まずは上の図をクリックして日本とドイツの紫外線の量の違いを理解。
続きを読む「 超高断熱、無暖房、パッシブ、Q1、気密 」一覧
またまた定番の玄関戸が廃番と20%の値上がり⁉
8月の下旬に突然一枚のはがきが来て郵便料金が変わるとのお知らせ・・・。
続きを読む完成時の気密測定が基本。完成気密C値0.2と予想どおり。
2024.09.27 緑字加筆修正追加
JISA2201:2017の建物条件2で規定された方法で中間気密測定をして先回はαAが18㎝2だったのが今回の完成気密測定(建物条件2)では45㎝2と27㎝2増えている。これは全く予想どおりで本所リバーサイドの家の完成気密はC値0.2㎝2/m2となった。
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「緑の家」の窓について 3
「真」南以外ならメイン窓の方位は北がよい
私は設計を業としてからこの35年で数か所の一軒家で暮らした。この「暮らす」とのことが大事で、一日体験したとか、データを取っただけではわからないことが沢山ある。今回の3ではご批判もあり賛否両論あると思うが、私の窓に対するスタンスは省エネより窓先景観を優先するのである。
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「緑の家」の窓について 2
標準ガラスは全て遮熱型(新潟以南)
丁度一年前に、上のブログを書いた。この反響は大きくこちらのブログを読まれた建て主さんは全員紫外線カットを最も重要視された。
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「緑の家」の窓について 1
ドレーキップ型(内開き)を10年以上使い続ける理由。
「緑の家」の窓の9割以上はドレーキップ型(内開き)となる。ドレーキップ型がどうしても使えないときに引き違い等となる。下は10年前の2014年に提言として書いたブログ。
続きを読む2024年建築学会 学術講演梗概集から 5 軒裏換気口ありの無難性
こちらは実務的な内容ですぐにでも参考になる報告である。建て主さん(エンドユーザーさん)には軒裏換気口や通気層、屋根通気層の話は難しいかもしれないが、耐久性にかかわるこの部位は関係者ならとても興味がわく話題である。
続きを読む2024年建築学会 学術講演梗概集から 4 夏季露点の変化
先ほどダイキンさんのエアコンの設定温度のことを挙げたが、やはり湿度を無視した冷房室温28度(設定でも室温でもよいが)との指標では現在の露点が上昇している気候条件ではだめだろうという論文を紹介する。
今回の紹介は論文というより統計した情報提供と受け取れる梗概である。
続きを読む2024年建築学会 学術講演梗概集から 3 番外2023年の選抜梗概から 夏型結露
昨日、一昨日とここの研究室での内容にハマったといったが、その最もハマった論文がこちらである。よって2023年と昨年の梗概集からであるがご紹介したいと思う。きっとカビ、リノベーションに興味がある人はハマると思う。
続きを読む高気密住宅と低気密住宅の湿気の入り込み調査
2024.08.08.7時14分緑色グラフ差し替え修正
今年も梅雨が明ける前の気になる調査した内容を案内する。
拙宅で現在空き家になっている寺泊の家と同じく人が住んでいないotomo vie centの離れで家の湿気の入り込み具合を調査した。
まず両家の位置関係を上のグーグルマップで示すと寺泊(高気密住宅)とotomo vie cent(低気密住宅)は直線で7㎞弱。寺泊は海から30m程度でotomo vie centは海から1500mとなっている。
アルミ既製品庇と現場制作庇
2024.08.01緑字加筆修正
先日本所リバーサイドの家に足場外し前の検査で伺った。「緑の家」の外観といえば高基礎の他に庇と簾で象徴されるように庇が標準であるが、近年ガルバニュームの価格があがりまた板金加工全般が高い。そのコストダウンができないかと思って昨年アルミ既製品庇の価格を調査すると、現場制作とトントンか安いと思って本所リバーサイドでは指定した。確かにシャープで良い感じである・・・
続きを読む10年以上超高断熱高気密住宅に住んだオーナー談。その3 引き違いは経年劣化で風が漏れる
今から13年前の2011年設計の↑の家から「緑の家」はドレーキップ窓の良さに目覚めた。
続きを読む10年以上超高断熱高気密住宅に住んだオーナー談。その1 ウッドデッキは腐らない
先日10年メンテナンスに伺って、今日追加調査に伺った「緑の家」でのオーナーさんとの会話。
「ご近所さんでうちよりも後に作ったウッドデッキが腐ったので取り壊している家があるが、うちのウッドデッキは腐らないでよかった」
と伺った。
続きを読む透湿防水シートの結論と配筋検査
先日本所リバーサイドの基礎の配筋検査に伺った。いつもの「緑の家」のフラットべた基礎でとてもシンプルな配筋であるため、よほどのことがなければ短時間で検査は終わる(概ね1時間)。
続きを読む最新の環境系査読論文のご紹介
建築環境系の査読論文の紹介である。今回は上のとおり高断熱住宅で子育て、女性の健康影響というキーワードが目に飛び込む。発表者はこの分野の第一人者である伊香賀先生のグループである。
続きを読む土台は集成材
「緑の家」では設立当初から土台は集成材である。当初は米ヒバだったが、近年はヒノキの集成材である。この変移はこちらの2016年のブログにあるが、簡単に述べると土台への柱と座金をめり込みが原因である。これを聞いてわからない人は木造の構造を知らないと思っても良いほど基本中の強度の事。
続きを読む22年経過の木製玄関戸とヒノキの床
22年ほど経過した北欧製の木製高断熱玄関戸の現在である。「緑の家」が当初からずっと使い続けている高断熱製の玄関戸である。使用する方位などで痛みは違うが、こちらはとても良い具合で経過している。手入れは初期以外はまったくしていないそうである。
