「 家の論評、業界裏話 」一覧



大地震後の気密性は担保できるのか?制振と法律・続2

超高断熱Q値0.83w/m2k「西裏館の家」   来月構造見学会
2012年1月3日緑字訂正  南側。窓が大変大きいが全て樹脂トリプルガス入りLow-Eのドレーキップ窓(和室のみ引き違い...
13年前(2011年)初めて制振装置を取り入れた「緑の家」のブログから

昨日は制振装置の導入は難しくまずは耐震等級3を余裕をもって計画するとの内容だったが、実は13年前にすでに「緑の家」は制振装置を組み入れている家がある。それが上の「緑の家」である。

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大地震後の気密性は担保できるのか?制振と法律・続

大地震後の気密性は担保できるのか?制振と法律
運動エネルギーを熱に変えるブレーキと制振装置は同じ。 近年、木造住宅でも地震に強い住宅として「制振」というキーワ...
2022年3月に書いたブログ。制振装置のことに触れている。

上は2年ほど前にアップしたブログである。その時に制振装置(制震としないのは、地震による振れを防止するだけでなくそもそも風による振れ防止としての制振装置が開発されているから)について少しふれた。今も変わっていないこの考えは最近の住宅系専門雑誌にもそのようにとらえている考えも多くなったので、当時としては尖った上の意見はやはり時が証明してくれたと思う。それが・・・

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新潟県における大地震の想定⑨ 耐震化の定義を理解する

新潟県における大地震の想定⑧では「耐震化率の定義がおかしい」とと投稿したのに、⑨では新潟県における大地震の想定⑨では「耐震化の定義を理解する」とあるのはおかしいだろうと思う人がいるはず。私もそう思うがこれには少し理由がある。

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新潟県における大地震の想定⑧ 耐震化率の定義がおかしい

題名変更しました。

国交省のHPから

新潟県での耐震化率は全国平均並みの令和2年で89%を超えたとのこと。えっホントに・・・そんなに耐震化率って高いの?。

最近目に付く「耐震化率」。耐震化率とはなんぞや?と思い検索すると上の国交省のHPにあるこれが耐震化率の定義らしい。

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動画系のネット情報と換気等

ホームページトップ画面にある過去HP(ピンク→のところ)をクリックすると1998年から存在する古いHPのところに飛ぶ。

先回・・・「緑の家」のホームページやブログ自慢は、とにかく情報を削除しないといことに尽きる。1999年から25年間のネットに上げた情報は可能な限りすべて公開している。・・・と書いた。皆さんも思い当たる事があると思う。

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動画系のネット情報と集成材

左は土台など使用環境A(JISJAS規定)で使う集成材で右は使用環境Cの屋内のみで使う集成材。その違いがわかりますか?

「緑の家」のホームページやブログ自慢は、とにかく情報を削除しないといことに尽きる。1999年から25年間のネットに上げた情報は可能な限りすべて公開している。その中でオーブルデザインでは動画の情報が極端に少ない。これには理由がある。

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今後もリノベ(古い建物補修)は要注意か?

近年は、様々な情報が簡単に入るためその情報を厳選すればそれはまるで自身で体験したことのように想像できる。今回はこの令和6年能登半島地震でも様々な情報が発信されている。今回気になったのが下のリンク・・・

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02706/011800051/?n_cid=nbpnxt_mled_km

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美幸町の家  デシカの問題

床下に設置された重さ160kgもあるデシカホームエアー。その問題点とは?

常時換気設備としてデシカホームエアーをもう何回か使っているが、先回に続き今回も問題が発生した。先に伝えたいが、デシカは最も快適性に特化した24時間換気システムである。

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大手で偽造書類

国の補助金窓口の先進的リノベ事業のHPから。クリックで拡大。

今年は住宅関連の補助金事業が多く行われたが、上の画像のとおり、大手建築系メーカーで偽装書類がつくられこの度発覚した。リノベーションやリフォームでは誰もが知るとても有名なメーカーである。

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改め・・・透湿防水シートの選定

まず単語の統一から。以前は防風透湿防水シートと呼んでいたが、JIS規格の呼び名に合わせて防風透湿防水シート→透湿防止シートとする。GWに接して使う場合は防風性が大変重要だけれども、「緑の家」みたいに樹脂製板状の断熱材の場合は、防風性の必要は無いので、今後は透湿防水シートとする。

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建築士が考える耐震性 その2

雪国では積雪時に地震が来ることをどのように考えるかは、耐震性を語る上で重要なファクターである。

設計積雪量2mで設計した片貝の家(2012年撮影)

11月1日のブログで同じ耐震等級3で公的評価を取得しても、設計者によって耐震性は変わると「その1」では申し上げた。読者さんの中には、耐震等級3なら大丈夫と思っているかもしれないが、設定条件をかえることでその評価の中身は違うことが理解できたと思う。それはその1で紹介した地震の地域係数だったり、以前申し上げた設計積雪量、そしてまだご紹介していない積雪時の地震が来たときの荷重の係数がある。そこでこの「その2」ではこの地震時の雪の荷重係数について触れたい。

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長期優良住宅に電線の規定がないことの疑問と対策

丁寧に気密処理された電線の貫通部分。

電気配線は住宅建築ではほぼ100%必要な設備で、この室内配線はVVFというケーブルで施設されることが99%。しかし随分前から言われているが、このVVFケーブルの設計上の耐用年数は屋内の標準使用で20年から30年とのこと。30年経つと、シースケースの劣化で絶縁が低下し、最悪火災の原因になる。

