ある「緑の家」で、「緑の家」でよく使うセントラルダクト換気システム(第一種全熱交換型換気システム)でご入居から今までフィルターメンテナンスをしていなかった時のフィルターの状況を写真に撮ることが出来ましたのでご案内します。
「 換気 空気質 」一覧
建築技術2017年1月号の記事 ① 床下経由で外気導入
毎年楽しみにしている住宅技術評論家南雄三先生監修の特集がある1月号。
今回も情報てんこ盛りで何回かに分けて解説と個人の意見を織り交ぜて伝えます。
先ずは
Ⅲ「床下空間を経由して外気を導入する換気方法の採用」とは?
です。 続きを読む
「て・こあ」でのある一日 九拾八 食器棚
毎週月曜日奉仕「て・こあ」活動ですが、
今回は「て・こあ」で常用に使う食器棚を作ります(木材を加工してつくる)。 続きを読む
超高気密住宅の換気計画とその実測。その2
換気を正確かつ均一に行おうとするとそれはなかなか難しいのが実情です。
ダクト式の換気システムの事 その1
2016年12月08日 図、文を修正加筆
先日建て主さんからご質問があったので「緑の家」が使用している第一種熱交換型換気扇について説明します。 続きを読む
「緑の家」夏期の24時間空調終了時期を知る
従来(2015年以前)の「緑の家」は夏期のRH(相対湿度)が65%以下でお過ごしくださいと申しあげており、それを基準にするとグラフのAの時期(9月10日頃)から外気の露点温度が20度以下で安定するので、RH65%を維持できると思います。一方、低湿度が好きな方はBの時期(10月1日)まで空調を続けないと室内の湿気のほうが低いので外気を入れると湿度が上がります。Cの時期(9月20日)に一度外気露点温度が15度を割り、室内の湿気に近くなりますが、その後復活して10月の上旬まで待たなければ、外気の湿気の量が室内以下にはなりません。
つまり、「緑の家」の真夏の室内環境は、10月10日体育の日のカラッとした晴れた日と同じ空気質になっていますが常に可能です。これって凄い事ですね。ちょっとやっぱり・・・少し贅沢過ぎますか?
因みにこれは新潟県の平野部のデータ。長野県のような高地や東京のような都市部、また九州のような地域では若干の違いがありますからご注意ください。
超高断熱UA値=0.21w/m2Kの家 魔法の給気フード 2
2013年に竣工した日之出町の家は超高断熱で、Ua値は0.21w/m2Kの性能で国の低炭素に認定されております。2年経過したのでメンテナンスに伺ってきました。 続きを読む
夏期の通風は間違っているのか?最終章
夏期の通風が間違っているか・・・
間違っておりません。気持ちよいのです。
通風がなぜ気持ちよいか・・・
その最大理由の一つが・・・
わかりました。
簡単な事です。
日本(本州以南)の家は・・・ 続きを読む
秋の東京へ 3 再熱除湿のエアコン
昨日の情報交換で、
「浅間さん、東芝さんは再熱除湿を搭載しなくなったのですか?」
と松尾さんから聞かれました。
今朝丁度タイムリーで日経アーキテクチャーに連載されている松尾さんの記事のタイトルが
でした。
超高断熱UA値=0.21w/m2の日ノ出町の家 魔法の給気フード
2013年に低炭素認定で県央地区第2番目の許可を得たUA値=0.21w/m2k(この数値は旧Q値ですと0.7w/m2K)の超高断熱住宅である日ノ出町の家の造園がようやく終わりましたのでその確認に伺ってきました。
家らしくなりましたね。屋根が低いので植林したばかりでも結構様になります。
なぜコンクリート塀が途中で終わっているのか?との疑問がこの完成形を見ると明らかになります。
超高断熱・乾燥気味がカビを防ぐ 湿度管理
超高断熱旧Q値0.9w/m2kの家を全棟採用してから早7年が過ぎ8年目目に入ります。これは床下エアコン暖房の標準仕様も同時だったのでこちらも8年目です。
この「緑の家」SS標準プランは既に完成の域に達しており今現在断熱性能をこれ以上高くしなくても良く、後はサッシの価格が下がれば全てトリプルサッシにするくらいです。
今後は更に湿度管理について正しい使い方をオーナーさんにお伝えすることが重要なるのでしょう。
全熱交換換気扇って本当は・・・
高性能住宅の換気として人気があるのが第一種全熱交換型換気扇ですが、これは潜熱を考えないと、とても効率の悪い換気システムです。
上の図は「緑の家」の換気にる損失熱を1とすると2.6倍も熱を捨てている換気システムで、最もよいのは顕熱換気システムの0.85です(潜熱分は無視)。
CFは風呂文化・・・北米・欧州との違い
伊の一般の家のお風呂場。便器が普通にある。写真はスタッフKの過去スナップショット。
「緑の家」で提唱しているおなじみのCF(風呂用循環ファン)。
この業界では常識外の設備器機・・・なぜ日本(オーブル?)だけ推し進めるのかを少し説明します。きっと殆ど方が頷くはずです。
というのは・・・
当事務所スタッフKは、欧州で数年間生活をしている凄人なので、欧州(伊)の庶民の暮らしを実際の肌で知っているという貴重な体験者です。ですので常々疑問に思っていた海外のことを聞いてみると・・・
想定外は必ずあるので安全率 その2 室内結露と換気
2016年1月11日加筆
高気密高断熱の家は乾燥すると言われておりますが、「緑の家」は湿度が上がりすぎる事があります。
基本的には風呂はCFですが・・・湿度調整には予備に計画してある排気用換気扇が活かされます。
自宅にCF(循環ファン)を設置 その2
2016年1月04日緑字加筆
歳夜(大晦日)は何時も母が寺泊に来るので家は暖かめです。
玄関付近で朝7時に24.5度湿度43%です。何時もより暖かめ・・・。灯油安の影響もあり久しぶりに裸足で合板の床でも問題ないくらい・・・。これはCFも影響しているかも(外気温も何時もの年より高めの影響のほうが大きい?)。
小休止話題 デシカの吸湿とは?
