「 家の論評、業界裏話 」一覧



アルミ既製品カーポートの事

1月10日13時 以下と未満が間違っていたので修正

「アルミの既製品カーポートを囲ってガレージっぽくしたいのですが、問題ありませんか」

のような質問があった。そこで返信メイルで書けなかった詳細説明をする。

下の写真矢印がよく見るアルミ既製品カーポート。

新潟県では新築建物の99%以上がこのような屋根がスチールで平らになったこのタイプ(折板の耐雪型)でないと法的に建てる事ができない。

わかり易くする為に一言で答えると・・・

アルミの既製品カーポートを壁を取付けて囲ったり太陽光パネルを屋根に載せることはNG。法的に問題がある(構造的に問題がある)。

安価なアルミの既製品カーポートを構造体として使えば確かにコストダウンできるような錯覚に陥るが、それは構造的、法的裏付けがない。

なぜか?

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建築技術2018年1月号買いましたか? その2 
カーポートの結露

今回のテーマは

「結露」

です。そして今回は難解な内容である・・・とその1で言っておりましたが、監修された南先生のあとがきには、

「(義務化される)2020年の手前で結露をキチンと理解して欲しい。ちょっと難しいかもしれませんが何か不安になったり、確認したくなるたびにページをめくってください」

とあります(笑)。簡単化、単純化するのが得意な南先生をもってしても「難しい」とありますから普通の人には大変難解になるでしょう。

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建築技術2018年1月号買いましたか?1

昨日届いた。

建築技術という雑誌は、私達建築士向けの内容が殆どで、一般建て主さんが見る為の内容ではありません。専門的すぎて読む気がなくなるからです。しかしこの「緑の家」のコアな読者さんは、多分・・・普通の人たちではなく特殊な人たちのなので、面白い内容・・・だと思います。 続きを読む


今年のまとめ 基礎から逃げる熱と床下の多湿環境
  更に夏型逆転結露

建築技術2017年1月号の記事。

まず今年も研究テーマは床下にありました。

特に基礎断熱の熱の逃げ方や床下内に外気導入した場合又は、通風で夏期を過ごした場合の床下は多湿空間になり、数年経過するとカビの問題が起こります。

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トイレ便器の交換。無難な便器とは・・・。

当時はだれもあこがれたタンクレスでウォッシュレット一体型の最先端便器

こちらは13年前に竣工した「緑の家」の便器です。当時はタンクレスでウォッシュレットと本体が一体化した便器として一躍注目され、便器の新たな流れを作った商品です。

しかし・・・

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論文の大切さ 査読論文 
家庭用エアコンのAPF その2

その1から時間が空きすぎて忘れた方はもう一度その1をご覧ください。

何時ものようにこれ以後カラーの線や網掛けなどは浅間がわかり易いように論文に勝手に手を加えた。論文執筆者様にはこの場で無礼をお許しを頂きたい。

その1ではこの論文の結果を申しあげ、この論文の主結果が「実測した風量自動COPを使ってAPFを算出したときに、カタログAPFとの差が2倍になる条件も存在した。また合成COPマトリックスに変えた場合はその差は1.2倍程度になった」

事でした。その2ではこの合成COPマトリックスについてご紹介します。 続きを読む


太陽光発電が災害時に使えるために・・・

太陽光発電を設置する個人宅での設置目的は、第一が経済(投資)性で第二が災害時の電力確保で、最後に環境によいと考えていると思いますが、日経アーキテクチャーによると、この第二目的が災害時に使えない公的資金を注ぎ込んだ施設が多いとのこと・・・

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コーナーサッシが実験で認められた
・・・日経ホームビルダーから

速報・・・24日追記
日経ホームビルダーさんがこの記事の一般公開(要無料登録)を25日まで行うそうです↓。
http://nkbp.jp/2zv8YLK
又は

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/bldhbd/15/1711/050900014/?n_cid=nbpna_mled

今月号の日経ホームビルダーに・・・
なんと
「大開口部でも高耐震になる秘訣」
と気になる題が・・・

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民法改定で家の請負契約も変化 

下の通り日経ホームビルダーさんによると、3年後の民法改正にをうけて当事務所でも標準契約書式である、旧四会連合の発行する建て主さんと設計の契約書や、建て主さんと施工会社の契約書の改正を行っているそうです。

日経ホームビルダーさんから転載。

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屋根の劣化はなぜ起きる
 国総研資料から 防水シートが大事!

