住宅建築寿命の逆行とデシカ湿度。

日本の今までの住宅は短命でよく30年住まえればOKだった。これは住宅支援機構の過去の調査からも平均建て替えとして30年以下となっている。ところが、「緑の家」をはじめとする住宅が現在目指しているのは、長期使用できる住宅である。これはある意味時代に逆行しているのではないとふと思う。

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美幸町の家  デシカの問題のその後

美幸町の家は室内も玄関も建物内側から見るのがよい画角である。ALCの重厚な感じの玄関ポーチ

美幸町の家に設置されたデシカについて1月18日に問題があったことを覚えている方もいらっしゃると思うが、そのデシカは試験運用中の1月13日と14日に違う問題もあり、そのことをダイキンさんとやりとりしていたが、ようやく納得できる回答を得られた。

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美幸町の家  デシカの問題

床下に設置された重さ160kgもあるデシカホームエアー。その問題点とは?

常時換気設備としてデシカホームエアーをもう何回か使っているが、先回に続き今回も問題が発生した。先に伝えたいが、デシカは最も快適性に特化した24時間換気システムである。

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美幸町の家 デシカの打ち合わせ

積雪地らしく車からおりて雪や雨に当たることなく玄関までつながる屋根。デシカOA用のサイクロンフードが目立つ。

美幸町の家も終盤にはいり、大工工事はおわり設備設置工事にはいる。そんな中、ダイキンさんと現地で施工打ち合わせを行った。

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デシカのある「緑の家」完成見学会

赤字 追加記載

カーポートは悪天候のため本日施工されブルーシートで覆われておりますが、その横から建物の玄関部分へ階段を上がって入って頂けます。尚、降雪が予想され手おりますので足下に気をつけてお越しください。

日時: 令和6年1月13日(土)14日(日) 
場所: 新潟市秋葉区美幸町  場所はご予約時にお伝えします。
駐車場:見学会会場敷地専用駐車場内のみ(道を挟んで前の砂利敷きの敷地)

予約方法:メール→mimoza@arbre-d.sakura.ne.jp(日本語部分を消して送付)又はお電話で
※メールの場合は一両日中(休業日の場合は翌営業日)にご案内のご連絡をさせていただきます。
(日曜日・月曜日休業)
※当日のご連絡はお電話でお願いいたします。

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デシカ2台の家の空調チェック。 その2
 デシカの僅かな欠点

壁入り隅は熱橋の影響で他の壁より3~4度低くなるところがあるが、この画像では27度と結露は無論、高RH(相対湿度)にはならない。

デシカ2台、床下エアコン2台のこの家・・・。特に床下エアコン2台で床下内を2つに区切った効果はすばらしい・・・。こちらはウォークインクロークの床温です。

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デシカホームエアーを考察 4 ’まとめ追記

家の設計を高性能で自然・木の素材。三条 長岡見附 柏崎 新発田 新潟で高断熱 

2013年9月19日7時加筆緑字

デシカを記事にしてから7日間はアクセスが2000回/日を超える状況でした。皆様の関心が高い機器と言うことが改めてわかりました。

当ブログでもカタログや仕様書・スペックから連載を4回続けてまとめに至りましたが、追記と言うことで多少補足をします。今年度中に今回の1~4をまとめてコラムに載せます。

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デシカホームエアーを考察 4 まとめ

2013年9月07日0時緑字加筆

デシカのコントローラー。シンプルでヘタに湿度表示が無いのがよい。

まずその前に3の質問事項をダイキンさんに伺ってみました。

すると・・

やはりスペック表の加湿(暖房)時の消費電力には、ファンの消費電力は入らないとの事で、仮にファンが2台で120W消費していれば、2.1/(0.28+0.12)=5.25となります。この数値なら納得で、この数値だと性能のよいエアコンならもしかして同じくらいのCOPで加湿できる(水盤などをエアコンの前に置いておく、又は積極的に洗濯物の湿気を排気しない)事になります。

このあたりの表記はダクトでシステムを組むダクトエアコンと同じ考えで、それぞれファンやヒートポンプ、開閉弁、チップの消費電力の合計になり注意が必要です。また中間期で除加湿用のヒートポンプが作動していな時でも、バイパス回路がないので、換気の圧損は変わりなくファンの消費電力は一年中同じだそうです。

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デシカホームエアーを考察 その2

デシカの資料より

さて、デシカホームエアーを考察 その2です。
その前にこのブログの内容は、オーブルデザインの勝手な私見であり、メーカーの見解や意図ではない事をお断りいたします。よって全ての内容が正しいという保証はありません。

