その①の次報だが、今回の内容は誤解を与えかねないので注意したい。
背景と目的そして対象住宅の概要だが、その1)で前の日のブログにあるので省略する。次に何を行っただが・・・
続きを読むシロアリは殆どの方が嫌いな虫だと思うし、出来れば出会いたくないと考える人が大多数だと思う。その嫌われ者の白アリの中でもヤマトシロアリであればまだかわいい虫であり食害も穏やかである。
続きを読む建築基準法では築造時の法律には合致しているが現法に合致していない建物を既存不適格建築物と呼んで違法建築とは区別している。今回のリノベは用途変更無しで構造材のほとんどをそのまま利用しているので、当然既存不適格建築物のままである。よって基礎コンクリートが無くても法的には問題ない。ということで、置き石の石場建て建築としてリノベしている(この石場建てのotomo vie centの耐震性については以前のブログにてその考えを表明している)。
続きを読む昨日が「今後もリノベは要注意」という題で投稿していながら、こちらのリノベ中の記録を次の日にアップするところが「緑の家」の偏屈さなのである。つまり大事なのは出来るだけ正しい情報の公開。今回は解体が80%程終わったotomo vie centで60年前にリフォームで貼られた床を紹介したい。
続きを読む「緑の家」での実施設計の作業は、意匠系と構造系でほぼ同じくらいの時間を使って作成している。しかし神経の使い方(集中力)はやはり構造図面や構造計算を行っているときが大きく、知識と労力をフル稼働させる。
続きを読む一昨日、美幸町の家の防湿コンクリート施工が行われたのでその事前チェックに伺った。
続きを読む蒸し雨・・・とは、いやになるようなうだる雨降りのことと家族内では一致している。
続きを読む写真は拙宅のコーナーサッシの隅柱である。雨漏りで腐朽したうえに白アリ被害もあるちょっと悲しい感じの出隅柱。
サッシ交換のためバルコニーのパーゴラを外し始めたのが5月3日。あれから40日経過してサッシがようやく届き、工事が再開されている。場所はご覧のとおり、日本海の真ん前。西日が容赦なく照りつける過酷な環境である。
続きを読むこの図は「緑の家」のAsグレードの一般的な基礎と壁の付加断熱120mm。時折この付加断熱をどのように支えるかとのご質問を受ける。よってまずはこの解説から行う。
続きを読む構造審査がほぼ全ての住宅にも義務化される前に、私がいつも申し上げているスラブ下の断熱材の例の問題が数年以内にようやく解決されると期待している。
続きを読むとても見にくい写真だが、確かにこれは羽アリになった白アリが羽を落としたところ。この白アリが右に写っている僅かなヒビに吸い込まれるように入った所を「緑の家」のオーナーさんは目撃した。
続きを読む先日井岡の家の基礎出来あがりをチェックに伺った。ある一本のアンカーボルトが曲がってしまったのでそのチェックと対策である。
続きを読む構造用合板の高騰を受け、「緑の家」では3年ほど続けてきた「大壁貼り」による構造用合板耐力壁から、主として筋交いによる耐力壁に当面のあいだ仕様変更する。サブで面材を貼るときには「真壁貼り」としたい。
続きを読む昨日の朝の外気温は3度であるが、放射冷却によって水平面や地面でないところは、既に氷が張り付く季節である。
続きを読む12年前にAグレード(当時SSプラン)として建築され、太陽光発電パネルを設置した小屋裏に入る機会があったので紹介したい。
続きを読む完成見学会を行った一週間前と違い紅葉の葉が一斉に芽吹いていた。そんなしっとりした「新緑の環境」でお引き渡し前に住い方の説明を行った。
続きを読む清五郎の家の地盤改良が先頃行われた。鳥屋野潟のほとりであるこの場所は地盤はよいはずもない・・・が、意外と支持層は地面から5、6mにある。これは海抜面に近いことで浅い位置で砂質がでやすいため。一方事務所のある三条では10mでも砂質にはならない。
続きを読むこの題を見て何のことか分かる方は日頃自然現象をよく観察していらっしゃる方だろう・・・。
