断熱等級6をこえ7に近い住宅を超高断熱住宅と言っているが、最近はこれに全館空調がプラスセットになっていると紹介される。しかしこれは物事の流れが逆であり、全館空調するために超高断熱住宅が必要なのである。
続きを読む原村の家の中間気密測定と・・・日本の先行き
昨日、長野県諏訪郡原村に建築中の「原村の家」の中間気密測定が行われた。結果は0.3cm2/m2であり大変よかった。
続きを読む住宅の安易なリフォームやリノベーションに対し ・・・その5 エビデンス
2年以上前に↓のブログを書いた。賛否はあれども建物構造的な欠陥であればそれは認めなければならず、否定すれば現在の構造検査の義務化の大義は薄れる。
続きを読む暑い時期にもう一度・・・庇の大きさ
庇や軒の出で最も重要なことを昨年の冬にお伝えしているが、当時は冬なので実感はないはず。そこでもう一度コピペにてお伝えする。簡単にいうと普通の南窓には庇が40cmも出ていれば十分日射遮蔽の効果があり、それ以上大きく出ていても大きな効果はほとんどないとのこと。但し・・・
続きを読む深布基礎コンクリート打ち込み
昨日のブログでお伝えしたとおり、長野県諏訪郡原村に建築中の原村の家のコンクリート打ち込みが行なわれた。深基礎なのでベースと立ち上がりは別打ち込みとなり、今回は立ち上がりの基礎部分にコンクリートを流し込む。
続きを読む新津美幸町の家 模型完成
新潟県新津に計画される美幸町の家の模型が完成した。
現在事務所は欠員が出てしまい、先月から私の仕事に負荷が大きくなり業務が遅れ気味でスタッフが模型をつくるのもテンヤワンヤである。このためハローワークをとおして求人依頼を行なっているところであり、早くスタッフが入ることを期待している。
根切り底確認と水みち
昨日急遽事務所から300km離れた長野県諏訪郡原村に新築中の「原村の家」の現場に向かった。その前日の夕方に連絡を頂き根切り底を見ることができる日が、昨日しかないとのことだったので、急ではあったが都合をつけて車を走らせた。
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クロス通気と外壁の釘
瓦屋根の耐久性低下か?
今日外構の照明位置を決めるため、及びエアコンの助走運転を行なうために松美台の家に伺った。
続きを読む壁掛けTVのACアダプター
昨日から事務所を騒がしているのが上のタイトル。薄型壁かけTVのACアダプター問題。
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今朝白町の家 配筋検査 二回目
スラブ排水管スリーブの欠点。
昨日、中2日おき2回目の配筋検査に伺ってきた。運良く晴れになったので余裕を持ってチェック出来た。
続きを読む南の0.4mを超える大きな庇はほぼ効果無し
「南の庇の出はほぼ効果無し」のタイトル・・・衝撃的である。
本日公開のJJJチャンネルで「夏の日射遮蔽」の動画で専門の先生が言っていた事であるが・・・。
SGLの外壁 燕市吉田の家 完成前
「緑の家」ではSGL(高耐久性ガルバニューム)を標準で使用するが、今回のSGLは黒でしかもビス留めによる施工である。私は釘よりこちらの方がメカニックっぽくて好きであるが、ビスが目立つので好き嫌いはあるだろう。ちなみに吉田の家は設計積雪1.2mで耐震等級3、UA値は0.25w/m2kの何時もの超高性能である。
続きを読む専門家の発言責任・・・
2021.09.09追記 緑字
まずは下のリンク先をみた事があるだろうか?
https://www.minyu-net.com/news/news/FM20210812-647088.php
私は人から紹介されるまで知らなかった。大きく報道されていないから。
これを見る限り、(既にワクチンを2回打ったと思われる)病院勤務の医療従事者と患者からクラスターが発見され、症状がなかった医療関係者と患者の100人の内、20人から陽性反応が出たとの事。症状が無くとも現在は陽性反応=感染者と報道されているから、ワクチンを接種を2回打ち終えて十分抗体が出来る期間をおいた医療関係者が感染者と認定された。その割合が2割にもなる。
続きを読む原村の家 Ua値0.16w/m2kの実施設計を終えて・・・
当初Ua値0.14と表記しましたが0.16の誤りでした。
4ヶ月前から実施設計を始めた原村の家・・・ようやく設計に一区切りをつけ完成した。Ua値は0.16w/m2kと突き抜けた数値になった。
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続・暑い時期到来!簾の日射遮蔽
直達日射・天空日射と簾
2021.06.22リンクが間違っておりましたので修正しました。
「緑の家」ではできる限り「簾」など外部で日射遮蔽をする。ガルバニュームの家でも上のように・・・。なぜ庇だけでは駄目なのか?
続きを読む真っ青な空での上棟 吉田の家
この写真のとおり、今日は見上げると真っ青。湿度は低めでそよ風の吹く皆が気持ち良い穏やかな日である。
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吉田の家 基礎打込み前チェックと
高岡赤祖父の家 配筋検査
10日、11日は金塚の家の完成チェックと見学会とその夜の打ち上げ。続いて定休日である月曜日の12日は吉田の家の基礎一発打ち込み立ち会い。13日の今日は富山県高岡市赤祖父の家の基礎配筋チェックと、きっと休み無く2週間連続して働く予感・・・。
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少し怒りを覚えた・・・
「緑の家」がギリギリ基準内とは?
建て主さんの中でも知っている人が少ない令和3年のこの4月から行われる省エネ説明義務化。住宅を新築するにあたり省エネ法の基準値内なのか、それとも基準から外れた熱の逃げやすい建物なのかをあらかじめ説明する法律である。
この基準値の計算を行うと・・・UA値0.27w/m2kという超高断熱の「緑の家」Bグレードがギリギリでしか満足しない結果になる(試行版)。そんな事って・・・あり?