以前のブログでも何回か説明しましたが、屋根の防水性は一重に防水シートで保たれております。特に瓦屋根は風速15mを超える風雨になると結構な量で瓦の裏側に水が回ってしまいますから、防水シートがない場合は漏水します。その特性も↓のように報告されております。 続きを読む


2017年 建築学会の論文梗概集5 
様々なエアコンのCOP特性

こちらは昨日の「エアコンの省エネ性表示の崩壊か」の前にご紹介すべき論文で、

「家庭用エアコンを対象とした実使用時のCOPに着目した最適機種選定方法に関する研究

その8 ME社製家庭用エアコンのCOPマトリクス測定結果」
・・・先回と同じ赤林ラボの論文です。

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2017年 建築学会の論文梗概集4 
エアコンの省エネ性表示の崩壊か?

今期の論文の目玉・・・

恩師ラボの論文です。

全ての図等はこの論文からの切り取り。

家庭用エアコンで既に5年くらい継続して実測を行っている新大の赤林ラボですが、今回の発表も先回に続いて私には衝撃的です。

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2017年 建築学会の論文梗概集3 
YUCACOでカビの伸長を確認

オーブルデザインでは、殆どの設計者が取り上げない建築学会の論文についてご紹介しております。特に今回は住宅の省エネ・床下暖房・環境分野では第一人者のグループの論文から・・・。

 

学会の論文なので、設計実務者の規範となる法律で定められた内容ではない。その点は注意してご覧頂きたい。

 

YUCACOといわれる床下をチャンバーとする全館空調した家で、梅雨期のカビの調査が行われた。

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夏のエアコン(再熱除湿以外)はクーラーと呼ぶべき!

今日から8月・・・それらしい話題を一つ。

昨夏の「緑の家」の見学会では、床下用エアコンによる再熱除湿を使い、床下を強乾燥させた事を動画で公開しました。

今見ても・・・「緑の家」らしい裏付けで家造りをしているな~と思っております。

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緊急再掲載
衝撃的な論文 火災と外断熱貼り・通気工法 

このブログはちょうど2年前、2015年の7月1日のもの。この度イギリスでの高層アパート火災から、樹脂系外断熱と通気層について様々な憶測がでているので再びコピー掲載。

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「緑の家」では耐震性※がまず始めにありきで次に耐久性、温熱環境、デザイン(仕上げ材含む)の順番になります。決してデザインや温熱環境(超高断熱)が最優先ではありません。

そして上の中に「耐火性」や「類焼性」などが入っておりません。なぜか・・・。

※・・・この耐震性は積雪1.0~2.5mで耐震等級2以上の個別構造計算による確認の事。感覚や経験で耐震性が高いという評価では無い。

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通気層内の空気を利用する不可解さ・・・

築20年の通気層内のコウモリの糞。
通気層内はこの他カビや昆虫の死骸などがある。時間軸の変化に気が廻らない机上の空論?

ふとしたきっかけで外壁裏の通気層内の空気を室内に取り入れ、熱損失を抑えるシステムを東京大学も参加して共同開発した・・・という情報を見ました(実験棟は北海道)。 続きを読む


絶対!高断熱より耐震性が優先
構造計算ソフトから考える設計者の法的な責任

今の構造ソフトは3Dの骨組み図が簡単にできる。一般受けはするがたいした意味はない。ただ高さが複雑な構造ほど目視できるのでミスが少なくなる。

先々月から本格的に使用している新たな構造ソフトですが、本当にこのソフトが一般の建築士が扱えるのか・・・?

