「 基礎 地盤改良 」一覧


住宅基礎における鉄筋の継手と定着

この4月から一般の木造建築物の法規制の審査(申請)が厳しくなった。特に構造系の審査がようやく構造まで行政がタッチするようになったため、困る事業所も多いだろう。しかし構造審査は概ね2種類から選択でき、その1つの仕様規定の方はまだまだ甘々で、仕様規定で構造審査をお願いすれば、伏せ図の添付は必要ないという・・・。確かにこれでは構造の審査ではない。一方構造計算となる許容応力度設計や現場検査は逆に厳しくなるだろう。

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地震時の液状化も保証する地盤改良工法を採用

液状化まで保証対象の「スーパージオ工法」

昨年の元日に起きた能登半島地震では新潟市でも大きな被害を受けた。その大部分が液状化による建物の変形や破壊である。「緑の家」でも液状化が起きた地域に数棟建築されていたが、柱状改良という汎用の地盤改良のおかげか建物への被害はなく建物外の排水管だけだった。このように液状化にも有効に働く「地盤改良」ではあるが、私の知る限りの新潟における地盤改良工法で、液状化まで保証している工法はない。つまり効果はあるが保証までできないのが現在の地盤改良。しかし現在広島市で行っている地盤改良では・・・なんと!液状化まで保証する工法を採用している。

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基礎のフラットメンテナンス口

先月の28日に届いた書類・・・

今日4月1日から工事が開始される建物は、新しい法律のもとで確認申請が行われる。そのため先月の27日に確認申請済証が来た「広島南区の家」はその次の日に工事に着手したので、面倒な追加手続きをすることなく安堵している。

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コンクリート打ち込みと配筋検査 

写真は施工会社である愛和建設さんからタイムリーで送られてくるため遠方ということを忘れるくらい。

先日の晴れた日に、神奈川県愛川町で雨天で延期になった「緑の家」の基礎一発打ち込みが行われた。打ち込む数日前に最終チェックを終了し是正は一つもなかったので今回は立ち合いを行っていない。

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東区本所で地鎮祭 続編 地盤改良

地盤改良中の本所リバーサイドの家

こちらの本所リバーサイドの家はBグレードの仕様でUA値は0.26w/m2kで最高等級7を長期優良住宅を取得し当然G3基準内で高い断熱性能である。

地盤調査で孔内水位が0.5mとあり、その確からしさが持ち越しとなっていたが、本日地盤改良を行ないその際に空堀を行なって頂きその穴から本当に水でみたされた粘土層があるのかを確かめると・・・

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構造最優先が「平等」と考える理由3・・・今回の液状化

今回の地震で改めて「液状化」の問題が新潟市を中心に起こっている。何度かお伝えした液状化対策であるが、やはり新築時に行わないととても大きなリスクを常に抱えていることになる。尚、何度もお断りするが、個人の価値観が住宅の敷地の優先順を決定するので、液状化しやすい土地を選ぶこともあって良い。これは土砂災害特別警戒区域等と違い生命の危機に直結することが低いためである。今回の地震でもわかるとおり上物をしっかり造っていれば、液状化での多くの被害は家が傾くことで全壊はするが、倒壊には至らないことがほとんどであるため、人命に関わることは少なく最低限度の安全性を担保できるからである。

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運の良さの裏付けが「無難」なのだろう。

中越沖地震の震源地近くの震度6強の柏崎市にある「緑の家」。手前擁壁は隣家。(2007年撮影)

「緑の家」は運が良い。そして「無難な」家造りを薦めている。

2004年の中越地震では液状化の起きた地域に1棟、また2007年の中越沖地震では震度6強のほぼ震源地である柏崎市で周囲の建物が軒並み「危険」の貼られる近隣の中、木造部分の被害は皆無で基礎中央部の少しのヒビがあった程度だった。

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郵便局の被害からみる液状化対策

郵便局の駐車場は大陥没。その後車を撤去して土が挿入されて平らになった.
ピンク矢印は陥没の角度を示すが、輪留めが痛々しい。

このブログは「「『緑の家』の外部配管方式は 長期優良住宅標準の基礎貫通型その2」となる。

郵便局が周囲の建物より比較的大きな被害を受けたとのことは様々な報道や、当ブログの写真でわかるとおり。この原因・・・おわかりだろうか?

