「緑の家」には断熱性能がほぼ同じで基礎構造と床下の高さや窓交換が出来るサッシ納まりの違いで7年前からAグレードとBグレードが有りますが、この度連載した実測でその違いもハッキリわかりました。
「 基礎 地盤改良 」一覧
驚き!スラブ中央部から逃げる熱を熱流計で実測。その4 まとめ
そろそろまとめます。学術的な事でなく、実務的なことでのまとめです。
条件は・・・
新潟県の砂丘地及び水はけがよく、建物下に水みちがない土地において
- 基礎断熱のスラブ中央部から熱流量は、スラブ下断熱材無しでも極わずか。
- 基礎内側断熱では、コンクリートが床下の熱を屋外へ運ぶ最大の要因となる。よって床下暖房を行ったスラブ外周部は、スラブ下ではない新たな断熱対策も視野にいれるべき。
です。
驚き!スラブ中央部から逃げる熱を熱流計で実測。その1 地面より外周へ。
昨年夏から温熱測定隊として「前ラボ」から高価な熱流計という測定器をお借りして、スラブの熱移動状態を測っております。
そして昨年夏に、
真夏でも基礎断熱しているべた基礎のスラブから意外ともいえる熱が奪われている事がわかりました。このことで新しい夏の空調として、6月~7月でも床下空間を暖房して、1階の床温度を冬期の25度まで上げる事で快適性を維持して、居住空間を除湿する方法を報告しました。この方法であれば、除湿量を増やしても不快な寒さにならない・・・。新しいオリジナルな空調方式です。
今冬の測定では新しい発見より、従来から国のマニュアルで書かれているのに、その内容を実測もしないで否定的な考えが一人歩きしている・・・スラブ下に断熱材のない地面だけの基礎断熱の中央部分の熱の移動を明らかにします(この測定建物のみ)。
名古屋は晴れ スラブ下断熱材は?
2016年12月29日22時30分加筆
今日も新幹線から投稿します。下の写真のように名古屋は晴れですね。
八事・・・という文字が「ヤゴト」だと当初は読めなくて如何に狭い世の中で生きているのか実感させられました。
名古屋市では有名なところなのですね。
超高断熱の長潟の家 基礎養生
画像の上の時間表示はIphoneのプリントスクリーン時の時間。撮影時は朝8時ごろ。
多分後ろの家の窓面より高いコンクリート型枠の温度にはびっくり)。
いきなりですが・・・こちらは基礎にコンクリートを打ち込んだ2日後3日後の外気温0度の朝に撮影した熱画像です。この3日間外気は温度は3度から-1度の間でした。
建物の要・・・基礎の構造
施工は仲村建設さん。良い職人さんを使っているようだ。
長潟の家の基礎配筋チェックに行ってきました。基礎はなんといっても家の要で、ここが弱かったら耐久性なんて・・・語れません。基礎にこそ拘る・・・これが耐久性構造で一番重要な事です。
基礎工事 SSプラン標準のダブル配筋
下に見えるグレーなところが捨てコン50mm。そこから70mm離して鉄筋を配置。無論構造計算もこの寸法条件としている。
はい、主筋である下端鉄筋の被り厚70mm・・・普通の基礎工事はこの被り厚が法定ギリギリの60mmですが、SSプラン標準仕様ではRC建築で標準の70mmを指定します。巷で行われる基礎の二ランク上の基礎計画です。
大収穫・・・と基礎貫通配管(スリーブ)
今の季節・・・基礎にはやさしい・・・
一応プール状に水を溜めてしっかり養生する。天端も3日後目までは水を流し放しで冠水養生。
柏崎市の長浜町の家の基礎工事が概ね終了しました。
この季節は雨が降るので、基礎にはやさしい養生期間となりやすく、真夏の基礎工事より工事監理もラクです。
やばい基礎 日之出町の家
土台は米ヒバ集成。ヒノキ集成材が無くなったのでこちらをチョイス。
「やばい」・・・というのは最近は褒め言葉らしいです(by娘の会話から)。
つまり題名は「やばいくらい綺麗な基礎」となり、「凄く綺麗な基礎」という意味です。