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デシカント除湿機&最近エアコンの論文と明け方の気温

昨日除湿機では最近「デシカント式」が販売されていますとご紹介しました。デシカント式?何となく聞いたことがありませんか?デシカント式はビル用エアコンで最近使用されている加湿や除湿方式で、室内が低温時にも除湿能力が落ちにくい特性があるようです。

要は湿気を良く吸うシリカゲル(乾燥材)のようなゼオライトに湿気を瞬間的に吸放湿させるもの。瞬間的に吸放湿させるのために熱を与えることになり、この辺りが珪藻土壁による湿気の自然吸放出とは違います。またゼオライトで採取した湿気を水にするため熱交換機があり、この2つが消費電力のほとんどとなります。熱交換機の仕組みは調査してませんのでわかりません。もしかしてコンプレッサーがないなら車用冷蔵庫で使われるペルティエ素子かな?   図はナショナルのパナソニックの除湿器F-YZF100のカタログから

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熊本の家 防水検査

18日19時ごろの熊本空港上にある積乱雲(機内窓より撮影)。

一昨夜の件でJALの朝一番便を昨夜中に抑えていたが、その朝5時過ぎに施工会社であるヤスダホームさんから連絡があり、時間の有効利用として空港まで迎えに来ていただけるとのこと。それならばさらに35分早く飛び立つANAのほうが良いと思い・・・

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2024年建築学会 学術講演梗概集から 3 番外2023年の選抜梗概から 夏型結露 

昨日、一昨日とここの研究室での内容にハマったといったが、その最もハマった論文がこちらである。よって2023年と昨年の梗概集からであるがご紹介したいと思う。きっとカビ、リノベーションに興味がある人はハマると思う。

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真夏にエアコンを使わない魔法の家、そして杉の床の評価

床下で運転中のデシカ。居室(1階)にはほとんど音がしないことが「緑の家」の床下設置メリット。断熱ダクトでもOA口は29.8~27.6度。

今日の日立の家庭用エアコンの撤退のニュースには大変驚いた。その日立のエアコンを全く使わないでデシカ※1台だけで夏季を過ごしている魔法の「緑の家」がある。
※デシカとは換気設備のことで全熱交換型換気扇で、内部にヒートポンプを内蔵している特別な換気システム。

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築130年のotomo vie cent リノベ その43 梅雨の空気

現在6点の温湿度をスマホで監視できる。事務所は定休日なので空調は控えめで行っており、上の通りの温湿度で、宿泊しているotomo vie centのアトリエ棟は23.3度48%と温度湿度ともに低くサラッとする。

梅雨が始まりうっとうしい雨が降る。外気温は22.6度RH94%でありほぼほぼ外気が露点状態でまさしくじめじめ。一方私が宿泊しているotomo vie centのアトリエ棟は23.3度RH48%のカラカラ状態。

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10年以上超高断熱高気密住宅に住んだオーナー談。その1 ウッドデッキは腐らない

雪国新潟で完全に雨ざらしのウッドデッキ。11年間ノーメンテナンスながら全く健全である。

先日10年メンテナンスに伺って、今日追加調査に伺った「緑の家」でのオーナーさんとの会話。

「ご近所さんでうちよりも後に作ったウッドデッキが腐ったので取り壊している家があるが、うちのウッドデッキは腐らないでよかった」

と伺った。

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鹿嶋市の家 完成② 日常時の内外差圧計測

「緑の家」はいつも変わったことをやる。この27年間欠かさず全棟で完成時に気密測定しており、今回もUA値で0.2(BELS認定)、隙間相当面積C値で0.2cm2/m2、と良い数値が出ている。そしてこの気密測定時は24時間換気扇類を全てOFFする規定である(JIS規定)が、換気扇が可動している日常生活時の建物内外差圧を測ったことがない。先月デシカを24時間換気扇とした時に不審な内外差圧があったので、当面のあいだ気密測定以外にも日常想定条件で建物内外差圧を測るつもりである。これで換気しているときにその家がどのような差圧になっているかがわかり、より確かな換気計画となる。例えば局所換気のトイレ換気扇がONになると一台あたり10Paの負圧が生じる。

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鹿嶋市の家 完成①

青い空に映える「緑の家」の特徴であるコーナーサッシとそれを強調するコーナー庇。

茨城県鹿嶋市の建築中の「緑の家」が完成した。この鹿嶋市の家はAグレードの仕様で有り、G3以上のUA値0.2w/m2k断熱性能となる。

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動画系のネット情報と集成材

左は土台など使用環境A(JISJAS規定)で使う集成材で右は使用環境Cの屋内のみで使う集成材。その違いがわかりますか?

