建築業界は着工数が落ちる冬に様々なイベントがあり、その中でも多いのが海外視察です。特にこの10年間は、日本の2020年断熱義務化(超高断熱)の影響もあり、スイスやドイツ、北欧に人気が集中しております。 続きを読む
「 超高断熱、無暖房、パッシブ、Q1、気密 」一覧
流行のパッシブ暖房の注意点
高崎の家は、冬は太平洋側の気候に属する群馬県にあります。つまり冬は晴天の日が多い恵まれた気候にあります。よって窓の大きさ配置によっては殆ど暖房を必要としないほど、日射を有効利用できる地域でもあります。しかし以前から何度も申しあげているとおり机上の空論にならない事が肝心で、そのために敷地選定が大変重要になります。
昨日は前先生と1日一緒でビック発見!
300万円以上のサーモグラフィー ④ コールドドラフトと垂直温度分布
2016年3月9日22時に緑字加筆修正
引き続き300万円以上する熱画像カメラを巧みに操る東京大学の前先生の写真です。
この話題はいくつでも書けるほど面白く現状把握に最適です。
最高性能木製サッシからもコールドドラフト。
こちらは日之出町の家の家族の間の大きなサッシを写したものです。
見事に・・・ほんと綺麗にコールドドラフトを防いでいますね。
予めお断りしますが・・・
300万円以上のサーモグラフィーシリーズで取り上げている家は全て普通に暮らしている家で、特別の事をした展示場とかモデルハウスといった特殊な建物のデータではありません。また住まい手さんが自分に合った独自の温度設定などを行っており、実際の生活上の測定です。
300万円以上のサーモグラフィー ③ 床下吹き出し温度
300万円以上のサーモグラフィー ② 床下内上下温度分布有りが均一
引き続き300万円以上する熱画像カメラを巧みに操る東京大学の前先生の写真です。
一階床面裏がほぼ同じ温度であることがわかる。大引きのとの温度差は大引きから床上に熱が移動し難いから。逆を言えば赤いところが熱が逃げないところ。
「緑の家」である旭町の家の床下の熱画像です。この大引き部分は木の厚さが120mmあり熱が床上に伝わり難いのでこのような分布になります。熱が逃げる周囲は温度が低くなる・・・。床裏面も上部床に逃げて(伝えている)おりますね。つまり一階床面が暖かくなる・・・となります。
暖かい空気は一階の床裏を這うように横移動し、最終的にはスリットやコンセントボックス、床と壁の予期せぬ隙間から一階へでます。
新潟の気候ではウッドサッシには注意が必要。その2
高断熱ウッドサッシは木で出来ております。よって水が掛かれば大小はあれ必ず伸び縮みは、アルミや樹脂サッシより大きくなる事は容易に想像出来ます。またウッドサッシ周囲も木で造られていれば、同様で外壁、サッシ共に伸びたり縮んだりしています。・・・それが木材です。
新潟の気候ではウッドサッシには注意が必要。その1
超高断熱住宅 「緑の家」の簾を取付け その2
旭町の家 完成② 超高断熱住宅
夏の「緑の家」は簾でしょう。
とうとう大手メーカーが樹脂ドレーキップ窓販売予定②
http://arbre-d.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-da2a.html
ドレーキップが大手から発売・・・
と書きました。
昨日その大手YKKさんが見えて↑資料を案内されました。
あれから4年。・・・だから地震と気密性の事
この時期だから「緑の家」が考える地震と建物の気密性のことを整理してみます・・・。
まずはこちらのこの図・・・まずは現実の直視です。
日本の地震が多いことは理解していると思います。世界地図にプロットすると改めて日本がどういう地域かわかります。この図を10秒以上見つめてみましょう。
旧Q値表示j最後の長潟の家 SSプラン 標準仕様
一般的な書式による計算。日射遮蔽は簾による効果は算入出来ないので庇のみ。
