今日の「五月町の家」です。
庇が付きました。
今外観で、もっともオーブルデザインが訴えているのが・・・
「庇」
です。
今日運転中にラジオを聞いていたら
「中部大学 武田教授が関西のテレビ番組で『東北の農作物は捨てなさい』と言った事に対し、その都市名をあげられた一関市長は抗議のメイルを送った」というニュースが流れたました。
またメディアの情報操作ですね(ほとんど芸術的な)。
先週から基礎始まるかなと思いましたが、当方の分担である「長期優良住宅の審査」が遅れてそのせいで業者さんの手配がスムーズにいかず、今週から基礎工事が始まりました。
変形の建物なので、「やり方」をしっかり出すだけでも大変な工事です。
黄色い糸がみず糸。この糸が家の芯となる。斜めの糸がありますね。
この本をしっかり読めば間違いなくよい家が建築できる・・・バイブル本
R2000という家 知ってますか?
私が新潟で住宅を業として始めた21年前、新潟県に既にR2000住宅がありました。
R2000住宅とはカナダの国とCHBA(カナダホームビルダー協会)がとりまとめた所謂高気密高断熱住宅のお手本だった家のことです。広義でいうと「西暦2000年までにすべての住宅外壁の断熱性能をR-20 以上にしましょうという省エネ運動」の略称と聞いております。
当時、高気密高断熱を学び、実践する我々設計者にはR2000住宅は輝かしい目標でした。その建物を国内初と言ってもよいくらい時期に建てられた建物が新潟県の見附市にあります。それが写真の「上野住宅建材」さんの敷地内にあるR2000モデルです。設計は新潟市関屋アトリエポストの故・桜井さんで、発注者でこのモデルに心を注いぎ日本の家の性能アップを願った上野住宅建材さんの先代の故・社長さんです。
表題でお気づきの方はいらっしゃらないと思いますが、先日ご紹介した
「国認定で県内最高の断熱性 Q値0.87W/m2k その②」と言う家が
「国認定で県内最高の断熱性 Q値0.83W/m2k その③」と変わりました。
着工寸前でその時でも驚異のQ値0.87W/m2Kという断熱性能からもっと断熱性をあげたいとご希望がありまして、そこで天井上断熱材と基礎壁面断熱をアップしました。
先週、菩提寺の屋根の修復について、檀家集の中から無作為の人選によって全体の10%の人を集めて説明と意見交換がありました。
お話し合いの中で「日本人の技術者に対する意識の薄さの弊害が出つつある」と考えさせられました。
五月町の家の耐震壁と防火のための「モイス」という建材が貼り始められました(写真は仮貼り状態)。
オーブルデザインの「緑の家」は天然素材や自然素材をそのまま使うとのことで、この五月町の家の外壁は「無塗装の米杉」です。
超高断熱Q値1.0相当(認定1.26)w/m2Kの緑の家の構造見学会を行います。
この見学会は「長期優良住宅」の補助金100万円を受けているために、建築途中で広く一般ユーザー対象に見学会を行う事がが義務づけられており、それに対して行われる構造見学会です。
日時は9月11日(日) 10時から16時
場所はこちらです(新潟市江南区五月町)
予約は必要ありませんが、私は当日パレードがありますので 午後からはおりません。施工されている「集い家工房」さんの監督Tさんがおります。もし浅間の説明が必要なら午前中にお越し頂ければありがたいです。
昨日2日間で10000万印刷したその主力機種MP770(CANON)製プリンターが、突然動かなくなりました。
1万枚の仕事を終えて「もう役目はおわったよ。責任は果たしたよ」と言って去ってしまいました。
今まで機械を擬人化する事は好きではなく、想いを寄せる事はなかったのですが、今回は私の心になにか変化が起きました。これだけ一生懸命がんばってくれて、その仕事を全て全うした時去って行く。共に懸命に仕事した大切な友人でした。
ホントに感謝です。ありがとう。
故障修理依頼をメーカーにし、「もうその機種の修理部品はありません」と言われた瞬間に、「がんばったモンね。この子。もういいよ。ありがとう。」と口に出てしまいました。オーペレーターの女性は受話器の向こうで何度も「すみません」と言っていました。そして最後に「当社の製品を最後まで使って頂き感謝いたします」と言っていました・・・。その言葉がとてもうれしかったです。 私も感謝です。ありがとう。そしてさようなら。
ここ最近では最大の難関の構造でした。
