換気・湿度対策が矛盾する冬期

最初に私自身は住宅内のRH(相対湿度)が低くても良いと思っている。例えば22度で35%などは快適で24度で30%でも良い。しかし住宅内の湿度は冬期でも40~60%が良いと考えている人も多い。乾燥肌など病気関連でやむ得なく高いRH(相対湿度)が必要である人は仕方ないが、健康な人には多少低めのRH(相対湿度)でも問題ないと思っている。

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石綿(アスベスト)報告義務化22年4月からとガルバニュームの屋根

対象は延べ床面積80平方メートル以上の建物で、石綿が含まれていないかどうかを調べ、結果を都道府県などに報告しチェックを受ける。政令ではこのほか、石綿をセメントで固めたスレートなども21年4月から規制対象の建材に加えるとした。

共同通信

との報道が先月流れた。アスベストは発がん性があり、建物の解体時に飛散し、吸い込むことで健康被害が予想される。住宅には20年くらい前まではセメントでアスベストを固めたスレートも多く使われていた。このためリノベーションや解体時の取り扱いが厳重になり益々空き家が増えることになるかもしれない。

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コーナーサッシの豊かな空間

コロナ禍騒動が収束し一段落したので、一年過ぎた大野町の家にメンテナンスに伺って来た。玄関を入るとその視線の先には・・・光と沢山のグリーンに包まれたダイニングテーブルが少しだけ見える期待感。

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蓮潟の家 一年目の点検

ありきたりでもタイル壁っていいな・・・と何時も感じさせるのは建て主さんのセンス。

キッチンの飾り棚が賑やか・・・。

大好きな物以外は目に触れぬ所に収納できるパントリーと床下収納でキッチン空間が極めてシンプルになる。

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厚物構造用合板の勾配天井は危険かも。 補足編

小屋裏は振れ止め・筋かいで和小屋らしく一体空間化させ、桁下地回りは2階と明確に分けると構造計画が明確になる。赤ラインが厚物合板の位置で、青ラインが防湿気密シート。

前回の内容では一般ユーザーさんでは図もなくわかり難かったであろう。補足では図を紹介する。上は厚物合板を貼ったときに最も無難な構成で設計した図である。

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たかが電球、されど電球・・・

最も多用する照明器具のブラケット。陶器で出来ておりとても安価。

ここ数年間最も多く利用した照明器具の「電球」が廃番になる。器具の廃番を悔やむ事は多いが、電球の廃番で残念なのは初めてである。上写真のとおり「緑の家」では灯具と電球が一体のデザインとなる箇所が多い。

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厚物構造用合板の勾配天井は危険かも。

2023年08月23日気密シートからの湿気流入の写真を更新

先日「プラスチック系付加断熱と内部結露」とのブログを2つアップしたが、高断熱高気密が得意な会社は構造用合板の耐力壁をさけ、新建材合板(ダイライトやモイス)などを耐力壁に使いたがる。しかしそんな会社でも桁上合板や勾配天井の水平面剛性をとる合板(野地板を含む)にはその嫌っている構造用合板を厚物で野地板として平気で使う・・・この矛盾は?これはダブルスタンダートなのか。

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プラスチック系付加断熱と内部結露

ご存じのとおり「緑の家」はプラスチック系断熱材を柱の外側に付加断熱として使用している。透湿抵抗がグラスウールより二桁以上も高いこのプラスチック系付加断熱が内部結露を引き起こすのではないか?とのご質問をよく受ける。大概この質問者さんはある大手高断熱高気密団体の所属メンバーさんである。

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otomo vie cent 杉、杉・・・

今回もカンナの出番。カンナは最終調整に欠かせない。

現在ゆっくりとしたリノベーション工事を行っているotomo vie centではアトリエ棟の2階内装工事が行われている。以前も紹介しているがまずはotomo vie centの建物の耐震性を評価する。

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「緑の家」はA、B共に耐震等級3が標準に

住宅業界では耐震等級3が一般的になるだろう。業界情報誌でも強くPR。

数年前から「緑の家」では積雪が1mを超える地域でもほぼ全棟で耐震性能が等級3以上となっている。積雪1mでの耐震等級2は、雪の降らない関東の等級3と同等であると以前ブログで紹介した。つまり積雪1m以上ある地域の等級3はそれ以上の耐震性を示す。

先日設計を終了した「京極町の家」だけは耐震等級2である。この理由は屋根勾配が45度も有りほとんどの雪は落ちるはずであるが、法律上の決まりで積雪荷重を最低限の1mとすることが出来ないため。京極町では落雪出来ない屋根は積雪2.3mで設計する必要がある。雪が滑り落ちる屋根は2.3mから減じて最低1.4mにして構造計算を行わなければならない。

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暫定Ua値0.15w/(m2K)の北海道 京極町の家

まるで落とし穴が掘られたような現地状況。

北海道京極町の家の施工が始まった。この家では工事監理は行わないので、設計図書が完成した時点でほとんどの業務は終わった。現在京極町の家では地盤改良が行われ、降雪前の基礎の完成を待つのみである。

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10年目メンテナンスと半年経過の家

米杉のベベル(下見板)貼りで10年経過した正しく「緑の家」と呼ぶにふさわしい。

先日五月町の家が10年経ち、「緑の家」10年目の有料メンテナンスに伺ってきた。ウエスタンレッドシダー(米杉)の色がシルバーグレー化して、周囲に溶け込み「The 家」となっている。

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お勧め!定番のトーメイなガラスの玄関戸

古の日本家屋は内外をトーメイなガラスで仕切ることが普通に行われていた。私はトーメイのガラスで囲まれた「て・こあ」のこの写真がとても好き。

私の中での家の玄関戸は・・・

トーメイなガラスの戸である。日本の集落は治安がよかったので、つい最近まではトーメイなガラスでできた玄関戸が多かったが、最近はガラスがあれば曇り(型)ガラスであり、ガラスの入っていない戸も多い。しかし・・・

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紙管と私感

まず最初に↓「真夏COVID-19と換気」のブログにいいね(興味・評価)が多くついたことにビックリ。当ブログは住宅関連の事で科学的な見解を主とするが時には時事問題を私感で取り上げるなか、何時も評価・興味を頂くのがこのような住宅以外の私感のことに喜んでよいやら・・・。

真夏のCOVID-19と換気
まだしっかりと確かめないのに記事として書いて恐縮だが・・・ 昨日の40度越えの三条市内の小学校では、エアコンON...
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エアコン冷房は使わないが・・・

ヤフーニュースのプリントスクリーン

買い物ではほとんどの人が暑くてもマスクをしている8月。都の発表ページにおいて8月に東京都内でCOVID-19で亡くなられた方は合計36人※。一方熱中症で8月に亡くなった方はCOVID-19の約5倍にあたる上の報道のとおり合計で187人。
このページ発表の合計とした。

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8月の出来事

ルノーさん提供の写真。この入り組んだ保護管の中に今回の断線(接触不良)はあった。

8月は今日まで・・・今年の夏は疾風のごとく過ぎ去った感があった。その中でちょっとした出来事を紹介。
まず当事務所のカングー1がようやく修理から戻ってきた。お盆前に突然エンジンが全くかからなくなり、積載車でドックへ運ばれていた。実はこの現象は2年ほど前から時折発生し、その都度原因は探り一つづつ要因をつぶしてもらった。それがようやく本当の原因がわかったのである。

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