今日の日立の家庭用エアコンの撤退のニュースには大変驚いた。その日立のエアコンを全く使わないでデシカ※1台だけで夏季を過ごしている魔法の「緑の家」がある。
※デシカとは換気設備のことで全熱交換型換気扇で、内部にヒートポンプを内蔵している特別な換気システム。
「 サーモグラフィー 」一覧
基礎断熱床下空間への外気導入の危険性とスラブ上断熱材への変化
今週の日曜にお引き渡した小新西の家で、「床下空間への外気導入の危険性」について検証したのでお伝えする。
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「緑の家」の非常識
7月15日に見学会で床下暖房を終日可動
このサーモグラフィーは昨晩の「小新西の家」の床下の温熱環境で、これを見た瞬間これは暖房をつけなければならないと直感的におもったので、昨晩から床下暖房を27度でONした。
続きを読む三国街道の家(土間キッチンの家) 引き渡し
本日三国街道の家の引き渡しを行った。玄関土間のペンダントライトが連なって奥行き感がでるのこポジションはこの「緑の家」で好きなアングル。
続きを読む土間キッチンだから・・・
「緑の家」では殆ど使われることのない引き違い戸のサッシだが、三国街道の家では使う決定をした。
続きを読むUA値0.16w/m2kの実力。氷点下6度でも床下暖房の応用で暖かい床 ②
上の写真は微差圧計で戸を挟んだ内外の差圧を計っているところである。これが疑似床下暖房の裏付けとなる。
続きを読むUA値0.16w/m2kの実力。氷点下6度でも床下暖房の応用で暖かい床 ①
原村の家では床下エアコン暖房の新たな試みとして、床下ではなく一階の倉庫天井を貼らずに暖めることで2階の床を暖めるという応用を行っている。
続きを読むベタ基礎下断熱材は原則必要無いか?
昨年お示しした内外基礎断熱を行なった家の基礎外周部から熱移動は、内側断熱だけを行なった基礎断熱より随分少なく(数値評価未確認)、床下内の外周分の温度低下がみられなかった。上の写真でもわかるとおり基礎に接する雪も直ぐに溶けることはない。
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基礎断熱時の熱の逃げ
通常陥る熱画像の罠。
真冬の「緑の家」Bグレードのサーモグラフィーは一般的な超高断熱住宅の画像である。熱の逃げやすいところは窓付近に集中し、特にサッシフレームで熱の逃げは大きくなる。
続きを読む基礎内外断熱の効果
2021/12/19・9時加筆 キャリブレーション前のサーモグラフィーで誤解を与えないように写真を一枚追加。キャリブレーションがうまく出来なかったのは機器が冷えていたためバッテリーが何度か落ちたことによる。
約束どおり基礎内外断熱を施した「緑の家」に伺ってきた。結果は上のサーモグラフィが示すとおり見事な効果がある。
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魔法の床下空間 3
床下暖房があれば・・・。
先日ある取材を受けた。その時に
「G2(等級5)からG3(等級7)に断熱性能をあげたときに、何か変わる事があるか」
・・・のような質問だった。
※G3(等級7)とは
魔法の床下空間2
ヒートファクトリーの実力
「緑の家」オリジナル設備のヒートファクトリーである。この提案をしてから既に12年経過するが、この「緑の家」で「なるほど」という使い方を伺った。
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魔法の床下空間1
蓄熱と基礎内外断熱
先日超高断熱Aグレード(今風にいうと等級7またはG3以上)の「緑の家」の2年目メンテナンスに伺ってきた。凄く驚いたのが、久し振りにみたペットボトルによる水の蓄熱である。
続きを読む熱交換する換気システムのメリット
上写真は「緑の家」ではないある家の暖房中の給気口まわりのサーモグラフィーである。給気口とは新鮮空気の取り入れ口である。
続きを読む吉田の家 完成引き渡し
耐雪1.2mで耐震等級3、超高断熱UA値0.25w/m2K、C値0.4の吉田の家の完成引き渡しを本日行った。
続きを読む高岡市赤祖父の家 完成4 番外編
白色は特別・・・といつも申し上げている。赤祖父の家の外壁はコットンホワイトという白色で、外気温24度程度のこんな曇り空でも黒色の外壁と比べると明らかに表面温度は低い。
続きを読むサーモグラフィーの別用途
通常サーモグラフィーは建築業界では温度分布による断熱解析で使われる事が多いが、別の利用法もある。とは言っても熱分布しかわからないのであるが、その熱分布のもう一つの利用法である。
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笹越橋の家 完成1