続きを読む改め・・・透湿防水シートの選定
まず単語の統一から。以前は防風透湿防水シートと呼んでいたが、JIS規格の呼び名に合わせて防風透湿防水シート→透湿防止シートとする。GWに接して使う場合は防風性が大変重要だけれども、「緑の家」みたいに樹脂製板状の断熱材の場合は、防風性の必要は無いので、今後は透湿防水シートとする。
続きを読む長期優良住宅に電線の規定がないことの疑問と対策
電気配線は住宅建築ではほぼ100%必要な設備で、この室内配線はVVFというケーブルで施設されることが99%。しかし随分前から言われているが、このVVFケーブルの設計上の耐用年数は屋内の標準使用で20年から30年とのこと。30年経つと、シースケースの劣化で絶縁が低下し、最悪火災の原因になる。
続きを読む2023年建築学会梗概集からの 論文⑤ 床下暖房その2
さて床下暖房の続きでその2である。
続きを読む2023年建築学会梗概集からの 論文④ 床下暖房その1
選抜梗概となる論文。筆者は床下暖房と全館空調の実測では第一人者となる井口先生らである。
続きを読む松浜ヒルサイドの家 気密工事
屋根の上にカマキリ・・・秋まっただ中でお腹を見るともうお母さんではないようである。
続きを読むⅤ地区新潟以南の超高断熱住宅は全て遮熱ガラスがよいかも その3 今だから出来る事
その3は補足説明である。ようやく秋の気配となったこの頃。こんな時だからこれから新築を計画している人は試してほしいことがある。
続きを読むポリエチレンフィルムによる超高気密は夏にこそ本領発揮
「緑の家」では1997年から26年間、上のポリエチレンフィルム0.2mmで超高気密住宅を設計している。そしてこれは今後も変わらないと強く思う。この理由はこの6月~9月のブログで度々お伝えしているが、久々に心が震えたので何度も載せる意義はある。
続きを読むⅤ地区新潟以南の超高断熱住宅は全て遮熱ガラスがよいかも その2 女性に優しく
先回の続きである。私のポリシーは住宅の定説を疑って考えることであるため、10年前の提言である風呂CFと同様に、省エネを推奨する方面の方々から猛反発されそうな内容である今回の話題・・・何故遮熱ガラスが良いのか・・・の理由の2番目である。
続きを読む「緑の家」は北窓が大好き!
「超高断熱高気密でその性能を実感し住まうと、室内への直達日射は実は邪魔なのである。」
続きを読むⅤ地区新潟以南の超高断熱住宅は全て遮熱ガラスがよいかも その1
超高断熱高気密住宅は、冬期お日様を室内にできる限り呼び込み無暖房住宅にすることが一つのステイタスのように言われている。しかしそれは周囲景観に恵まれている家では本当にそうなのだろうか?・・・とまたエコ派から反感をかいそうなつぶやきである。
続きを読む厚物合板の屋根の耐久性は大丈夫か?続編
厚物(24mm以上)の合板を屋根に又は桁上に使う時の手引きとしては一度はよまれた方は多いとおもう。私はつい最近読んだが嗚呼やっぱり記載があるか・・・と改めて感じている。
続きを読む「カビが家の寿命を決める」の仮説(2015年)からもう8年経過
オーブルデザインが2015年に発表した「カビが家の寿命を決める」からもう8年。当時その仮説の結果は20年後にわかると言っていたが、8年後の今、世の中はどうなっているのか。
続きを読む空調(エアコン)温度は好みで自由。
昨日は再び寺泊の土運び。定休日の今日は朝と夕方仕事。業務が多忙すぎて2日も休むことはできない。基本設計は無論、実施設計と工事監理と目が回りそうである。でもブログ書きは趣味なのでなんとか週3回以上はアップしたい。
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緑色の家でのこと その1
緑色のガラス越し
昨日の日曜日仕事を終えてから寺泊の旧自宅(現海の家)に向かった。外気温は32度と猛暑の中、西日が強烈に差し込む家族の間の様子を見に行った。
続きを読む高気密高断熱住宅(拙宅)の31年目の樹脂サッシの取り替え その8 番外編2 苦労
今回の劣化した樹脂サッシを取り替えるのに苦労したのは何時工事をやるかであった。この取り替え話は既に7年前から出ていたが、住んでいて本当に出来るのかが踏み切れない理由であった。
続きを読む高気密高断熱住宅(拙宅)の31年目の樹脂サッシの取り替え その7 番外編 たかがガラスされどガラス
その7では何時ように番外編として本題から外れているが、「気になったこと」をお伝えしたい。
続きを読む高気密高断熱住宅(拙宅)の31年目の樹脂サッシの取り替え その5 雨仕舞いの失敗
写真は拙宅のコーナーサッシの隅柱である。雨漏りで腐朽したうえに白アリ被害もあるちょっと悲しい感じの出隅柱。
高気密高断熱住宅(拙宅)の31年目の樹脂サッシの取り替え その4 希少なサンプル回収
先週、透湿防風防水シートの品質を調査しているIさんに、築31年目を経たサッシ交換のため外壁はがし見学をお声がけしたところ、サンプルを持ち帰って調査するとのこと。さすがは最大手の透湿防風防水シートメーカさんである。
続きを読む高気密高断熱住宅(拙宅)の31年目の樹脂サッシの取り替え その3 気密シートで全く問題なし
築32年の高断熱高気密住宅を解体して得た結論は・・・
「一般的なポリエチレンフィルム0.2mmによる気密シートもタイベック等の透湿防風防水シートも正しく使えば、冬型、夏型内部結露も特に問題ない」
ということ。特に夏型結露に対し正しく設計・施工していれば海岸部での西日と雨漏れがあった拙宅ような悪環境でも壁内が腐ったりカビたりすることはない。
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