湿度とインフルエンザウイルス

よく見るこの図。実は大事な事が抜けていた。

冬期は湿度が低くなり、インフルエンザガ流行しやすいといわれており、室内も加湿して40~60%くらいがよいと言われております。しかしサーズを始めインフルエンザウイルスは熱帯の相対湿度が相当高い地域でも流行します。これってなぜ?とずーと思っておりました。

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「て・こあ」から学ぶ事② 設計者(技術者)としての心構え

「て・こあ」から学ぶ事①の続きのつもりでしたが、少し「て・こあ」に惹かれる理由(心構え)に触れてから続きを書きます。

「て・こあ」の長さ7.5mを超える玄関土間。現在これほど中と外のつながりが大きい家はすくない。

昨日も「て・こあ」の記事を載せました。今年一年間はこの「て・こあ」の記事が多いと思われている方・・・

そのとおりです。

しかしそれには理由があります。

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関川村 渡辺邸の屋根

前回の渡辺邸のブログでは、「かなしい」とは言いましたが、国の重要文化財なのでしっかりと考えがあってのこと、ですので鋼管で補強されることが最善の選択肢だったのでしょう。

屋根の下地材も使えないところは新しい物にかえるが、使える物は残す。屋根材は30~40年位持つので黒いカビの生えた一番奥の材はあと30年以上は耐える判断。

重要文化財なので、仮設の屋根をかけて痛んだ屋根を補修します。こうすればゆっくり直せますが、仮設の屋根が簡単にかけられなかった時代はどうやっていたのでしょうか。

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壊れた・・・

キャスターが付くPCケースは当時はサーバー用しかない中、FREEWAYのアルミケースは標準でつく。その代わりとても大きいケースだ。HDを余裕で4台、DVDを4台設置。

最近、真夏でもないのに私のメインパソコンからピープー音が頻繁に鳴り響くようになったので、CPUの温度を見ると常時70度を超えております。これはファンかヒートシンクに埃でもついたかと思い(ファンは3000回転/分していることをソフト上で確認しているので)、軽い気持ちで蓋を開け掃除するつもりだったのが・・・

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デシカホームエアーを考察 4 ’まとめ追記

家の設計を高性能で自然・木の素材。三条 長岡見附 柏崎 新発田 新潟で高断熱 

2013年9月19日7時加筆緑字

デシカを記事にしてから7日間はアクセスが2000回/日を超える状況でした。皆様の関心が高い機器と言うことが改めてわかりました。

当ブログでもカタログや仕様書・スペックから連載を4回続けてまとめに至りましたが、追記と言うことで多少補足をします。今年度中に今回の1~4をまとめてコラムに載せます。

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調湿と温度・湿度 「て・こあ」で実測

家の設計を高性能で自然・木の素材。三条 長岡見附 柏崎 新発田 新潟で高断熱 

9月11日緑字加筆

今回実測した「て・こあ」の囲炉裏の間。ほぼ無垢材で新建材はほぼ無使用。

自然素材100%の家 「て・こあ」の温湿度調査・・・です。

夏が終わり過ごしやすい季節となってきました。そんな時、土壁たっぷり、タタミたっぷりという吸湿性素材が豊富に使われた築94年の「て・こあ」の温湿度調査から何がわかるのか・・・?

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ヒートポンプでなくヒートムーブと呼ぶ!