2階の床下エアコン暖房の効果を可視可する
基本性能(高耐震性、超高断熱高気密)
耐震等級3、設計積雪量1m、UA値0.28w/m2K、完成気密性能C値0.3cm2/m2。
昨日行われた完成見学会前に2階の床下エアコン暖房の検証を行った。
続きを読む3代目のFLIR
3月以降の記事で「コメント」出来ない設定なっていたようで、コメントを試みられた方にはこの場を借りてお詫びする。現在はコメント出来るので是非活発な情報交換などお願いしたい。
2年ほど前に壊れたFLIRを最近再び購入した。機種はiPhoneに取付ける簡易型のサーモグラフィーで「FLIR ONE PRO」でアマゾンで4.5万。
再び福島県伊達市へ③ 換気計画と熱画像
下は先日の薄曇り空の伊達の家での温室の熱画像である。
iPhoneにつないで熱画像を撮影できるFLIRONE(2016年製)は絶対温度の正確性が疑わしいので何時もピンポイントの表面温度計とセットで測る。FLIRONEは黒以外では3度ほど高めに出るのに真っ黒な石を測ると意外と正確に温度が測れていた。
提言13 「日中の通風(風通し)では室温は下がらない」その4
補足とまとめ
その4は補足とまとめとする。読み違えると間違うのですこしゆっくりと最後まで読んでほしい。
何度も繰り返すが・・・
通風の利用できる定義として、
通風とは風通しの事で、この場合の通風は家の中が暑いので窓から風をいれ屋外の空気で室内の空気温度下げる事をさし、同時に体へ風(気流)をあてることで気化熱量を増大させ体温を下げ易くすること。ここで扇風機がエアコンと違い空気質を変える装置ではない団扇の延長であり、大正時代から約100年間以上利用されてきた事を考えると、気化熱促進は通風でなくとも良いと考える。よって通風の効果とは室内の気温を下げること。つまり家の中が外気より高い時のみ有効であると定義する。
ということで、通風の気化熱促進についてはこの提言では扇風機で代用するとして、外気が低いときのみ室温を下げるという効果があると考える。
提言13 「日中の通風(風通し)では室温は下がらない」その3
最暑日前日に旧笹川邸で実測
三条市は北陸地方で初となる40.4℃と大台を超えた。ありがたいことである。雪は降るわ、気温はめっちゃ高、湿度も半端ないこんな過酷な地域で設計をしていると、全国どこでも状況が読めそう・・・。感謝!
さてその2から・・・
「通風とは・・・夜間に行う行為だといえる。一方で防犯上の理由で夜間に通風が行えるかというと・・・相当厳しいことが最近の治安では言え・・・・・・
つまり・・・このような民家でも夜間はエアコンによる冷房に頼ることになる。」
ということ。
実際「て・こあ」も2階の就寝できる部屋のみしっかりとエアコンが設置されている。 続きを読む
提言13 「日中の通風(風通し)では室温は下がらない」その2
図1はその1で示した測定結果である。屋外温度測定するのは難しいが、実測したデータに緑色の気象庁の長岡市の気温データを重ねてみても大凡同様の変化をみせ、直接日のあたるコンクリートで覆われた南側の外気条件を考えると正確に実測されているようだ。
蓄熱式の床下エアコン暖房の実例
みずき野の家は・・・
蓄熱式の床下エアコン暖房にしてから既に3回目の冬。使いた方は基本的に23時に床下エアコンONで朝7時にOFF。つまり8時間だけつける。但し外が寒い時は夕方もしくは午後から点け始める事もある。
一年たつと急に床下温度が安定する・・・感じ。
西大崎の家・・・昨日1年目の定期点検に伺ってきました。 続きを読む
除湿と外部ブラインド
当事務所で外部ブラインドを下ろして窓を閉め、再熱除湿でエアコンを運転にしているときの熱画像(サーモグラフィー)です。
再びFLIRを購入・・・悪意のある色温度の作り方
証拠にも無く2年ぶりにサーモグラフィーを購入しました。
実は前のサーモグラフィーが壊れてからそんなにその必要性を感じていない2年を過ごしたのですが、現在進行中の温熱環境測り隊には必須らしく購入しました。
300万円以上のサーモグラフィー ④ コールドドラフトと垂直温度分布
2016年3月9日22時に緑字加筆修正
引き続き300万円以上する熱画像カメラを巧みに操る東京大学の前先生の写真です。
この話題はいくつでも書けるほど面白く現状把握に最適です。
最高性能木製サッシからもコールドドラフト。
こちらは日之出町の家の家族の間の大きなサッシを写したものです。
見事に・・・ほんと綺麗にコールドドラフトを防いでいますね。
予めお断りしますが・・・
300万円以上のサーモグラフィーシリーズで取り上げている家は全て普通に暮らしている家で、特別の事をした展示場とかモデルハウスといった特殊な建物のデータではありません。また住まい手さんが自分に合った独自の温度設定などを行っており、実際の生活上の測定です。