「 家の論評、業界裏話 」一覧

【緊急情報】以前の深夜電力機器をお持ちの方へ

2013年11月15日間違いをご指摘頂き修正しました。緑字は追加した文章です。

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東北電力さんが、この9月から電力料金を値上げしたことは知っていらっしゃる方も多いでしょう。以前の深夜電力機器をお持ちの方は、現在の契約が時間帯別契約になっているかどうか?また5時間通電機器をお持ちの方は、その割引を必要とするかどうか確かめてください。

この割引の変更は上の図のとおり来年の3月31日で打ち切られます。それ以後は変更割引の適用が受けられません。

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改正耐震改修促進法・・・

改正耐震改修促進法が11月25日施行されることに辺り、該当の建物オーナーはとても複雑な心境であろうと思われます。それは、その建物耐震性が公表されるからであり、もし現在の耐震性に満たない場合は、その建物を使う人が減り、最悪取り壊しということになる事を心配しているからです。

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関川村 渡辺邸の屋根

前回の渡辺邸のブログでは、「かなしい」とは言いましたが、国の重要文化財なのでしっかりと考えがあってのこと、ですので鋼管で補強されることが最善の選択肢だったのでしょう。

屋根の下地材も使えないところは新しい物にかえるが、使える物は残す。屋根材は30~40年位持つので黒いカビの生えた一番奥の材はあと30年以上は耐える判断。

重要文化財なので、仮設の屋根をかけて痛んだ屋根を補修します。こうすればゆっくり直せますが、仮設の屋根が簡単にかけられなかった時代はどうやっていたのでしょうか。

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かなしい・・・ですが、

今日の渡辺邸。何時見ても立派。

今日の午前中は山形県の河北町で打ち合わせをして、午後からルート287からルート113で新潟に戻って来ました。その帰る途中に関川村があります。その関川村に豪商で有名だった渡辺邸があり現在4年掛けて平成の大普請をしております。昨年の春に訪れてからどうなったかなと思い、途中寄り道しました。

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「自由」の師である南雄三先生

家の設計を高性能で自然・木の素材。三条 長岡見附 柏崎 新発田 新潟で高断熱 

何度となくブログに登場する「南雄三」という名前・・・。

住宅技術評論家として日本で一番有名な人です。その南先生が主催するBB研究会という、家造りを勉強する為に有志(工務店、設計事務所)が集まった会がありますが、年に6回くらい主に東京で研修会を行います。それが9月19日(すみません、18日の国の研修会には参加します)にあるのですが・・・残念ながら多忙のため欠席です。東京が30分くらいでいけるくらい近ければ・・・と思うこの頃です。

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超高断熱の「緑の家」・・・と学校の建物

家の設計を高性能で自然・木の素材。三条 長岡見附 柏崎 新発田 新潟で高断熱 

玄関、玄関ポーチは高さ3.4mの天井を持つ。ちょっと普通ではないスケール感。

今施工中の「荒町2丁目の家」・・・今日は朝7時30分から事務所で棟梁と打ち合わせでした。職人さんが働く現場は朝早いのですね。

さてこの建物、少し変わった建物とご紹介しましたが、ようやく変わったところが形になってきました。

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新しいQ値が定義されている・・・・のか?

この敷地で視線で一番奥行きがとれる東南角のこの部分(黄色い四角で囲ったところ)に窓を集中させる計画。完成するとその良さがわかる。

荒町2丁目の家の構造施工の真っ最中です。ようやく家の中から写真が撮れるようになりました。この黄色く四角く切り取ったところが窓です。所謂コーナーサッシです。さて、今日の話題ですが・・・

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防蟻防腐材と基礎

最近ある方から質問がありました。

「大手A社もQ値1を切っている家を薦めているけれど、同じ性能の「緑の家」のメリットは?」

なるほど・・・大手がQ値1.0以下を薦める・・・とうとうそういう時代になってきました。

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解体工事とアスファルトフェルト

2013年06.20緑字更新 訂正

GW(グラスウール)は数年前に建て主さんがご自分で入れられた物だそうです。すみません。間違えました。冷静に考えれば筋かい金物さえ施工されない当時、GW等の断熱材は殆ど入れられていないはずです。訂正とお詫び申し上げます。

黒い素材がアスファルトフェルト。今日の解体現場から。

アスファルトフェルトという素材・・・

フェルトにアスファルトを浸透させたもので、少し厚い紙(0.3~0.4mm)のような防水紙(紙ではない)のことです。かれこれ50年くらい前から使われているなじみのある材料です。

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設計者は誰ですか?