2015.12.16緑字加筆
水の気相を理解するのが難しい・・・。
例えばダイキンさんの家庭用デシカに出てくる吸湿とは何か?
ここが曖昧だと議論できません。
そのためにまず湿気が何であるか理解する必要があります。
設置4ヶ月後のCF(お風呂循環ファン)
お風呂場乾燥の革命と言われそうなCF(お風呂循環ファン)・・・
使って4ヶ月目のオーナーさんに使い心地を尋ねると、
「直ぐに乾くし全く問題ない」
とのこと・・・
ダクト式全熱交換換気扇のススメ 続2
ダクト式全熱交換換気扇のススメ 続
前回のダクト式全熱交換換気扇のススメには、CFを褒めすぎたので「なぜこの換気扇を薦めるか理由」がありませんでした。よって付け足します。
10年後の換気システム
先日「緑の家」のオーナーさんから電話があり、
「24時間換気扇が2つ動いていないようだ。メンテナンス願います」
との連絡があり電気屋さんに行って確認してもらいました。
真夏の気温と湿度は平均化しない
私は建築士としては珍しく実務と研究の両方に携わった経験があり、わかり難い研究や解析をわかりやすく説明する事を得意とし、両者の橋渡しが自分の社会的役割と感じております。
夏の意識があるうちに夏の気温と湿度のとらえ方についての昨年の2014年8月4日のブログを改めて載せます。
以下2014年8月4日のブログをコピペ↓(一部加筆修正有)
予想通り・・・基礎断熱はカビとの綱引き その2 本音
「日経ホームビルダー9月号」で「初めての基礎断熱 ここが危ない」特集の中でカビ対策を行っている会社が10社中10社ということは、この紹介された会社では少なからず床下内にカビやシロアリなどの危険性があることで認識は一致しています。そして・・・
これは本音なのです。
新潟市が大阪市より蒸すの?2
2015.08.19 緑字修正
昨日ご紹介したこの図・・・。
自分で見ても新潟が如何に窓が開けにくい地域(真夏通風不可)かわかります。
どうか「網戸はいらない」が普及しますように・・・と勝手に祈ってます。
新潟市が大阪市より蒸すの?
自宅にCF(循環ファン)を設置
25年前のフレキシブルボードにはアスベストが添加されている。
あの衝撃のCF(循環ファン)をお勧めしてから4年ほどがたちますが、実はまだ自宅ではCFを導入しておりませんでした。
その最大の理由が上の写真・・・これはお風呂場と脱衣所の壁をくりぬいた物です。関係者さんならわかりますが、この材料はフレキシブルボードといい、25年前ではあの石綿(アスベスト)が入っていたのでおいそれとは工事できなかったのです。
お風呂の排気用(局所)換気扇を考察(追加機種)
UBの換気口の位置が変わった?
「緑の家」ではUB(ユニットバス)にもCF(循環ファン)が標準で取り付きます。そのCFに大きな影響を受けるわけではありませんが、今回からUBメーカーの考えが少し変わったようです。
梅雨時の空調・・・除湿の奥深さ
この3日間で読者さんから
「東芝のエアコンで湿度管理がうまくいかない」
とのコメントを頂いております。
確かに梅雨時の空調は、
顕熱負荷が大変少ないのに潜熱負荷が大きい・・・
という特殊な状況になりますから、普通のエアコン使用方法では湿度が下がりにくくなるでしょう。
ですので少し整理してみます。ただし、現在通常業務がとんでもないくらい山積みされていますので簡単に端折りますこと・・・お許しを。
いつ24時間空調(冷房)を止めるのか?2014年
今週の天気予報
風が気持ち良い朝、今日は事務所でも朝6時前に窓を全開しました。・・・が、7時30分には窓をしめ空調モードに・・・・
何時24時間冷房を止めるのか?なんて「緑の家」のオーナーさんは思っているでしょう。
夏の湿度管理・・・建物性能よりエアコンの使い方かな
見事に湿度が45%位で安定できる。この日明け方は湿度98%で雨ぱらつきあり。
私はここ数年、週中は三条の事務所のある建物で、週末(定休日)は寺泊の拙宅で過ごします。最近思うのが、三条の方が快適に就寝できる空気質のような気がして測定してみると・・・