彼岸の日と換気は測ってなんぼ
3月19日の日の出は5時49分だがまだ明けていない5時45分でもこんなに明るい。
3月20日はお彼岸の中日で春分の日となる。わかりきったことだが、夜と昼の時間が同じくなる・・・が、日が暮れても空が明るいし、日が昇る前でも空が明るいので、日の入りと日の出が同じ時間でもおなじという実感はなく、晴れであれば同じと人が感じるのは春分の日より10日間速く、秋分の日より10日間おそいと思われる。つまりちょっと明らむと夜明けと思い、薄暗い程度ではまだ日はあると感じる。
続きを読む3.11から10年後の無難な土地と耐震性
建築主さんは、一般的な住宅では行政による耐震性のチェックが行われていない事はまだまだ知らない。3.11の大地震から10年、敷地の購入や建物に対する意識は変わったのだろうか?
続きを読む無暖房で朝19度、昼25度。榛名の家での冬
今日群馬県高崎市の榛名の家の2ヶ月点検に伺ってきた。
榛名の家では今冬は無暖房で過ごしているとのこと。無暖房とは床下エアコンは無論、他の暖房器を一切使用していない状態である。無暖房の状況で氷点下に冷え込んだ日でも明け方の室温は19度とのこと。当然日中は25度まであがり、我慢無しで暖房器具は一切不要の生活。
続きを読むSSDはHDDより壊れやすいか。
「interrupt normal startup press enter」
がBIOS画面で表示され何をやっても起動しない。仕方なくPCから外して他のPCで読み込もうとすると「SSDを認識」さえしない。つまり完全にお釈迦様になった。
続きを読むたかが電球、されど電球・・・
ここ数年間最も多く利用した照明器具の「電球」が廃番になる。器具の廃番を悔やむ事は多いが、電球の廃番で残念なのは初めてである。上写真のとおり「緑の家」では灯具と電球が一体のデザインとなる箇所が多い。
続きを読むレジ袋の有料化から2週間
如何ですか?レジ袋の有料化から15日以上経過してそろそろ影響が出ていると思う。私は7月に入ってから車でコンビニに立ち寄ることがないのでわからないが、一般スーパーと違い、コンビニまで袋持参で買い物する人は少ないはず。
続きを読む治療薬とは?
最近「治療薬」という言葉が気になる。治療薬の定義はなんだろうと調べた。
治水とストローと観光客の矛盾
13日日曜日の寺泊の海。少し荒れているが昨夜台風が通過した後とは思えないくらい荒れがすくない。ただ水の濁りは相当のもの・・・。
夏の低RH(相対湿度)を改めて考える。
最初に・・・夏の住宅内は低湿度が絶対条件とは思っていないのでカビが生えないような概ねRH(相対湿度)65%(一時的70%)以下を維持出来るならあまり気にしなくても良いと思っている。
そんな中、全館空調※の特集がいつもの日経ホームビルダー10月号に載っていた。
※この場合の全館空調とは各部屋にダクトなどを用いて冷気や暖気を換気をまとめて各空間に送り込み、半自動で家中をセントラル空調管理する方式。「緑の家」でははあまり行われない。
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HEAT20のG3基準から見る将来の断熱性能
先日、日精プラスチック+BB研究会主催の講習会に行ってきた。 続きを読む
お礼 2
皆様・・・「是非お聞かせください。真夏の温湿度」に24件もコメントをありがとうございます。
まとめると、ほとんど方がこの酷暑の中穏やかな空間でお過ごし頂いているようです。
うれしいことです。
ただ、冷房の難しさも指摘が多く、どうしても冷気が足下で感じる・・・拙宅もそうでしたので、電気代は気にせずに再熱除湿と扇風機またはシーリングファン併用にはまりました。また低湿度は動いて汗が出てきても爆発的な気化熱の恩恵を受けやすいので、それが快適さになる事も実感しております。何しろRH(相対湿度)60%以下だと布団を干さなくともサラサラしていることを実感。同時に日射遮蔽の大事さも先日の酷暑の「緑の家」で実感します。日射遮蔽が甘いとどうしても温度ムラ大きくなり、それがまた冷気ムラを増長しますからやっかいです。
以下コメントへの返信です。 続きを読む
いつものこと・・・電源は消耗品。
いつも忙しいときほど私のパソコンは壊れる。
以前・・・電源がおかしいと思い新しい電源まで購入していたが、ソフト的な事と保護回路のせいとわかりその電源はつかわないで予備としていた。それが今回役だった・・・ 続きを読む
思考の組み立て方・・・吸放湿物質と夏型壁内結露 その1
日経ホームビルダー2019年7月号の特集が秀逸である。ライターはやはり荒川尚美さん。その特集号をご案内する前に、夏型壁内結露について少し・・・いや長い(笑)が紹介したい。
まずこの分野で第一人者である土橋先生が書かれた・・・
室内温・湿度変動の長期予測に関する研究(土橋 喬雄)建築研究報告 No.93, 1981 建設省建築研究所の一文にあるが、
「壁の吸放湿という現象は,きわめて複雑であり,その機構も未解明のままである。」
とある。雨漏れは例外とすると夏型壁内結露はこの壁内での多孔物質による吸放湿が原因であると私は考えているが、その吸放湿についてはまだ未解明だということ前提にお読み頂きたい。 続きを読む
カタログから見る・・・
令和元年のお勧めのエアコン
今年もお勧めエアコンの事を書こうかと迷ったが・・・ちょっとだけカタログから簡単に推測し書くことにした。