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今日は東京へ 優先は耐震性 3

屋根の水平剛性を高める時には、その応力が2階の耐力壁に伝わるように屋根まで耐力壁を延ばす事が必要・・・との記載。

その2からの続きです。

最近巷で多くなった勾配天井の空間。

その時に小屋裏をスッキリと見せる架構法の一つに登り梁が有ります。

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今日は東京へ 優先は耐震性 2

2017年6月29日 加筆修正 108角→108Φの修正

その1からの続きです。

柱間の大きい部分に計画された筋かいが所定の耐力をもっていないと、この業界で数年前から噂されておりましたが、その1でお伝えしたとおり実質国が「耐力に問題ない」との結論を出しました。その明文化が上の画像です。

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今日は東京へ 優先は耐震性 

申し込み開始時点でほぼ満杯だったのですが、6月27日に若干の余裕が出来たらしい。8月にも追加開催が決まった。

許容応力度設計のバイブル本が「全面改定」されこの4月に出版されました。

建築基準法は変わっていないのですが、この本の内容が変わるということは、耐性性の法律が変わったに等しい事になります。よってなんとかこのセミナーを拝聴するため新幹線にのります。

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省エネは美しくないの?

ネットニュース(時事通信)によると、

「東芝は14日、家庭用燃料電池(エネファーム)の製造、販売を7月末で終了すると発表した。累計販売台数は約8万台。保守・サービスは事業撤退後も継続する。 原発事業の巨額損失で経営が悪化する中、事業の選択と集中を加速させる。東芝は2009年度にエネファームの販売を開始。15年度の売上高は約150億円で、損益は赤字だった。」

との事・・・。

エネファームと言ったら補助金が一時期140万円+αほど頂けた省エネ器機ですね。補助金と言えばあまりピンとこないが、「この器機を買った人は税金からただで140万円以上もらえた。」と言うことになります。

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無断で写真のコピペ さらに・・・

ある住宅メーカーさんのサイトに弊社の写真がそのままコピペされ、ご丁寧に自己解説までつけてありました。

ある住宅会社さんのオフィシャルHPをプリントスクリーンで切り取った画像。このブログにアップする承諾は得ていないが、今回の記事の事実として掲載。

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個人の地震と政府の地震の違い その2 新潟は?

直下型地震だけを評価すると、新潟と長野、大阪ではあの静岡県より確率があがる。拡大して見ると、柏崎刈羽も真っ赤。原発銀座の福井県や六カ所村の青森県は黄色か緑。この図は流石に広く出せない。

さて 「個人の地震と政府の地震の違い」のその2では、少し衝撃的な資料を・・・

上の図をみてひっくり返らないでくださいね。

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個人の地震と政府の地震の違い

全国ほぼ同じ確率で大地震はおこる。それを示す地図。国立防災科学研究所から転載

昨日27日に国立防災科学研究所が発表した、2017年版地震ハザードステーションにおける地震の予測図です。

この図を見て一瞬で

「あれっ?」

と思った方は・・・凄い方です。

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床下収納空間で新潟市さんの見解

「緑の家」は床下高さ(1階床からスラブコンクリートまでの高さ)が最低でも930mmあり、高い時は1399mmにもなります。この空間の半分を床下収納として使って頂いている事が大変多いので、確認申請時にも「床下収納半分あり」と正しく記載しております。

この床下収納の件は相当前からあり↓ブログでも説明してしておりますので一読下さい。

https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/2015/12/18/post-0-400/ 続きを読む


経験より歴史から学ぶ事

建築は経験より歴史から学ぶ事・・・

これはよく言われることわざ「賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ」でもあります。

このブログでも再三申し上げているとおり、

「軒の出の無い屋根はリスクが高い」

と申し上げておりますが、

最近は行きすぎた流行の省エネの方向の思考により、過去の歴史を活かさない施工や計画がこの屋根以外でも見受けられます。

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査読論文から 「RH(相対湿度)等とインフルエンザ」

建築学会環境系の査読論文集2017.03から

蕗の薹も既に終わりかけの3月中旬ではありますが、一昨日から本格的な冬と変わり無い天候の新潟県で、ここ三条でも既に15~20cmの積雪です。そんな中でもインフルエンザはその流行が既に終わっていますが、それでもその話題をあえて一つ・・・。

つい最近の査読論文からです(青字青線は浅間の加飾)。 続きを読む



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