今朝の各地の外気温。21度以下はここ30日以上なかった。昨日言ったとおり秋の気配を感じる北陸、東北地方に対し近畿地方は盛夏真っ盛り。
さて・・・ 続きを読む
一昨日のブログで、三条市はフェーン現象で気温が上がるだろう・・・と伝えたが、その次の日に現実となって全国ニュースに取り上げられていた。
昨年名古屋市内に建設された住宅でオーブルデザインが空調設計をさせて頂いた家のオーナさんに、
「竣工後初めて迎えた夏がこんなに尋常でない夏ですが問題なかったでしょうか?」
とメイルしたところ・・・
「その2」では、⑨、⑩の第三種換気について「風上側の予期せぬ大量給気」について言及したが、気の利いた給気口には、流量抑制のフィンなどがついているので、風上側の大量給気のよる冷たい風の影響は少なくなっている。しかし、風下側の給気口の流入現象や逆流などは解決が難しい。とは言っても風には揺らぎがあるので、一日で見れば概ねOKという地域が多い。その2で申し上げたとおり・・・NGと考えられるのが新潟のような冬期の卓越風が安定して強風である地域となる。 続きを読む
その1でお伝えした換気扇の種類で最も単純で安価な方式が⑩である。専門書などはこのような①から⑩の特徴、長所、短所を説明するのであるが、現場実務ではもっと複雑である。ではどんなところが机上設計とちがうかというと・・・先ずはポンチ絵で説明していく。
多くの施工者さんが「緑の家」のCF(循環ファン)の図面を見て取り付け間違うことがある。
それは風の向き・・・。
ちょうど「CF(循環ファン)のこと」に同様のコメントも寄せられたので少し補足説明をしておく。
超高断熱高気密である「緑の家」の換気システムは2種類あり、標準で採用する全熱型個別換気システムはとても単純な換気計画である。
一見普通に見える砂利・・・外構の完成度を上げるために色にも気をつかった・・・。 続きを読む
床下1.4mの中にある「緑の家」の全熱交換型セントラル換気システム。 続きを読む
デシカ2台、床下エアコン2台のこの家・・・。特に床下エアコン2台で床下内を2つに区切った効果はすばらしい・・・。こちらはウォークインクロークの床温です。
ちょっと一般の建て主さんには今回の記事はわかり難いかもしれませんので、スルーして頂ければと思います。
BELS(ベルス)って知ってますか?
多分、ZEH(ゼッチ)認定を取得された方ならわかります。
BELSとは国が行う建物の省エネ性評価です。 続きを読む
ある「緑の家」で、「緑の家」でよく使うセントラルダクト換気システム(第一種全熱交換型換気システム)でご入居から今までフィルターメンテナンスをしていなかった時のフィルターの状況を写真に撮ることが出来ましたのでご案内します。
毎年楽しみにしている住宅技術評論家南雄三先生監修の特集がある1月号。
今回も情報てんこ盛りで何回かに分けて解説と個人の意見を織り交ぜて伝えます。
先ずは
Ⅲ「床下空間を経由して外気を導入する換気方法の採用」とは?
です。 続きを読む
毎週月曜日奉仕「て・こあ」活動ですが、
今回は「て・こあ」で常用に使う食器棚を作ります(木材を加工してつくる)。 続きを読む
換気を正確かつ均一に行おうとするとそれはなかなか難しいのが実情です。
2016年12月08日 図、文を修正加筆
先日建て主さんからご質問があったので「緑の家」が使用している第一種熱交換型換気扇について説明します。 続きを読む
従来(2015年以前)の「緑の家」は夏期のRH(相対湿度)が65%以下でお過ごしくださいと申しあげており、それを基準にするとグラフのAの時期(9月10日頃)から外気の露点温度が20度以下で安定するので、RH65%を維持できると思います。一方、低湿度が好きな方はBの時期(10月1日)まで空調を続けないと室内の湿気のほうが低いので外気を入れると湿度が上がります。Cの時期(9月20日)に一度外気露点温度が15度を割り、室内の湿気に近くなりますが、その後復活して10月の上旬まで待たなければ、外気の湿気の量が室内以下にはなりません。
つまり、「緑の家」の真夏の室内環境は、10月10日体育の日のカラッとした晴れた日と同じ空気質になっていますが常に可能です。これって凄い事ですね。ちょっとやっぱり・・・少し贅沢過ぎますか?
