3ヶ月前に書いたこのブログの続き。
やはり3ヶ月でこのとおり。
事務所のトイレの換気扇は「緑の家」の24時間稼働する計画換気の一つに該当し、常時85m3/h程度を換気する。もう一つはシャワー室の排気用換気扇でこちらは150m3/h以上を常時排気する。
沢山コメント頂いており感謝です。
読者の皆さんのご自宅内又は職場内のこの時期の温湿度のコメント投稿をお待ちしております。
出来ればこんな感じで・・・。
24度40%東北とか、18度50%近畿とか、22度25%関東
温度と湿度(RH)と地域など。
今日の夜中から日曜日の夜までコメントのスパム機能を緩くしますので、ブログに直ぐ反映される可能性が高くなります。 続きを読む
ここ何回か換気とRH(相対湿度)等の話題をブログで取り上げているが、「緑の家」のオーナーさんから
「トイレの樹脂サッシ枠に結露したが・・・」
との問い合わせが冬期になると複数件ある。RH(相対湿度)50%の家で窓があり床下暖房のない2階トイレは戸を閉めてあると温度が数度下がるのでまずトイレに結露が発生する事になる。
建築技術2019年1月号の「Ⅸ.換気の熱回収」において顕熱交換型換気扇と全熱交換型換気扇についての特徴が書かれたページがある。内容はごく一般的なことでもっと深掘りした内容を期待したが・・・。
まず下のブログを見てほしい。
上のブログは今から9年前の2010年に書いた。
高断熱高気密住宅では30年前から冬期間は乾燥しすぎて大変と言われてきた(特に女性が多い)。よって古くからRH(相対湿度)と乾燥感の研究も行われていた。建築技術2019年1月号もその紹介をしている。 続きを読む
その④ではこの本の「Ⅴ.出入り口の明確化」と「Ⅵ.換気に必要な気密性」についての私感。
さてようやくCF(循環ファン)の話になる。
お風呂場に6年前から標準設置されているCF(循環ファン)は所謂換気扇ではない。そもそも日本の風呂場に排気用換気扇は概ね必要無いはず(高断熱高気密住宅)。この2019年建築技術1月号でさえそんな記載はない。・・・Orz
前回のその1では
「それは浅間が勝手に推論したことだろう」
とのご批判も頂くと思うので、以前ご紹介したあの換気マニュアルに記載されている所を引用して説明する。前にも申し上げたとおり換気をまじめに考えると大変複雑であり、住宅の換気の説明本を書こうとすると、著名な換気の研究者である筆者ら※をもってしてもこのくらいの本になる。
2018年9月18日加筆修正 緑字 大事な部分を取り違いをしておりましたので緑字を加筆修正しました。
風が吹くと建物の風上側壁面は動圧が静圧にかわる。一方風下側壁面には静圧のみ加わる。動圧とは風の風速そのものの力であり、静圧とは風速ではなく建物を取り囲む空気の圧力差のこと。無論風が吹けば一般的に室内外にも圧力差は生まれる。
動圧は理解可能だが、静圧となると肌に感じる事もなく目に見えないだけなかなか想像しがたい。 続きを読む
2018年9月11日緑字加筆
ある情報がきっかけで換気についてのガイドブックを購入した。
自立循環型住宅のセミナーで使用した換気のガイドブックである。
しかし中をめくって少々戸惑った・・・。
その5は・・・
科研費「顕熱交換型太陽光集熱システムを用いた基礎断熱床下空間のカビリスク低減手法の構築」という補助金で研究された論文であり昨年このブログでも取り上げたがその続きである。 続きを読む
一昨日のブログで、三条市はフェーン現象で気温が上がるだろう・・・と伝えたが、その次の日に現実となって全国ニュースに取り上げられていた。
昨年名古屋市内に建設された住宅でオーブルデザインが空調設計をさせて頂いた家のオーナさんに、
「竣工後初めて迎えた夏がこんなに尋常でない夏ですが問題なかったでしょうか?」
とメイルしたところ・・・
「その2」では、⑨、⑩の第三種換気について「風上側の予期せぬ大量給気」について言及したが、気の利いた給気口には、流量抑制のフィンなどがついているので、風上側の大量給気のよる冷たい風の影響は少なくなっている。しかし、風下側の給気口の流入現象や逆流などは解決が難しい。とは言っても風には揺らぎがあるので、一日で見れば概ねOKという地域が多い。その2で申し上げたとおり・・・NGと考えられるのが新潟のような冬期の卓越風が安定して強風である地域となる。 続きを読む
その1でお伝えした換気扇の種類で最も単純で安価な方式が⑩である。専門書などはこのような①から⑩の特徴、長所、短所を説明するのであるが、現場実務ではもっと複雑である。ではどんなところが机上設計とちがうかというと・・・先ずはポンチ絵で説明していく。
多くの施工者さんが「緑の家」のCF(循環ファン)の図面を見て取り付け間違うことがある。
それは風の向き・・・。
ちょうど「CF(循環ファン)のこと」に同様のコメントも寄せられたので少し補足説明をしておく。
超高断熱高気密である「緑の家」の換気システムは2種類あり、標準で採用する全熱型個別換気システムはとても単純な換気計画である。
一見普通に見える砂利・・・外構の完成度を上げるために色にも気をつかった・・・。 続きを読む
床下1.4mの中にある「緑の家」の全熱交換型セントラル換気システム。 続きを読む
デシカ2台、床下エアコン2台のこの家・・・。特に床下エアコン2台で床下内を2つに区切った効果はすばらしい・・・。こちらはウォークインクロークの床温です。
ちょっと一般の建て主さんには今回の記事はわかり難いかもしれませんので、スルーして頂ければと思います。
BELS(ベルス)って知ってますか?
多分、ZEH(ゼッチ)認定を取得された方ならわかります。
BELSとは国が行う建物の省エネ性評価です。 続きを読む