一軒の評価申請でコピー用紙10000枚使用。
オーブルデザインでは小さい事務所ながらプリンターは68台+1台(1台は予備)あります。その68台の内4台フル運転が2日間続きました。この間は壊れないことを祈ってました。使用したインクカートリッジも2日間で8本・・・
何時も立ち寄る武田教授のブログ・・・
読んでハッとしました。それはシックハウスのこと・・・
この設計事務所を立ち上げる20年ほど前に、ある会社で高気密高断熱推進のチーフとして携わっていた時のこと、その支店の営業担当から
「真夏の日中、2階に上がると目がチカチカして気分が悪くなるとのクレームがあった。高気密が原因では・・・」
そこで・・・
今年のお盆は半日を除いてほぼ事務所で仕事をしておりました。このためブログの更新も8日間途絶えました。皆様 すみません。
実は・・・
7月後半に納入された構造ソフトが、売り文句とは違いほぼ使えないソフト(私にとって)であることに気づかされるまで2週間費やし、8月上旬に返品し他のソフト購入し、その2週間遅れた仕事を少しでも挽回するために、お盆中は事務所で缶詰状態で仕事をこなしました。
さて仕事以外の半日とは・・・
毎夏、姉が寺泊に避暑(とは言っても暑い)に来て頂けるのですが、その姉をご主人のご実家である会津若松へお送りしたついでに観光して来ました。
ここ数日間東北電力管内の電気使用量は92%を超え一時97%になりました。家庭では節電をしているのに効果が少ないと思われた方もいらっしゃるでしょう。
その原因は・・・
こちらは家庭用における東北電力管内の電気使用量を係数(月平均に対する割合)にしたものです。
これをみると家庭での夏の電力が冬使う電気より少ない事がわかります。では何故TVでは夏の節電を呼びかけるのでしょう。それは家庭以外のオフィスや店舗などが夏に大変多くの電力(冷房)を使うからです。
この事が明らかなのに「甲子園が始まると電気量が増える」と言ったデマを流し、如何にも家庭が悪いように見せてますが、実際は家庭以外の消費がピーク電力となります。
この事は私達建築士への警鐘でもあります。
夏の電力需要を押し上げているのは間違い無く「オフィスなどの商業施設」で、こちらの建築物の夏対策を怠った事が原因です。
これは築30年以上のあるお宅の床下です(但し3年前に床下のリフォームもしてまだ綺麗な床下です)。
床下空間の高さは400mmと長期優良住宅で定められた330mm以上より充分高い床下です。
ところがこの400mmでは有効にメンテナンスできません。
床下に潜った事がある人はわかりますが・・・
個性的な2棟の家の左側(半透明グレー部分)に建築される「西裏館の家」
7月中頃から着工を始めた三条の「西裏館の家」
見積もり段階で3.11の大震災となり、一時は工事そのものを無期限延期する事にもなりそうでしたが、状況も落ち着き、また様々な仕様変更を経て再び着手となりました。
施工は越路建設さんですが、当初見積もって頂いた栄の「吉田建設」さんにはこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
3.11の大震災から早5ヶ月・・・。
その3ヶ月目に行われた6.11反原発パレード。
そして6ヶ月目に行われる9.11パレード(予定)。
ご興味ある方はこちらのページで更新されると思います。
http://611niigata.wordpress.com/
9月頃チェックしてみて下さい。
写真は6.11パレードの時の私です(福島県をデザインしたTシャツ)。「ブログ星空散歩」から転載させて頂きました。
先日行われた基礎のコンクリート打ち込み前の受け入れ検査です。
スランプ、空気量、温度、試験体を6体つくります。
ご注意!音が出ます。
先日基礎のコンクリートに使う鉄筋について最近の問題を取り上げました。
今回は基礎の90%以上を占めるコンクリートの原料について少し調査しました。
本調査の問題提起とガイガーカウンター測定器をお貸し頂き、測定頂いたS様にはこの場を借りてお礼申し上げます。
3週間前に見学会を行った上須頃の家ですが、少し基礎のことを書きたいと思います。
緑の家の玄関階段、ポーチは6年くらい前からこのようにコンクリートです。タイルは時々しか使いません。施工費は同じくらいでできるのでですが、私がコンクリートが好きなので標準はまずこれをお奨めします。年月が経って味が出るところにコンクリートの良さがあります。さて、今回は何時もにまして基礎の一発打ち込み仕上がりが良かったので玄関廻りも基礎そのまま仕上がりです。
