「 換気 空気質  」一覧

やっぱり驚きの・・・ダクト式換気扇のフィルターの汚れ

左が室内側の循環空気用フィルター。右が外気導入側の室外機フィルター。17ヶ月メンテナンスしていない時の状態。

ある「緑の家」で、「緑の家」でよく使うセントラルダクト換気システム(第一種全熱交換型換気システム)でご入居から今までフィルターメンテナンスをしていなかった時のフィルターの状況を写真に撮ることが出来ましたのでご案内します。

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「て・こあ」でのある一日 九拾八 食器棚

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外形は終了。この後は引き違い戸を設置する予定。ほぼ丸鋸とカンナ、鑿でつくる。私がつくるのでやはり難しい加工は出来ないが、表面には釘がでないように工夫はした。普段使いの食器。

毎週月曜日奉仕「て・こあ」活動ですが、

今回は「て・こあ」で常用に使う食器棚を作ります(木材を加工してつくる)。 続きを読む






「緑の家」夏期の24時間空調終了時期を知る

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2016年実測データ。外気露点は寺尾西の家付近、リビング露点温度は低湿度空調の寺尾西の家。突然大気は秋に入れ替わるので通常の「緑の家」はAくらいの終了でもOK。RH(相対湿度)50%の人はBになる。

従来(2015年以前)の「緑の家」は夏期のRH(相対湿度)が65%以下でお過ごしくださいと申しあげており、それを基準にするとグラフのAの時期(9月10日頃)から外気の露点温度が20度以下で安定するので、RH65%を維持できると思います。一方、低湿度が好きな方はBの時期(10月1日)まで空調を続けないと室内の湿気のほうが低いので外気を入れると湿度が上がります。Cの時期(9月20日)に一度外気露点温度が15度を割り、室内の湿気に近くなりますが、その後復活して10月の上旬まで待たなければ、外気の湿気の量が室内以下にはなりません。

つまり、「緑の家」の真夏の室内環境は、10月10日体育の日のカラッとした晴れた日と同じ空気質になっていますが常に可能です。これって凄い事ですね。ちょっとやっぱり・・・少し贅沢過ぎますか?

因みにこれは新潟県の平野部のデータ。長野県のような高地や東京のような都市部、また九州のような地域では若干の違いがありますからご注意ください。





秋の東京へ 3 再熱除湿のエアコン

昨日の情報交換で、

「浅間さん、東芝さんは再熱除湿を搭載しなくなったのですか?」

と松尾さんから聞かれました。

今朝丁度タイムリーで日経アーキテクチャーに連載されている松尾さんの記事のタイトルが

激減するエアコンの「再熱除湿」 (無料登録が必要です)。

でした。

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超高断熱UA値=0.21w/m2の日ノ出町の家 魔法の給気フード

2013年に低炭素認定で県央地区第2番目の許可を得たUA値=0.21w/m2k(この数値は旧Q値ですと0.7w/m2K)の超高断熱住宅である日ノ出町の家の造園がようやく終わりましたのでその確認に伺ってきました。

緑が入ると「緑の家」のひとまず完成。さらに10年後が勝負!

家らしくなりましたね。屋根が低いので植林したばかりでも結構様になります。
なぜコンクリート塀が途中で終わっているのか?との疑問がこの完成形を見ると明らかになります。

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超高断熱・乾燥気味がカビを防ぐ 湿度管理

超高断熱旧Q値0.9w/m2kの家を全棟採用してから早7年が過ぎ8年目目に入ります。これは床下エアコン暖房の標準仕様も同時だったのでこちらも8年目です。

この「緑の家」SS標準プランは既に完成の域に達しており今現在断熱性能をこれ以上高くしなくても良く、後はサッシの価格が下がれば全てトリプルサッシにするくらいです。

今後は更に湿度管理について正しい使い方をオーナーさんにお伝えすることが重要なるのでしょう。

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全熱交換換気扇って本当は・・・

高性能住宅の換気として人気があるのが第一種全熱交換型換気扇ですが、これは潜熱を考えないと、とても効率の悪い換気システムです。
上の図は「緑の家」の換気にる損失熱を1とすると2.6倍も熱を捨てている換気システムで、最もよいのは顕熱換気システムの0.85です(潜熱分は無視)。

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CFは風呂文化・・・北米・欧州との違い

伊の一般の家のお風呂場。便器が普通にある。写真はスタッフKの過去スナップショット。

「緑の家」で提唱しているおなじみのCF(風呂用循環ファン)
この業界では常識外の設備器機・・・なぜ日本(オーブル?)だけ推し進めるのかを少し説明します。きっと殆ど方が頷くはずです。

というのは・・・
当事務所スタッフKは、欧州で数年間生活をしている凄人なので、欧州(伊)の庶民の暮らしを実際の肌で知っているという貴重な体験者です。ですので常々疑問に思っていた海外のことを聞いてみると・・・

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自宅にCF(循環ファン)を設置 その2

2016年1月04日緑字加筆

この高め温度でぬくい家

歳夜(大晦日)は何時も母が寺泊に来るので家は暖かめです。
玄関付近で朝7時に24.5度湿度43%です。何時もより暖かめ・・・。灯油安の影響もあり久しぶりに裸足で合板の床でも問題ないくらい・・・。これはCFも影響しているかも(外気温も何時もの年より高めの影響のほうが大きい?)