東日本大震災(震度6弱)で福島県いわき市内の商業施設の照明器具が落下し、1人が死亡した事故で、福島県警いわき中央警察署は3月29日、舞台機構メーカー「三精輸送機」(大阪府吹田市)の設計当時の設計部長ら3人を業務上過失致死容疑で書類送検しました。

衝撃を与えるのは容疑が建築基準法違反でなく、過失致死と震度6弱である点です。

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昨日は講習会で受講生、今日は東京で講師 

新潟市で行われた省エネセミナー。Q値が使えるのは再来年までと伸びた事はよいが・・・

昨日は受講生として「新省エネの基準」について新潟市で受講を受けました。内容は先月有志で行われたセミナーの方がわかりやすかったですが、そのセミナーで不明だった所が説明されておりました。

今日は東京で講師として講習会に行きます。例によって新幹線でこちらを書いており随時アップしていきます。

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履歴(設計図書)や積雪荷重プレートの大切さ

写真は片貝在住のOさん撮影。飴のように曲がった鉄骨柱(アイボリー色)。すさまじい現場。

衝撃的な鉄骨柱の曲がり・・・

こちらは小千谷市片貝のある工場の倒壊写真です。

現在小千谷市では積雪2m弱。この雪の重みに耐えかねて大きな工場(倉庫)が崩れ落ちました。昨夜のTVニュースにも放映されました。

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新建ハウジング2013年1月10日号の特集に載りました。

新建ハウジングという業界新聞に取材記事で紹介されました。

 紹介の範囲で故意に荒くして掲載。写真入りですが、ただの爺か?・・・

特に今回は私がどんなビジョンで家の設計をしているかという嬉しい質問があり、口をついてでた自分の言葉が、私が23年前に高気密高断熱住宅にのめり込む時と変わらない気持ちである事が改めてわかり、自分自身に驚きました。

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東京でのセミナーで・・・

随時更新してます。

13時30分からのセミナー

前の記事にありますが、今日は東京でのセミナーがあり新幹線でこの記事を書いております。

セミナーは新しい省エネの計算をウェブで行うのですが、その入れ方を共有するためのものです。

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漆喰は吸湿性があるか?桐は湿気を吸うか?

寒くなって来ました。
写真とは関係ないのですが、調べたいときにネットで検索すると様々な情報が探せます。しかし書いてある内容がサイト毎に違っていたり真逆のことがあったりします。この時に自分の想像力や分析力がフル活動します。
今回は薪ストーブと煙突で様々なサイトに訪れましたが、そこに薪ストーブ以外の家の事などが書いてあると、そのサイトの信用性がある程度判断できます。
例えば最近の気密性が高い家では、どんな高価な2重煙突やストーブでも煙の逆流は免れない・・・等。負圧になりやすい家では外気導入型の重要性がわかっていない事や、薪ストーブでもエアコン暖房でも、消費エネルギーを減らすのは機器より器である家の性能が大事と言う事の理解も少ないようです。

薪ストーブのことは、専門店屋さんのような実績が沢山あるわけではありませんが、客観的な評価として家に置く設備の一つですから、設備として判断すると優等生とは言えません。が、デザインや雰囲気で判断するとすばらしい設備であることはまちがいありません。

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「超高断熱を止めてもよい」と感じさせる豊かな時空・・・

前回の記事と全く反対の題・・・冗談?いいえ本気である。

黒い土の壁・・・黒い厚い木の床・・・

黒は光を吸収する・・・と言う事は全てを吸い込み受け入れる色。

超高断熱高気密の家を強くお勧めするオーブルデザインであるが、

最近、リノベーションで設計参加しているこの普通の古民家に惹かれる・・・。

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2012年建築学会論文発表から その4

この論文は「緑の家」にお住まいの人にはとても興味深いでしょう。
そのまま受け取れば「緑の家」の仕様はとても消費エネルギーが少なくなる工夫がされているとわかるからです。

ただ・・・

この論文は温湿度解析ツール THERB for HAM を用いた数値シミュレーションであり、実測ではない事と、京都が条件?であることを留意してください。というのは、下図2の冷房と暖房のエネルギー消費が、冷房の方が多いという実際ではあまりない結果(これは当ブログの常連さんならわかるとおもいますが、暖房にプラスとなる冬期日射は、周囲の環境が良くないと全く見込めない=レースカーテンをする)です。

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2012年建築学会論文発表から その3

昨日の記事に引き続いて今日も同じ鎌田研究室からの発表のご紹介です。

その前に、昨日ご案内したシミュレーションが通風による冷房エネルギー削減を行ってますが、通風による削減の定量的な評価は、家周囲の状況が大きく関係するのでなかなか難しく※、どのように計算して行っているかは不明ですので、先回の記事はあくまでも外気の状況によっては通風(窓を開ける行為)がむしろ冷房負荷削減に徒となる時期があることだと理解下さい。