因みにこれは新潟県の平野部のデータ。長野県のような高地や東京のような都市部、また九州のような地域では若干の違いがありますからご注意ください。
2013年に竣工した日之出町の家は超高断熱で、Ua値は0.21w/m2Kの性能で国の低炭素に認定されております。2年経過したのでメンテナンスに伺ってきました。 続きを読む
間違っておりません。気持ちよいのです。
通風がなぜ気持ちよいか・・・
その最大理由の一つが・・・
わかりました。
簡単な事です。
日本(本州以南)の家は・・・ 続きを読む
昨日の情報交換で、
「浅間さん、東芝さんは再熱除湿を搭載しなくなったのですか?」
と松尾さんから聞かれました。
今朝丁度タイムリーで日経アーキテクチャーに連載されている松尾さんの記事のタイトルが
でした。
2013年に低炭素認定で県央地区第2番目の許可を得たUA値=0.21w/m2k(この数値は旧Q値ですと0.7w/m2K)の超高断熱住宅である日ノ出町の家の造園がようやく終わりましたのでその確認に伺ってきました。
家らしくなりましたね。屋根が低いので植林したばかりでも結構様になります。
なぜコンクリート塀が途中で終わっているのか?との疑問がこの完成形を見ると明らかになります。
超高断熱旧Q値0.9w/m2kの家を全棟採用してから早7年が過ぎ8年目目に入ります。これは床下エアコン暖房の標準仕様も同時だったのでこちらも8年目です。
この「緑の家」SS標準プランは既に完成の域に達しており今現在断熱性能をこれ以上高くしなくても良く、後はサッシの価格が下がれば全てトリプルサッシにするくらいです。
今後は更に湿度管理について正しい使い方をオーナーさんにお伝えすることが重要なるのでしょう。
高性能住宅の換気として人気があるのが第一種全熱交換型換気扇ですが、これは潜熱を考えないと、とても効率の悪い換気システムです。
上の図は「緑の家」の換気にる損失熱を1とすると2.6倍も熱を捨てている換気システムで、最もよいのは顕熱換気システムの0.85です(潜熱分は無視)。
伊の一般の家のお風呂場。便器が普通にある。写真はスタッフKの過去スナップショット。
「緑の家」で提唱しているおなじみのCF(風呂用循環ファン)。
この業界では常識外の設備器機・・・なぜ日本(オーブル?)だけ推し進めるのかを少し説明します。きっと殆ど方が頷くはずです。
というのは・・・
当事務所スタッフKは、欧州で数年間生活をしている凄人なので、欧州(伊)の庶民の暮らしを実際の肌で知っているという貴重な体験者です。ですので常々疑問に思っていた海外のことを聞いてみると・・・
2016年1月11日加筆
高気密高断熱の家は乾燥すると言われておりますが、「緑の家」は湿度が上がりすぎる事があります。
基本的には風呂はCFですが・・・湿度調整には予備に計画してある排気用換気扇が活かされます。
2016年1月04日緑字加筆
歳夜(大晦日)は何時も母が寺泊に来るので家は暖かめです。
玄関付近で朝7時に24.5度湿度43%です。何時もより暖かめ・・・。灯油安の影響もあり久しぶりに裸足で合板の床でも問題ないくらい・・・。これはCFも影響しているかも(外気温も何時もの年より高めの影響のほうが大きい?)。
2015.12.16緑字加筆
水の気相を理解するのが難しい・・・。
例えばダイキンさんの家庭用デシカに出てくる吸湿とは何か?
ここが曖昧だと議論できません。
そのためにまず湿気が何であるか理解する必要があります。
お風呂場乾燥の革命と言われそうなCF(お風呂循環ファン)・・・
使って4ヶ月目のオーナーさんに使い心地を尋ねると、
「直ぐに乾くし全く問題ない」
とのこと・・・