「 家の論評、業界裏話 」一覧


レオパレス21問題とマイクロプラスチックで行政関与が増えないこと祈る。

15年前におきた耐震偽装(構造計算書詐欺事件)から再び大きな住宅系問題となっているレオパレス21問題は、行政機関に責任を求める意見が報道で採り上げられている。このような動きは2005年におきた耐震偽装と同じ経過を辿ってはいけないと思っている。

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越後杉で・・・

本日のニュースで

新潟県は、不適切な検査で「越後杉」を出荷した7つの工場に対し、これまで交付した補助金およそ330万円の相当額の返還などを求めることを決めました。

とのこと。越後杉とは新潟県で育った杉を材料として製材された木材または加工材で県木連が認証した製品のことで、県内の数十社の建設会社さんで柱や梁材と使用されている。

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2019年版の換気について ①

建築技術2019年1月号の「知ってるつもりだけの換気」を読んで・・・

と言うことでまずはざっくり興味のあるところだけ斜め読みした。

 

まず最初のⅠ章は換気の歴史の説明があるP86 ~P89まであり、「そうそう」と頷いたりそうだったのか・・・と感心したりする内容。

次にⅡ章はP92~P97 「換気の基礎」・・・のこと。

その書き出しに・・・住いにおいて換気の目的は「空気の清浄」と「結露防止」にある。

とある。

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EV車の位置データを全て収集

最近の報道によると、中国で販売されているEV車(日本メーカーの含む)では、既に国がリアルでその位置データが全てわかるようになっているとの事。つまり乗っている車の速度、位置を国家がリアルで監視できるとのこと。怖い・・・。古いアナログ車の方が気楽? 続きを読む



だから現場発泡断熱材は嫌い・・・

メーカーや製品名は伏せるが・・・酷い状況。当時(多分12年前)、水で発泡させているとかでもらったメーカーから頂いたサンプル品。

事務所に10年以上前の現場発泡ウレタンフォームのサンプルがある。しかし何故このビニール袋の中にあるかと言うと・・・ボロボロに劣化しているからである。

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過去の予言・・・当たっているか

10年前に書いたブログ内での予言・・・

2004年に10年後の2014年には、市販される半分の自家用車はハイブリッド車になるだろう。電気自動車まだ先・・・と予言した。そして2018年には超高断熱住宅が主流になるとも・・・。

確かに2014~2016年にはほぼ半分の新車がハイブリッド車となった。超高断熱住宅は主流というよりようやく認知されたくらいか? 続きを読む


とても気になる防水シートの養生。

上棟、建舞(たちまい)、建て前、棟上げ・・・等々言い方はそれぞれだが、このような状態になると直ぐに屋根の仕上げ材を葺く。つまり住宅建築では屋根が一番最初に仕上がる。これは日本が3日は1日は雨という気候であるから、木が濡れないように直ぐに屋根を仕上げることを優先している。

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「カビ汚染」・・・
床下空間と床下暖房と掃除。

キターーーーと言わんばかりの主題。地球上のmonoは太陽から生み出されカビで終わる。

今月号の日経ホームビルダー10月号必読・・・

「住宅に広がるカビ汚染」

という見出しで特集を組んでいる。

是非、今月は保存版として購入をお薦めする内容だ。

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いけがmetooとクレジット・出典

ここ最近ネットでは、池上彰氏のTVの件でざわついている。

事の発端はネットニュースにあるとおり。

そのTVを見ていないのでネット記事によると、

「一般の小学生と紹介(クレジット)があったのに実は芸能プロダクション所属の子役だったことがわかった。調べると1/3以上が子役であったとのこと。」

が発覚した。これがきっかけになったのか・・・池上氏の出演TV番組製作においてある学校の先生への取材で得た先生の意見を、あたかも池上彰氏の意見として放送しても良いかと池上彰氏の番組製作スタッフが許可を求めてきた・・・との事がフェイスブックで公開された事をきっかけに「私も同様の経験をした」との意見が多数ネットに上がってきた。池上氏本人はこの件において否定を既に公表しているが・・・。

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2018年建築学会 梗概集から その6 防湿シート無しの壁

その6は、「ある条件のセルロースファイバーを使用した壁体における防露性能評価に関する研究」である。

簡単に申し上げると、セルロースファイバーの壁体は防湿シートを省略して内部結露を生じないか?

