から「必ず雪は多く降る時が周期的に来る」と予想していたからです。三条や新潟市でもこれはあてはまり、今まで雪の積雪を安易に考えていた設計者は少し考え直すことになるでしょう。特に高齢者住宅が多くなる今後は、雪下ろしの苦労から解放されなければ、安心できる家にはなりません。
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1m以上雪が降る地域には表示義務がある。自然素材の家の耐雪住宅に付ける表示プレート。

新潟県は新潟市や寺泊等の海岸沿いの一部の都市を除いて、家を設計するときは雪の量を1m以上に設定する決まりがあります。例外措置として「慣習的に雪下ろしをする地域」は、積雪を1mまで減じて設計できますが、それを見やすいところに表示しなければなりません。しかし、このプレートを「見やすいところに設置」している建設会社はほとんどありません。住宅では当事務所ぐらいではないでしょうか?
木の家とか自然素材とか、気持良い家とか、暖かい家とか、耳障りの良い言葉だけで住宅を造ると本当に法律に沿った最低限のよい家にはなりません。全てのバランスが重要です。
旧新津市や旧岩室町、旧亀田町でも法律で定められた積雪は1m以上ですので、住宅でもこの写真のようなプレートの設置義務(県通知通達)は数年前からあります。設置していない会社は、積雪1mを構造計算していない可能性もあり、安全性に疑念があります。施工会社選びの時はこの点のチェックで構造を正しく考えている会社か、構造をいい加減で考えているかわかります。特にこの決まりができていた数年前の家に設置されているのかは、その会社の構造に対する誠意があるかないかです。


新潟の住まい 住宅の大切な性能 積雪量 耐雪住宅改め適雪住宅かな。

赤字は2009.07加筆

オーブルデザインは、雪が1m以上降ると容易に予想される地域に家を建設するとき、必ず、雪の対応にはどのようにするかお聞きしている。これは今後予想される地球温暖化による異常気象で、小雪だけでなく、ドカ雪による多雪もありえるからである。1昨年前には、妙高市の積雪が過去最高であったということは記憶の新しく、今年は逆に小雪。このように、両極端な気候が今後も予想される。新潟県にとって積雪も立派な災害になる。多雪が過去あった地域にとっての雪対策は、耐震性と並ぶ大きな備えであり、これを怠れば、専門家としては不誠実となる。

建築基準法によると、建物は地方自治体で設定されている積雪量に対して安全でなければならないと規定されている。それは三条市で1.8m2.0m(に変わりました) 、新潟市で1.0m、新津市で1.2m、長岡市で2.5m、新発田市で1.3m、柏崎市で1.3m、燕市で1.2m、吉田、弥彦でも1.2mとなる。この数値が適正値である。今の住宅のほとんどが緩和措置である雪下ろしを条件とする1.0mまでの減雪数値である。だから正しく考えると、耐雪住宅=適雪住宅であり、一般の住宅は減雪緩和住宅となる。

これは三条市下田地区M邸。積雪1.8mImg04715_2の平屋住宅。

Img04741 こちらは長岡市K邸。積雪2m。

Img06608 こちらは長岡ニュータウンI邸。積雪2.5m。

Dscn5195 こちらは長岡市M邸。積雪2.5m。

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最後にこちらは、今建築中の三条市下田地区Y邸。 積雪2m。(この建物だけが地方自治体で設定している積雪量1.8mより多く計画している。)概略屋根の形状は、ほとんど平らに近い単純な屋根。木の外壁であれば軒の出を設け、ガルバニューム外壁の場合は、軒の出を設けない。


新潟 住まい 耐雪2m住宅「自然素材の外壁」

Sdim4928無塗装の木の外壁の家がとうとうお披露目になった。とは言っても足場が外れただけ。しかし木の雰囲気はばっちりと伝わる。Sdim4921

Q値はまだ正確に算出していないが、1.9W/km2くらいだ。その割には窓が大きく開放的。5月下旬には完成する。

このY邸は、プランはほとんど建て主さんがお考えになり、その裏付けを当事務所でしっかりととり、耐雪2m住宅としてご提案した。

Yさんは、ウェブで当事務所を探し当てて頂き、お選びになった。当HPは探しにくく、検索でもなかなか上位に来ない。そんな中お選び頂いたことについては改めてお礼申し上げます。

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耐雪2m住宅なので外観はいたってシンプル。これは箱形にすることで、屋根の上に2mの雪をバランスよく載せることができる。加えて耐力壁が通常の約
1.3倍程度割増しでに入らないと、地震時の安全性を確保できない。これで等級2相当で、積雪1mであれば等級3相当になる。それとともに地盤面2mから固い土となる適所地に表層地盤改良、オーバースペックのよう壁、ダブル配筋の高さ1mのべた基礎など自然災害に対し極力被害が少なくなるように考えた高性能住宅。長持ち仕様だ。

玄関が奥に引っ込んでいるのは、季節風の様子によって、風除室を設置できるスペースを残したから・・・。

後は仕上げとなる「対のシンボルツリー」。これが植えられると木の無塗装の外壁がピシッと決まる。