「 サーモグラフィー 」一覧

ベタ基礎下断熱材は原則必要無いか?

昨年案内した基礎立ち上がり熱画像写真

昨年お示しした内外基礎断熱を行なった家の基礎外周部から熱移動は、内側断熱だけを行なった基礎断熱より随分少なく(数値評価未確認)、床下内の外周分の温度低下がみられなかった。上の写真でもわかるとおり基礎に接する雪も直ぐに溶けることはない。

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基礎断熱時の熱の逃げ
通常陥る熱画像の罠。

「緑の家」の全景熱画像。窓フレームからの熱の逃げが顕著で基礎からは少ないように見える。

真冬の「緑の家」Bグレードのサーモグラフィーは一般的な超高断熱住宅の画像である。熱の逃げやすいところは窓付近に集中し、特にサッシフレームで熱の逃げは大きくなる。

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基礎内外断熱の効果

2021/12/19・9時加筆 キャリブレーション前のサーモグラフィーで誤解を与えないように写真を一枚追加。キャリブレーションがうまく出来なかったのは機器が冷えていたためバッテリーが何度か落ちたことによる。

白色矢印は日射あたっているので温度が上がっていた場所なので、室内熱が漏れているのではない。1m以上ある基礎の温度分布が同じで、地面も熱漏れが見当たらない。外気温は0度の時のサーモグラフィー。

約束どおり基礎内外断熱を施した「緑の家」に伺ってきた。結果は上のサーモグラフィが示すとおり見事な効果がある。

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魔法の床下空間 3
床下暖房があれば・・・。

温度ムラの一切無い床を写したサーモグラフィー。絶対温度は機器自動補正前の温度表示なので少し低い(実際は+3度程表示温度より高くなる)。

先日ある取材を受けた。その時に
「G2(等級5)からG3(等級7)に断熱性能をあげたときに、何か変わる事があるか」
・・・のような質問だった。
     ※G3(等級7)とは

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魔法の床下空間1
蓄熱と基礎内外断熱

見事に並んだペットボトル。消費期限が過ぎたら災害断水時にはトイレ流しや洗い物水になる。

先日超高断熱Aグレード(今風にいうと等級7またはG3以上)の「緑の家」の2年目メンテナンスに伺ってきた。凄く驚いたのが、久し振りにみたペットボトルによる水の蓄熱である。

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熱交換する換気システムのメリット

こちらは熱交換無しの第一種換気システム。外の空気をファンで押し入れる給気口もつ換気システム。エアコンの近くで冷気緩和を狙うが・・・。

上写真は「緑の家」ではないある家の暖房中の給気口まわりのサーモグラフィーである。給気口とは新鮮空気の取り入れ口である。

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笹越橋の家 完成4

アプローチの上がり段も出来上がり完成。撮影前は強い雨だったがこの写真からわかるとおり極端に低い屋根高により雨がかりが抑えられる。
笹越橋の家 基本性能(高耐震性、超高断熱高気密)
耐震等級3、設計積雪量1m、UA値0.28w/m2K、完成気密性能C値0.3cm2/m2。

完成4は細かいところのあれこれ。

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笹越橋の家 完成1 
2階の床下エアコン暖房の効果を可視可する

巾5mの大開口部を持つ2階の家族の間。その窓から発生するコールドドラフトを防ぐ事ができればひとまず成功と言える。
基本性能(高耐震性、超高断熱高気密)
耐震等級3、設計積雪量1m、UA値0.28w/m2K、完成気密性能C値0.3cm2/m2。

昨日行われた完成見学会前に2階の床下エアコン暖房の検証を行った。

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3代目のFLIR

2年ぶりに手にしたFLIR

3月以降の記事で「コメント」出来ない設定なっていたようで、コメントを試みられた方にはこの場を借りてお詫びする。現在はコメント出来るので是非活発な情報交換などお願いしたい。