「緑の家」のホームページやブログ自慢は、とにかく情報を削除しないといことに尽きる。1999年から25年間のネットに上げた情報は可能な限りすべて公開している。その中でオーブルデザインでは動画の情報が極端に少ない。これには理由がある。

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運の良さの裏付けが「無難」なのだろう。

中越沖地震の震源地近くの震度6強の柏崎市にある「緑の家」。手前擁壁は隣家。(2007年撮影)

「緑の家」は運が良い。そして「無難な」家造りを薦めている。

2004年の中越地震では液状化の起きた地域に1棟、また2007年の中越沖地震では震度6強のほぼ震源地である柏崎市で周囲の建物が軒並み「危険」の貼られる近隣の中、木造部分の被害は皆無で基礎中央部の少しのヒビがあった程度だった。

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トイレ便器種類と注意

2023.11.10内容に間違いがあったため修正しました。
2023.11.13 写真追加

最近「緑の家」でご要望が多い洗浄便座分離式でタンク有りでしかもタンク分離式の従来からある便器。

「緑の家」でオーナーさんが選ぶトイレの最近の傾向はこのタイプ。古く(40年以上前)からあるタンク有りのタンクと洗浄便座分離型である。理由は・・・

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長期優良住宅に電線の規定がないことの疑問と対策

丁寧に気密処理された電線の貫通部分。

電気配線は住宅建築ではほぼ100%必要な設備で、この室内配線はVVFというケーブルで施設されることが99%。しかし随分前から言われているが、このVVFケーブルの設計上の耐用年数は屋内の標準使用で20年から30年とのこと。30年経つと、シースケースの劣化で絶縁が低下し、最悪火災の原因になる。

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県境さんぽくの杉の木の家

平屋なのにお隣の2階建てに近い屋根高を持つ美幸町の家。

現在旧新津市(現新潟市秋葉区)に建築中の美幸町の家は、旧山北町で製材された杉の集成材を柱や梁に使っている。杉ラーの私にとって現場に伺うと構造材の杉の匂いに満たされる幸せを感じる。

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Ⅴ地区新潟以南の超高断熱住宅は全て遮熱ガラスがよいかも その1

2017年に完成した伊達の家。南面はすべてガラス壁のような家としたがそれはある理由がある。

超高断熱高気密住宅は、冬期お日様を室内にできる限り呼び込み無暖房住宅にすることが一つのステイタスのように言われている。しかしそれは周囲景観に恵まれている家では本当にそうなのだろうか?・・・とまたエコ派から反感をかいそうなつぶやきである。

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耐力壁検査 その② 面材耐力壁と筋かい耐力壁

2023年8月29日ハイベストウッドの記載で緑字加筆修正

木造軸組工法の耐力壁には面材型と筋かい型がある。それぞれメリットとデメリットがあるが、建築基準法で規定されている数値を比較すると大きな違いがない。しかし裏話と称して「筋かいはだめ、面材がよい」とのような話をよく聞く。しかもその耐力算定基準に関与した方からの話と称しての情報に触れると・・・それはどうかと思う。

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全館空調と除湿のこと

「緑の家」では新潟県内で初めてデシカを装備した家の建築工事が5月から始まる。デシカはすでに何棟か設計しているが、新潟県内では初となる。さて今回デシカを使うのはやはり「除湿、低湿度空間」をほぼ完璧に行ないたいと建て主さんからのご要望。それでこれから紹介する過去記事を思い出したので再褐する。

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断熱義務化にむけて危惧する事 2 無難な防湿シートとは。

4月13日10時14分 書き忘れがあったので緑字を加筆修正
9月15日 防湿(気密)シートの31年後の目視した結論を加筆

あの透湿防水シートの代名詞であるタイベックが熱劣化をおこし25年後にはぼろぼろになっている。

結論は・・・現時点では家の重要性能である内部結露防止用の防湿シートは、50年の実績ある別貼りポリエチレンフィルムを貼った上で気密測定を行うことが最も無難な施工であると言える。

https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/2023/06/29/post-52686/

・・・と先回申し上げた。が、超高断熱住宅を取り組んでいる方の中で最近の考え方は、ポリエチレンフィルムは過去のものとうつっているように見える。しかしあえて強く言うが可変性調湿シートを使うのはまだ早計と私は考えている。

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Bグレードで 等級7認定取得と今後の審査

「小新西の家」の長期優良住宅認定申請の書類。断熱等級7で認定取得。

昨年の春に設計が終了した「小新西の家」の長期優良住宅を申請した。昨年10月に断熱等級5、6、7が新設されたため長期優良住宅の基準が変わり、その後初の取得となった。

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