またまた大提言(笑)。

時々無性にブログに書きたくなる事がある。

おっ・・・ではいつもブログを書きたくないのだな~。といわれそうであるが(笑)。

で、、、今日はとても伝えたいのである。

何か・・・。

題名のとおり、エアコン=ヒートポンプという言い方は止めて、ヒートムーブ(熱移動機器)と呼ぼう・・・と。

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自然素材は何もしないと最後は黴びる

中霧島壁のカビ・・・築7年目くらいから生え始めたとのこと。

新潟の気候は・・・

夏は暑く湿っており、平地なので明け方まで温度が下がらないのが普通です。一方同じ緯度にある長野県や福島県(浜通を除く)では、夏の気温は高いのですが、平地ではないため明け方の気温が下がりやすい傾向があります。この明け方の気温が下がることが重要で、20℃くらいまで下がれば、天然の除湿器となり、空気中から湿気を取り除いてくれます。そこで今日のお話は、全国共通とは言えませんのでそこに注意してお読みください。

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通風と周囲の環境 「て・こあ」で実測

大正6年築の「て・こあ」。何度か手直しがされているが基本部分は築94年になる。通風に頼る建物でエアコンは最小限の2階に1台のみ。

この夏にボランティアとして「て・こあ」に4日間、最高気温が33度~34度の最暑期にお邪魔しておりましたので、夜以外の通風を体験しました。今回は通風の風速でなく、その方位、温度に着目しました。その結果を報告いたします。

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今日から仕事開始! スラブ下の温湿度

事務所の休日は11日~18日と過去最高の長さでしたが、私が盆休みだったのは13日と15日・16日で、後は仕事やボランティアに行っておりました。

今日は・・・1年目のメンテナンスに伺ってきました。

超高断熱高気密の「緑の家」で床下地中温度を測定している「弓越の家」です。

これが本当なら・・・

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夜の寝苦しさは21年間経験がない (続)通風

家丸ごと通風の「て・こあ」。このくらいの外部環境と家の構造で始めて通風効果が期待できると言える。そんな「て・こあ」で畳上げが始まった。

未だに高気密高断熱などはダメで、通風の良い家がいい!なんていう専門家のコメントを良くネットで見つけます。超高断熱住宅などもってのほかとか(笑)・・・。

冷静に考えましょう。このご時世に窓を開けて寝ていられる住宅がどれほどあるか・・・

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エアコンの工場見学 二日目

おはようございます。今朝は静岡市のビジネスホテルから書いております。

今日はエアコン工場見学の二日目の朝です。というか昨日は移動だけだったので、今日が本番です。

まず最初に昨日の夕食はうまかったですね。エアコン会社さんの主催で開かれた夕食会で、静岡らしく「鮪」の刺身から始まり、甲煮、最後は赤身漬乗せご飯で締め、デザートはこちらもご当地抹茶の掛かったスイーツでした。思わずエアコンはこのメーカーに数年間決定と言いそうでした。今日も午後から随時アップします。午前中は工場内で多分アップできないでしょうから。

・・・iphoneのツイッターでアップしようかな・・・。でも最近ではツイッターは馬鹿発見器とまでいわれているので、私はブログで発見されてしまっているからこれ以上・・・(笑)手を出せずにおります。

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超高断熱の小新ゼロエネの家 完成間近

完成間近の小新ゼロエネの家は国認定のQ値0.99w/m2Kと最高の断熱性能は誇ります。国認定とは自社の計算値ではなく、実質国の機関と同様のところでの査定値なのでその正確さは折り紙付きです。自社の計算値ではやはり間違いや、どうしてもよく見せたいという気持ちがあり、数値に正確さが無くなると思います。

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解体工事とアスファルトフェルト

2013年06.20緑字更新 訂正

GW(グラスウール)は数年前に建て主さんがご自分で入れられた物だそうです。すみません。間違えました。冷静に考えれば筋かい金物さえ施工されない当時、GW等の断熱材は殆ど入れられていないはずです。訂正とお詫び申し上げます。

黒い素材がアスファルトフェルト。今日の解体現場から。

アスファルトフェルトという素材・・・

フェルトにアスファルトを浸透させたもので、少し厚い紙(0.3~0.4mm)のような防水紙(紙ではない)のことです。かれこれ50年くらい前から使われているなじみのある材料です。