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「緑の家」の外部配管方式は 長期優良住宅標準の基礎貫通型

最大400mmは高低差がある郵便局の隆起(道路の沈下か?)。本来はピンク矢印は地中内部分。地震前の写真はグーグルストリートビューから。

今日、今回の地震で「緑の家」で外構の給排水管の隆起を起こした家の精密測定をするために通った道で見た異常な景色が上の写真。116号下の県道16号でみた郵便局2つはすべて大きな液状化の影響を受けていた。

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外構(給排水設備を含む)の液状化と地震保険

20年前の中越地震で壊れた「緑の家」の外構(玄関階段)は地震保険対象外だった(2004年撮影した中越地震時のある「緑の家」の外構)。

今回の能登半島地震で震度6弱5強の新潟市の西区、中央区で液状化現象がおきた。これは20年前の中越地震での長岡市で起きた液状化と同じである。

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基礎断熱床下空間への外気導入の危険性とスラブ上断熱材への変化

今朝の三条の外気。露点温度は23度でこれは先週からほとんど変わっていないし、これが概ね9月まで続く。

今週の日曜にお引き渡した小新西の家で、「床下空間への外気導入の危険性」について検証したのでお伝えする。

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基礎と擁壁(土留め)

道路側に土留めがあり基礎との距離は1530mmと小さく、基礎形状にはその配慮が求められる。

今週の日曜日に基礎の配筋検査を行うために見学会の終了したあと、現場用の靴を買って美幸町の家の現場に向かった。見学会会場にいるときに現場から電話があり、天候のこともあり水曜日に基礎ベースを打ち込みたいとのこと。となると何かあれば修正するのは月曜日が海の日なので修正は火曜日しかない。そこで急遽日曜日の夕方、見学会を切り上げ現地に赴いて配筋検査を行ったのである。

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チーム一丸となっての基礎一発打ち込み

2022.11.25青字追記

「緑の家」と道を挟んだ裏の家で同時刻に同様の打込みがあり、ミキサー車等道路状況はとんでもないくらい混み合っていた。白矢印の方が「緑の家」の打ち込みポンプ車のホース。

昨日は金沢市で工事監理中の「金沢戸板の家」のコンクリートが打ち込まれる直前の工事監理に伺った。流石に体調はまだ元に戻っていないが、大事な打ち込み直前のチェックなので、安全も考えてスタッフMと一緒に600kmを往復した。

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頑強な高基礎

ピンク矢印の部分にRV車(4駆)が衝突した。14年ほど経過して周囲土が下がったせいか地覆際が見えてしまっている。2022年6月25日撮影。

少し前、ある「緑の家」のオーナーさんからご連絡を頂いた。内容は「車が家に突っ込んで壊れたのでどうしたらよいか?」であった。

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価値のある基礎 「両面断熱の深く背の高い基礎」

外断熱のスタイロフォームATからフィンのように並ぶ階段の基礎。以下写真は全てスワテックさん提供。

長野県諏訪郡の原村の家では基礎工事の終盤にかかる。所定の養生期間を経たのち型枠をばらし、XPSのスタイロフォームAT100mmという厚さで基礎断熱された全容が現れる。当然UA値はG3を大きく超える0.16w/m2kと超高断熱の仕様。

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基礎配筋検査 原村の家

木造住宅の基礎工事ではなくRC建築物に見えるほど大がかり。この時点で既に斜面なりの造形でかっこよい。

昨日長野県諏訪郡原村で建築中の「緑の家」に配筋検査2回目に伺ってきた。現場付近の家の殆どでは、敷地を平らにしそこに建築しているが、写真のとおり斜面をそのまま活かした計画にしているために、基礎形態は複雑になるが自然との一体感は確実に高い。斜面と言えば・・・

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根切り底確認と水みち

現場小屋が設置された現場。虫などがおおい自然の中の打ち合わせにはありがたい。

昨日急遽事務所から300km離れた長野県諏訪郡原村に新築中の「原村の家」の現場に向かった。その前日の夕方に連絡を頂き根切り底を見ることができる日が、昨日しかないとのことだったので、急ではあったが都合をつけて車を走らせた。

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刈羽 井岡の家 配筋検査2

あぁー 先週は県外も含めドタバタしておりアップ順番が逆になってしまった。本来コンクリート打ち込み前の記事なので5日間放置してアップロードし忘れたので今日アップする。

先日配筋検査を行なった井岡の家で2回目の型枠・配筋検査へ伺った(4月14日)。

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無難な家造りはこのマニュアルから 基礎断熱編

最新版は昨年出版された2021年度版。実質国が推進する良い家造りマニュアル。

20年ほど前は住宅を建築する半数以上の人がお世話になった住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)であるが、近年はフラット35S等の特別な金利設定を望む方だけとなっている。しかし実質国が監修しているといって良いマニュアルはこれしかない。

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