※通風は風の揺らぎのリズムも含め気温より1~2度体感が下がる効果も合わせてありますが、この通風評価を加味しようとすれば、家の周囲や窓の配置大きさで相当効果が変わってきます。その研究は赤林研究室が一番でここ10年くらい連続して行われておりますが、それを見ると都市部において通風が如何に難ししく、また現実との乖離があることが想像できます。

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2012年建築学会論文発表から その1

今年の建築学会の大会で発表される論文は大凡8000です。凄い数で、建築系論文発表の大会は医学系論文の発表大会の次に大きな催しです。

この多さはやはり実社会に直接与える影響=金額も大きいからでしょう。物理、数学は基礎的な学問で最も大きな影響を与える基礎学問と思いますが、直接実社会にもたらされる事(企業利益)が少ないので、研究費が多くない=論文数が少ないか、ハイレベル過ぎて論文が書けないから少ないの両方でしょう。

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30年以上の解体建物から学ぶ・・・

解体される既存住宅。立派な屋根が取り壊すことを躊躇させる。

弁天橋にまた「緑の家」が建築されます。
それもネットゼロエネルギーハウス※として・・・。

※・・・ネットゼロエネルギーハウスとは住宅内で使用される主な消費エネルギーが、搭載される太陽光発電パネルによる創出エネルギーと相殺されて0以下になる家。さらにその上に先進的省エネ技術が搭載される家。

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ネットゼロEハウスと住宅のゼロEハウスの両方提出完了!

昨日のアクセス数は1700/日を超え、最高記録を更新しました。なぜ昨日?何でだろう・・・。
まあでもありがたい事です。合掌・・・さて、

10日ほど前から始めた国の補助金申請作業・・・

明日が必着なので、実質今日が締め切りです。

午前中に投函終了・・・・作業完了です。

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東桂苑 関川村⑤ 実は当時の最先端技術

 矢印の所が「せいがい」と思われるような意匠。もっとも注目して頂きたいのは外壁。「緑の家」と同じベベルサイディング(横張)。軒の出は2m近い。

東桂苑は明治後期の建築です。

上の写真を見ると・・・何となく 雪の多い地域らしく「せいがい造り」の感じが見られますが、実は現在の多くに見られる「せいがい和小屋造り」ではありません。

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補助金の申請をします。

「緑の家」で家を計画しようと思っている皆様へ

今年の家の補助金は

1.ネット・ゼロ・エネルギーハウス支援→最大360万

2.住宅のゼロ・エネルギー化推進事業→最大165万

3.地域型住宅ブランド化事業→最大160万120万

です。

このうち6月22日が締め切りなのは1と2です。こちらの補助金のうち2はSSプランの家に太陽光発電を載せるだけで標準仕様でOKです。もしお考えの人はご連絡を頂けるとありがたいです。当事務所へのお申し出は申し込み事務作業がありますから、6月10日頃までとさせて頂きます。

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家の工夫で涼しい家・・・できません。

ある県内住宅メーカーのチラシに書かれていたグラフ。ホントにこのグラフは正しいのか?

こちらのグラフは、ある住宅メーカーのチラシに書かれていた数値を書き直したものです。

このメーカーは自然素材を使う事と断熱+自然の通風+床下冷熱を使う事で、2010年の夏に外気が40℃近くの時に室内は、エアコン無しで31度だったと自慢しております。

ここで普通の人は凄い家だ・・・と思いますが、私はこと環境系は得意分野(自称)・・・

ホントかな?と思い調べると・・・

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さいたま市の総合庁舎から

緑字2012.05.22 事務所にて加筆

今埼玉県のさいたま市でこのブログアップ中。後で修正があるかもしれませんが、とりあえずアップします。

見事なアトリウムのある埼玉県の合同庁舎1号棟。この付近はあたらしい建物が多くい。20年前来たときと全く違う景色。

今日は埼玉県さいたま市でネットゼロ住宅の補助金説明会・・・。
すごい人数で補助金24億円を1400棟分あるのだが・・・計算すると逆に1県あたりに30棟しかない。これではすぐに埋まるだろう。

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昨日の講習会 地域グループ化で補助金

このブログは新幹線で書いています。今日は大宮で補助金(建て主さんへの)の講習会。昨日も補助金の講習会(地域グループ→建て主さんへの)と今週は補助金に振り回されております。よって後で加筆修正が予想されますがとりあえず移動中の時間でアップします。

久しぶりにビックスワンにいった。7年前にアルビを見て以来。

東北電力ビックスワンで上の題の講習会というか説明会にいってきました。

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