「 家の論評、業界裏話 」一覧

通風のエネルギー削減効果と地域

6下の図もこちらの論文から抜粋した。

今年の建築学会論文集を7月に受け取ってから2ヶ月経ちました。今日ようやく開封しました。それまで全くの余裕がなく、机の端っこにほおり投げたままでした。

さて紹介の第一は、
所謂「通風による効果、電力削減」です。

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高断熱浴槽は必要か?査読論文から おまけ

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今日から日曜日までの上空1500mm(粟ヶ岳くらい)の気温の変化。既に12度の気温になっている。

昨日の記事の裏付けで、今日から外気温が19度をしたまわる朝が連続するので今日明日から秋風に変わり、先取りが好きな「緑の家」のオーナーさんは24時間空調をOFFする人もいるでしょう。

さて、先日の高断熱浴槽の論文でふと思ったことがあります。

どうしてUbtを算出するときに浴槽を密閉して温度湿度は成り行きでお風呂の蓋を開けなかったのだろうか・・・?

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高断熱浴槽は必要か?査読論文から

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浴槽(バスタブ)の廻りに断熱材を貼った高断熱浴槽が最近のユニットバスの主流になってきております。まだオプション扱いもありで標準仕様ではありませんので、建て主さんからあった方が方がよいかどうか聞かれます。

オーブルデザインの結論は・・・

「緑の家」に限って言えば、続いて入る習慣があればあえて高断熱浴槽採用の必要無し。しかし数時間の間隔で入浴する事が普通であれば必要。

と答えております。その根拠になりそうな論文がありますので紹介します。

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今だまともな旧Q値算定ができないようでは・・・

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旧Q値計算は昨年の10月に一応廃止。経過措置として27年の4月までということ。

住宅業界では今でも住宅の温熱環境性能を示す指標として旧Q値を多くの企業・事業所が使用しています。それも旧はつけずQ値として・・・。

しかし昨年の10月から新省エネルギー法が施行されており、この法律での新Q値は以前のQ値とは違い換気による熱損失が定数になっており、同じQ値という呼び方でもその数値は全く別物とこのブログで昨年取り上げました。

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高崎で講演・・・実務者と研究者の違い

昨日アップするのが忙しくて出来なかったので1日遅れのアップです。

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第一セッションの浅葉さんのお話し

高崎の今日の最高気温は33℃だそうで、新潟から見るといきなり真夏になっております。

そんな中、講習会・・・それもエアコンで何ともよいタイミングです。但し冬の話もあり少し暑そう・・・。

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一般的な工事請負契約書に記載された・・・

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一般的な
設計・施工一括用請負契約書

私どもは設計事務所なので「工事請負契約」はしません。よって普通の家の請負契約がどのような書式で行われているかよくわかりませんが・・・

最近このような請負契約書の書式をみつけました。住宅のような設計と施工が同じ会社によって行われる小規模建築物のために、各団体が集まってつくった一般的な書式です。つまり住宅以外は設計と施工は通常別々という認識です。

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2013年の建築学会論文 その1 窓の遮熱の重要性を読む

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毎年夏に日本建築学会の論文大会があります。何時もはタイムリーに夏にご紹介しているのですが、昨年夏は気がのらなかったので見ませんでした。

最近ちょっと見て書きたくなったので少しご紹介します。

論文(無論梗概ですが)を読むって面白いですよね。

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日経ホームビルダーの記事から

2014.01.22 図の間違いあり訂正

Dsc02965写真は故意に荒くしてある。

日経ホームビルダーの記事から・・・。いつ見ても業界がどっきりするような内容です。今回の記事は「基礎断熱なのに床下が結露」という季節感あるタイムリーな記事。

どの部位で結露したのか・・・詳しくは日経ホームビルダー2014.1月号をお買い求めください

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大手住宅掲示板などネットでの書込み等々・・・

今回、「衝撃の提言」(笑)でアクセス数が増え、また書込みも増え、ふとある検索をした時に、住宅の大ききな掲示板などに「オーブルデザイン」という名称が出てくることに気づきました。

特に「基礎断熱」や「床下暖房」という語意では、結構その手の人達の掲示板に認知されている新潟の設計事務所なのだな~と感じました。これも皆様がご覧頂いてアクセス数がアップしているからだと思っております。ありがとうございます。

ただとても気になった事が・・・

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【緊急情報】以前の深夜電力機器をお持ちの方へ

2013年11月15日間違いをご指摘頂き修正しました。緑字は追加した文章です。

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東北電力さんが、この9月から電力料金を値上げしたことは知っていらっしゃる方も多いでしょう。以前の深夜電力機器をお持ちの方は、現在の契約が時間帯別契約になっているかどうか?また5時間通電機器をお持ちの方は、その割引を必要とするかどうか確かめてください。