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ダクト式全熱交換換気扇のススメ 続2

住宅の換気と言えば日本では村上ラボ。その中で恩師と並んで著名な小峯先生監修。

「ダクト式全熱交換換気扇のススメ」で質問があったので続々として書きます。

私は27年ほど前から計画換気に実務者として携わってきました。そんな中大半の換気システムが

A 第一種セパレート式換気システム

B 第一種セパレート式全熱交換型換気システム

です。

そこに最近

C 第一種集中全熱交換型換気システム(ダクトの短い「緑の家」仕様)

を薦めております。

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10年後の換気システム

この汚い物は何でしょう。

先日「緑の家」のオーナーさんから電話があり、

「24時間換気扇が2つ動いていないようだ。メンテナンス願います」

との連絡があり電気屋さんに行って確認してもらいました。

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真夏の気温と湿度は平均化しない

私は建築士としては珍しく実務と研究の両方に携わった経験があり、わかり難い研究や解析をわかりやすく説明する事を得意とし、両者の橋渡しが自分の社会的役割と感じております。

夏の意識があるうちに夏の気温と湿度のとらえ方についての昨年の2014年8月4日のブログを改めて載せます。

以下2014年8月4日のブログをコピペ↓(一部加筆修正有)

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予想通り・・・基礎断熱はカビとの綱引き その2 本音

「日経ホームビルダー9月号」で「初めての基礎断熱 ここが危ない」特集の中でカビ対策を行っている会社が10社中10社ということは、この紹介された会社では少なからず床下内にカビやシロアリなどの危険性があることで認識は一致しています。そして・・・

これは本音なのです。

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新潟市が大阪市より蒸すの?2

2015.08.19 緑字修正

3都市の真夏の気温と露点温度

昨日ご紹介したこの図・・・。
自分で見ても新潟が如何に窓が開けにくい地域(真夏通風不可)かわかります。

どうか「網戸はいらない」が普及しますように・・・と勝手に祈ってます。

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新潟市が大阪市より蒸すの?

針の長さは2~3ミリ・・・これなら普通の服生地はたやすく貫通される。

先日自宅のスズメバチの巣を駆除したあとに残ったスズメバチです。顔から給湯器の排気筒に頭をいれ、多分巣屋仲間がいると勘違いしたか・・・お尻から針を出したまま熱風をあびて死んだようです。

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自宅にCF(循環ファン)を設置

25年前のフレキシブルボードにはアスベストが添加されている。

あの衝撃のCF(循環ファン)をお勧めしてから4年ほどがたちますが、実はまだ自宅ではCFを導入しておりませんでした。
その最大の理由上の写真・・・これはお風呂場と脱衣所の壁をくりぬいた物です。関係者さんならわかりますが、この材料はフレキシブルボードといい、25年前ではあの石綿(アスベスト)が入っていたのでおいそれとは工事できなかったのです。

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お風呂の排気用(局所)換気扇を考察(追加機種)

2015/04/03に修正加筆 換気扇品番間違いと追加

矢印が壁付け排気用換気扇。この写真は2006年ですから、よいと思ったら10年間同じものを使用しているところが「緑の家」

「緑の家」で今までのお風呂換気扇はCF+壁付け排気用換気扇が多かったのですが、この壁付の排気用換気扇を天井付の換気扇排気用に変えようと思います。

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UBの換気口の位置が変わった?

脱衣所とUB。→がCFで↑が排気用換気扇。

「緑の家」ではUB(ユニットバス)にもCF(循環ファン)が標準で取り付きます。そのCFに大きな影響を受けるわけではありませんが、今回からUBメーカーの考えが少し変わったようです。

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梅雨時の空調・・・除湿の奥深さ

この3日間で読者さんから

「東芝のエアコンで湿度管理がうまくいかない」

とのコメントを頂いております。
確かに梅雨時の空調は、

顕熱負荷が大変少ないのに潜熱負荷が大きい・・・

という特殊な状況になりますから、普通のエアコン使用方法では湿度が下がりにくくなるでしょう。
ですので少し整理してみます。ただし、現在通常業務がとんでもないくらい山積みされていますので簡単に端折りますこと・・・お許しを。

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カビと家

昨日紹介した文科省のこのページにはカビに対する概略が書いてあり、この内容である程度カビとの付き合い方がわかります(皆さん、リンク先をご覧に頂けましたか?)。

それをみて第一に感じたのは・・・

カビは防げない!

ということです。

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