続きを読む新潟県ではほとんどなじみの無いパッシブ換気の講習会をスタッフMがZOOMで受けた。パッシブ換気とは、電気的な動力を使わず、温度差や風力のみで行う24時間換気システムのことである。但し建築基準法28条の2の換気設備に該当しないので、一般的にはパッシブ換気を設けても24時間換気設備を設けなければならない。
続きを読む2回目は木の耐久性である。このことはブログで何回も登場しているので根拠として説明する。「緑の家」は超高断熱高気密の特徴があるが、大事にしている順番は耐震性と耐朽性が一番で、快適性の手段である超高断熱は2番目になる。
続きを読むいつもの国の研究結果を紹介する。昨年発表が行われた資料で先回案内したものとあまり変わりないが、内容は更にシェイプアップされている。
続きを読むなぜ高基礎なのかについて改めて話しておきたい。
続きを読むその2では
1.ベタ基礎での蟻害の8割は玄関先と勝手口
2.ベタ基礎の隙間から浸入
3.広がる(ベタ基礎でも)基礎断熱の被害
のうち1.被害は玄関先と勝手口をコメントしたが、その3はベタ基礎の隙間から浸入についてである。
その1では
1.ベタ基礎での蟻害の8割は玄関先と勝手口
2.ベタ基礎の隙間から浸入
3.広がる(ベタ基礎でも)基礎断熱の被害
のうち3.基礎断熱の被害をコメントしたが、その2は
1のベタ基礎での蟻害の8割は玄関先と勝手口
についてである。現在の白アリ被害が玄関と勝手口に集中することは道理であり、地面と家の一番接触が濃厚な部分であるため。 続きを読む
「緑の家」は超高断熱が特徴であるが、最近の当ブログはそのような話題がすくない。住宅では温熱環境という性能(超高断熱)は様々な必要性能の一つで有り、耐震性や耐久性にと同レベルにあるのではない。比べれば一つ下がって見る性能だと思うから最近の話題は耐久性、耐震性が多い。今回の話題はその耐久性のことである。
先日ご紹介した建築技術2020年1月号では「逃げ腰ではすまされない断熱・省エネ改修」という特集がある。2020年義務化される予定だった新築住宅の省エネ基準が見送られた。その一方中古住宅の断熱補修・改修は今後増えて行くと言われており、その時の疑問に答えたのが本書である。
22年以上前から読んでいるこの季刊誌。このブログでも何回か紹介しているダウ化工さんの「熱と環境」である。その2019年冬号は「床断熱と基礎断熱」の特集である。ところでダウ化工さんは令和と同時に「デュポン・スタイロ株式会社」になったとのこと。益々建築業界に強い影響を与えそうな建材会社さんになる。
今日急遽「て・こあ」に向かい簾を外してきた。明日は佐渡沖を低気圧に変わった台風18号が通過するので風が強くなると予想しそれに備えた。
大野町の家は工事が終盤。完成日時も決まり完成検査をかねて見学会を行う。予定日は6月22日、23日。超高断熱UA値0.21w/m2kの「緑の家」Aグレードの家を見に来てほしい。後ほどブログで案内する予定。
しろありの季節が近づいている。そんな中、いつもの日経ホームビルダー最新号の5月号で巻頭記事が「基礎断熱の蟻害が構造体に」とある。・・・興味を引く良いタイトルだ。
今夜はゴールデンウィークの始まり・・・よってちょっと長文にて紹介したい。時間の無い人はスルーで・・・。
基礎の型枠がはずれ、打ち込まれた断熱材が青く目立つ・・・。
2017年9月20日加筆修正 1mm以下→1mm以上に修正
先回ご紹介した国総研のHPのある資料では、住宅の耐久性に関する様々な情報を公開しています。そのなかで今回は「白あり」を取り上げます。
オーブルデザインは超高断熱(Ua値0.3w/m2k以上)を推進してきて早10年。
当時とは状況が変わり、いまゼッチ(ZEH)とかパッシブとかが認知され、しかも超高断熱住宅を大手メーカーの中で唯一薦めてきた「一条工務店さん」がなんと・・・
住宅ガリバーであるトップの積水ハウス(1万4千棟)にせまる勢いで、一条工務店(年間1万2千棟)が2位であるとの事です。