囲炉裏型土間キッチン 上山の家 完成写真その1

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昨日、上山の家の工事監理が終わった。

土間キッチンを持つ上山の家は耐震等級3を耐雪1.5mという深雪で長期優良住宅を取得している。無論、超高断熱でUa値0.23w/m2k、気密性能は0.2~0.3cm2/m2(完成気密測定でドレイン穴Φ40mmを塞ぎ忘れたとのこと)。

色がなんと言っても良くこの赤が緑に映える。そしてこの単純なトラスの橋。

上山の家の工事監理が終わったので、今までのように頻繁にR113を通ることはない。そこで一度渡りたかった「前瀬橋」に寄り道した。

前瀬橋は巾3m程度の狭い小さくて可愛い橋である。

さて・・・上山の家は敷地前後に道路があり、積雪時除雪が軽減されるようにその道を活かす事が最優先で計画された。また縦列駐車でも先入れ先出しが可能でもある。これは見学会のときにも役だった。

前後にシャッターがあり、両方上げると車が前に道から後ろの道へ通過できる。

ガレージ内で外仕事も可能。風抜けがとてもよく真夏でもここだけは風が通り抜けていた。

裏の道路は生活道路であるため除雪がしっかり行われるので、冬期はそこからの出入りとなる。さらに1.5m巾をヒートポンプ融雪する事でほぼ雪処理無しで出勤可能(これは建て主さんの強い希望)。コストはかかるが急な大雪でも焦ることないゆとりの設備。

建物後ろから見た出入り口の融雪部分。シャッターの色は木がグレーになったときを想定している。

そしてこの車庫はただの車庫ではなく・・・アウトドアリビングになる仕掛けがある。

夏季の災害時や野外飯ごう、焼き肉などが出来るスペース。

ガレージ内にはLPガスにつながれた給湯機(停電でも使える)と流しがセットされており、

白線の代わりにアイアンウッドを埋め込むのは、土間キッチンとの意匠の統一。これはいい感じで「緑の家」定番とする。

ソーラーパネルの蓄電池システムもある。

雨の日の外作業、夏季のテント代わりは無論非常時の煮炊き等をこなすことが可能。

続いて屋外と繋がり合う土間キッチンらしい外上がり段。できる限り庭との障壁を無くしたかったから幾重にも重なって自然に庭につながるように段が出来ている。それでも上山の家の高基礎はいつものとおり1m以上ある(床下高さは1.2m)。一番右端を降りると・・・

玄関へと導かれる。

玄関は何時もの「緑の家」。上部に大きな明かり取り窓をもつ。外壁は縦重ね貼りでシャープな線が際立つ。

上山の家の外壁は『国産杉』の縦重ね貼り。この理由は、平屋に近い外観なので縦板の長さ4mにほぼ納まるプロポーションである。つまり縦方向に継ぎ手が無くなることで理想的な板貼り方向であるため。重厚感と高級感がある貼り方である。

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