先回もお伝えした日之出町の家基礎は大変良くできております。通り芯も精度がよく、狙った中心に土台を設置する事ができました(3月2日)。
その解説の前に・・・
この土台施工時は小雨あがり。新潟県で12月~3月に晴れが2~3日続くことは無いので、小雨降りの施工も許容しなければ、冬に建物が建たないことになります。
構造が一番 真冬の高基礎養生終わり
良い色になっている日ノ出町の家基礎。既に3週間経過しており氷点下でも心配なし。高いので人通口部分にしっかり梁が取れるのが特徴。
現在施工中の旧Q値で0.8w/m2K相当の日ノ出町の家の基礎工事がほぼ終わりました。
何時も「緑の家」は運が良いと思います。3週間前のコンクリート打込み時は、寒いといっても、最近ほど氷点下が連続するする寒さではなく、暖気と寒気が混じって平均外気温が2度を超えていたと思いますが、最近はずーと氷点下。この時期にコンクリートを打っていたら、暖房機による養生も検討しなければならなかったでしょう。
日ノ出町の家 真冬の基礎コンクリート
昨日しかない!といわんばかりの薄曇りの天候・・・これを逃せば2週間は先送りではないかという雪マークの続く新潟県中越地方・・・意を決して
日之出町の基礎のコンクリートが打ち込まれました。
続・続・衝撃の提言 フラットスラブのべた基礎
基礎コンから床下への水分放出量を推測する。
「新築時に基礎コンクリートから床下に放出される湿気は相当大きいですが、対策はしてありますか?」
と言うような質問を受け、
「最大20L/日除湿できるエアコンが床下用なので大丈夫です」
と伝えたところ
「20L/日の除湿量では全く足りないです」
と言われました。
荒町2丁目の家 基礎打込み
気温は今が一番高いけれど穂が少しだけ黄色くなってきた秋の始まり・・・
そんな今日は基礎工事のクライマックス・・・コンクリート流し込むみ真っ最中・・・。
しかも立ち上がりとスラブを一緒に打ち込む「一発打込み」です。これは10年以上オーブルデザインの標準施工です。
基礎工事 「緑の家」の基礎コンクリート
小新ゼロエネの家 配筋検査
超高断熱住宅の家~ 根切り・・・
もう設計と施工が兼用では難しいかも・・・①
ネット・ゼロ・エネルギー版「緑の家」の基礎工事
ダブル配筋によるべた基礎。下端筋のかぶりは士会推奨の7cm。
27日と29日の2日間、東新町の家の配筋検査に行きました。
この東新町の家は今期の最高の補助金(つまりよい家に国が支援する)ネットゼロエネの交付予定で、「緑の家」では最高ランクの仕様です。ネットゼロエネとは、住宅内で使う主なエネルギー(一次エネルギー)と太陽光発電などで造るエネルギーが0以下(造り出されるエネルギーが10%くらい多い)家で、最近よく広告される使う電気代と造り出される電気代が0になるというレベルではなく、その2つくらい上のレベルの住宅です。
恵みの雨・・・でも現場はたいへん
昨日新潟市は何回かのゲリラ豪雨に見舞われました。乾いた大地には恵みの雨ですが、現場や帰宅中の生徒・学生はずぶ濡れ・・・。痛々しい場面です。
下越エリアで基礎が高い家は「緑の家」 オンリーワン会社か?
緑に囲まれた素敵な所 秋葉の家
先日、秋葉の家のやり方確認、レベル最終確認を行って来ました。
普通の住宅ですが、この杭の高さ・・・普通に売っている住宅の規格やり方ぐいでは長さが足りないのでわざわざ長い杭を使います。これは「緑の家」の基礎が普通の2倍強の高さがあるからです。
自慢の基礎だから・・・しっかり監理・・・自然素材で超高断熱住宅
手間の鉄筋ピッチ18cmに比べ奥の鉄筋ピッチは9cm・・・。「緑の家」の基礎は頑強な事が取り柄。
現在新潟市の東区で着工している「緑の家」の基礎風景・・・。
何時もながら基礎の背が高く、ベース筋が平らという特徴だから直ぐに「緑の家」わかりますね。