嬉しいこと。

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まだ抑えPBがないので回数を繰り返すごとに気密層が破壊され数値は悪くなるが、今回の中間気密C値は0.3cm2/m2でよいと思う。

茨城県鹿嶋市で建築中の「緑の家」である鹿嶋市の家が、本日中間気密測定検査が行われ、0.3cm2/m2となった。

この数値を電話で聞いたときは「ほっとした」ではなく「うれしかった」。
「ほっとした」ではない気持ちはそれだけ施工を信じており、その結果が出たので単純に実際手を動かした施工者と同じく「嬉しかった」のである。

施工を担当して頂いたのは行方市の中野建築工業さん。実は中野さんはこのような本格的な超高断熱高気密は初めての施工となるとおっしゃっていた。だから気密測定がどんなものものなのか想像できず、ここ2週間何度か気密施工について電話があった。しかし電話のうちあわせだけでだけほぼこの数値・・・中野さん、やります。

私たちが現場に伺ったのが、気密施工が始った11月14日。その時だけしか現地でレクチャーしておらず、あとはこのように電話でのやりとり。それでこの数値を一度目の中間気密測定で出したのである。しかも気密シートの抑えをまだ行っていない状態で、気密測定にはとても不利な状態である。これで間違いがなく完成気密測定をすれば0.2cm2/m2にもなるはず。

そして・・・これでまた私にも自信がつく。この10年間、全国である程度「緑の家」を設計し工事監理をおこなってきたが、その全てにおいて0.6cm2/m2以下の数値を出していることと、何しろそのほとんどの施工者さんとは初めてお会いし、初めて気密測定をする超高気密施工ビギナーさんなのであるから、超高気密は特殊な施工法ではなく、こちらの意図をしっかり受け取ってもらえば誰にでも可能な施工方法なのである。

中野さんには感謝をもうしあげると共に、「やる気があれば超高気密施工は初めての方でも可能です」と信じて頂いた建て主さんに心からお礼申し上げます。

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