高齢化と梅雨から見る新築住宅の大切な条件

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P1090717_2 まずこの肉球・・・いえ、この記事から

http://www.asahi.com/national/update/0618/OSK201006180076.html

実は私達の家族であるトイプードルの「ビアンコ♂」も早20歳になります。高齢のため足腰が衰え何とか10分くらいは歩けますが、それ以上はふらふらと転んでしまうことが多くなりました。転ぶと一人では起き上がれずにそのまま悶えて、気づかないでそのままだと関節を痛めて数日間立ち上がることが出来なくなります。でも立ち上がって歩きたいという本能があり歩くのです。だから何時でも見ていないと転んでいる事に気づく事が出来ません。このため妻はほとんど外出不可能状態で、私が休める月曜日に買い物をまとめて行います。

犬でも認知症はあるらしく、トイレの場所がわからなくなる、昼夜関係ない、俳諧・・・、等人間と同じような行動をとります。
幸運にもトイプードルは体高30cm体重3kgくらいの超小型犬なので、介護で「重さ」を感じる事はなく、冒頭のリンク記事にある「レトリバー」はとても大変な介護になる事が想像出来ます。人と同じ重さですから・・・。いずれしても生まれたてと老後のお世話は、来た道、そしてこれから通る道ですからしっかりと受け止めなければなりません。

今の季節は「梅雨」。じっとしていてもジメジメで不快感がいつもつきまといますが、拙宅ではすでに2週間前からエアコンが24時間家中運転です。おかげで湿気と蒸し暑さは一度も感じたことがありません。この点が真夜中の介護や日中の暑い時の介護も容易にしてます。無論、ビアンコ♂にとっても体に優しく「はあはあ」とする体力を使わないですんでます(犬は汗をかけないので、舌を空気中にさらしその気化熱で体温調節をします)。

今年の正月にもご紹介しましたが、高齢者となったときどのような家が気持ち良いのでしょうか?「老健」や「特老」と呼ばれる施設内は、24時間しっかりと空調が完備され、冬は館内全部で暖かく、夏は館内全部で涼しい状態です。これは当初、入所者のためと思っていたのですが実は介護する側にとってとても優しい環境なのですね
もし蒸し暑い時に、トイレの粗相の世話をしなければいけない時は、よほどの出来た人でなければ「感情」が揺れるでしょう。でもいつも看護するところが涼しく仮にお風呂上がりのさっぱりした後でも汗をかくことなくお世話が出来ることが可能なら「感情が揺れる」事はないでしょう。お世話になる「その時」が来ても、お世話する人の負担が少ない家造りが大切なのです。

エコが重要と叫ばれる今でも24時間空調可能な家、これを贅沢とは私は思いません。
なぜなら人の平均寿命は戦前の40歳代からその倍の80歳代へと伸びました。これは医療、環境が変わった(進歩)のためですから、家の性能もその環境にあわせ変化しなければバランスがとれません。これからの世話をする立場の人は暑い、寒いに我慢出来ることはまれでしょう。そこで現実的なエコのためにはこのように24時間空調をしてもエネルギーが少なくて済む家を造れば良いのです。エネルギーが少なくてすむということはもちろん「経済的」な光熱費にもなります。
そこでいま一生懸命「信念」をもって勧めているのが「超高断熱住宅」です。この性能ならこんな梅雨時でも家の中で洗濯物は乾くし、布団はいつもふわふわ、カビは生えにくいし、人に優しく出来る(介護が容易な)家となります。無論20年後原油枯渇(取り合い)によるエネルギー費が高騰しても、「超」高断熱ならとても経済的でそれを見越して性能を今先取りしているのからです。

超高断熱は多少コストが掛かりますが、予算がない場合は家の大きさを削ってでも取り入れた方が良い性能だと私は思います。それは・・・拙宅も20年前高気密高断熱がまだ高価だった頃、どうしてもその性能は譲れなかったので、家を24坪と最小でたてることで高気密高断熱の費用を捻出しました。当時遊びに来た人はお世辞にも「広いね」とは言えなかったとおもいます。現在は増築して32坪までなり、車庫も造りました。そして家の性能は今でも高ランクです。家を増築して大きくする事はいつでも出来ますが、家を高性能にすることは、新築と変わりない費用が掛かるときがあります。従って建て替えになってしまうわけですが・・・。

特に最近は太陽光発電パネルがもてはやされてて、家の営業のツールとして使われてます。太陽光発電パネルはすばらしい創エネルギーシステムですが、いつでも設置できます。建て替えが難しい住まいにとって今後必要な家とは何か?そして新築時にしか出来ない事は何か?を是非お考え頂ければ自ずから答えは出ると思ってます。P1100184看護は全て妻が行っていますので私がここで言える立場ではありませんが、「元気で長生きしてね」。

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