2年ほど前に壊れたFLIRを最近再び購入した。機種はiPhoneに取付ける簡易型のサーモグラフィーで「FLIR ONE PRO」でアマゾンで4.5万。

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再び福島県伊達市へ③ 換気計画と熱画像

下は先日の薄曇り空の伊達の家での温室の熱画像である。

iPhoneにつないで熱画像を撮影できるFLIRONE(2016年製)は絶対温度の正確性が疑わしいので何時もピンポイントの表面温度計とセットで測る。FLIRONEは黒以外では3度ほど高めに出るのに真っ黒な石を測ると意外と正確に温度が測れていた。

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定説を覆す。土縁はむしろ夏のためでは・・・。その2

江戸時代の浮世絵(『あつまけんしみたて五節句』部分 三代歌川豊国 画)

江戸の気候とネットで探していたら上の浮世絵が見つかった。

この浮世絵には手動型扇風機が描いてあり、よく見ると屋外につながる部分は描がかれていない。

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提言13 「日中の通風(風通し)では室温は下がらない」その4 
補足とまとめ

その4は補足とまとめとする。読み違えると間違うのですこしゆっくりと最後まで読んでほしい。

何度も繰り返すが・・・

通風の利用できる定義として、

通風とは風通しの事で、この場合の通風は家の中が暑いので窓から風をいれ屋外の空気で室内の空気温度下げる事をさし、同時に体へ風(気流)をあてることで気化熱量を増大させ体温を下げ易くすること。ここで扇風機がエアコンと違い空気質を変える装置ではない団扇の延長であり、大正時代から約100年間以上利用されてきた事を考えると、気化熱促進は通風でなくとも良いと考える。よって通風の効果とは室内の気温を下げること。つまり家の中が外気より高い時のみ有効であると定義する。

ということで、通風の気化熱促進についてはこの提言では扇風機で代用するとして、外気が低いときのみ室温を下げるという効果があると考える。

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提言13 「日中の通風(風通し)では室温は下がらない」その3 
最暑日前日に旧笹川邸で実測

とうとう北陸地方での記録を塗り替えた事務所のある三条市・・・。

三条市は北陸地方で初となる40.4℃と大台を超えた。ありがたいことである。雪は降るわ、気温はめっちゃ高、湿度も半端ないこんな過酷な地域で設計をしていると、全国どこでも状況が読めそう・・・。感謝!

さてその2から・・・
「通風とは・・・夜間に行う行為だといえる。一方で防犯上の理由で夜間に通風が行えるかというと・・・相当厳しいことが最近の治安では言え・・・・・・

つまり・・・このような民家でも夜間はエアコンによる冷房に頼ることになる。」

ということ。

実際「て・こあ」も2階の就寝できる部屋のみしっかりとエアコンが設置されている。 続きを読む


提言13 「日中の通風(風通し)では室温は下がらない」その2

図1 測定期間中の全体のデータ。

図1はその1で示した測定結果である。屋外温度測定するのは難しいが、実測したデータに緑色の気象庁の長岡市の気温データを重ねてみても大凡同様の変化をみせ、直接日のあたるコンクリートで覆われた南側の外気条件を考えると正確に実測されているようだ。

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木の外壁では庇が大事!何故か?その2

 

今日伺った「緑の家」はまるでインテリア雑誌の切り抜きのようなキッチンだった。センスの良い吟味された小物に鬼のお面でその家族の暖かさも・・・。

今日の午前中・・・2ヶ月メンテナンスに伺って来た。ちょうどタイムリーで庇の雨がかりがわかる・・・。

 

春花が飾られて・・・そして色むらがあるこのPC板が好き・・・。

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蓄熱式の床下エアコン暖房の実例

みずき野の家は立地条件に大変恵まれている。白鳥や雪の夕暮れを堪能出来る窓。

みずき野の家は・・・

蓄熱式の床下エアコン暖房にしてから既に3回目の冬。使いた方は基本的に23時に床下エアコンONで朝7時にOFF。つまり8時間だけつける。但し外が寒い時は夕方もしくは午後から点け始める事もある。

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再びFLIRを購入・・・悪意のある色温度の作り方

dsc00173

左の機種が旧Iphoneのカバー取付け型サーモグラフィー。右の一番小さいのが最近のサーモグラフィー。

証拠にも無く2年ぶりにサーモグラフィーを購入しました。

実は前のサーモグラフィーが壊れてからそんなにその必要性を感じていない2年を過ごしたのですが、現在進行中の温熱環境測り隊には必須らしく購入しました。

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300万円以上のサーモグラフィー ④の補足 エアコン停止の映像

④の内容で大変なミスをしましたので緊急UPします。

日之出町の家ではエアコンが途中まで停止していた。

実は読者さんから

「日之出町の家」のスリットが塞がっているのか?

