「 「緑の家」の重点仕様 」一覧

雪と新潟空港

明日、堺の家の地鎮祭が執り行われるので、今日新潟空港から伊丹に向かう。昨夜からの降雪が10㎝なので欠航にならないか心配しながら事務所を6時に出発。フライトは8時40分なので7時30分に出れば普通は間に合うのだが、何しろ雪のための渋滞は読めないので、2時間30分前に出ることになった。 続きを読む







屋根の劣化はなぜ起きる
 国総研資料から 防水シートが大事!

以前のブログでも何回か説明しましたが、屋根の防水性は一重に防水シートで保たれております。特に瓦屋根は風速15mを超える風雨になると結構な量で瓦の裏側に水が回ってしまいますから、防水シートがない場合は漏水します。その特性も↓のように報告されております。 続きを読む


ZEHの太陽光発電パネルのリスク
 国総研資料から 片流れにはしない!

大量の太陽光発電パネルが急激に設置され始めた2010年以降、住宅の屋根に「片流れ」形状が増えました。しかし大量に太陽光発電パネル(ソーラーパネル)がその片流れ屋根に設置された場合、新たな障害を引き起こすことが報告されております。

続きを読む


「無難」な愛される家を目指す「緑の家」⑦ 家の形 その2

その1では・・・

「緑の家」が1000年前から変わらない木を外壁に使う以上、多分一番無難な形はここにあり、なぜ・・・A.屋根を三角形にして、B.屋根を外壁から外へ延ばしすのか・・・。

その1では、Bの説明をしましたが、その2ではAの「屋根を三角形にして」のことをお伝えします。

続きを読む




温熱環境測り隊 報告 まとめ 新たな気づき

私の温熱測り隊の測定目的が、

「夏に通風した家と空調だけの家の環境違い」

「夏の空調」

でした。つまり夏の事がもっと知りたかったので喜んで測り隊に参加させてもらうことにしました。そして提言11「家の性能は下がるので24時間空調をする」でした。↓

提言12・・・家の性能は下がるので24時間除湿する
予想はしておりましたがはっきりと数値ででると・・・。 ここから過去11個の提言をしてきましたが12個目の提...

続きを読む


パッシブな暖房で考える伊達の家 5 外壁

昨日中途半端にこの記事がアップされていたようで・・・申し訳ありません。

 

40年経過したALCの外壁。メンテナンスは7年前に一度塗り直したのみ。

 

ここで紹介したとおり伊達の家では外壁にALCパネルを使用します。

ALCってなに?

と思われる方が同業者さん以外では多いと思います。 続きを読む



床下の危険性・・・素直に認めたい。

床下は時限爆弾、最後は不衛生になる

dscf1740

清潔さが一目でわかる高基礎。ユニットバス下の配管までキッチリ見える。

基礎断熱している設計者は・・・

「方針転換」とか「過去は誤解をしていた」

とはっきり言って、

「緑の家」20年間標準仕様である高基礎と同じ、全てが目視できる「高い基礎」にすれば解決すると思います。

「え・・・何のこと?」 続きを読む



「無難」な愛される家を目指す「緑の家」④ 外壁その2

建て替えの解体前に調査した時に写したもの。

木の外壁が最も無難だと確信したのがこの家でした。

築50年以上・・・、
一度も木の外壁を取り替えることもなく半世紀もそのまま耐えた家です。
そして衝撃を受けたのが、西と南の木の傷みがまるっきり違っていたのを目の当りにした時です。

続きを読む


「無難」な愛される家を目指す「緑の家」③ 外壁その1

「石山の家」築8年の時の木の外壁。

雨の多い地域日本での 外観の「無難」さは殆ど屋根形状や素材できまります。そして脇役は外壁です。

外壁で無難な素材の一番は・・・

1.木材(主に杉などの針葉樹)

でしょう。

なんと言っても新築時よりも新築後10年経た時に味わいの出る素材は現実的コストを考えるとこれが唯一無二です。

続きを読む


「無難」な愛される家を目指す「緑の家」②

「無難」な愛される家を目指す「緑の家」その①では屋根の形状について少し話をしました。
その②では屋根の素材を考えたいと思います。

・・・無難な材料の第一はガルバニュームとなります。

そしてファイバーシングル・・・積雪地方でなければ次に瓦となります。

続きを読む


「無難」な愛される家を目指す「緑の家」①

無難・・・

意味を調べると

欠点がないこと、とりたてて非難すべき点もないが、さしてすぐれてもいないこと。危険の無いこと。また間違いのないこと」

とあります。

これって・・・凄い良いことではありませんか。
取り立てて優れていなくとも、間違いないとか欠点がない事はそれだけで優れている事だと私は思います。

よって・・・これからは無難な「緑の家」と呼び、さらに無難を極め愛される家を目指します。

続きを読む



提言10 通風はカビの危険増(新潟の基礎断熱の欠点)

2016年08月 緑字相対湿度を修正しました。

今まで9個の提言をしてきました。これで10個目・・・

提言10 通風はカビの危険増(新潟の基礎断熱の欠点)

この提言は勇気が必要です。ご批判もあるでしょうがあえて提言します。

新潟県において基礎断熱をした場合ある欠点があります。その代表例をHPに記載してありますが、その他付け加える重要な事を忘れておりました。よく言われる常識を逸脱するような事なので提言10とします。