新潟市に建築中の長潟の家はSSプラン標準です。
旧Q値は既に使わない評価が始まって一年以上経ちますが、この4月から旧Q値の経過措置も終わり、旧Q値は実質使用できなくなります(公の申請などで)。
そこで・・・当事務所の最後の旧Q値を算出しました。新Q値(というか既にこのQ値が定義されている)は換気が定数になって今後もあることになります。
超高断熱高気密住宅 「緑の家」普及タイプ、仕様が気持ち変化
6年前から全棟標準となっている「緑の家」の普及タイプは断熱性能は標準と同じで他は廉価版と言う位置付です。
その6年間、超高断熱という断熱性能は全く変わりありません。実はこれが一番誇れる所で、一度決めた断熱性能は10年間以上は続ける事ができるくらいの吟味した仕様です。毎年だんだんと上がる性能仕様は何か建て主さんを裏切っているようで嫌いです。無論エネルギー価格の急騰、樹脂サッシの急落があれば別ですが今のところ7年前の予想通りの推移ですから性能は同じです。
24年経った樹脂サッシ 気密劣化
柏崎の「緑の家」 Ua値0.26w/m2Kで国認定の超高断熱住宅 仕上げ中
Ua値0.26w/m2K(旧Q値0.9w/m2k)で国認定の超高断熱住宅。加えて耐震等級3で床高1.5mの高基礎・・・完成間近です。
玄関部分が形になり、何時もの「緑の家」の入りやすい低い玄関・・・。人を招き入れる雰囲気がよいですね。
「緑の家」の夏の電気料金 24時間空調(冷房)
今日は今期初めて朝の気温が10度以下になりました。もう直ぐ冬ですね。
さて・・・秋に夏の電気代が明確になります。
オール電化(水以外全ての光熱費が入った)の真夏電気代
「緑の家」のオーナーさんからメイルで電気料金が送られて来ました。
家中全て24時間連続エアコン運転をして27度付近を維持されていたK様です。
オール電化ですからこの料金には、給湯代、調理代、照明、家電すべて込みのの電気代です。
柏崎の「緑の家」 Ua値0.26w/m2Kで国認定の超高断熱住宅
久しぶりの連なる切り妻の外観。手前は分離車庫だから過剰仕様となりそうな高基礎とはしていない。
国認定(長期優良住宅)でUa値0.26w/m2の長浜の家が順調に進んでおります。
Ua値0.26w/m2Kの性能は、旧Q値に換算すると0.9w/m2K台になると思いますが、新Q値の算定方法が発表されているのであえて旧Q値を算出するのは行っておりません。住宅業界が早くUa値になる事を願っておりますが、大きな団体(新住協さんは初め断熱グループさん)がなかなかUa値になっていないので・・・まだ先でしょうか。なんかUa値は嫌われているような・・・。
リクシルが国内最高の樹脂サッシとアルミ樹脂複合サッシを発表
2015.02.28追記 質問がありましたので一番下に図を載せました。
YKKと三協、エクセルシャノンは既に新たな樹脂サッシを発売しており、業界の最大手LIXIL(リクシル)の動向が注目されましたが、LIXILさんはこの先行した3社と違う道を選んだようです。
詳しくは・・・
http://nkkp.jp/a/bn/20140827/674929/ です。但し無料会員登録が必要です。
日ノ出町の家 完成写真 超高断熱高気密 その1
本気用カメラで撮った画像ですから今までの写真と少し歯切れが違う。
以前のお住まいは、和風の数寄屋風住宅です。こちらも設計事務所が図面を引き、それを請負会社が建築した住宅です。
基本性能のうち、耐久性などに問題はないのですが温熱性能が著しく悪いため、家中暖房ができず、寒い部屋と暖かい部屋が混在しておりストレスがたまる家でした。
そのため家の建て替えを決意して私どももその家造りに参加させて頂く事になりました。
複数の建築主さんからなるこの日ノ出町の家ですが、皆さんのお考えはまとまっております。暖かさとデザイン性の高い融合をローコストで・・・ということです。