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昭和の日 テ・コアで・・・

トカゲは恐竜ミニチュア版のような顔が可愛い

事務所の定休日月曜日が丁度休日と重なったため、テ・コアでは4組の方がお見えになりましたので私も相乗りしました。天候に恵まれ、春の訪れとともに姿をあらわす、トカゲちゃんがあちこちにチョロチョロ・・・。うーーん 見事保護色です。

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築100年でした。その7 丁寧な仕事

年以上雨ざらしになっていた廃材。平板は簡単に壊れても枠は全く壊れない。

築100年の「て・こあ」には時代に取り残された様々な木の道具や品物が沢山あります。その殆どが天然木でできているので、ゴミとして捨てるのではなく、「て・こあ」の薪ストーブ燃料として最後の最後まで使い切る事ができます。この取り外されたカウンターも同様です。

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高気密高断熱とは庶民の技術手段

冬でも晴れた日は古い無断熱住宅でも暖かい

うらやましい話ですが、関東より南の太平洋側地域は、冬の暖房を深く考えなくてもよい生活がおくれると思われます(深く考えた方がもっとよいですが・・・)。ですので高気密高断熱の事を正しく理解していなくとも問題があまりないのでしょう。このため同じ職種の方でも高気密高断熱を正しく理解されていない方が多いのは理解はできますが、驚きでもあります。

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100年でした。その3

2013/03/22写真追加

屋根の修繕を行うため足場のかかる和島北野の家「て・こあ」。大凡床面積が90坪(吹き抜けを除く)のため、屋根の大きさも大変大きい。

100年でした。その3は・・・

直接家と関係ないのですが周囲の木の大きさからご案内します。

※写真は和島北野の家「て・こあ」のオーナーから借りました。ありがとうございます。

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和島北野の家 リノベーション 途中写真

和島北野の古い土壁。黒く見えるところは多分カビだけれどそれも自然素材だから。庭に咲いていた寒椿を据えて・・・。(手持ち撮影)

昨年の秋から和島北野の家でゆっくりしたリノベーションを行っております。
今日は肉体労働でリノベーションのお手伝いしてきました。その合間にSD14で撮ります。

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東京でのセミナーで・・・

随時更新してます。

13時30分からのセミナー

前の記事にありますが、今日は東京でのセミナーがあり新幹線でこの記事を書いております。

セミナーは新しい省エネの計算をウェブで行うのですが、その入れ方を共有するためのものです。

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もう設計と施工が兼用では難しいかも・・・①

左は19年度版で右が24年度版。22年度版があるが、若干の変更だったので当事務所にはない。

さて、先回は住宅金融支援機構の木造住宅工事仕様書が改変になったとの情報をあげ、近々HPのコラムの方で取り上げると言いました。しかし細かく書くと長くなり、遅くなりそうなので一番重要な「基礎」について取り急ぎサラッとふれたいと思います。

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漆喰は吸湿性があるか?桐は湿気を吸うか?

寒くなって来ました。
写真とは関係ないのですが、調べたいときにネットで検索すると様々な情報が探せます。しかし書いてある内容がサイト毎に違っていたり真逆のことがあったりします。この時に自分の想像力や分析力がフル活動します。
今回は薪ストーブと煙突で様々なサイトに訪れましたが、そこに薪ストーブ以外の家の事などが書いてあると、そのサイトの信用性がある程度判断できます。
例えば最近の気密性が高い家では、どんな高価な2重煙突やストーブでも煙の逆流は免れない・・・等。負圧になりやすい家では外気導入型の重要性がわかっていない事や、薪ストーブでもエアコン暖房でも、消費エネルギーを減らすのは機器より器である家の性能が大事と言う事の理解も少ないようです。

薪ストーブのことは、専門店屋さんのような実績が沢山あるわけではありませんが、客観的な評価として家に置く設備の一つですから、設備として判断すると優等生とは言えません。が、デザインや雰囲気で判断するとすばらしい設備であることはまちがいありません。

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