の評価である。 続きを読む


定説を覆す。土縁はむしろ夏のためでは・・・。その2

江戸時代の浮世絵(『あつまけんしみたて五節句』部分 三代歌川豊国 画)

江戸の気候とネットで探していたら上の浮世絵が見つかった。

この浮世絵には手動型扇風機が描いてあり、よく見ると屋外につながる部分は描がかれていない。

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定説を覆す。土縁はむしろ夏のためでは・・・。その1

旧笹川邸の居住部にある土縁。ここは玄関でもないし、向きは東南向きで雪が吹き込む西とは真逆側。

ああー今回のテーマも新築を考えている建て主さんにはあまり興味のない話で申し訳ないが、私にとってワクワクする話だから書かせてもらう。

 

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堺市の家 完成チェック その4 気になった風景。

ウルトラマンの科学特捜隊の建物のような。

リムジンバスに乗るとこの建物から高速にのる湊町ICというか「なんばHatch]と言った方がわかるのか・・・。何か凄く変わった建物に初めて乗ったバスが入って「豪華なインター」だなと思ったが、複合ビルと地図で初めて知った田舎建築士である。

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2018年建築学会 梗概集から その5 床下外気導入

黄色い囲みは見やすいように勝手に加筆させて頂いた事をお許し頂きたい。

その5は・・・

科研費「顕熱交換型太陽光集熱システムを用いた基礎断熱床下空間のカビリスク低減手法の構築」という補助金で研究された論文であり昨年このブログでも取り上げたがその続きである。 続きを読む







誰もが使う透湿防水シートは・・・危険か?

タイベックには申し訳ないが、使っている透湿防止シートはタイベックなのでこの写真となる。

透湿防水シートは今や一戸建て木造住宅のほぼ全部と言っても良いほど採用されている外壁の下地材。この透湿防水シートが2次防水となり雨水の侵入を防ぐ。

ところがこの透湿防水シートは35年前に新潟県で使われ始めてから何度となく問題が指摘されてきた。特に・・・熱劣化と現場塗り防腐防蟻剤による劣化では大きな汚点がある。

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再び面白い記事・・・

記事をかいた荒川さんは存じ上げているが、目の付け所が面白く興味深い良い記事を書かれる。

日経ホームビルダーさんのウエブ記事が面白い。

今日は・・・

「大阪府北部地震は壁倍率1.3が揺れやすい」という見出しに釣られて閲覧した。

現在は無料会員でも閲覧可能なので是非釣られるとよいと思う。

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面材耐力壁(構造用合板による耐力壁)の難しさ

厚さ12mmの合板で壁倍率4倍を得るにはCN65を100ピッチで打込み、且つめり込みなしで縁からの距離を守る必要がある。CN65は一般的な用途のN65の釘径より太い。

木造住宅において構造用合板で耐力壁を取る事が世の中で多くなってきている。耐震性も上がるし筋かいより施工が簡単であると言った意見もあるがその巷の実態はどうなのか?

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エビデンス 根拠を示そう・・・その2

エビデンスの第一は「日本の法律」=建築基準法や施工令・告示・監修が国交省の書籍で、第二が査読された論文となるが、時折査読されていない論文でも、信用性の高い論文があり、その条件として民間企業に勤めていない人が筆者である事(民間企業に席があってもすばらしい論文はあるが)。

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ZEH(ゼッチ)は・・・年功者ほど期待しない。

電気料金の明細を見ていますか?

直近の電気使用料金の「再エネ発電賦課金」※の比率・・・なんと10%に迫る勢いで増えている。つまり全ての家庭の電気代が10%ほど殆ど告知がないまま増えている。
※主に太陽光発電などを普及させるために、電気生産原価以上で電気を買い取りその差額を全ての国民に負担させるシステムのこと。

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長岡と三条の2月の気温

このデータを見る限り、長岡市より三条市のほうが低めの気温と見て取れる。長岡市のアメダスの位置が多少ヒートアイランドの影響を受けているのか?

今年の冬は寒かった・・・。事務所の暖房に使った電気代も軒並み昨年度より2割から3割増しで、井戸ポンプ融雪に使った電気代は2倍となっている。そんな冬の三条市と長岡市での気温の差を比較した。 続きを読む


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