この割引の変更は上の図のとおり来年の3月31日で打ち切られます。それ以後は変更割引の適用が受けられません。

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改正耐震改修促進法・・・

改正耐震改修促進法が11月25日施行されることに辺り、該当の建物オーナーはとても複雑な心境であろうと思われます。それは、その建物耐震性が公表されるからであり、もし現在の耐震性に満たない場合は、その建物を使う人が減り、最悪取り壊しということになる事を心配しているからです。

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関川村 渡辺邸の屋根

前回の渡辺邸のブログでは、「かなしい」とは言いましたが、国の重要文化財なのでしっかりと考えがあってのこと、ですので鋼管で補強されることが最善の選択肢だったのでしょう。

Dsc01532屋根の下地材も使えないところは新しい物にかえるが、使える物は残す。屋根材は30~40年位持つので黒いカビの生えた一番奥の材はあと30年以上は耐える判断。

重要文化財なので、仮設の屋根をかけて痛んだ屋根を補修します。こうすればゆっくり直せますが、仮設の屋根が簡単にかけられなかった時代はどうやっていたのでしょうか。

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かなしい・・・ですが、

Dsc01571今日の渡辺邸。何時見ても立派。

今日の午前中は山形県の河北町で打ち合わせをして、午後からルート287からルート113で新潟に戻って来ました。その帰る途中に関川村があります。その関川村に豪商で有名だった渡辺邸があり現在4年掛けて平成の大普請をしております。昨年の春に訪れてからどうなったかなと思い、途中寄り道しました。

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「自由」の師である南雄三先生

家の設計を高性能で自然・木の素材。三条 長岡見附 柏崎 新発田 新潟で高断熱 

何度となくブログに登場する「南雄三」という名前・・・。

住宅技術評論家として日本で一番有名な人です。その南先生が主催するBB研究会という、家造りを勉強する為に有志(工務店、設計事務所)が集まった会がありますが、年に6回くらい主に東京で研修会を行います。それが9月19日(すみません、18日の国の研修会には参加します)にあるのですが・・・残念ながら多忙のため欠席です。東京が30分くらいでいけるくらい近ければ・・・と思うこの頃です。

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超高断熱の「緑の家」・・・と学校の建物

家の設計を高性能で自然・木の素材。三条 長岡見附 柏崎 新発田 新潟で高断熱 

Dsc01104玄関、玄関ポーチは高さ3.4mの天井を持つ。ちょっと普通ではないスケール感。

今施工中の「荒町2丁目の家」・・・今日は朝7時30分から事務所で棟梁と打ち合わせでした。職人さんが働く現場は朝早いのですね。

さてこの建物、少し変わった建物とご紹介しましたが、ようやく変わったところが形になってきました。

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新しいQ値が定義されている・・・・のか?

Dsc00900この敷地で視線で一番奥行きがとれる東南角のこの部分(黄色い四角で囲ったところ)に窓を集中させる計画。完成するとその良さがわかる。

荒町2丁目の家の構造施工の真っ最中です。ようやく家の中から写真が撮れるようになりました。この黄色く四角く切り取ったところが窓です。所謂コーナーサッシです。さて、今日の話題ですが・・・

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防蟻防腐材と基礎

最近ある方から質問がありました。

「大手A社もQ値1を切っている家を薦めているけれど、同じ性能の「緑の家」のメリットは?」

なるほど・・・大手がQ値1.0以下を薦める・・・とうとうそういう時代になってきました。

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解体工事とアスファルトフェルト

2013年06.20緑字更新 訂正

GW(グラスウール)は数年前に建て主さんがご自分で入れられた物だそうです。すみません。間違えました。冷静に考えれば筋かい金物さえ施工されない当時、GW等の断熱材は殆ど入れられていないはずです。訂正とお詫び申し上げます。

Dsc09746黒い素材がアスファルトフェルト。今日の解体現場から。

アスファルトフェルトという素材・・・

フェルトにアスファルトを浸透させたもので、少し厚い紙(0.3~0.4mm)のような防水紙(紙ではない)のことです。かれこれ50年くらい前から使われているなじみのある材料です。

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設計者は誰ですか?