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2023年建築学会梗概集からの 論文② 第三種換気の問題

いきなり結果を示す表の掲載である。C値0.1m2/m2以下の家でも給気口から40%しか入ってこない。残りの60%は他の隙間からである。

ようやく少し余裕が出来たので再び2023年の建築学会梗概集から興味深い論文を取り上げてみる。その②は上のグラフで、第三種換気の実際の給気口から入る新鮮空気の割合である(実測値と計算値)。

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結局骨抜き?25年から始まる構造審査義務化

2025年から普通の住宅にも構造審査を実施するとの宣言が2年くらい前にあったが、残りあと1年半のこの時点では、どうも本気で構造審査をする考えはないようである。上のHPにいくと現段階の資料が見ることができるので8月7日の資料を是非見てほしい。

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長期優良住宅の劣化の軽減
透湿防風防水シートと胴縁

長期優良住宅の認定を受けるためには地面から1m以内にある木材はこの通気胴縁まで劣化の軽減を行わなければならない。

以前ご紹介したある大手ハウスメーカーの外壁下地施工中の写真。白矢印で木材の色が違っているのは、矢印から下の茶色っぽいところが加圧防腐防蟻処理材を使っているからである。

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2023年建築学会梗概からの論文 ① 浴室循環扇

本ブログにある図や表は全て建築学会の梗概集PDFからPScである。

今年もこの季節がきた。今年はリアルで行われる建築学会。少々フライング気味だがその中で面白いと思ったものをいつものようにご案内する。最初は・・・なんと風呂CF(論文中では浴室循環式と呼ぶ換気装置)の事。

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eACH(相当換気回数)が5回/hで現法の10倍の換気。

先日のHEAT20セミナーで紹介されたこのeACHとは、空気清浄機で濾過された空気も外気と同様に扱って、換気量を一桁多くすることで感染性微粒子濃度を減らす考え方で、従来の新鮮空気のみでの換気回数とは別の手法で室内環境を良くしようとの思考である。実はそれが5回/hがよいのではないかとの内容で、今後の換気の新たな指針になるかもしれないとのことだった。その現在の10倍の相当換気量に全身の力が抜けた。

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小屋裏(ロフト)収納の今後

ご存じの通りオーブルデザインは北は北海道から南は九州までの沖縄と島を除く日本全国で設計を行っている。そこでいつも困るのが確認申請の規定の違いである。本来国内での建築基準法の規定は同じでなければならないが、条文では全て網羅できないこともあるので、この法で大きな市には建築主事なる職をおいて、その人の権限で判断している。しかしあまりにも都市によって解釈が違うと、建築主に対し平等性を欠くので上のような日本建築行政会議などで統一見解を出している。

がしかし・・・

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ダイキンのエアコン設定温度が不正確で嫌い。

事務所に2年前に取付けたダイキンS40YTRXP(ウルサラ付き最上位機種)

巷ではCo2削減のため冷房時のエアコンの設定温度は28度を推奨するとい言われている。この時の設定温度は「室温」なのだが、通常はエアコンの設定温度としてとらえることが多い。それもそのはず、多くのエアコンは室内空気を吸い込んでその時の室温を感知し制御しているので、近年のエアコンは設定温度=室温になる。しかしダイキンさんは違う。

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梅雨時恒例の水害対策について

新潟市のハザードマップ2011年。水色のところが海抜面以下の土地。

こちらはご存じのハザードマップである。この地図をこのブログで取り上げたのは、まだ一般への公開を行っていない2011年の4月である。この時は新潟県のハザードマップは国交省の出先機関や県の事務所にしか掲示されておらず、市民には積極的に公開されていなかった。

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小屋裏物置(収納)の制限

小屋裏の取り扱いの一例。これはある行政庁の4月から実施する内容。

建て主さんにとって小屋裏収納(ロフト)は魅力的な空間として認識されており、現在でも人気が高い住宅の仕様である。その用途はあくまでも「物置」となり居住としての利用は違法となる。しかし片流れ屋根が流行し広くなった小屋裏部分を「物置」としてではなく、居住的利用をする仕様が都市部を中心に多く見受けられるので、各行政庁で具体的な取り扱いの違いがある。上の例は東京都のある都市の取り扱いである。

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無難な透湿防水シートはあるのか その2 長期優良住宅のほうが短命の透湿防水シート。

その1からの続き。透湿防水シートは現在の木造住宅では切っても切り離せない材料である。そのシートで無難なメーカーを少し考えたのがその1であった。

結論から言えば、一般的な設計では価格が数万高くなろうと進化したタイベックシルバーを使うことがよいだろう。

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改めて・・・面材耐力壁の難しさを知る。その3

ボールペン先が入るようなめり込みが2mm近くある釘。規定より2割程度耐力が落ちるとの実験結果がある。

昨日、

「生命に危険を及ぼすような建物の不具合は不法行為となり、20年間は時効にならず責任を負う」

とお伝えした。住宅でそれに該当する一つが耐力壁の不具合である。

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長い期間の不法行為責任。特に設計者と工事監理者。

先日業界紙に積水化学さんが建築した築30年経た木造アパートが当時の建築基準法を満たしていない事が発覚し、その後の調査6棟全てで同じ違反があったため同型で今でも現存する147棟の再検査を行なうことが報道された。記事は下のリンク先↓

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00154/01741/?n_cid=nbpnxt_mled_km

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