私のお手伝いさせて頂く建て主さんは皆様本当に高い見識を持った方が多いと昨日のブログでお伝えしました。
そこで建て主さんからある貴重なご指摘を頂きました。
「最近はコンクリートだけではなく、鉄筋にも放射能汚染が進んでいる」と・・・
このお話はご紹介しようかどうか迷いまいしたが、とにかく公開原則をしているオーブルデザインでは・・・公開します。
今日の工事監理です。
さすが緑の家です。基礎スラブ下が真っ平ら。その施工しやすい事、とても楽ですよね。
そしてこの基礎型枠の高さ・・・。これ住宅の基礎です。
そして廻りの型枠(オレンジ部分が)基礎の鉄筋より早くできているという不思議な光景。
コンクリート一発打ち込みの現場はこんな感じです。
今日見学会の会場の「南四日町」の家です。見学会にお越し頂いた皆様、 ありがとうございました。
今までは工事中のあんまり綺麗ではない外観の写真が多かったのですが、ようやく工事中の車や仮設トイレが無くなりすっきりと撮れました。がしかし・・・
あんまり大きすぎて横幅からアトリエ棟がはみ出てます(涙)。広角レンズでも取り切れないこの横幅・・・
世の中「グリーンカーテン」、「緑のカーテン」が流行ってますが、拙宅は・・・グリーンウォールです(汗)。昨年20年経った木のバルコニーがとうとう壊れ、現在補修検討中・・・。
ただこのままグリーンウォールを続けると外壁の痛みが早くなるので、早めに改修撤去を考えてますが、涼しそうな雰囲気は良いですね。
今週末 16日、17日に行われる見学会は・・・とても特徴ある「緑の家」です。
・基礎が高い(一般住宅の2倍の高さ)
・太陽光発電8kw(一般住宅の2倍以上)
・建て主さんが塗った漆喰
・コンパクトな家(延べ床30坪)
・超高断熱(Q値0.99W/m2K)で高気密(完成時気密測定0.6cm2/m2)
・床下暖房とおまけのロフト収納(小屋裏収納)が13帖以上
・一台の小さなエアコンで夏家丸ごと冷房
特徴満載です。
今日の朝の事務所の温湿度です。
左は安物の温湿度計で、右は結構優秀な温湿度計です(湿度は相当差があります)。
24時間冷房運転(設定温度28度)をしておりますから東向きの事務所の部屋は29度48%です(除湿モードではない)。
このくらいなら軽服装、軽労働作業では全く問題ありません。
ネクタイだときついですね。
当事務所では熱帯魚がおりますが、熱帯魚の天敵は寒さではではなくこの暑さです。
水温が上がると(30度を超えると)水中の溶融酸素濃度が低くなり魚にとって生死の問題となります。
ですので、既に事務所も自宅のエアコンも24時間可動開始しました。この節電時期にもったいないと思われますが、24時間の冷房の方が節電が求められているピークカットに効果的となる可能性があります。
昨年はこのようなご紹介をしました。
あたり前のように今年も同じです。
http://arbre-d.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/24-cc96.html
新潟の夏は夜に気温と湿度が下がりません。
見学会は来週です。詳しくは左バーの「最新 見学会のご案内」バーからお入り下さい。
コンクリートの真ん中にあいた穴・・・。残念ですがこれはシンボルツリーが入る予定でしたが、太陽光発電パネル8KWの一部に変わりました。
がしかし直にお気に入りの木が植えられるでしょう。
今日の三条は33.5度でしたが、この中はカーテンもまだ無いのに快適(エアコン8帖用ONで家中空調)でしたね。これが超高断熱とμ値0.038実力!!
以前ご紹介した私の道具・・・
写真の下の白いキーボードでした。
PFU製「Happy Hacking Keyboard Light2」です。
それが昨日から墨色の更にコンパクト
「Happy Hacking Keyboard Light2 Professional2 JP」
に変わりました。
ブログ5年目に入りなんとアクセス数30万を超えておりました。パチパチパチ。
これもご覧頂いている皆様のおかげです。ありがとう!
三条の東裏館の家・・・一年半ほど経ちました。
木々もようやく根付き気持ち良い葉を広げてます。