普通は梅雨から夏季は家の中でカビが生えないように通風をしなさい・・・といわれておりますが、新潟県の「緑の家」では

「夏季の通風は基礎断熱内のカビの危険増」

です。

続きを読む


合理的な「緑の家」考え その2

今朝メイルをみると

「丹下健三氏の設計による香川県立体育館が50年の幕を閉じました。」

とありました。この香川県立体育館は私が学生の頃に知り、その造形に感動した事を思い出しました。この設計者丹下健三氏は、東京都庁を設計したことで日本国中の人が一度は聞いたことがあると思います。それほど著名な設計者が造った代表建築が耐震補強が経済的に合わない・・・そのため50年で幕を閉じるというこの短命さ・・・。住宅の方が50年以上使われているといわれそうですが、この建物は不特定多数の命をあずかる事が住宅とは全く違いますから比較は出来ません。

続きを読む


提言⑨ 超高断熱の家にはドレーキップ窓が基本

2014年7月23日緑字加筆修正

オーブルデザインの「緑の家」では今まで⑧つ提言をしてきました。これで⑨個目の提言です。

「超高断熱の家にはドレーキップ窓が基本」

2階の全ての窓がドレーキップ

こちらは3年前に計画されているある「緑の家」の2階のプランです。

青く囲ってあるところが窓部分ですが、この窓全て「ドレーキップ」という形式の窓で、巷に多い引き違い窓ではありません。

続きを読む





「て・こあ」から学ぶ事② 設計者(技術者)としての心構え

「て・こあ」から学ぶ事①の続きのつもりでしたが、少し「て・こあ」に惹かれる理由(心構え)に触れてから続きを書きます。

「て・こあ」の長さ7.5mを超える玄関土間。現在これほど中と外のつながりが大きい家はすくない。

昨日も「て・こあ」の記事を載せました。今年一年間はこの「て・こあ」の記事が多いと思われている方・・・

そのとおりです。

しかしそれには理由があります。

続きを読む


「て・こあ」から学ぶ事 ①

2013年11月にリノベーションというカテゴリーから「「緑の家」重点仕様」に変えました。以前の「て・こあ」の記事はリノベーションのカテゴリーへどうぞ。

この写真からスタートする意味は・・・

このブログの記事数・・・1418、コメント数667

コメントにも有意義な情報がありますから

合計2085題の内容が詰め込まれたこのブログ・・・

訪れて頂いた人はこの中の記事をどれだけ目にしてくださるのでしょうか?

ブログ=日記ですから、オーブルデザインの日常で、

私どもが何を考え、どのような家を社会に提供してきたかが記録されたものです。

その区切り区切りで何回かは重要な提言(自分自身に対し)を行っておりますが、

今回も1年前に偶然「て・こあ」と出会い、その魅力に引きこまれ

影響を受け何か「緑の家」が学べる事が無いかと自問してきました。

そのまとめを行いたいと思います。

続きを読む


変わらない基本コンセプト

14年前の窓とは思えないアンダーセンの断熱木製小窓。それを組み合わせ大きな窓を造る。梁に埋め込まれた照明が美しい。

先日の日曜日に2つの打ち合わせがありました。

その会話の中で、「緑の家は15年間殆ど変わっていない。だからこそ逆に胸を張れる・・・。」
と手前味噌的な思考を説明しました(笑)。その時に14年前に設計したU邸の写真が出てきて、ふと手が止まりました。

続きを読む


「緑の家」の大事な事 築20年経た時

さて

これからは超高断熱でないと・・・と改めて思い知らされます。

先日、12年以上前に当事務所の「緑の家」を造られたところへ伺う事も出てきました。この時大体言われる事が「更に断熱性を高める事が簡単にできないか?」なのです。

当時の緑の家は今のSプラン家の仕様とほぼ変わりません。違うのは樹脂サッシがアルミと樹脂の複合サッシというものでしょうか?Q値は2.0程度です。つまり今現在の大手ハウスメーカーの建てる家(主流はQ値2.4~2.1)よりまだ上の断熱性能なのですが、それでも暖房費が高く感じられるようになって来ました。

続きを読む





なぜオーブルデザインの「緑の家」は、横張下見板(ベベル)を標準とするのか?

オーブルデザインの「緑の家」は、この米杉横張り下見板(ベベルサイディング)をよく使いますし、一押しの外壁材です。

皆さんもどこかで見たことのあるこの外壁材・・・。

そうですね、戦前、戦後の古い木造の学校で使われていたことを覚えている人も多いでしょう。なぜそんな古くからつかわれているのでしょうか?

続きを読む


「緑の家」の家重点事項  ①基礎の高さ

2013年10月緑字加筆

床が見えなくなるほど断熱材の山となる室内の断熱材仮置き

超高断熱(Q値0.99w/m2k以下)を勧めているオーブルデザインですが、実はそれだけで良い家はできません。家の期待寿命は50年以上・・・と考えている人が多いでしょう。だからオーブルデザインでは、メンテナンス性と耐震性の裏付けを大事にします。

オーブルデザインが大事にする事は。簡単に羅列しただけでも実に⑭項目もあり、超高断熱や自然素材重視はその3つの項目に過ぎません。いかにバランスよく家を計画するかが大事ですね。

続きを読む


1 2 3 4