オーブルデザインが2015年に発表した「カビが家の寿命を決める」からもう8年。当時その仮説の結果は20年後にわかると言っていたが、8年後の今、世の中はどうなっているのか。
続きを読む「 自然素材 天然素材 」一覧
査読論文から
無垢材とアルコール(塗料)

春の連休も近いのでゆっくりと論文でもご覧いただければと思い、今年発表された査読論文から面白そうなものを取り上げる。第一回目は「無垢材とアルコール(塗料)」とし、「緑の家」でも大量に使われる木材の揮発性化学物質についてご紹介する。
続きを読む素材を見直す 1
2023.02.02 緑字で誤記修正

今日は氷点下-16度まで下がった原村の家(長野県諏訪郡)に完成前チェック荷伺った。
続きを読む杉っていいね。松美台の家から

建築の世界に入ったばかりの頃から30年くらいは、木と言えば「ヒノキ」が一番と思っていた。しかし10年くらい前に「て・こあ」に携わることになり、カビの生えにくい木として、また加工しやすさ、肌さわり、色、木目、控えめな香りそして価格・・・など触れれば触れるほど「杉」の魅力に取り憑かれた。
続きを読む大寒波と豪雪の「緑の家」では・・・その2

6年目になる「緑の家」のオーナーさんからメイルを頂いた。
続きを読む少し無難?な「緑の家」の玄関戸

「緑の家」で標準使用している玄関戸は25年間同じ上のスニッカルペールである。数年間ガデリウスも使ってはいるがこのスゥエーデン製のスニッカルペールが圧倒的に多い。
続きを読む10年目メンテナンスと半年経過の家

先日五月町の家が10年経ち、「緑の家」10年目の有料メンテナンスに伺ってきた。ウエスタンレッドシダー(米杉)の色がシルバーグレー化して、周囲に溶け込み「The 家」となっている。
続きを読む国総研の資料2 木の耐久性

2回目は木の耐久性である。このことはブログで何回も登場しているので根拠として説明する。「緑の家」は超高断熱高気密の特徴があるが、大事にしている順番は耐震性と耐朽性が一番で、快適性の手段である超高断熱は2番目になる。
続きを読むあると便利な道具

4月になってからデスクワークは朝早くから始め夕飯を食べてその後また少しして終了の生活。定休日の月曜日はそのストレスを解放するように自分の好きなことをする。その一つが手作業の物造りである。
続きを読む新潟市 白山浦の家の大柱
白山浦の家では久し振りに杉の大柱を使う。
50代になるとこの素朴な杉が大好きになる。私はヒノキより杉派であり、杉の香り、手触り、艶、そして年月が経ったときの色がなんとも言えない。
そう、今私は杉LOVEモード。 続きを読む
焼き杉の外壁と杉無塗装の外壁
拙宅の外壁は2004年に窯業系サイディングから杉の無塗装に張り直された。又最近焼き杉(杉の表面を焼いたもの)で塀と風よけをつくった。その経年変化が上の写真である。
思考の組み立て方・・・吸放湿物質と夏型壁内結露 その4
思考の組み立て方・・・吸放湿物質と夏型壁内結露 その3
夏型壁内結露は、
- 吸放湿の感度が大きい素材が壁内の外部側にある。
- その温度が変化が大きく、また透湿抵抗の高い材料に挟まれてそこに低温側がある。
と考えていると・・・話した。
この中で壁構成材の吸放湿量について少し触れたい。
鳴和台の家 完成検査と雨の金沢
29日、30日と完成検査に伺ってきた。
まずはこの光景に腰を抜かした。今まで私が伺った日は晴れか曇り。この日は土砂降りだったのである。
大野町の家とアイアンウッドの箸
U値0.21w/m2Kの超高断熱高気密である大野町の家は、
完成気密C値が0.16cm/m2四捨五入→0.2cm2/m2となった。
中間気密からほとんど変わっていないのでこれは立派である。 続きを読む
金沢市鳴和台の家 外壁終盤
長岡の家から始まった新出窓方式・・・。そして鳴和台の家でコーナーサッシに変化し、そのコーナーサッシを取り入れた家が3棟現在施工中。
天然素材(木)と図面寸法
2019年4月25日10時加筆。誤解を生む表現があり太字を追記しました。
大野町の家の階段は無垢材の杉の指定。階段材はすり減りにくい松や堅木の方が一般的にお勧めであるが、今回は私も個人的に勧める杉の無垢材が建て主さんの指示。 続きを読む
U値0.21w/m2Kの大野町の家 天然素材と先祖返り
無塗装の木だけで作られる外観・・・特にこの木格子をみると、木の家は良いなと改めて思う。 続きを読む
4日間の休暇と押し入れの漆喰壁
22から25日までの4日間は少し早めの事務所冬期休暇をしたが、その時に飲んだお酒・・・万寿。
何時もこの季節に県外で過ごすことが多い。これは私の父母(連れ合いの両親)がクリスマスには家族が集まる事を正月休みより重要視する事によるため。
2年目点検 危なくポストが鳥の巣箱に・・・。
今日は・・・
雪が降る前に福島県で2年前に竣工した「緑の家」のメンテナンスに伺って来た。ノーマルタイヤの風で磐越道をぶっ飛ばし(法定速度を守って)、会津へ向かう。
13年目を迎えた無塗装である木の外壁 表情

劣化しやすい南側の外壁でも目立った小穴など無くこれからがお役目本番という表情。
拙宅が木の外壁を貼ったのは竣工後14年経った2006年の春・・・既に竣工後13年目の無塗装の木の外壁。
丸12年も経た家の外壁を紹介する人なんて滅多にいないので貴重な例としてどんな状態なのかを紹介する。
2年目のメンテナンス
巻甲の家の2年目メンテナンスに立ち会ってきた。
外観は端正な切り妻で、「緑の家」では珍しく横ダルキによる妻面で三角形が強調されているファサードとなる。
改めて無塗装の床をお勧めする理由・・・②
55年経たヒノキの床
「改めて無塗装の床をお勧めする理由」にコメントを頂いたので急遽その続きである。
これ・・・なんだかわかりますか?百聞は一見にしかずの例・・・。
55年使ったヒノキの床である。これって汚く見える?この表情は美しい時を感じるだけ。
建て替えで解体の時にわざわざ建て主さんから取り置きして送って頂いた床の一部である。
無論・・・無塗装でメンテナンスなんておこなっていない普通に気兼ねなく使った床と聞いている。 続きを読む
香りの違いを感じる家の見学会
ヒノキVs地松
今月行われる2棟の見学会・・・。
同じ基本性能を有する「緑の家」であるが、今回は香りの違いを感じて頂ければと思う。 続きを読む
木の外壁では庇が大事!何故か?
昨日新潟市南区に建設中の神谷の家の足場撤去前確認に伺った。
上の写真のとおり高い基礎と庇の大きい家は「緑の家」と言われるほど定着した外観である。
木の外壁 なぜ横張が標準なのか?その2
なぜ縦貼りの木の外壁の方が耐久性が劣り腐りやすいのか?・・・
それはまず10年前の下のブログをもう一度読み返してください。 続きを読む
木の外壁 なぜ横張が標準なのか?その1
現在伊丹空港にいるが搭乗までの時間があるので、待合席でこのブログをアップする。
「緑の家」の外壁は木が多い。その木は横張のフラットが基本的に標準としておすすめしている。
先日お打ち合わせの時に
「なぜ縦貼りが標準でないのか?」
と聞かれたのでこのブログでも説明をする。