との指摘があり、それをよく調べると・・・

なんと、

日之出町の家では居間の熱画像撮影時は床下用エアコンが停止しておりました。

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300万円以上のサーモグラフィー ④ コールドドラフトと垂直温度分布

2016年3月9日22時に緑字加筆修正

引き続き300万円以上する熱画像カメラを巧みに操る東京大学の前先生の写真です。
この話題はいくつでも書けるほど面白く現状把握に最適です。
最高性能木製サッシからもコールドドラフト。

こちらは日之出町の家の家族の間の大きなサッシを写したものです。
見事に・・・ほんと綺麗にコールドドラフトを防いでいますね。

予めお断りしますが・・・

300万円以上のサーモグラフィーシリーズで取り上げている家は全て普通に暮らしている家で、特別の事をした展示場とかモデルハウスといった特殊な建物のデータではありません。また住まい手さんが自分に合った独自の温度設定などを行っており、実際の生活上の測定です。

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300万円以上のサーモグラフィー ③ 床下吹き出し温度

引き続き300万円以上する熱画像カメラを巧みに操る東京大学の前先生の写真です。吹き出し温度は46℃。3m位離れた天井付近温度は36℃のピンポイント表示。上水管で熱を吸収されていることがわかる。

こちらの写真は床下から床上を見あげ床下エアコンの吹き出し口周囲の温度を測った所です。空気温度をサーモグラフィーで測る事はできませんから、温風がどのように流れるかは、接触した物質の表面温度から推測します。

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300万円以上のサーモグラフィー ② 床下内上下温度分布有りが均一

引き続き300万円以上する熱画像カメラを巧みに操る東京大学の前先生の写真です。

一階床面裏がほぼ同じ温度であることがわかる。大引きのとの温度差は大引きから床上に熱が移動し難いから。逆を言えば赤いところが熱が逃げないところ。

「緑の家」である旭町の家の床下の熱画像です。この大引き部分は木の厚さが120mmあり熱が床上に伝わり難いのでこのような分布になります。熱が逃げる周囲は温度が低くなる・・・。床裏面も上部床に逃げて(伝えている)おりますね。つまり一階床面が暖かくなる・・・となります。

暖かい空気は一階の床裏を這うように横移動し、最終的にはスリットやコンセントボックス、床と壁の予期せぬ隙間から一階へでます。

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300万円以上のサーモグラフィー ① ほぼ完成形床下暖房

ほぼ床温24度
・・・床真ん中の白い部分は足跡。

うーーーん

完璧でしょう!この床温度分布・・・。

旭町の家の熱画像です。

床下用エアコンより11m以上の一番遠い一階リビングのコーナーサッシ真下にある、カウンター下の足元から温風が出ているのまでわかります。

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24年経った樹脂サッシ 気密劣化

24年後の海沿いの樹脂サッシの熱画像です。
海の真ん前なので劣化は多分早いと思いますが、気密パッキン材の劣化は酸素劣化なのでどの地域でも変わりないと思います。



24年前はこのペアガラスの樹脂サッシでも高価だった。時代は変わるもの・・・だから窓だけが交換できると嬉しい。

外気温-1度 遮るものは全く無し風速7m以上の風上側窓 天候曇り時々雪の非常に厳しい環境での測定で風とガラスに貼り付いた雪によりサッシ面の表面熱伝達率があがり熱が逃げやすくなっている状況です。

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超高断熱の長潟の家  基礎養生

画像の上の時間表示はIphoneのプリントスクリーン時の時間。撮影時は朝8時ごろ。

多分ろの家の窓面より高いコンクリート型枠の温度にはびっくり)。


上の処理をしていない生画像。

いきなりですが・・・こちらは基礎にコンクリートを打ち込んだ2日後3日後の外気温0度の朝に撮影した熱画像です。この3日間外気は温度は3度から-1度の間でした。

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