東日本大震災(震度6弱)で福島県いわき市内の商業施設の照明器具が落下し、1人が死亡した事故で、福島県警いわき中央警察署は3月29日、舞台機構メーカー「三精輸送機」(大阪府吹田市)の設計当時の設計部長ら3人を業務上過失致死容疑で書類送検しました。

衝撃を与えるのは容疑が建築基準法違反でなく、過失致死と震度6弱である点です。

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昨日は講習会で受講生、今日は東京で講師 

Dsc00204_r_3新潟市で行われた省エネセミナー。Q値が使えるのは再来年までと伸びた事はよいが・・・

昨日は受講生として「新省エネの基準」について新潟市で受講を受けました。内容は先月有志で行われたセミナーの方がわかりやすかったですが、そのセミナーで不明だった所が説明されておりました。

今日は東京で講師として講習会に行きます。例によって新幹線でこちらを書いており随時アップしていきます。

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履歴(設計図書)や積雪荷重プレートの大切さ

Dscf1324 写真は片貝在住のOさん撮影。飴のように曲がった鉄骨柱(アイボリー色)。すさまじい現場。

衝撃的な鉄骨柱の曲がり・・・

こちらは小千谷市片貝のある工場の倒壊写真です。

現在小千谷市では積雪2m弱。この雪の重みに耐えかねて大きな工場(倉庫)が崩れ落ちました。昨夜のTVニュースにも放映されました。

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新建ハウジング2013年1月10日号の特集に載りました。

新建ハウジングという業界新聞に取材記事で紹介されました。

Dsc09740 紹介の範囲で故意に荒くして掲載。写真入りですが、ただの爺か?・・・

特に今回は私がどんなビジョンで家の設計をしているかという嬉しい質問があり、口をついてでた自分の言葉が、私が23年前に高気密高断熱住宅にのめり込む時と変わらない気持ちである事が改めてわかり、自分自身に驚きました。

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東京でのセミナーで・・・

随時更新してます。

Dsc0969613時30分からのセミナー

前の記事にありますが、今日は東京でのセミナーがあり新幹線でこの記事を書いております。

セミナーは新しい省エネの計算をウェブで行うのですが、その入れ方を共有するためのものです。

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漆喰は吸湿性があるか?桐は湿気を吸うか?

Dsc09155

寒くなって来ました。
写真とは関係ないのですが、調べたいときにネットで検索すると様々な情報が探せます。しかし書いてある内容がサイト毎に違っていたり真逆のことがあったりします。この時に自分の想像力や分析力がフル活動します。
今回は薪ストーブと煙突で様々なサイトに訪れましたが、そこに薪ストーブ以外の家の事などが書いてあると、そのサイトの信用性がある程度判断できます。
例えば最近の気密性が高い家では、どんな高価な2重煙突やストーブでも煙の逆流は免れない・・・等。負圧になりやすい家では外気導入型の重要性がわかっていない事や、薪ストーブでもエアコン暖房でも、消費エネルギーを減らすのは機器より器である家の性能が大事と言う事の理解も少ないようです。

薪ストーブのことは、専門店屋さんのような実績が沢山あるわけではありませんが、客観的な評価として家に置く設備の一つですから、設備として判断すると優等生とは言えません。が、デザインや雰囲気で判断するとすばらしい設備であることはまちがいありません。

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「超高断熱を止めてもよい」と感じさせる豊かな時空・・・

前回の記事と全く反対の題・・・冗談?いいえ本気である。

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黒い土の壁・・・黒い厚い木の床・・・

黒は光を吸収する・・・と言う事は全てを吸い込み受け入れる色。

超高断熱高気密の家を強くお勧めするオーブルデザインであるが、

最近、リノベーションで設計参加しているこの普通の古民家に惹かれる・・・。

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2012年建築学会論文発表から その4

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この論文は「緑の家」にお住まいの人にはとても興味深いでしょう。
そのまま受け取れば「緑の家」の仕様はとても消費エネルギーが少なくなる工夫がされているとわかるからです。

ただ・・・

この論文は温湿度解析ツール THERB for HAM を用いた数値シミュレーションであり、実測ではない事と、京都が条件?であることを留意してください。というのは、下図2の冷房と暖房のエネルギー消費が、冷房の方が多いという実際ではあまりない結果(これは当ブログの常連さんならわかるとおもいますが、暖房にプラスとなる冬期日射は、周囲の環境が良くないと全く見込めない=レースカーテンをする)です。

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2012年建築学会論文発表から その3

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昨日の記事に引き続いて今日も同じ鎌田研究室からの発表のご紹介です。

その前に、昨日ご案内したシミュレーションが通風による冷房エネルギー削減を行ってますが、通風による削減の定量的な評価は、家周囲の状況が大きく関係するのでなかなか難しく※、どのように計算して行っているかは不明ですので、先回の記事はあくまでも外気の状況によっては通風(窓を開ける行為)がむしろ冷房負荷削減に徒となる時期があることだと理解下さい。

※通風は風の揺らぎのリズムも含め気温より1~2度体感が下がる効果も合わせてありますが、この通風評価を加味しようとすれば、家の周囲や窓の配置大きさで相当効果が変わってきます。その研究は赤林研究室が一番でここ10年くらい連続して行われておりますが、それを見ると都市部において通風が如何に難ししく、また現実との乖離があることが想像できます。

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